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第二十七章 ちびっ子たちの冒険者デビュー
八百話 ある職員の不正の発覚
こんな感じで数日間は何も不正は見つからなかったのだが、今日リズ達が不正を行っていた職員を捕まえたとカミラさんから連絡があった。
どうも、とある地方の出張所から帰ってきた職員がその地方に様々な便宜を図る為に賄賂工作をしようとしていたらしい。
その地方を取り仕切るとある伯爵家の存在も、尋問から直ぐに浮上した。
ということで、直ぐに関係者を集めて調査の速報が報告された。
「バザール子爵領と隣接する、サギー伯爵家か。ここも、王国創立までとはいわないがかなり古い貴族になるな」
「バザール子爵領までは、ホーエンハイム辺境伯領が管轄しております。サギー伯爵領の周辺がどうなっているのか、併せて確認が必要かと」
ホーエンハイム辺境伯領が管轄する領域と違うので、僕も殆ど聞いたことがないところです。
またもや古い貴族による犯罪が浮上したので、陛下も内務卿も頭が痛そうな表情です。
「ジンよ、よく職員が犯罪をしているのを見つけたな」
「そいつの部署に行ったら、俺達から目をそらすとかの明らかな不審行動をしていたので直ぐに分かりましたよ」
「犯罪者は後ろめたい気持ちがあるから、取り締まるところが現れると不審な行動をする典型例か」
ジンさん曰く、職員が勝手に自爆したものだと言っていました。
急に視線を外して挙動不審になったので、全員が何だあいつとなったそうです。
すぐさまスラちゃんが証拠を抑えたので、あえなく御用となったとの事です。
気配察知に優れているリズ達なら、直ぐに分かるレベルでしょう。
「尋問の結果になるが、まずはサギー伯爵領にある国の出向機関の調査を行おう。バザール子爵領から直ぐのところにサギー伯爵領があるから、ジン達は現地に行く準備をしておけ」
「畏まりました」
ということで、尋問待ちになったので特別調査チームは引き続き調査を再開する事になりました。
併せて、各出向機関から戻ってきた人達への聴取もする事になりました。
うん、思ったよりも忙しくなりそうだぞ。
「お金を貰って、自分に有利になる事ばかりしちゃ駄目だよね」
「リズちゃんの言う通りね。サギー伯爵家は昔からいい噂を聞かないけど、現当主になってから一層お金に執着する様になったみたいだわ」
昼食時にリズが至極当たり前の事を言ってティナおばあさまも続いていたけど、どうも昔から悪い噂はあったみたいです。
しかし、リズも悪い人を捕まえたと喜ばないあたり成長したととらえてもいいかも。
「尋問と証拠品の調査は、どうしても数日かかる。あの部署は出向先から戻ってきたのが多いが、戻ってきたものは今のところ大丈夫そうだ」
「でも、その人は真面目でも出向先がダメダメな時もありますよね。何れにせよ、話を聞かないと駄目っぽそうです」
「だよなあ。春先まで時間がかかりそうな案件だな」
僕もジンさんも、思わず溜息が出る案件になりました。
どっちにしても、数日はやる事がないので引き続き調査続行となります。
「スラちゃんは、念の為に直ぐに現地に転移魔法が使えるように先行してサギー伯爵領に向かってくれる?」
僕は、スラちゃんに現地を先回りして欲しいとお願いしました。
スラちゃんなら、バザール子爵領に長距離転移してから空を飛んでサギー伯爵領に向かう事ができます。
スラちゃんも、任せてと触手をふりふりとしていました。
どうも、とある地方の出張所から帰ってきた職員がその地方に様々な便宜を図る為に賄賂工作をしようとしていたらしい。
その地方を取り仕切るとある伯爵家の存在も、尋問から直ぐに浮上した。
ということで、直ぐに関係者を集めて調査の速報が報告された。
「バザール子爵領と隣接する、サギー伯爵家か。ここも、王国創立までとはいわないがかなり古い貴族になるな」
「バザール子爵領までは、ホーエンハイム辺境伯領が管轄しております。サギー伯爵領の周辺がどうなっているのか、併せて確認が必要かと」
ホーエンハイム辺境伯領が管轄する領域と違うので、僕も殆ど聞いたことがないところです。
またもや古い貴族による犯罪が浮上したので、陛下も内務卿も頭が痛そうな表情です。
「ジンよ、よく職員が犯罪をしているのを見つけたな」
「そいつの部署に行ったら、俺達から目をそらすとかの明らかな不審行動をしていたので直ぐに分かりましたよ」
「犯罪者は後ろめたい気持ちがあるから、取り締まるところが現れると不審な行動をする典型例か」
ジンさん曰く、職員が勝手に自爆したものだと言っていました。
急に視線を外して挙動不審になったので、全員が何だあいつとなったそうです。
すぐさまスラちゃんが証拠を抑えたので、あえなく御用となったとの事です。
気配察知に優れているリズ達なら、直ぐに分かるレベルでしょう。
「尋問の結果になるが、まずはサギー伯爵領にある国の出向機関の調査を行おう。バザール子爵領から直ぐのところにサギー伯爵領があるから、ジン達は現地に行く準備をしておけ」
「畏まりました」
ということで、尋問待ちになったので特別調査チームは引き続き調査を再開する事になりました。
併せて、各出向機関から戻ってきた人達への聴取もする事になりました。
うん、思ったよりも忙しくなりそうだぞ。
「お金を貰って、自分に有利になる事ばかりしちゃ駄目だよね」
「リズちゃんの言う通りね。サギー伯爵家は昔からいい噂を聞かないけど、現当主になってから一層お金に執着する様になったみたいだわ」
昼食時にリズが至極当たり前の事を言ってティナおばあさまも続いていたけど、どうも昔から悪い噂はあったみたいです。
しかし、リズも悪い人を捕まえたと喜ばないあたり成長したととらえてもいいかも。
「尋問と証拠品の調査は、どうしても数日かかる。あの部署は出向先から戻ってきたのが多いが、戻ってきたものは今のところ大丈夫そうだ」
「でも、その人は真面目でも出向先がダメダメな時もありますよね。何れにせよ、話を聞かないと駄目っぽそうです」
「だよなあ。春先まで時間がかかりそうな案件だな」
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「スラちゃんは、念の為に直ぐに現地に転移魔法が使えるように先行してサギー伯爵領に向かってくれる?」
僕は、スラちゃんに現地を先回りして欲しいとお願いしました。
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