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1章 出会い
エデュス国の襲撃
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逃げる人々を掻き分けながら、街道を進む。
酷い有様だ。
建物の損壊が激しく、どこかで爆発音まで聞こえる始末だ。
関係ない住人まで巻き込んで、エデュス国の奴らは何を考えているんだ。
進み続けていると、耳を劈く轟音が近くで響いた。
それと同時に、店に備えられた巨大な看板が倒れてくる。
「きゃあぁぁ!!」
「危ない!!」
住人が慌てふためいている中で俺は落ちてきた瓦礫を剣で両断した。
2つに割れた瓦礫は建物に激突したものの、住人には当たらなかった。
「た、助かった……?」
予想外の出来事に住人は戸惑いを見せていたが、俺は気にせずまた走り始めた。
燃え盛る街をしばらく進んでいくと、逃げ惑う人がいなくなった。
この辺りの住人は逃げることができたのだろう。
そんな中で、堂々と集団で街を徘徊している人がいるなんておかしいよな。
目の前に複数の人影が見えた。
恐らくこいつらはエデュス国の兵士だろう。
足を止めることなくそいつらに近づいていく。
「おい貴様!止まれ!」
一人の兵士が気づいたが、そんな言葉は無視して相手の腕を掴み投げ技で地面に転がす。
「何者だ!?殺せ!」
数人からの攻撃を避けて反撃の拳を叩き込む。
「魔法だ!魔法を放て!」
少し離れた場所に杖を持った数人の兵士の姿が視界に入った。
遠距離攻撃でもしようとしているのだろう。
俺はそいつらの方を向き、立ったまま何もしなかった。
「諦めがついたか!やれ!!」
兵隊長らしき奴の指示を受けて、奴らは魔法を放った。
青白い光を放つ複数の魔弾は、全て正確に俺に向かってきた。
しかし魔弾が近づくに連れ、徐々に速度が落ちて、光も柔くなっていった。
そして俺に届くことなく空中で溶けるように消えた。
「何が起きた!?」
魔法が消えていく事態に兵士たちは困惑している様子。
「貴様……!何をした!?」
「あんたらが下手なだけじゃないか?」
なぜ魔法が俺のもとに辿り着かなかったのか。これについては俺自身もよく分からない。
小さい頃からなのか、生まれつきなのか分からないが、ある一定の魔法は何故か消えていくのだ。
しかし、その影響のせいか俺自身も魔法は使えない。
この能力自体が魔法という説もあるがよく分からん。
「くそ!こうなったら武器だ!武器を持て!」
兵士は剣や弓などを構えてきた。
俺は一度ため息をついた。
「さっき見ただろ。接近戦じゃ俺には勝てねぇよ。」
「なんだと……!?」
エデュス国には短期なやつが多いな……
「やってみないと分からないか。来いよ。」
挑発するように奴らに向けて手をクイッと上げた。
「ふざけるな!行けぇ!!」
一斉に襲いかかってきた。
挑発されて怒りに呑まれた攻撃は全て単調だ。
これなら苦戦することは無さそうだが、いかんせん数が多い。
時間はかかりそうだ。
攻撃を避けながら剣の柄頭で殴った。
……めんどうだ。手っ取り早く終わらせよう。
俺は兵士たちを抑えながら走り出した。
「速───」
さっきから遠くで指示しているやつに向かっていく。
多分こいつがこの小部隊の隊長だろ。
「チッ!」
そいつの目の前に大柄な男が立ち塞がった。
だが俺は足を止めることなく大男に向かっていく。
「馬鹿が!やれ!」
男が巨大な武器を振りかぶった瞬間、姿勢を低くして男の股下をくぐり抜けた。
その際に大男の足の健を切り裂いた。
これでこいつは動けん。
「な……!?」
