145 / 199
魔導王国アミリ朝クテシア編 〜砂塵と共に流れる因縁の章〜
落とし物を探して
しおりを挟む
それから数日後、赤い月が昇った夜の事だ。
玉相国と謝将軍はクテシア城の大広間に、数名の護衛と件の女を連れてやって来た。
「まさか、本当に話が通じるとはな」
女はげっそりと痩せ細って骨が浮き、透けた肌も病的に白く乾燥して見える。
「あの顔…弥月ではないわ」
フレデリカもまた、当時の皇帝だった弥月を知る者だ。
「彼女の最期の姿はもっと…健康的だった」
謝将軍と玉相国は赤い衣の痩せた女から離れた。
(怪談話にもされていたが…)
元の顔も分からぬ程に痩せ衰えている事以外、悍ましい気配や要素は無い。しかし、その左手には赤黒い石が握られている。それは握り拳より大きいぐらいの大きさで、医療書に書かれる人間の心臓の大きさに近い。
(透けてて、赤黒い心臓に見えんでもない何かを持った女…そりゃ怪談にされても文句は言えない)
『…この、石を…持っている者を、知らぬか?我は、これを…落としてしまった』
アレンとフレデリカは顔を見合わせた。女の声は途切れ途切れだが、王者の風格がある。しかし、この女の目的や成仏出来ない理由が分からない。まさか、落とし物を探す為に地上を彷徨い続けているとでも言うのだろうか。
「…石?」
女はアレンに近付くと石を渡した。
その石は天井から吊り下げられた照明に照らすと、赤い光をきらきらと放つ、純度の高い宝石のような見た目をしている。しかし、それは隷属魔法に近い魔力を感じた。
「赫月石みたいだな…」
フレデリカもその石を覗き込む。
「ええ、でも透明度が高過ぎるんじゃない?」
赫月石とは、隷属魔法となる赫月液を生み出す魔石の一種だ。しかし赫月石はその辺の石ころが変異した物だから、不純物が多く不透明になる。しかし女の持つ石は純度が高い。
「質屋に売ろうとは思わないの?」
アレンが思わずそう問うと、フレデリカはアレンの腕を叩いた。
「馬鹿言うんじゃないわよ。こんなの質屋が潰れる値段になるわ。それよりお妃様、あんたはこれを持ってる人を見付ければ成仏出来るの?」
正直、死にきれなかった亡霊なんかにに構っている暇は無い。しかし、赤い月が昇った原因はもしかしたら自分達にある。放っておく訳にもいかないだろう。
しかし、女は首を傾げた。
『キサキ…?フレデリカ、妃とは、どういう事だ…?』
「えっ、フレデリカ、この人の知り合い?」
フレデリカは目を剥いて「はあ?」と言った。
「私はあんたの事知らないんだけど」
「お婆ちゃーん…?」
思わずそう言うと、フレデリカはアレンの防具に守られていない太腿を思い切り蹴り飛ばした。
『人違いか…確かに、記憶にある姿より幾分か小さいし、胸周りと尻周りも縮んでいるしな…』
「おい婆!誰の胸が小さいって!?これでも毎日育乳マッサージしてるのよ?いつかアレンにパイずりして⸺」
「フレデリカ、喧しい!」
フレデリカは喚いてアレンのコートを滅茶苦茶に引っ張った。
「…この五月蝿いのは置いといて。その赤い石は何処で落としたんだ?」
『麟鳳宮…いや、今は確か、麒麟宮と言うのか。と言っても焼失したらしいが…』
フレデリカは女の顔をまじまじと見た。
「麟鳳宮?その呼び名は十万年前のものだけど」
『何だ…、ボケた、か…?十万年前…、共に戦っただろう…。それとも…人違いか…?やはり小さいし…』
フレデリカが再び喚こうとしたのを手で塞ぐと、アレンは問うた。
「あんた、もしかして苏李恩?」
『え…、誰だと思って、話してたんだ…?』
アレンは硬直したフレデリカの方を見た。
「…だってよ、婆さん」
フレデリカは李恩を見ると、アレンの後ろに隠れた。
「嘘だ…あの李恩が、あんな痩せ細って…ほぼ骨じゃない!」
ほぼ骨。言葉そのままな李恩の容姿では、確かに李恩だとフレデリカが気付く筈も無い。
しかし李恩はそれを気にもしていないのか、石を指差した。
『それを、持つ者は…何処だ?』
すると玉相国が話に入ってきた。
「麒麟宮跡を部下に探させましたが、何もありませんでした。見つかったのは麒麟宮に置かれていた陶磁器の小さな破片とかだけです」
「宦官や宮女が質屋に卸したとかは?」
「いえ、宦官や宮女は貴族街より向こうへ行くには許可証が毎回必要なので不可能かと」
アレンは李恩の方を向いた。
「これ、急ぎの用事?帝国を倒してからじゃ駄目?」
『急ぎだ。帝国の頂点を倒すには…我の力も要るという事、アレッサンドロならば解るだろう』
英雄アレッサンドロは、この時の為に手を打っていたのだろう。殺された後に器を見付け、世界の保存を完璧な物にする。しかし保存の邪魔をする者を排除するには、それに立ち向かう戦士が必要だ。
「月さんの部屋へ案内しよう。あの人なら何か分かるかも。玉爺さんと謝爺さんも来てくれ」
アレンは李恩達を連れて大広間を出た。
「麒麟宮に落とした物…それは隕石って巷で言われてるやつでほぼ間違い無い。それなら舞蘭さんか月さんが詳しい筈だ」
連合が占拠して拠点の一つとなったクテシア城は、壁に空いた穴は適当な帆布などを使って風を防ぎ、天幕と個室を中途半端に融合させたような部屋があちこちにある。クテシア城の戦いでは、損壊の規模が大き過ぎてアレンの魔法を以てしても修繕が追い付いていないのだ。
「ここの部屋だよ」
『部屋…?』
李恩が思わず疑問を呈してしまうような外見だが、誰しもが良い部屋を取れるわけじゃない。
苏月達の部屋に掛かっている扉代わりの布には、苦し紛れの装飾にしか見えない美凛の変な刺繍が施されており、何とも言えない外見をしている。
アレンは布を捲った。
「客人が来てるんだけど、少し良いか?」
布の向こうから眠たいとか悪態を吐く声が聞こえて来るが、暫くしてアレンが手招きして部屋のような空間に入る。
そこには苏月のみが居て、美凛と舞蘭は居なかった。
「夜中に何だ…」
目の下に濃い隈を作った彼は、ぶつぶつ言いながらも身体を起こす。
アレンは事の経緯を話すと、李恩から受け取った石を渡した。
「この女が、麒麟宮の辺りでこれと同じ石を落としたらしい。見てないか?」
苏月は眠そうに目を擦ると、近くにあった鞄をあさり始めた。
「麒麟宮の焼け跡で見た。…これか?」
そう言ってアレンに投げて寄越したのは、同じような大きさの赤い石だった。しかしこちらは表面が溶けて固まったのか、李恩の持っている物に比べてツルツルしている。
「李恩、間違い無いか?」
李恩はアレンが受け取った石を見た。
『…ああ、間違い無い…。だが…何故、この男が持っている?』
苏月は寝具に戻ろうとしていたが、不機嫌そうにこちらを見た。
「その石の処分に困っていたからだ。石だからそもそも可燃ごみでもないし、勿論再利用も出来ない。持っているしかないだろう。見た感じは赫月石だから、誰が何処でどう使うか、分かったもんじゃない」
李恩は苏月の顔を見て言った。
『我は…お前のような不健康そうな男に、これをくれてやった覚えは無い…』
「…人の外見にとやかく言うのは嫌いだが…骸骨女に言われるのは心外だ。それに…くれてやったって、麒麟宮にこれを落としたのは貴様で、しかも…わざと、という事か?」
妻の寝殿が隕石によって焼失し、時期を考えれば美凛を懐妊していた可能性がある。流産していたらどうするのだろう。苏月の手にはいつの間にか、雷でできた槍が握られている。
寝起きとはいえ強過ぎる殺気にアレンは怯んだ。
(やばい、修繕が面倒になる)
「玉爺さん、舞蘭さん呼んできて!」
寝起きで機嫌が悪い上に、すこし間違えれば舞蘭と美凛、そして存命中だった幼い皇太子が死んでいた。相手が自身の祖先とはいえ、苏月は怒り心頭だろう。
「…外に出ろ、骸骨女。埋葬してやる」
フレデリカはアレンの方を見た。
「何とかして舞蘭が戻って来るまでの時間を稼ぐよ」
此処で暴れては、睡眠の妨げにしかならない。
アレンは頭を抱えた。面倒事がまた増えてしまったのだ。
玉相国と謝将軍はクテシア城の大広間に、数名の護衛と件の女を連れてやって来た。
「まさか、本当に話が通じるとはな」
女はげっそりと痩せ細って骨が浮き、透けた肌も病的に白く乾燥して見える。
「あの顔…弥月ではないわ」
フレデリカもまた、当時の皇帝だった弥月を知る者だ。
「彼女の最期の姿はもっと…健康的だった」
謝将軍と玉相国は赤い衣の痩せた女から離れた。
(怪談話にもされていたが…)
元の顔も分からぬ程に痩せ衰えている事以外、悍ましい気配や要素は無い。しかし、その左手には赤黒い石が握られている。それは握り拳より大きいぐらいの大きさで、医療書に書かれる人間の心臓の大きさに近い。
(透けてて、赤黒い心臓に見えんでもない何かを持った女…そりゃ怪談にされても文句は言えない)
『…この、石を…持っている者を、知らぬか?我は、これを…落としてしまった』
アレンとフレデリカは顔を見合わせた。女の声は途切れ途切れだが、王者の風格がある。しかし、この女の目的や成仏出来ない理由が分からない。まさか、落とし物を探す為に地上を彷徨い続けているとでも言うのだろうか。
「…石?」
女はアレンに近付くと石を渡した。
その石は天井から吊り下げられた照明に照らすと、赤い光をきらきらと放つ、純度の高い宝石のような見た目をしている。しかし、それは隷属魔法に近い魔力を感じた。
「赫月石みたいだな…」
フレデリカもその石を覗き込む。
「ええ、でも透明度が高過ぎるんじゃない?」
赫月石とは、隷属魔法となる赫月液を生み出す魔石の一種だ。しかし赫月石はその辺の石ころが変異した物だから、不純物が多く不透明になる。しかし女の持つ石は純度が高い。
「質屋に売ろうとは思わないの?」
アレンが思わずそう問うと、フレデリカはアレンの腕を叩いた。
「馬鹿言うんじゃないわよ。こんなの質屋が潰れる値段になるわ。それよりお妃様、あんたはこれを持ってる人を見付ければ成仏出来るの?」
正直、死にきれなかった亡霊なんかにに構っている暇は無い。しかし、赤い月が昇った原因はもしかしたら自分達にある。放っておく訳にもいかないだろう。
しかし、女は首を傾げた。
『キサキ…?フレデリカ、妃とは、どういう事だ…?』
「えっ、フレデリカ、この人の知り合い?」
フレデリカは目を剥いて「はあ?」と言った。
「私はあんたの事知らないんだけど」
「お婆ちゃーん…?」
思わずそう言うと、フレデリカはアレンの防具に守られていない太腿を思い切り蹴り飛ばした。
『人違いか…確かに、記憶にある姿より幾分か小さいし、胸周りと尻周りも縮んでいるしな…』
「おい婆!誰の胸が小さいって!?これでも毎日育乳マッサージしてるのよ?いつかアレンにパイずりして⸺」
「フレデリカ、喧しい!」
フレデリカは喚いてアレンのコートを滅茶苦茶に引っ張った。
「…この五月蝿いのは置いといて。その赤い石は何処で落としたんだ?」
『麟鳳宮…いや、今は確か、麒麟宮と言うのか。と言っても焼失したらしいが…』
フレデリカは女の顔をまじまじと見た。
「麟鳳宮?その呼び名は十万年前のものだけど」
『何だ…、ボケた、か…?十万年前…、共に戦っただろう…。それとも…人違いか…?やはり小さいし…』
フレデリカが再び喚こうとしたのを手で塞ぐと、アレンは問うた。
「あんた、もしかして苏李恩?」
『え…、誰だと思って、話してたんだ…?』
アレンは硬直したフレデリカの方を見た。
「…だってよ、婆さん」
フレデリカは李恩を見ると、アレンの後ろに隠れた。
「嘘だ…あの李恩が、あんな痩せ細って…ほぼ骨じゃない!」
ほぼ骨。言葉そのままな李恩の容姿では、確かに李恩だとフレデリカが気付く筈も無い。
しかし李恩はそれを気にもしていないのか、石を指差した。
『それを、持つ者は…何処だ?』
すると玉相国が話に入ってきた。
「麒麟宮跡を部下に探させましたが、何もありませんでした。見つかったのは麒麟宮に置かれていた陶磁器の小さな破片とかだけです」
「宦官や宮女が質屋に卸したとかは?」
「いえ、宦官や宮女は貴族街より向こうへ行くには許可証が毎回必要なので不可能かと」
アレンは李恩の方を向いた。
「これ、急ぎの用事?帝国を倒してからじゃ駄目?」
『急ぎだ。帝国の頂点を倒すには…我の力も要るという事、アレッサンドロならば解るだろう』
英雄アレッサンドロは、この時の為に手を打っていたのだろう。殺された後に器を見付け、世界の保存を完璧な物にする。しかし保存の邪魔をする者を排除するには、それに立ち向かう戦士が必要だ。
「月さんの部屋へ案内しよう。あの人なら何か分かるかも。玉爺さんと謝爺さんも来てくれ」
アレンは李恩達を連れて大広間を出た。
「麒麟宮に落とした物…それは隕石って巷で言われてるやつでほぼ間違い無い。それなら舞蘭さんか月さんが詳しい筈だ」
連合が占拠して拠点の一つとなったクテシア城は、壁に空いた穴は適当な帆布などを使って風を防ぎ、天幕と個室を中途半端に融合させたような部屋があちこちにある。クテシア城の戦いでは、損壊の規模が大き過ぎてアレンの魔法を以てしても修繕が追い付いていないのだ。
「ここの部屋だよ」
『部屋…?』
李恩が思わず疑問を呈してしまうような外見だが、誰しもが良い部屋を取れるわけじゃない。
苏月達の部屋に掛かっている扉代わりの布には、苦し紛れの装飾にしか見えない美凛の変な刺繍が施されており、何とも言えない外見をしている。
アレンは布を捲った。
「客人が来てるんだけど、少し良いか?」
布の向こうから眠たいとか悪態を吐く声が聞こえて来るが、暫くしてアレンが手招きして部屋のような空間に入る。
そこには苏月のみが居て、美凛と舞蘭は居なかった。
「夜中に何だ…」
目の下に濃い隈を作った彼は、ぶつぶつ言いながらも身体を起こす。
アレンは事の経緯を話すと、李恩から受け取った石を渡した。
「この女が、麒麟宮の辺りでこれと同じ石を落としたらしい。見てないか?」
苏月は眠そうに目を擦ると、近くにあった鞄をあさり始めた。
「麒麟宮の焼け跡で見た。…これか?」
そう言ってアレンに投げて寄越したのは、同じような大きさの赤い石だった。しかしこちらは表面が溶けて固まったのか、李恩の持っている物に比べてツルツルしている。
「李恩、間違い無いか?」
李恩はアレンが受け取った石を見た。
『…ああ、間違い無い…。だが…何故、この男が持っている?』
苏月は寝具に戻ろうとしていたが、不機嫌そうにこちらを見た。
「その石の処分に困っていたからだ。石だからそもそも可燃ごみでもないし、勿論再利用も出来ない。持っているしかないだろう。見た感じは赫月石だから、誰が何処でどう使うか、分かったもんじゃない」
李恩は苏月の顔を見て言った。
『我は…お前のような不健康そうな男に、これをくれてやった覚えは無い…』
「…人の外見にとやかく言うのは嫌いだが…骸骨女に言われるのは心外だ。それに…くれてやったって、麒麟宮にこれを落としたのは貴様で、しかも…わざと、という事か?」
妻の寝殿が隕石によって焼失し、時期を考えれば美凛を懐妊していた可能性がある。流産していたらどうするのだろう。苏月の手にはいつの間にか、雷でできた槍が握られている。
寝起きとはいえ強過ぎる殺気にアレンは怯んだ。
(やばい、修繕が面倒になる)
「玉爺さん、舞蘭さん呼んできて!」
寝起きで機嫌が悪い上に、すこし間違えれば舞蘭と美凛、そして存命中だった幼い皇太子が死んでいた。相手が自身の祖先とはいえ、苏月は怒り心頭だろう。
「…外に出ろ、骸骨女。埋葬してやる」
フレデリカはアレンの方を見た。
「何とかして舞蘭が戻って来るまでの時間を稼ぐよ」
此処で暴れては、睡眠の妨げにしかならない。
アレンは頭を抱えた。面倒事がまた増えてしまったのだ。
0
あなたにおすすめの小説
JKメイドはご主人様のオモチャ 命令ひとつで脱がされて、触られて、好きにされて――
のぞみ
恋愛
「今日から、お前は俺のメイドだ。ベッドの上でもな」
高校二年生の蒼井ひなたは、借金に追われた家族の代わりに、ある大富豪の家で住み込みメイドとして働くことに。
そこは、まるでおとぎ話に出てきそうな大きな洋館。
でも、そこで待っていたのは、同じ高校に通うちょっと有名な男の子――完璧だけど性格が超ドSな御曹司、天城 蓮だった。
昼間は生徒会長、夜は…ご主人様?
しかも、彼の命令はちょっと普通じゃない。
「掃除だけじゃダメだろ? ご主人様の癒しも、メイドの大事な仕事だろ?」
手を握られるたび、耳元で囁かれるたび、心臓がバクバクする。
なのに、ひなたの体はどんどん反応してしまって…。
怒ったり照れたりしながらも、次第に蓮に惹かれていくひなた。
だけど、彼にはまだ知られていない秘密があって――
「…ほんとは、ずっと前から、私…」
ただのメイドなんかじゃ終わりたくない。
恋と欲望が交差する、ちょっぴり危険な主従ラブストーリー。
屈辱と愛情
守 秀斗
恋愛
最近、夫の態度がおかしいと思っている妻の名和志穂。25才。仕事で疲れているのかとそっとしておいたのだが、一か月もベッドで抱いてくれない。思い切って、夫に聞いてみると意外な事を言われてしまうのだが……。
あるフィギュアスケーターの性事情
蔵屋
恋愛
この小説はフィクションです。
しかし、そのようなことが現実にあったかもしれません。
何故ならどんな人間も、悪魔や邪神や悪神に憑依された偽善者なのですから。
この物語は浅岡結衣(16才)とそのコーチ(25才)の恋の物語。
そのコーチの名前は高木文哉(25才)という。
この物語はフィクションです。
実在の人物、団体等とは、一切関係がありません。
ドマゾネスの掟 ~ドMな褐色少女は僕に責められたがっている~
桂
ファンタジー
探検家の主人公は伝説の部族ドマゾネスを探すために密林の奥へ進むが道に迷ってしまう。
そんな彼をドマゾネスの少女カリナが発見してドマゾネスの村に連れていく。
そして、目覚めた彼はドマゾネスたちから歓迎され、子種を求められるのだった。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる