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第三十二章 新入生
千百八十九話 文化祭当日になりました
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文化祭当日は、基本的に学園の生徒と来賓のみの参加となります。
でも、作品は持ち帰ることができるので、家族に見せることは可能です。
もっとも、僕は屋敷でも製作をしていたからみんなに見られているんだけどね。
「リズ、先に学園に行っているね」
「お兄ちゃん、いってらっしゃーい!」
僕は体育館の来賓対応もあるので、リズたちよりも早めに学園に行く必要があった。
プリンも朝食を食べ終えて僕のところにやってきたので、一緒にゲートで学園に向かった。
「えーっと、他の展示物の説明ができないと駄目だね」
僕は、各学年から体育館に集められた作品の説明を読み込んでいた。
どの作品もとてもよくできていて、流石に選ばれた作品だといえた。
プリンも各机に飛び乗って観察していたけど、そのうち飽き始めた。
ガコン、ガコン。
すると、プリンは体育館の倉庫に向かい、念動で机を一つ運んできた。
僕のローラーブレード型魔導具と論文が置かれている机の隣に持ってきた机を運び、そこにプリンの形の銀細工を置いた。
しかも、名札まで丁寧に作っていた。
プリンは、自分の銀細工を未だに色々な人に自慢しているもんなあ。
他の作品の邪魔をしているわけでは無いし、よく考えたら作ったのは僕だもんね。
でも、プリンは自分の銀細工の前でスタンバイしているよ。
うん、放置しておこう。
「お兄ちゃん、そろそろ色々な人が来るって」
「ルーカスお兄ちゃんも来るの」
生徒会を手伝っていたリズたちも体育館に姿を現したけど、来賓は一旦体育館の空いているスペースに集まるそうです。
程なくして、学園内に軍がやってきて馬車も集まってきました。
宰相とかもやっていたんだけど、案内開始するまで少し時間があります。
必然的に体育館に展示してある作品を見ていたんだけど、何だか僕の作品のところに集まっていた。
「アレク君、長年学園の文化祭を見てきたが魔導具と論文を展示している生徒は初めてみたぞ」
久々に会ったニース侯爵がちょっと呆れたように話していたけど、他の閣僚も全く同じだと言っていた。
ルーカスお兄様も、流石に論文とかは展示していなかったそうです。
「ふふ、プリンちゃんは自分を作ってくれたのが嬉しいのね」
一方、プリンは自分の銀細工をカレン様にアピールしていた。
カレン様の従魔のヒカリちゃんも、良い出来だと喜んでいました。
すると、ティナおばあさまがビックリすることを言ってきたのです。
「ふふ、懐かしいわね。私も、学園時代に一度だけ銀細工を展示したことがあるのよ」
なんと、ティナおばあさまも僕と同じ銀細工を作っていたとは。
これには、自分の銀細工を自慢していたプリンもビックリしていました。
でも、ティナおばあさまと同じものを作っていたなんて、何だかちょっと嬉しいです。
「おばあちゃん、他には何を作ったの?」
「花飾りとか作ったりもしたわよ。絵を描くよりも、何かを作る方が好きだったわ」
「おー! リズもお花で色々作ったんだよ!」
リズもティナおばあさまと同じ作品を作って喜んでいたけど、どうやらものを作る系を好むみたいですね。
スラちゃんは絵画もできるけど、それはスラちゃんだからね。
そして、驚愕の事実が発覚しました。
なんと、過去に魔導具を展示した人がいたそうです。
「陛下も、魔導具を使った武器を作ろうとしたのよ。残念ながら回路が駄目で動かなかったけどね」
王妃様が凄いことを教えてくれたけど、そもそも芸術品じゃなくて武器なので普通に先生に怒られて作り直したそうです。
僕の場合は論文とセットだから問題ないけど、個人的には陛下が作った魔導具っぽいものも見てみたいなあ。
でも、作品は持ち帰ることができるので、家族に見せることは可能です。
もっとも、僕は屋敷でも製作をしていたからみんなに見られているんだけどね。
「リズ、先に学園に行っているね」
「お兄ちゃん、いってらっしゃーい!」
僕は体育館の来賓対応もあるので、リズたちよりも早めに学園に行く必要があった。
プリンも朝食を食べ終えて僕のところにやってきたので、一緒にゲートで学園に向かった。
「えーっと、他の展示物の説明ができないと駄目だね」
僕は、各学年から体育館に集められた作品の説明を読み込んでいた。
どの作品もとてもよくできていて、流石に選ばれた作品だといえた。
プリンも各机に飛び乗って観察していたけど、そのうち飽き始めた。
ガコン、ガコン。
すると、プリンは体育館の倉庫に向かい、念動で机を一つ運んできた。
僕のローラーブレード型魔導具と論文が置かれている机の隣に持ってきた机を運び、そこにプリンの形の銀細工を置いた。
しかも、名札まで丁寧に作っていた。
プリンは、自分の銀細工を未だに色々な人に自慢しているもんなあ。
他の作品の邪魔をしているわけでは無いし、よく考えたら作ったのは僕だもんね。
でも、プリンは自分の銀細工の前でスタンバイしているよ。
うん、放置しておこう。
「お兄ちゃん、そろそろ色々な人が来るって」
「ルーカスお兄ちゃんも来るの」
生徒会を手伝っていたリズたちも体育館に姿を現したけど、来賓は一旦体育館の空いているスペースに集まるそうです。
程なくして、学園内に軍がやってきて馬車も集まってきました。
宰相とかもやっていたんだけど、案内開始するまで少し時間があります。
必然的に体育館に展示してある作品を見ていたんだけど、何だか僕の作品のところに集まっていた。
「アレク君、長年学園の文化祭を見てきたが魔導具と論文を展示している生徒は初めてみたぞ」
久々に会ったニース侯爵がちょっと呆れたように話していたけど、他の閣僚も全く同じだと言っていた。
ルーカスお兄様も、流石に論文とかは展示していなかったそうです。
「ふふ、プリンちゃんは自分を作ってくれたのが嬉しいのね」
一方、プリンは自分の銀細工をカレン様にアピールしていた。
カレン様の従魔のヒカリちゃんも、良い出来だと喜んでいました。
すると、ティナおばあさまがビックリすることを言ってきたのです。
「ふふ、懐かしいわね。私も、学園時代に一度だけ銀細工を展示したことがあるのよ」
なんと、ティナおばあさまも僕と同じ銀細工を作っていたとは。
これには、自分の銀細工を自慢していたプリンもビックリしていました。
でも、ティナおばあさまと同じものを作っていたなんて、何だかちょっと嬉しいです。
「おばあちゃん、他には何を作ったの?」
「花飾りとか作ったりもしたわよ。絵を描くよりも、何かを作る方が好きだったわ」
「おー! リズもお花で色々作ったんだよ!」
リズもティナおばあさまと同じ作品を作って喜んでいたけど、どうやらものを作る系を好むみたいですね。
スラちゃんは絵画もできるけど、それはスラちゃんだからね。
そして、驚愕の事実が発覚しました。
なんと、過去に魔導具を展示した人がいたそうです。
「陛下も、魔導具を使った武器を作ろうとしたのよ。残念ながら回路が駄目で動かなかったけどね」
王妃様が凄いことを教えてくれたけど、そもそも芸術品じゃなくて武器なので普通に先生に怒られて作り直したそうです。
僕の場合は論文とセットだから問題ないけど、個人的には陛下が作った魔導具っぽいものも見てみたいなあ。
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