驚いた表情をする兵士の後ろへ回り込み、手を拘束して、首に鞘から出した剣を構えた。
「ひぃっ!」
兵士は剣を構えられた恐怖からか、怯えた声を上げた。
そんな腰抜けの兵士に、
「一番上のやつはどこにいる?」
と聞いた。
「そ、そんなこと──」
「言えるわけないか……なぁ知ってるか?喉を切ると呼吸するたびに笛みたいな音が鳴るんだってさ。」
首元に剣を押し当て、少し引くと血が滲んだ。
「試してみるか?」
「やめ──」
「おい。お前らも動くな。こいつが死ぬぞ?」
助けようとした兵士たちに忠告をした。
「─────場──…」
「聞こえない。」
「っ!……この街の中央の広場だ……!」
兵士が悔しそうにそう呟いた。
「情報ありがとう。腰抜けさん。」
「うお!?」
情報をくれた兵士にしっかりお礼を言った後、思いっきり突き飛ばした。
その兵士を支えるように他の兵士が集まったところで、俺は中央広場という所に向かって駆け出した。
「あ、あいつ……一体何者だ……!?」
中央広場に近づくにつれ、兵士の数も増えてきた。
もうめんどくさいな。
俺は倒壊した建物を踏み台として使い、屋根の上へと登った。
中々苦労する。
魔法は気にしなくていいものの、弓から放たれる矢を避けたり、弾かないといけない。
それにこういうことをしていると昔を思い出す。
いい思い出ではないのだが、戦闘しているとどうしても……
多分相手がエデュース国だからだろう。
やはり奴らは許されるべきではない、最悪の国だ。
!
ドゴォォォン!!
轟音と共に目の前が煙に覆われた。
爆弾とか物騒なもの持ち出しやがって……
直撃は免れたが耳が痛い。
考え事ばかりしていて注意を怠った。
集中しないと。
遠距離からの攻撃を避けながら進んでいくと、少し開けた所が見えてきた。
……あそこか?
屋根上から例の広場の様子を伺った。
見つけた。
だが、状況は良くないものだった。
サヘラは腕に小さな子供を抱えており、周りには数人の兵士、そしてサヘラの目の前に周りとは異なる雰囲気を持つ見知らぬ男が立っていた。
酷い有様だ。
建物の損壊が激しく、どこかで爆発音まで聞こえる始末だ。
関係ない住人まで巻き込んで、エデュス国の奴らは何を考えているんだ。
進み続けていると、耳を劈く轟音が近くで響いた。
それと同時に、店に備えられた巨大な看板が倒れてくる。
「きゃあぁぁ!!」
「危ない!!」
住人が慌てふためいている中で俺は落ちてきた瓦礫を剣で両断した。
2つに割れた瓦礫は建物に激突したものの、住人には当たらなかった。
「た、助かった……?」
予想外の出来事に住人は戸惑いを見せていたが、俺は気にせずまた走り始めた。
燃え盛る街をしばらく進んでいくと、逃げ惑う人がいなくなった。
この辺りの住人は逃げることができたのだろう。
そんな中で、堂々と集団で街を徘徊している人がいるなんておかしいよな。
目の前に複数の人影が見えた。
恐らくこいつらはエデュス国の兵士だろう。
足を止めることなくそいつらに近づいていく。
「おい貴様!止まれ!」
一人の兵士が気づいたが、そんな言葉は無視して相手の腕を掴み投げ技で地面に転がす。
「何者だ!?殺せ!」
数人からの攻撃を避けて反撃の拳を叩き込む。
「魔法だ!魔法を放て!」
少し離れた場所に杖を持った数人の兵士の姿が視界に入った。
遠距離攻撃でもしようとしているのだろう。
俺はそいつらの方を向き、立ったまま何もしなかった。
「諦めがついたか!やれ!!」
兵隊長らしき奴の指示を受けて、奴らは魔法を放った。
青白い光を放つ複数の魔弾は、全て正確に俺に向かってきた。
しかし魔弾が近づくに連れ、徐々に速度が落ちて、光も柔くなっていった。
そして俺に届くことなく空中で溶けるように消えた。
