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図書室の彼 1
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将来の夢
中学三年生になると、大抵現実が見えてきて「将来の夢」に本当の夢を書けなくなるものだと思う。
けど大人は何も考えずに、自己紹介カードに「将来の夢」という枠を作る。
私はその枠に、何も書くことが出来なかった。
そんな私とは違って、彼は堂々と将来の夢を書いていた。
「保育士」「美容師」「教師」
現実を見つつ、でもしっかり夢として胸を張って言えるような職をクラスメイトが書く中、
彼は「マンションの管理人」と書いていた。
その事について、本人に聞くと「楽だから」と言われた。
私は笑ってしまった。
人の夢を笑ってしまうのはよろしくないことだとわかっているけど、でも真面目な顔をして、成績も良いらしい彼が「楽だからマンションの管理人になりたい」と言ったのだ。
その日から、彼を見つめる時間が今までの数倍長くなった。
中学三年生になると、大抵現実が見えてきて「将来の夢」に本当の夢を書けなくなるものだと思う。
けど大人は何も考えずに、自己紹介カードに「将来の夢」という枠を作る。
私はその枠に、何も書くことが出来なかった。
そんな私とは違って、彼は堂々と将来の夢を書いていた。
「保育士」「美容師」「教師」
現実を見つつ、でもしっかり夢として胸を張って言えるような職をクラスメイトが書く中、
彼は「マンションの管理人」と書いていた。
その事について、本人に聞くと「楽だから」と言われた。
私は笑ってしまった。
人の夢を笑ってしまうのはよろしくないことだとわかっているけど、でも真面目な顔をして、成績も良いらしい彼が「楽だからマンションの管理人になりたい」と言ったのだ。
その日から、彼を見つめる時間が今までの数倍長くなった。
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