25 / 94
第24話 ゴールドの真意
しおりを挟む
「はっ、テメェがあんまりに使えねえから俺なりに対処しただけだろうが。なぁにがボスの右腕だ、笑わせんなよなぁ」
そう言いながら大鎌の刃先をゴールドに向け、ライズは続ける。
「そっちの大剣野郎もわかったか? こいつの命が惜しけりゃ大人しくしやがれ。ったくクリアと言い、この小僧といいこぞって使えねえ。小僧がルーツの場所を知ってるか持ってきてればとっとと終わってたのによ」
やれやれと首に手を当ててコキコキと鳴らすライズの言葉に、レッドは素直に武器を下ろして構えを解いた。
「ライズさん!」
もはや、クリアの言葉に聞く耳を持たないライズにこの叫びは意味をなさず。
ライズはレッドを仕留めるべく、大技の術式の構えを取る。
それは、大鎌に雷でできた巨大な刃を纏わせ振るうライズが編み出した必殺級の術式を使う為の溜めの構えだ。
溜めた雷のエレメントの量で威力を調整できる、ライズを幹部一の攻撃力と言わしめる術式。
即座に振るうこともできる故、溜めている今もゴールドはその場から逃げる事はできない。
更に、先程吸収していたゴールドのエレメントも上乗せされて、今まで見た中で最大級の威力で術式が振るわれるであろう事をクリアは察した。
——これで、終わりだ。
もう、それでいいじゃないかとクリアは思った。
レッドとグリーンをライズが仕留め、ルーツを三つ回収する事ができる。
ボスは喜ぶし、着実にクリアの使命と『ディールーツ』の目的達成に近付くのだ。
クリアがそう諦めた時だった——。
「来いよ、ライズ。どんな卑怯な手を使われたって、俺はそう簡単にはくたばらないぜ」
両手を広げたレッドが、にっと笑いながら言いのけたのだ。
——この人は、本当に。
そんなレッドの姿が目に入った時、クリアは胸に何かが込み上げてくる感覚を覚えた。
対して、ライズはレッドの態度が気に入らなかったのか。
「ならとっととくたばれや『所有者』ども! 【雷撃の大鎌】‼︎」
この場全てを薙ぎ払う様に、一撃を放った——。
それは、一撃で森の木々ごと全てを薙ぎ払い地形を変える程の威力だった。
……振り切る事が、できていれば。
——そう、【雷撃の大鎌】がレッドの元に届くことは無かった。
「…………はぁ⁉︎」
ワンテンポ遅れて反応したライズが見たのは、術式で纏った雷の刃を片手で受け止めていたゴールドの姿だった。
……いったい、その場の誰が予想できただろうか。
先程まで全くライズに歯が立たなかった彼が、この窮地を救うなどと。
「勝った、と思ったか? バーカ」
ライズにべーっと舌を出して笑みを向けるゴールドは、先程までの恐怖に怯えて無力感を出していた雰囲気を微塵も感じられなかった。
「まずはレッドさんとグリーンさん、まじで悪かったっス! 弱いフリして言うこと聞いときゃとりあえず村の皆の場所ぐらいは聞き出せるかなと思ってたんスけど、こいつ全然口を割らなくって。そのせいでアンタ達を無駄に傷付ける事になっちまったっス。まあ、グリーンさんも一芝居打ったみたいっスけど」
レッドの方に視線を送りながらも余裕そうにライズの一撃を受け止め続けるゴールドの言葉にグリーンが飛ばされた場所にクリアが目を向ければ、グリーンは笑みを浮かべながら立ち上がった。
「ふっ、流石に俺達を出し抜いただけの事はあるな。バレていたか」
どうやら、グリーンも期を伺うために吹き飛ばされたフリをして身を隠してたらしい。
「レッドさんは、わかってたんですか……?」
クリアが思わず聞けば、レッドは爽やかな笑顔で頷いて返してきた。
「あの程度じゃ、もう俺らはやられないぜ。何か考えがあると思って名前を叫んだんだ」
この三人はどこからそこまで考えてたんだろうか、とクリアは呆気に取られた。
もちろん、ゴールドがライズの一撃を止めるとは誰も思って無かっただろうが。
「というか小僧テメェ、それって——」
「ああ、これっスか? アンタらが必死こいて探してた雷のルーツっスよ。いや、この状態だとエレメンタルアームズって言うんだったっけか?」
ライズの攻撃を防いでいるのは、よく見れば五重に重なっている雷を纏った黄金のリングだった。
「つまり、最初からオレを騙してたって事かよ……クソがぁ!」
ライズは怒りを露わにしながら大鎌を振り抜こうとするが、エレメンタルアームズに阻まれた雷の刃はびくともしない。
それどころか、徐々に小さくなっていってる様に見える。
「忘れたんスか? 雷属性同士の戦いはキャスティング能力が高い方が勝つ。常識っスよね」
言い終わるかどうかでついにライズの大鎌に纏っていた雷は全てゴールドに吸われたようで、失われていた。
それは、完全にライズよりもゴールドの方が雷属性の使い手として格上である事を表していた。
「馬鹿な……『ディールーツ』の幹部の一人であるこのオレがこんな小僧に完全に劣っているだと……!」
ライズが激しく動揺しているのは見て分かるほどだった。
「ありえねぇ……ありえねぇ!」
しかし、動揺しながらもライズはゴールドに向かって大鎌を振るう。
大鎌を振るう速度からして、雷のエレメントで身体強化をしているのだろう。
まさに閃光と呼べる速度で幾度となく大鎌を振り回す。
が、ゴールドは全て読み切っているかの如く躱してみせた。
もはや、ここまでの攻防を見れば、どちらが勝つかなど火を見るより明らかだった。
「くそっ、くそがぁ! テメェ村の奴らがどうなってもいいのかよ⁉︎」
敗戦が濃厚になったライズは、最後の切札なのであろう村人達の存在を盾にしてゴールドに揺さぶりをかけようとした。
しかし、その一言は逆にゴールドの心に火をつけたようで。
「どうせ無事に帰す気なんて更々ねえ癖に……ざっけんなぁ‼︎」
——瞬間。
ゴールドは目で追えない速さでライズと距離を取り。
五つのリングをライズに向けて等間隔で空中に浮遊させ、叫んだ。
「喰らえよ! 【黄金雷電砲撃】‼︎」
ゴールドが殺意を込めて放った雷撃は次々と五つの黄金のリングを通過する度にその威力を増幅し、凄まじい威力となってライズへと向かっていった——。
そう言いながら大鎌の刃先をゴールドに向け、ライズは続ける。
「そっちの大剣野郎もわかったか? こいつの命が惜しけりゃ大人しくしやがれ。ったくクリアと言い、この小僧といいこぞって使えねえ。小僧がルーツの場所を知ってるか持ってきてればとっとと終わってたのによ」
やれやれと首に手を当ててコキコキと鳴らすライズの言葉に、レッドは素直に武器を下ろして構えを解いた。
「ライズさん!」
もはや、クリアの言葉に聞く耳を持たないライズにこの叫びは意味をなさず。
ライズはレッドを仕留めるべく、大技の術式の構えを取る。
それは、大鎌に雷でできた巨大な刃を纏わせ振るうライズが編み出した必殺級の術式を使う為の溜めの構えだ。
溜めた雷のエレメントの量で威力を調整できる、ライズを幹部一の攻撃力と言わしめる術式。
即座に振るうこともできる故、溜めている今もゴールドはその場から逃げる事はできない。
更に、先程吸収していたゴールドのエレメントも上乗せされて、今まで見た中で最大級の威力で術式が振るわれるであろう事をクリアは察した。
——これで、終わりだ。
もう、それでいいじゃないかとクリアは思った。
レッドとグリーンをライズが仕留め、ルーツを三つ回収する事ができる。
ボスは喜ぶし、着実にクリアの使命と『ディールーツ』の目的達成に近付くのだ。
クリアがそう諦めた時だった——。
「来いよ、ライズ。どんな卑怯な手を使われたって、俺はそう簡単にはくたばらないぜ」
両手を広げたレッドが、にっと笑いながら言いのけたのだ。
——この人は、本当に。
そんなレッドの姿が目に入った時、クリアは胸に何かが込み上げてくる感覚を覚えた。
対して、ライズはレッドの態度が気に入らなかったのか。
「ならとっととくたばれや『所有者』ども! 【雷撃の大鎌】‼︎」
この場全てを薙ぎ払う様に、一撃を放った——。
それは、一撃で森の木々ごと全てを薙ぎ払い地形を変える程の威力だった。
……振り切る事が、できていれば。
——そう、【雷撃の大鎌】がレッドの元に届くことは無かった。
「…………はぁ⁉︎」
ワンテンポ遅れて反応したライズが見たのは、術式で纏った雷の刃を片手で受け止めていたゴールドの姿だった。
……いったい、その場の誰が予想できただろうか。
先程まで全くライズに歯が立たなかった彼が、この窮地を救うなどと。