「何が起きた!?」
魔法が消えていく事態に兵士たちは困惑している様子。
「貴様……!何をした!?」
「あんたらが下手なだけじゃないか?」
なぜ魔法が俺のもとに辿り着かなかったのか。これについては俺自身もよく分からない。
小さい頃からなのか、生まれつきなのか分からないが、ある一定の魔法は何故か消えていくのだ。
しかし、その影響のせいか俺自身も魔法は使えない。
この能力自体が魔法という説もあるがよく分からん。
「くそ!こうなったら武器だ!武器を持て!」
兵士は剣や弓などを構えてきた。
俺は一度ため息をついた。
「さっき見ただろ。接近戦じゃ俺には勝てねぇよ。」
「なんだと……!?」
エデュス国には短期なやつが多いな……
「やってみないと分からないか。来いよ。」
挑発するように奴らに向けて手をクイッと上げた。
「ふざけるな!行けぇ!!」
一斉に襲いかかってきた。
挑発されて怒りに呑まれた攻撃は全て単調だ。
これなら苦戦することは無さそうだが、いかんせん数が多い。
時間はかかりそうだ。
攻撃を避けながら剣の柄頭で殴った。
……めんどうだ。手っ取り早く終わらせよう。
俺は兵士たちを抑えながら走り出した。
「速───」
さっきから遠くで指示しているやつに向かっていく。
多分こいつがこの小部隊の隊長だろ。
「チッ!」
そいつの目の前に大柄な男が立ち塞がった。
だが俺は足を止めることなく大男に向かっていく。
「馬鹿が!やれ!」
男が巨大な武器を振りかぶった瞬間、姿勢を低くして男の股下をくぐり抜けた。
その際に大男の足の健を切り裂いた。
これでこいつは動けん。
「な……!?」
驚いた表情をする兵士の後ろへ回り込み、手を拘束して、首に鞘から出した剣を構えた。
「ひぃっ!」
兵士は剣を構えられた恐怖からか、怯えた声を上げた。
そんな腰抜けの兵士に、
「一番上のやつはどこにいる?」
と聞いた。
「そ、そんなこと──」
「言えるわけないか……なぁ知ってるか?喉を切ると呼吸するたびに笛みたいな音が鳴るんだってさ。」
首元に剣を押し当て、少し引くと血が滲んだ。
「試してみるか?」
「やめ──」
「おい。お前らも動くな。こいつが死ぬぞ?」
助けようとした兵士たちに忠告をした。
「─────場──…」
「聞こえない。」
「っ!……この街の中央の広場だ……!」
兵士が悔しそうにそう呟いた。
「情報ありがとう。腰抜けさん。」
「うお!?」
情報をくれた兵士にしっかりお礼を言った後、思いっきり突き飛ばした。
その兵士を支えるように他の兵士が集まったところで、俺は中央広場という所に向かって駆け出した。
「あ、あいつ……一体何者だ……!?」
中央広場に近づくにつれ、兵士の数も増えてきた。
もうめんどくさいな。
俺は倒壊した建物を踏み台として使い、屋根の上へと登った。
中々苦労する。
魔法は気にしなくていいものの、弓から放たれる矢を避けたり、弾かないといけない。
それにこういうことをしていると昔を思い出す。
いい思い出ではないのだが、戦闘しているとどうしても……
多分相手がエデュース国だからだろう。
やはり奴らは許されるべきではない、最悪の国だ。
!
ドゴォォォン!!
轟音と共に目の前が煙に覆われた。
爆弾とか物騒なもの持ち出しやがって……
直撃は免れたが耳が痛い。
考え事ばかりしていて注意を怠った。
集中しないと。
遠距離からの攻撃を避けながら進んでいくと、少し開けた所が見えてきた。
……あそこか?
屋根上から例の広場の様子を伺った。
見つけた。
だが、状況は良くないものだった。
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