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第四話〈噴火〉
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―19時
夕食の時間だ。寮内は朝食時と夕食時、学校に行っている間の清掃時にのみ人が出入りして食事を作ったり清掃をしてくれるらしい。
「おい、星乃起きろー。夜飯」
「ん、ご飯かぁお腹すいた、いこ」
「おぉ」
2人は食堂で食事を済ませてついでに寮内の風呂へ向かった。
「わあ、お風呂もすごい!銭湯みたい」
目を輝かせる星乃と風呂の凄さを持ってしてもずっと悶々とする亜樹であった。
2人は部屋へ戻り各々寝る準備をする。
亜樹は昼の歯磨きの道具に加えさらに多くの道具を洗面所へ持ち込むのと対象に星乃は毛先の開きかかった歯ブラシと市販の歯磨きペーストだけを持っていた。
(ぐぬぬ、歯ブラシの毛先が開いてる、指摘したい。指摘したいんだけれどもっ)
「星乃は亜樹と歯磨きするー」
と言いながらテキトーに口に歯ブラシを突っ込みゴシゴシと亜樹にとっては鼓膜から脳天まで突き破られるような嫌な音を鳴らして歯磨きをしている。
「んああーーーーもう!お前磨くの下手すぎる!どうしたらそんな風になるんだよ!だからう蝕とか歯肉炎とか色々問題起きるんだよっ」
豹変した亜樹とその内容で呆気に取られる星乃と言ってしまった、、、と顔を真っ赤にして後悔する亜樹。
「え、あ、え、うんなんか滅茶怒られたのはわかるんだけどさ、最後の方なんか難しい言葉ばっかでほんとに何言われたかサッパリ、」
先に口を開いたのは星乃だった。ハッとした亜樹は
「ほんとにごめん。今の忘れて。まじでごめん。」
「え、うんって言いたいとこだけどさなんか気に触ることしちゃってたんだったらさこれから3年間一緒に暮らすわけだしちゃんと話してもらいたいっていうか、、、」
亜樹は少し考えた後
「お前将来の夢何」
「え、僕の将来?、、、、、、無理かもしれないけど宇宙飛行士」
「、、、じゃあ無理だな」
「え?なに急に酷い」
困惑した顔で亜樹に言う。
「宇宙は地球とは気圧が大きく変わる。それは知ってるだろ。う蝕、あ、虫歯は気圧の変動によって地球とは比べ物にならないくらい痛くなる。」
「え、あそうなんだ。でも僕虫歯今はないし」
「それが、ある。今日の歯科健診でCOって言われたの覚えてるか?あれは〝ほぼ”むし歯だ」
「確かに言われたけど、、、じゃあ僕また削られなきゃいけないの!いやだ、、、」
「そこだ。ほぼだから、まだ治るかもしれない。お前がちゃんと歯磨きできるようになれば」
「え!治るの!でも僕歯磨きしてるし」
「磨いてると磨けてるは違う」
そう言って亜樹はスーツケースから赤い液体を持ってきた。
「星乃、口開けろ」
「はぇ!え、え?」
亜樹は星乃の歯に『染め出し剤』別名プラークチェッカーを塗った。
「軽くすすいで」
「え、あ、え、うん」
亜樹は星乃の口内を見て(これはまあ大層な)と思いつつ
「赤く染まってるところが全部磨き残し。これをもっっっと少なくしないと初期むし歯は止まらない。わかった?」
「げ、染まりすぎ僕マジで下手じゃんか、、、てかさ、なんでそんな詳しいの亜樹。親が歯医者さんとか?」
「え、あ親は医療系じゃないし、これはなんというか………」
「ん?」
「へき」
「ん?、、、ん?」
星乃が目をまんまるくしながら連呼するが
「ゔっぅん、とりあえず磨け。あと歯ブラシにかける圧強すぎるから鉛筆持ちして小刻みに動かせ、あとは45度の角度で…」
「さっき僕には一気に喋りすぎとか言ってきた癖に亜樹もじゃんか、まあ磨くけど」
「終わったら俺に見せろ」