「勝った、と思ったか? バーカ」
ライズにべーっと舌を出して笑みを向けるゴールドは、先程までの恐怖に怯えて無力感を出していた雰囲気を微塵も感じられなかった。
「まずはレッドさんとグリーンさん、まじで悪かったっス! 弱いフリして言うこと聞いときゃとりあえず村の皆の場所ぐらいは聞き出せるかなと思ってたんスけど、こいつ全然口を割らなくって。そのせいでアンタ達を無駄に傷付ける事になっちまったっス。まあ、グリーンさんも一芝居打ったみたいっスけど」
レッドの方に視線を送りながらも余裕そうにライズの一撃を受け止め続けるゴールドの言葉にグリーンが飛ばされた場所にクリアが目を向ければ、グリーンは笑みを浮かべながら立ち上がった。
「ふっ、流石に俺達を出し抜いただけの事はあるな。バレていたか」
どうやら、グリーンも期を伺うために吹き飛ばされたフリをして身を隠してたらしい。
「レッドさんは、わかってたんですか……?」
クリアが思わず聞けば、レッドは爽やかな笑顔で頷いて返してきた。
「あの程度じゃ、もう俺らはやられないぜ。何か考えがあると思って名前を叫んだんだ」
この三人はどこからそこまで考えてたんだろうか、とクリアは呆気に取られた。
もちろん、ゴールドがライズの一撃を止めるとは誰も思って無かっただろうが。
「というか小僧テメェ、それって——」
「ああ、これっスか? アンタらが必死こいて探してた雷のルーツっスよ。いや、この状態だとエレメンタルアームズって言うんだったっけか?」
ライズの攻撃を防いでいるのは、よく見れば五重に重なっている雷を纏った黄金のリングだった。
「つまり、最初からオレを騙してたって事かよ……クソがぁ!」
ライズは怒りを露わにしながら大鎌を振り抜こうとするが、エレメンタルアームズに阻まれた雷の刃はびくともしない。
それどころか、徐々に小さくなっていってる様に見える。
「忘れたんスか? 雷属性同士の戦いはキャスティング能力が高い方が勝つ。常識っスよね」
言い終わるかどうかでついにライズの大鎌に纏っていた雷は全てゴールドに吸われたようで、失われていた。
それは、完全にライズよりもゴールドの方が雷属性の使い手として格上である事を表していた。
「馬鹿な……『ディールーツ』の幹部の一人であるこのオレがこんな小僧に完全に劣っているだと……!」
ライズが激しく動揺しているのは見て分かるほどだった。
「ありえねぇ……ありえねぇ!」
しかし、動揺しながらもライズはゴールドに向かって大鎌を振るう。
大鎌を振るう速度からして、雷のエレメントで身体強化をしているのだろう。
まさに閃光と呼べる速度で幾度となく大鎌を振り回す。
が、ゴールドは全て読み切っているかの如く躱してみせた。
もはや、ここまでの攻防を見れば、どちらが勝つかなど火を見るより明らかだった。
「くそっ、くそがぁ! テメェ村の奴らがどうなってもいいのかよ⁉︎」
敗戦が濃厚になったライズは、最後の切札なのであろう村人達の存在を盾にしてゴールドに揺さぶりをかけようとした。
しかし、その一言は逆にゴールドの心に火をつけたようで。
「どうせ無事に帰す気なんて更々ねえ癖に……ざっけんなぁ‼︎」
——瞬間。
ゴールドは目で追えない速さでライズと距離を取り。
五つのリングをライズに向けて等間隔で空中に浮遊させ、叫んだ。
「喰らえよ! 【黄金雷電砲撃】‼︎」
ゴールドが殺意を込めて放った雷撃は次々と五つの黄金のリングを通過する度にその威力を増幅し、凄まじい威力となってライズへと向かっていった——。
0
あなたにおすすめの小説
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
冤罪で辺境に幽閉された第4王子
satomi
ファンタジー
主人公・アンドリュート=ラルラは冤罪で辺境に幽閉されることになったわけだが…。
「辺境に幽閉とは、辺境で生きている人間を何だと思っているんだ!辺境は不要な人間を送る場所じゃない!」と、辺境伯は怒っているし当然のことだろう。元から辺境で暮している方々は決して不要な方ではないし、‘辺境に幽閉’というのはなんとも辺境に暮らしている方々にしてみれば、喧嘩売ってんの?となる。
