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第2 少年の過去
怪事件
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2年前──
街の付近の森の中。
俺は眼前で横たわる、両目の無いモンスターの死体を見つめていた。
このような死体が連日で目撃されており、今回も調査を行っている。
「いつ見ても酷い状態ね……この事件の犯人は同一人物で間違いなさそう。」
冷静に分析しているのは、この隊の副隊長を務めているクリティ。
彼女は副隊長でありながら、隊の指揮を取り、こうして事件の解明に積極的に携わる優秀な人材だ。
隊長の俺なんかよりもずっと仕事ができている。
それにこいつはただの人間じゃない。
頭に小さな角が2本生えていて、背中には小さな翼と、爬虫類特有の鱗が並んだ尻尾が生えている。
クリティは人の姿をしたドラゴンなのだ。
だが、クリティのようなドラゴンは今となっては珍しくもない。
ドラゴンが人と共存するための術……いわば環境適応というやつだ。
ドラゴンは人間と比べ、身体能力、魔力量など、基礎能力が高い。
そのため、クリティが隊長になるには十分な実力を持っている。
変われるなら変わりたいくらいだ。
「どう思う?」
「何が?」
「この死体だよ。意図的に目玉をくり抜かれているんだよ?しかもここ数日で5件……これで6件目。」
「別に。さっさと元凶を見つけて潰す。それだけだ。」
クリティはため息をついてやれやれという仕草を見せた。
「シエル?あなたは仮にもこの隊の隊長なの。一人で解決しようとしないで仲間を頼って。」
「……非効率だ。一人で解決できるならしたほうがいいだろ。」
そう答えるとぷくっと頰を膨らませて俺の両頬を押し潰してきた。
「にゃんはよ……」
「あんたはそれでいいかもしれないけど、皆心配してるの!確かにシエルは『エイレーネ』になるくらい強いけど、任務は常に死と隣り合わせなんだから!分かった?」
その言葉に俺は目を逸らす。
「返事するまでこのままだからね?」
「……ふぁい。」
「よろしい。」
満足気な顔をしてようやく俺から離れた。
勝手に慕ってる奴らは多くいるが、こうして俺に反抗してくるのはこいつくらいだろう。
「……この件の犯人は?」
「まだ分からない。でも全て猟奇的な殺し方をしているの。その証拠に目玉をくり抜くだけではなく、身体中に無数の切り傷がある。狩りをすることが目的ではなく、戦闘を楽しんでいるもので間違いないね。」
つまり犯人は人間の可能性が高いということか。
それが本当なら相当な実力者と見ていい。
今回殺されていたモンスターも街では危険視されているもの。
そいつとの戦闘を楽しみながら殺している。
「目玉をくり抜く意図は、恐らくそのモンスターと戦った勲章の為に回収しているとか?それにしたって嫌な収集癖だけどね……」
「随分と頭のおかしな奴を追っているのかもしれないな。」
死体から浮かび上がった犯人像を考えていたその時だった。
「シエル隊長!クリティ副隊長!お伝えしたいことが!」
一人の兵士が近づいてきた。
「どうしたの?」
「この森の調査開始の際に別れた別働隊と連絡が取れません……」
クリティが通信用の魔道具を受け取り、確認してみるが、魔道具が壊れているというわけでは無さそうだ。
こちらから連絡をしてみるものの、兵士の言う通り返答は無かった。
「確かこの魔道具は所持者の位置も特定できたはず……」
「急いだ方がいい。別れた方向に向かいながら位置を特定するぞ。」
「分かったわ。」
俺達は別働隊の元へ駆けた。
──────────
「こっち!」
位置を特定した俺達はクリティの指示で動いていた。
「うわぁぁぁぁ!!」
近くで悲鳴が聞こえた。
「先に行く。」
「ちょっと待──」
クリティの言葉を遮りながら、悲鳴のした方へ全力で駆け出す。
そして辿り着いたのは開けた草地。
そこには兵士たちが倒れており、ピクリとも動いていなかった。
「ぐ……!うぅ……」
声のする方向を見ると、そこには膝を地に着けた一人の兵士と、その前に立つ見知らぬ人。
「んー?」
こちらに気付いた奴が振り返る。
女……?
髪を二つに分けて結んでおり、小柄で軽装だ。
しかし手には血に塗れたナイフを持っていた。
「シエル隊──カヒュ──」
奴は一切迷うこと無く、兵士の喉を切り裂いた。
しかもこちらを見たままの状態で。
「君……いいねぇ……!」
!
突然目の前に現れた。
咄嗟に短剣を抜き、ナイフを受けた。
そのまま弾き飛ばそうとしたが、想定よりも奴の力が強く、押さえつけられる。
「お前は誰だ。」
「えへへ……!いい目をしてる!」
質問に答えること無く頰を赤く染め、恍惚の表情を浮かべている。
「どけ。」
足に力を込めて奴を無理矢理押し返す。
少しよろけたものの、嬉しそうな表情でこちらを見つめていた。
「いつぶりだろ!こんなにいい目をした人は!」
……目を見ている。
それに小型のナイフを得物とし、大勢の兵士を殺した。
こいつが目玉の無い死体の事件の元凶で間違いないだろう。
「誰だと聞いている。」
ごめんごめんと、服に付いた土埃を払いながら奴は答える。
「僕はアビー・シルヴィエッタ。エデュス国の兵隊をしてるんだ。」
エデュス国……!
一気に警戒を強める。
なんでこいつらは癪に触ることばかりするんだろうな……!
「君は?ねぇねぇ、君は何ていうの?」
無邪気な子供のようにアビーは聞いてくる。
「……シエル。」
「シエル……シエルくんかぁ……!」
嬉しそうに奴は両手のナイフを構える。
それに対して俺も直剣を抜いた。
「その目欲しいなぁ……すごく、すごくいい目……!」
その言葉と共に奴の身体がブレた。
次の瞬間にはもう目の前にいた。
だが、それは一度見た。
「おぉ?」
俺はすでに剣をアビーに向けて振り下ろしていた。
アビーは両手のナイフを交差させて剣を受け止める。
そんな小さなナイフじゃ受けきれないと思うが。
金属音が鳴ると同時に俺はナイフを無視するようにそのまま振り抜いた。
「あっぶな~。」
しかし奴はナイフを捨てて回避に徹していた。
しかもこいつは避けながら投げナイフを放った。
首を傾げて避けたが、頰を浅く切った。
取捨選択の判断も早い。厄介な敵だ。
「真っ赤な血が出てるよ?ねぇ、痛い?」
戦闘中だというのに笑顔で質問をしてくる。
不気味な野郎だ。
「じゃあ次はどうしよっかなぁ。」
そう言って奴はナイフを再び取り出す。
それとほぼ同時に投げナイフが3本こちらに向かって飛んできた。
それを弾き落とすと、手を叩く音が聞こえた。
「すごいねぇ!完璧な不意打ちだと思ったんだけど防ぐなんて!」
警戒していればあんなもの不意打ちの内に入らん。
だがあのナイフ……一瞬で投げたのに頭、首、胸、全て急所に飛んできた。
殺し慣れている証拠だ。
「やっぱり同じ軌道じゃ駄目かぁ。……ん?」
突然、青白い熱線がアビーに向かって放たれた。
アビーはそれを避けて木の上に座る。
「シエル!大丈夫!?」
その熱線の正体はクリティの魔法だった。
クリティの得意とする魔法は雷。
魔力を一点に集め放出したものがあの熱線なのだろう。
「キラキラした目の子がもう一人……!」
アビーは木の上からクリティを恍惚の表情で見下ろしている。
クリティと数人の兵士によって人数有利は取れている。
しかし、相手は大勢の兵士を殺している。
数で圧しても意味が無いだろう。
「……負傷者を連れてここから離れろ。」
死者がほとんどだが、中にはまだ生存者もいるかもしれない。
「えっ……私も戦──」
「隊長命令だ。副隊長として、負傷者の安全を確保しろ。」
「……了解。」
クリティは少し迷ったが、他の兵士に指示をしながら負傷者の元へ駆け寄った。
……きっとこの戦いは激しいものになる。
エデュス国の兵士アビー、奴の実力は認めるしかない。
まだ力の底が見えない。
こいつをどうにかしないと、後々めんどうなことになるのは明白だ。
だから最悪、刺し違えてでも奴を止めるんだ。
「あれ?一人でいいの?」
「……問題無い。」
「えぇ……せっかくいい目の子を見つけられたのに……ま、いっか。」
アビーはナイフをくるくると指で回す。
「楽しませてね。シエルくん。」
そして不気味に口角を上げた。
街の付近の森の中。
