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グラコス王国編 〜燃ゆる水都と暁の章〜
暴君とステンドグラス
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アレンが引き攣った顔をしているのを見て、キオネは愉快そうに笑った。
「やっぱり竜族が苦手?人間じゃ僕達のテンションにはついて来れないか!まあ良いや、歓迎するよ」
そう言ってキオネは長身の割に人混みを器用に掻き分けながら階段まで進む。
アレンはキオネに続いて階段を登ると、ふと振り返った。階段の上から広間の全貌が見える。競りの会場となった広間はステンドグラスから射し込む光で照らされており、まるで舞踏会のようにも見える。
(あのステンドグラス、〈創世の四英雄〉のものだな)
不朽城の会議堂にある物と同じだ。会議堂のステンドグラスをじっくりと眺めた事は無いが、アレンは魅入られたようにステンドグラスを観察する。
「あのステンドグラスが気になる?」
横に立ったキオネはアレンの視線の先を見て言った。金色の瞳はステンドグラスから射し込む光を見て眩しそうに細められている。
「僕の祖父は、かつて旧世界を破壊した破壊神ネベの眷属⸺〈厄災〉リヴァイアサンだ。この城は数え切れない回数の改修工事を行っているが…祖父はあのステンドグラスを飾りたいと硝子職人に言ったらしい。あのステンドグラスも何度か変えているが、あれを作っているのはこの十万年間でジョンブリアン家だけだ。しかも面白いのが、ジョンブリアン家はかつて破壊神と敵対した純血種の人間⸺旧世界の人間の血だけを引く、魔力を一切持たない種族だ」
不思議な話だ。かつて敵対した者達を称えるステンドグラスを飾りたいなんて。そしてキオネも同じように感じていた。
「君も不思議だと思うだろう。僕もそれが不思議でね、先王である父ゴトディスに何故リヴァイアサンがステンドグラスを飾ろうと思ったのか聞いてみたが、『激戦を経て人間に興味を抱いていたのではないか』としか返ってこなかった。父はリヴァイアサンが遺した謎を解き明かすために十万年の時を研究や観察に費やしたが…最期は遂に飽きたのか、二十三年前のグラコス内戦で自ら処刑台に立った」
キオネは腕を組んでステンドグラスを見ると、「何度見ても精巧な造りだ」と呟く。
「うーん、それにしても…君とステンドグラスのアレッサンドロは妙にそっくりだな。〈創り手〉だからかな」
「え?」
ステンドグラスのアレッサンドロは長い真っ直ぐな髪を靡かせてフレデリカと手を取り合っている。ステンドグラスはどうやら〈創世〉の瞬間を描いているようだ。
「もしかして、君とフレデリカってお似合い?」
アレンは何かしらの考察を期待していたが、キオネの口から出て来た言葉は余りに軽薄でつまらない物だった。こいつは蹴り飛ばして良い奴だ、そう認識してキオネの脛を蹴り飛ばしてやると、キオネは余りにも情けない悲鳴を上げる。
「ごめんごめん!痛いよぅ!」
キオネは二メートル程もある長駆を折り曲げて脛を押さえながら言った。
「苏月もこうやって挨拶代わりに蹴ってくるんだよ。どうやら僕は挨拶代わりに蹴って良いと思っているみたいでね…えーと、君の大叔父さん、だっけ。歳は十二個しか離れてないみたいだけど」
「そんな事まで知ってるんだ。アーサーから聞いたの?」
「そう。アーサーから情報を得て、僕と苏月が君達に課す試練の難易度を調整してる」
「確か、あんたと苏月に実力を認めてもらわないといけないんだっけ」
「そうそう。苏月は『馬鹿が考えたお遊戯でしかない』とか言って嫌がってたけど、会議中に寝てた人に拒否権なんて無いからね。それに、僕はこれはチャンスだと思っているんだ」