辺境伯の娘さんと婚約という話だから辺境伯の主人公へのあたりも結構なものだけど、娘さんは美人だから万事OK。
戦場帰りの俺が隠居しようとしたら、最強の美少女たちに囲まれて逃げ場がなくなった件
さん
ファンタジー
戦場で命を削り、帝国最強部隊を率いた男――ラル。
数々の激戦を生き抜き、任務を終えた彼は、
今は辺境の地に建てられた静かな屋敷で、
わずかな安寧を求めて暮らしている……はずだった。
彼のそばには、かつて命を懸けて彼を支えた、最強の少女たち。
それぞれの立場で戦い、支え、尽くしてきた――ただ、すべてはラルのために。
今では彼の屋敷に集い、仕え、そして溺愛している。
「ラルさまさえいれば、わたくしは他に何もいりませんわ!」
「ラル様…私だけを見ていてください。誰よりも、ずっとずっと……」
「ねぇラル君、その人の名前……まだ覚えてるの?」
「ラル、そんなに気にしなくていいよ!ミアがいるから大丈夫だよねっ!」
命がけの戦場より、ヒロインたちの“甘くて圧が強い愛情”のほうが数倍キケン!?
順番待ちの寝床争奪戦、過去の恋の追及、圧バトル修羅場――
ラルの平穏な日常は、最強で一途な彼女たちに包囲されて崩壊寸前。
これは――
【過去の傷を背負い静かに生きようとする男】と
【彼を神のように慕う最強少女たち】が織りなす、
“甘くて逃げ場のない生活”の物語。
――戦場よりも生き延びるのが難しいのは、愛されすぎる日常だった。
※表紙のキャラはエリスのイメージ画です。
最低のEランクと追放されたけど、実はEXランクの無限増殖で最強でした。
みこみこP
ファンタジー
高校2年の夏。
高木華音【男】は夏休みに入る前日のホームルーム中にクラスメイトと共に異世界にある帝国【ゼロムス】に魔王討伐の為に集団転移させれた。
地球人が異世界転移すると必ずDランクからAランクの固有スキルという世界に1人しか持てないレアスキルを授かるのだが、華音だけはEランク・【ムゲン】という存在しない最低ランクの固有スキルを授かったと、帝国により死の森へ捨てられる。
しかし、華音の授かった固有スキルはEXランクの無限増殖という最強のスキルだったが、本人は弱いと思い込み、死の森を生き抜く為に無双する。
おっさん武闘家、幼女の教え子達と十年後に再会、実はそれぞれ炎・氷・雷の精霊の王女だった彼女達に言い寄られつつ世界を救い英雄になってしまう
お餅ミトコンドリア
ファンタジー
パーチ、三十五歳。五歳の時から三十年間修行してきた武闘家。
だが、全くの無名。
彼は、とある村で武闘家の道場を経営しており、〝拳を使った戦い方〟を弟子たちに教えている。
若い時には「冒険者になって、有名になるんだ!」などと大きな夢を持っていたものだが、自分の道場に来る若者たちが全員〝天才〟で、自分との才能の差を感じて、もう諦めてしまった。
弟子たちとの、のんびりとした穏やかな日々。
独身の彼は、そんな彼ら彼女らのことを〝家族〟のように感じており、「こんな毎日も悪くない」と思っていた。
が、ある日。
「お久しぶりです、師匠!」
絶世の美少女が家を訪れた。
彼女は、十年前に、他の二人の幼い少女と一緒に山の中で獣(とパーチは思い込んでいるが、実はモンスター)に襲われていたところをパーチが助けて、その場で数時間ほど稽古をつけて、自分たちだけで戦える力をつけさせた、という女の子だった。
「私は今、アイスブラット王国の〝守護精霊〟をやっていまして」
精霊を自称する彼女は、「ちょ、ちょっと待ってくれ」と混乱するパーチに構わず、ニッコリ笑いながら畳み掛ける。
「そこで師匠には、私たちと一緒に〝魔王〟を倒して欲しいんです!」
これは、〝弟子たちがあっと言う間に強くなるのは、師匠である自分の特殊な力ゆえ〟であることに気付かず、〝実は最強の実力を持っている〟ことにも全く気付いていない男が、〝実は精霊だった美少女たち〟と再会し、言い寄られ、弟子たちに愛され、弟子以外の者たちからも尊敬され、世界を救って英雄になってしまう物語。
(※第18回ファンタジー小説大賞に参加しています。
もし宜しければ【お気に入り登録】で応援して頂けましたら嬉しいです!