俺は眼前で横たわる、両目の無いモンスターの死体を見つめていた。
このような死体が連日で目撃されており、今回も調査を行っている。
「いつ見ても酷い状態ね……この事件の犯人は同一人物で間違いなさそう。」
冷静に分析しているのは、この隊の副隊長を務めているクリティ。
彼女は副隊長でありながら、隊の指揮を取り、こうして事件の解明に積極的に携わる優秀な人材だ。
隊長の俺なんかよりもずっと仕事ができている。
それにこいつはただの人間じゃない。
頭に小さな角が2本生えていて、背中には小さな翼と、爬虫類特有の鱗が並んだ尻尾が生えている。
クリティは人の姿をしたドラゴンなのだ。
だが、クリティのようなドラゴンは今となっては珍しくもない。
ドラゴンが人と共存するための術……いわば環境適応というやつだ。
ドラゴンは人間と比べ、身体能力、魔力量など、基礎能力が高い。
そのため、クリティが隊長になるには十分な実力を持っている。
変われるなら変わりたいくらいだ。
「どう思う?」
「何が?」
「この死体だよ。意図的に目玉をくり抜かれているんだよ?しかもここ数日で5件……これで6件目。」
「別に。さっさと元凶を見つけて潰す。それだけだ。」
クリティはため息をついてやれやれという仕草を見せた。
「シエル?あなたは仮にもこの隊の隊長なの。一人で解決しようとしないで仲間を頼って。」
「……非効率だ。一人で解決できるならしたほうがいいだろ。」
そう答えるとぷくっと頰を膨らませて俺の両頬を押し潰してきた。
「にゃんはよ……」
「あんたはそれでいいかもしれないけど、皆心配してるの!確かにシエルは『エイレーネ』になるくらい強いけど、任務は常に死と隣り合わせなんだから!分かった?」
その言葉に俺は目を逸らす。
「返事するまでこのままだからね?」
「……ふぁい。」
「よろしい。」
満足気な顔をしてようやく俺から離れた。
勝手に慕ってる奴らは多くいるが、こうして俺に反抗してくるのはこいつくらいだろう。
「……この件の犯人は?」
「まだ分からない。でも全て猟奇的な殺し方をしているの。その証拠に目玉をくり抜くだけではなく、身体中に無数の切り傷がある。狩りをすることが目的ではなく、戦闘を楽しんでいるもので間違いないね。」
つまり犯人は人間の可能性が高いということか。
それが本当なら相当な実力者と見ていい。
今回殺されていたモンスターも街では危険視されているもの。
そいつとの戦闘を楽しみながら殺している。
「目玉をくり抜く意図は、恐らくそのモンスターと戦った勲章の為に回収しているとか?それにしたって嫌な収集癖だけどね……」
「随分と頭のおかしな奴を追っているのかもしれないな。」
死体から浮かび上がった犯人像を考えていたその時だった。
「シエル隊長!クリティ副隊長!お伝えしたいことが!」
一人の兵士が近づいてきた。
「どうしたの?」
「この森の調査開始の際に別れた別働隊と連絡が取れません……」
クリティが通信用の魔道具を受け取り、確認してみるが、魔道具が壊れているというわけでは無さそうだ。
こちらから連絡をしてみるものの、兵士の言う通り返答は無かった。
「確かこの魔道具は所持者の位置も特定できたはず……」
「急いだ方がいい。別れた方向に向かいながら位置を特定するぞ。」
「分かったわ。」
俺達は別働隊の元へ駆けた。
──────────
「こっち!」
位置を特定した俺達はクリティの指示で動いていた。
「うわぁぁぁぁ!!」
近くで悲鳴が聞こえた。
「先に行く。」
「ちょっと待──」
クリティの言葉を遮りながら、悲鳴のした方へ全力で駆け出す。
そして辿り着いたのは開けた草地。
そこには兵士たちが倒れており、ピクリとも動いていなかった。
「ぐ……!うぅ……」
声のする方向を見ると、そこには膝を地に着けた一人の兵士と、その前に立つ見知らぬ人。
「んー?」
こちらに気付いた奴が振り返る。
女……?
髪を二つに分けて結んでおり、小柄で軽装だ。
しかし手には血に塗れたナイフを持っていた。
「シエル隊──カヒュ──」
奴は一切迷うこと無く、兵士の喉を切り裂いた。
しかもこちらを見たままの状態で。
「君……いいねぇ……!」
!