「うん」
波乱を一悶着させ(?)2人は歯磨きを再開した。
夕食の時間だ。寮内は朝食時と夕食時、学校に行っている間の清掃時にのみ人が出入りして食事を作ったり清掃をしてくれるらしい。
「おい、星乃起きろー。夜飯」
「ん、ご飯かぁお腹すいた、いこ」
「おぉ」
2人は食堂で食事を済ませてついでに寮内の風呂へ向かった。
「わあ、お風呂もすごい!銭湯みたい」
目を輝かせる星乃と風呂の凄さを持ってしてもずっと悶々とする亜樹であった。
2人は部屋へ戻り各々寝る準備をする。
亜樹は昼の歯磨きの道具に加えさらに多くの道具を洗面所へ持ち込むのと対象に星乃は毛先の開きかかった歯ブラシと市販の歯磨きペーストだけを持っていた。
(ぐぬぬ、歯ブラシの毛先が開いてる、指摘したい。指摘したいんだけれどもっ)
「星乃は亜樹と歯磨きするー」
と言いながらテキトーに口に歯ブラシを突っ込みゴシゴシと亜樹にとっては鼓膜から脳天まで突き破られるような嫌な音を鳴らして歯磨きをしている。
「んああーーーーもう!お前磨くの下手すぎる!どうしたらそんな風になるんだよ!だからう蝕とか歯肉炎とか色々問題起きるんだよっ」
豹変した亜樹とその内容で呆気に取られる星乃と言ってしまった、、、と顔を真っ赤にして後悔する亜樹。
「え、あ、え、うんなんか滅茶怒られたのはわかるんだけどさ、最後の方なんか難しい言葉ばっかでほんとに何言われたかサッパリ、」
先に口を開いたのは星乃だった。ハッとした亜樹は
「ほんとにごめん。今の忘れて。まじでごめん。」
「え、うんって言いたいとこだけどさなんか気に触ることしちゃってたんだったらさこれから3年間一緒に暮らすわけだしちゃんと話してもらいたいっていうか、、、」
亜樹は少し考えた後
「お前将来の夢何」
「え、僕の将来?、、、、、、無理かもしれないけど宇宙飛行士」
「、、、じゃあ無理だな」
「え?なに急に酷い」
困惑した顔で亜樹に言う。
「宇宙は地球とは気圧が大きく変わる。それは知ってるだろ。う蝕、あ、虫歯は気圧の変動によって地球とは比べ物にならないくらい痛くなる。」
「え、あそうなんだ。でも僕虫歯今はないし」
「それが、ある。今日の歯科健診でCOって言われたの覚えてるか?あれは〝ほぼ”むし歯だ」
「確かに言われたけど、、、じゃあ僕また削られなきゃいけないの!いやだ、、、」
「そこだ。ほぼだから、まだ治るかもしれない。お前がちゃんと歯磨きできるようになれば」
「え!治るの!でも僕歯磨きしてるし」
「磨いてると磨けてるは違う」
そう言って亜樹はスーツケースから赤い液体を持ってきた。
「星乃、口開けろ」
「はぇ!え、え?」
亜樹は星乃の歯に『染め出し剤』別名プラークチェッカーを塗った。
「軽くすすいで」
「え、あ、え、うん」
亜樹は星乃の口内を見て(これはまあ大層な)と思いつつ
「赤く染まってるところが全部磨き残し。これをもっっっと少なくしないと初期むし歯は止まらない。わかった?」
「げ、染まりすぎ僕マジで下手じゃんか、、、てかさ、なんでそんな詳しいの亜樹。親が歯医者さんとか?」
「え、あ親は医療系じゃないし、これはなんというか………」
「ん?」
「へき」
「ん?、、、ん?」
星乃が目をまんまるくしながら連呼するが
「ゔっぅん、とりあえず磨け。あと歯ブラシにかける圧強すぎるから鉛筆持ちして小刻みに動かせ、あとは45度の角度で…」
「さっき僕には一気に喋りすぎとか言ってきた癖に亜樹もじゃんか、まあ磨くけど」
「終わったら俺に見せろ」
「うん」
波乱を一悶着させ(?)2人は歯磨きを再開した。
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