「チャンス?」
キオネは立ち上がると笑みを浮かべた。
「人脈を広げるチャンスさ。〈プロテア〉は人間以外にも様々な種族の要人が在籍している。それら全てと繋がって結び付きを強めれば、魔人の帝国とも対抗出来ると思わないかい?」
「最近思うんだけど、あいつら単体で見ても強くないか?特に〈大帝の深淵〉とかいう大仰な名前の暗殺者集団とか」
「まあね。何千年か前には飛竜も従えているし、軍人は皆、数百年生きた手練共だ。一筋縄ではいかないのは知ってる。そこで君達の出番さ!」
キオネは演技臭くアレンの前に長くて美しい指をぴっと突き付けて言った。
「僕達海竜は強いけど協調性や常識などが一切無い。そして海竜以外の種族は、世界中のあちこちからイキり散らかしたゴミ共を集めただけで、海竜基準で見ても人間基準で見ても余り強くない。所詮はチンピラ、三下だからね。なので!君達には最近できたばっかりのグラコス王国軍全体の戦力底上げを手伝って欲しい!」
アレンはもう諦めたくなった。竜族はそもそも強過ぎるが故に集団行動が極端に苦手だ。協調性がないのはキオネも言った通りだが、彼らは気分で行動し、起こった事の責任は一切取らない。笑って済ませてしまう。実際に帝国では、武公ヨルムの配下である飛竜が興味本位で不朽城の尖塔を引っこ抜こうとして煉瓦や窓硝子が街へ落下するなどの被害もあった。海竜を実際に見るのは初めてだが、海竜は飛竜より少し大人しくて話が通じる意外、飛べるか泳げるかの違いしかない。
(上流階級になる程丘の上の方に住んでいるのは、海竜が遊びで起こした津波に巻き込まれないようにする為だろう。魔人より竜族の方が危険だよ)
断ろうとしたアレンだが、恐ろしい気配のフレデリカに肩を掴まれ、更にキオネから退路を断つように狂気を感じるような美しい笑顔で告げられる。
「美凛が国外追放を言い渡された事は聞いてるよ。同時に、月から君達宛に手紙が来ている。僕の課した試練を乗り越えられなければ、苏安へ入国も出来ないからね」
正直、適当に兵を集めてクテシアへ向かう事も出来る。だがクテシアへ行くには、広大な苏安の領土をネブラ街道を西へ西へ進んで白虎山脈を越えなければならない。
「因みに入国禁止の状態で苏安に入国したらどうなる?」
「今グラコスと苏安の国境付近を警備しているのは社龍だからね、圧倒的物量と非道な手段で皆殺しにされるよ」
アレンはその名前に聞き覚えがあった。美凛の従兄で、仮面をつけてファーティマの後ろで震えているような臆病者だ。背丈と武術だけで、そんな冷徹にはとても見えない。
「意外かな?ああ見えて彼は、違法漁船や海賊船を乗組員ごと爆破して海の藻屑にしてしまう事で有名だよ。陸では去年、カルノスが率いていた盗賊団を捕らえた後、構成員の約八割を処刑して槍に生首を突き刺して見せしめにした。さて、君達の少ない兵数で、社龍のような血の申し子率いる水陸負け無しの軍に勝てるかな?」
アレンは押し黙った。今のままでは勝てない。ここで戦力を整えて逃走を試みても、気分によってはキオネに殺されるだけだ。
(交渉は得意じゃないな…こういう脅しみたいな遣り取り、船の中でもやってたよ)
約一ヶ月半前、アレンはフレデリカとアーサーに若干脅されるような形で〈プロテア〉に加入した。その時と余り変わっていない。
「…分かった。但し条件がある」
「何なりと聞こう」
「海竜を始め、この国の軍に所属してる奴らが俺達に攻撃してこない事。あと…この城で寝泊まりの許可をして欲しい」
「勿論良いよ、君達の安全は僕の機嫌そのものだからね。誰も下手な真似はしないだろう。これで交渉成立だ!」
最初から交渉させる気など無かっただろうに、キオネはアレンの手を掴んでそう言った。
「それでは、試練の話は僕の執務室でしよう。ついて来たまえ」
そう言ってキオネは歩き出した。いよいよ試練が始まるのだ。
「やっぱり竜族が苦手?人間じゃ僕達のテンションにはついて来れないか!まあ良いや、歓迎するよ」
そう言ってキオネは長身の割に人混みを器用に掻き分けながら階段まで進む。
アレンはキオネに続いて階段を登ると、ふと振り返った。階段の上から広間の全貌が見える。競りの会場となった広間はステンドグラスから射し込む光で照らされており、まるで舞踏会のようにも見える。
(あのステンドグラス、〈創世の四英雄〉のものだな)
不朽城の会議堂にある物と同じだ。会議堂のステンドグラスをじっくりと眺めた事は無いが、アレンは魅入られたようにステンドグラスを観察する。
「あのステンドグラスが気になる?」
横に立ったキオネはアレンの視線の先を見て言った。金色の瞳はステンドグラスから射し込む光を見て眩しそうに細められている。
「僕の祖父は、かつて旧世界を破壊した破壊神ネベの眷属⸺〈厄災〉リヴァイアサンだ。この城は数え切れない回数の改修工事を行っているが…祖父はあのステンドグラスを飾りたいと硝子職人に言ったらしい。あのステンドグラスも何度か変えているが、あれを作っているのはこの十万年間でジョンブリアン家だけだ。しかも面白いのが、ジョンブリアン家はかつて破壊神と敵対した純血種の人間⸺旧世界の人間の血だけを引く、魔力を一切持たない種族だ」
不思議な話だ。かつて敵対した者達を称えるステンドグラスを飾りたいなんて。そしてキオネも同じように感じていた。
「君も不思議だと思うだろう。僕もそれが不思議でね、先王である父ゴトディスに何故リヴァイアサンがステンドグラスを飾ろうと思ったのか聞いてみたが、『激戦を経て人間に興味を抱いていたのではないか』としか返ってこなかった。父はリヴァイアサンが遺した謎を解き明かすために十万年の時を研究や観察に費やしたが…最期は遂に飽きたのか、二十三年前のグラコス内戦で自ら処刑台に立った」
キオネは腕を組んでステンドグラスを見ると、「何度見ても精巧な造りだ」と呟く。
「うーん、それにしても…君とステンドグラスのアレッサンドロは妙にそっくりだな。〈創り手〉だからかな」
「え?」
ステンドグラスのアレッサンドロは長い真っ直ぐな髪を靡かせてフレデリカと手を取り合っている。ステンドグラスはどうやら〈創世〉の瞬間を描いているようだ。
「もしかして、君とフレデリカってお似合い?」
アレンは何かしらの考察を期待していたが、キオネの口から出て来た言葉は余りに軽薄でつまらない物だった。こいつは蹴り飛ばして良い奴だ、そう認識してキオネの脛を蹴り飛ばしてやると、キオネは余りにも情けない悲鳴を上げる。
「ごめんごめん!痛いよぅ!」
キオネは二メートル程もある長駆を折り曲げて脛を押さえながら言った。
「苏月もこうやって挨拶代わりに蹴ってくるんだよ。どうやら僕は挨拶代わりに蹴って良いと思っているみたいでね…えーと、君の大叔父さん、だっけ。歳は十二個しか離れてないみたいだけど」
「そんな事まで知ってるんだ。アーサーから聞いたの?」
「そう。アーサーから情報を得て、僕と苏月が君達に課す試練の難易度を調整してる」
「確か、あんたと苏月に実力を認めてもらわないといけないんだっけ」
「そうそう。苏月は『馬鹿が考えたお遊戯でしかない』とか言って嫌がってたけど、会議中に寝てた人に拒否権なんて無いからね。それに、僕はこれはチャンスだと思っているんだ」
「チャンス?」
キオネは立ち上がると笑みを浮かべた。
「人脈を広げるチャンスさ。〈プロテア〉は人間以外にも様々な種族の要人が在籍している。それら全てと繋がって結び付きを強めれば、魔人の帝国とも対抗出来ると思わないかい?」
「最近思うんだけど、あいつら単体で見ても強くないか?特に〈大帝の深淵〉とかいう大仰な名前の暗殺者集団とか」
「まあね。何千年か前には飛竜も従えているし、軍人は皆、数百年生きた手練共だ。一筋縄ではいかないのは知ってる。そこで君達の出番さ!」
キオネは演技臭くアレンの前に長くて美しい指をぴっと突き付けて言った。
「僕達海竜は強いけど協調性や常識などが一切無い。そして海竜以外の種族は、世界中のあちこちからイキり散らかしたゴミ共を集めただけで、海竜基準で見ても人間基準で見ても余り強くない。所詮はチンピラ、三下だからね。なので!君達には最近できたばっかりのグラコス王国軍全体の戦力底上げを手伝って欲しい!」
アレンはもう諦めたくなった。竜族はそもそも強過ぎるが故に集団行動が極端に苦手だ。協調性がないのはキオネも言った通りだが、彼らは気分で行動し、起こった事の責任は一切取らない。笑って済ませてしまう。実際に帝国では、武公ヨルムの配下である飛竜が興味本位で不朽城の尖塔を引っこ抜こうとして煉瓦や窓硝子が街へ落下するなどの被害もあった。海竜を実際に見るのは初めてだが、海竜は飛竜より少し大人しくて話が通じる意外、飛べるか泳げるかの違いしかない。
(上流階級になる程丘の上の方に住んでいるのは、海竜が遊びで起こした津波に巻き込まれないようにする為だろう。魔人より竜族の方が危険だよ)
断ろうとしたアレンだが、恐ろしい気配のフレデリカに肩を掴まれ、更にキオネから退路を断つように狂気を感じるような美しい笑顔で告げられる。
「美凛が国外追放を言い渡された事は聞いてるよ。同時に、月から君達宛に手紙が来ている。僕の課した試練を乗り越えられなければ、苏安へ入国も出来ないからね」
正直、適当に兵を集めてクテシアへ向かう事も出来る。だがクテシアへ行くには、広大な苏安の領土をネブラ街道を西へ西へ進んで白虎山脈を越えなければならない。
「因みに入国禁止の状態で苏安に入国したらどうなる?」
「今グラコスと苏安の国境付近を警備しているのは社龍だからね、圧倒的物量と非道な手段で皆殺しにされるよ」
アレンはその名前に聞き覚えがあった。美凛の従兄で、仮面をつけてファーティマの後ろで震えているような臆病者だ。背丈と武術だけで、そんな冷徹にはとても見えない。
「意外かな?ああ見えて彼は、違法漁船や海賊船を乗組員ごと爆破して海の藻屑にしてしまう事で有名だよ。陸では去年、カルノスが率いていた盗賊団を捕らえた後、構成員の約八割を処刑して槍に生首を突き刺して見せしめにした。さて、君達の少ない兵数で、社龍のような血の申し子率いる水陸負け無しの軍に勝てるかな?」
アレンは押し黙った。今のままでは勝てない。ここで戦力を整えて逃走を試みても、気分によってはキオネに殺されるだけだ。
(交渉は得意じゃないな…こういう脅しみたいな遣り取り、船の中でもやってたよ)
約一ヶ月半前、アレンはフレデリカとアーサーに若干脅されるような形で〈プロテア〉に加入した。その時と余り変わっていない。
「…分かった。但し条件がある」
「何なりと聞こう」
「海竜を始め、この国の軍に所属してる奴らが俺達に攻撃してこない事。あと…この城で寝泊まりの許可をして欲しい」
「勿論良いよ、君達の安全は僕の機嫌そのものだからね。誰も下手な真似はしないだろう。これで交渉成立だ!」
最初から交渉させる気など無かっただろうに、キオネはアレンの手を掴んでそう言った。
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