突然目の前に現れた。
咄嗟に短剣を抜き、ナイフを受けた。
そのまま弾き飛ばそうとしたが、想定よりも奴の力が強く、押さえつけられる。
「お前は誰だ。」
「えへへ……!いい目をしてる!」
質問に答えること無く頰を赤く染め、恍惚の表情を浮かべている。
「どけ。」
足に力を込めて奴を無理矢理押し返す。
少しよろけたものの、嬉しそうな表情でこちらを見つめていた。
「いつぶりだろ!こんなにいい目をした人は!」
……目を見ている。
それに小型のナイフを得物とし、大勢の兵士を殺した。
こいつが目玉の無い死体の事件の元凶で間違いないだろう。
「誰だと聞いている。」
ごめんごめんと、服に付いた土埃を払いながら奴は答える。
「僕はアビー・シルヴィエッタ。エデュス国の兵隊をしてるんだ。」
エデュス国……!
一気に警戒を強める。
なんでこいつらは癪に触ることばかりするんだろうな……!
「君は?ねぇねぇ、君は何ていうの?」
無邪気な子供のようにアビーは聞いてくる。
「……シエル。」
「シエル……シエルくんかぁ……!」
嬉しそうに奴は両手のナイフを構える。
それに対して俺も直剣を抜いた。
「その目欲しいなぁ……すごく、すごくいい目……!」
その言葉と共に奴の身体がブレた。
次の瞬間にはもう目の前にいた。
だが、それは一度見た。
「おぉ?」
俺はすでに剣をアビーに向けて振り下ろしていた。
アビーは両手のナイフを交差させて剣を受け止める。
そんな小さなナイフじゃ受けきれないと思うが。
金属音が鳴ると同時に俺はナイフを無視するようにそのまま振り抜いた。
「あっぶな~。」
しかし奴はナイフを捨てて回避に徹していた。
しかもこいつは避けながら投げナイフを放った。
首を傾げて避けたが、頰を浅く切った。
取捨選択の判断も早い。厄介な敵だ。
「真っ赤な血が出てるよ?ねぇ、痛い?」
戦闘中だというのに笑顔で質問をしてくる。
不気味な野郎だ。
「じゃあ次はどうしよっかなぁ。」
そう言って奴はナイフを再び取り出す。
それとほぼ同時に投げナイフが3本こちらに向かって飛んできた。
それを弾き落とすと、手を叩く音が聞こえた。
「すごいねぇ!完璧な不意打ちだと思ったんだけど防ぐなんて!」
警戒していればあんなもの不意打ちの内に入らん。
だがあのナイフ……一瞬で投げたのに頭、首、胸、全て急所に飛んできた。
殺し慣れている証拠だ。
「やっぱり同じ軌道じゃ駄目かぁ。……ん?」
突然、青白い熱線がアビーに向かって放たれた。
アビーはそれを避けて木の上に座る。
「シエル!大丈夫!?」
その熱線の正体はクリティの魔法だった。
クリティの得意とする魔法は雷。
魔力を一点に集め放出したものがあの熱線なのだろう。
「キラキラした目の子がもう一人……!」
アビーは木の上からクリティを恍惚の表情で見下ろしている。
クリティと数人の兵士によって人数有利は取れている。
しかし、相手は大勢の兵士を殺している。
数で圧しても意味が無いだろう。
「……負傷者を連れてここから離れろ。」
死者がほとんどだが、中にはまだ生存者もいるかもしれない。
「えっ……私も戦──」
「隊長命令だ。副隊長として、負傷者の安全を確保しろ。」
「……了解。」
クリティは少し迷ったが、他の兵士に指示をしながら負傷者の元へ駆け寄った。
……きっとこの戦いは激しいものになる。
エデュス国の兵士アビー、奴の実力は認めるしかない。
まだ力の底が見えない。
こいつをどうにかしないと、後々めんどうなことになるのは明白だ。
だから最悪、刺し違えてでも奴を止めるんだ。
「あれ?一人でいいの?」
「……問題無い。」
「えぇ……せっかくいい目の子を見つけられたのに……ま、いっか。」
アビーはナイフをくるくると指で回す。
「楽しませてね。シエルくん。」
そして不気味に口角を上げた。
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