何卒宜しくお願いいたします!)
死んだはずの貴族、内政スキルでひっくり返す〜辺境村から始める復讐譚〜
のらねこ吟醸
ファンタジー
帝国の粛清で家族を失い、“死んだことにされた”名門貴族の青年は、
偽りの名を与えられ、最果ての辺境村へと送り込まれた。
水も農具も未来もない、限界集落で彼が手にしたのは――
古代遺跡の力と、“俺にだけ見える内政スキル”。
村を立て直し、仲間と絆を築きながら、
やがて帝国の陰謀に迫り、家を滅ぼした仇と対峙する。
辺境から始まる、ちょっぴりほのぼの(?)な村興しと、
静かに進む策略と復讐の物語。
異世界でぼっち生活をしてたら幼女×2を拾ったので養うことにした【改稿版】
きたーの(旧名:せんせい)
ファンタジー
自身のクラスが勇者召喚として呼ばれたのに乗り遅れてお亡くなりになってしまった主人公。
その瞬間を偶然にも神が見ていたことでほぼ不老不死に近い能力を貰い異世界へ!
約2万年の時を、ぼっちで過ごしていたある日、いつも通り森を闊歩していると2人の子供(幼女)に遭遇し、そこから主人公の物語が始まって行く……。
―――
当作品は過去作品の改稿版です。情景描写等を厚くしております。
なお、投稿規約に基づき既存作品に関しては非公開としておりますためご理解のほどよろしくお願いいたします。
クラス最底辺の俺、ステータス成長で資産も身長も筋力も伸びて逆転無双
四郎
ファンタジー
クラスで最底辺――。
「笑いもの」として過ごしてきた佐久間陽斗の人生は、ただの屈辱の連続だった。
教室では見下され、存在するだけで嘲笑の対象。
友達もなく、未来への希望もない。
そんな彼が、ある日を境にすべてを変えていく。
突如として芽生えた“成長システム”。
努力を積み重ねるたびに、陽斗のステータスは確実に伸びていく。
筋力、耐久、知力、魅力――そして、普通ならあり得ない「資産」までも。
昨日まで最底辺だったはずの少年が、今日には同級生を超え、やがて街でさえ無視できない存在へと変貌していく。
「なんであいつが……?」
「昨日まで笑いものだったはずだろ!」
周囲の態度は一変し、軽蔑から驚愕へ、やがて羨望と畏怖へ。
陽斗は努力と成長で、己の居場所を切り拓き、誰も予想できなかった逆転劇を現実にしていく。
だが、これはただのサクセスストーリーではない。
嫉妬、裏切り、友情、そして恋愛――。
陽斗の成長は、同級生や教師たちの思惑をも巻き込み、やがて学校という小さな舞台を飛び越え、社会そのものに波紋を広げていく。
「笑われ続けた俺が、全てを変える番だ。」
かつて底辺だった少年が掴むのは、力か、富か、それとも――。
最底辺から始まる、資産も未来も手にする逆転無双ストーリー。
物語は、まだ始まったばかりだ。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる