あの時

ソメイヨシノ

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図書室の彼 2

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彼と私は図書当番をしていた。

私の中学では図書室を利用する人があまりいなかったから、彼と私はただ雑談をする時間になっていた。

終了時間が来る度に、教室に戻りたくないなと心底思っていた。

この頃にはもう既に 彼を見つめてしまう理由 だってわかっていたし、彼に想いを伝えるなんて怖くてできないと諦めていた。

けど笑う度にズレるメガネが、そのメガネをなおす仕草が、以外に不真面目なところが、もう全て好きだった。

好きで仕方なかった。

そんなふうに、想いを募らせているうちに時間はあっという間に過ぎていった。


彼はよく桜の花びらを髪につけていたけど、今は髪に雪が積もっている。

本当にあっという間に、時間は過ぎてしまった。

彼は第1志望の高校を諦め、第2志望の高校へ。

私は彼の3つ以上下の高校に行くことになった。

頭がいいから高校離れるのはわかっていたし、その覚悟でこの1年彼を想っていた。
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