転生しても実家を追い出されたので、今度は自分の意志で生きていきます

藤なごみ

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第三十三章 二年生

千二百三十四話 ルーカスお兄様の結婚式の打ち合わせです

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 三日後、予定通りにルーカスお兄様の結婚式に関する打ち合わせを王城で行います。
 スラちゃんは一足先に王城に行き、各国の関係者を王城に連れてきていました。
 一方、僕は生徒会役員を王城に連れていきます。
 ジンさんやミカエルたちは、ポッキーが辺境伯領から王城に連れて行きました。

「「「ねーねー、この人はだーれ?」」」
「「え、えーっと……」」

 王城に生徒会役員を連れて行くと、カーラさんのところにちびっ子たちが集まりました。
 そういえば、ワーナー君はルーカスお兄様の手伝いをしたことがあるけどルカちゃん達とは直接会っていなかったんだね。

「この人は、イヨちゃんとミリアちゃんの同級生のワーナー君とカーラちゃんだよ!」
「「「おおー!」」」

 リズが簡単に説明すると、ちびっ子たちは直ぐに理解しました。
 しかし、今日は各国からの来賓が来ていて、ワーナー君とカーラさんに興味津々でした。

「リズちゃん、この二人はリルムの一つ先輩になるんだね!」
「そうなんだよ、リルムちゃんの一つ年上になるんだよ!」

 先ずは、帝国の皇女様でもあるリルムが仲良しのリズに質問していました。
 実はさっきのちびっ子たちの中にはリルムの弟と妹が混じっていて、一緒に質問していました。
 ワーナー君とカーラさんは、ちびっ子たちに良い人って認められていますね。

「はあ、若いって良いわね……」

 そして、ちょっとやさぐれているのはヤザンさんとの恋に破れたクレイモアさんです。
 ヤザンさん、婚約者がいたんだって……
 クレイモアさんも、流石に婚約者を押しのけてまで自分を売り込むのは難しいと分かっています。
 クレイモアさんの恋のお相手が現れるのは、一体いつになるのでしょうか。
 そして、何とこの人も王城に姿を現したのです。

「ほほほ、子どもたちは今日も元気だのう」

 カレン様、セリーヌ様、いつもの外交担当の枢機卿に加えて、何と教皇猊下までやってきたのです。
 帝国側も皇妃様が来ているし、凄いことになっていますね。
 この後、ついでに首脳会議も開かれるそうです。

「何で、この中に参加しているのだろう……」
「私もですわ……」
「諦めろ。アレクと関わった時点でこうなる可能性はあったぞ」

 とんでもない人の中にいて思わず惚けているワーナー君とカーラさんの肩を、ジンさんが苦笑しながらポンポンと叩いていました。
 何はともあれ、会議の開始です。
 といっても、大きな内容の変更はありません。

「生徒会役員で直接結婚式の運営に関わらない人は、近衛騎士と共に警備について貰います。ジンさんは結婚式には警備として参加しますので、事前に打ち合わせをする機会を設けたいと思います」
「「「はい」」」

 僕が説明を始めると、主に剣技特待生の生徒会役員が返事をします。
 女性陣には受付のお手伝いなどもしてもらうので、やることはたくさんあります。
 ちなみに、ジンさんは警備も大教会の中に配置することが決まっていて、披露宴には普通に来賓として参加する予定です。

「あーあ、エレノアも司会をやりたかったなあ……」
「私も、エレノアの気持ちは分かるわ……」

 当日の役割などを話していくと、エレノアとルーシーお姉様がズーンと少し落ち込んでいました。
 二人はルーカスお兄様の妹として、来賓に挨拶にいかないといけません。
 ここは花婿の妹として頑張ってもらうしかありませんね。
 そして、結婚式の司会はリズとサンディ、披露宴の司会は僕で正式に決定しました。
 既に色々な結婚式のお手伝いで司会の経験をしているし、王家に関係の深いものだからということになりました。
 普通の結婚式の豪華版と考えるようにしておきましょう。
 もちろんちびっ子たちはフラワーボーイとフラワーガールを務めることになっていて、イヨ、メアリ、リルムがちびっ子たちの面倒をみることになっています。
 来賓の移動に関しては、僕、スラちゃん、ポッキーのゲートを使うことになっていて、周辺警備も厳重に行います。
 パレードに関しても従来通りで、ポニさんとドラちゃんたちも警備につきます。
 えーっと説明は大体こんなものかな?

「あの、僕が説明してって言われていたのですけど大丈夫でしたか?」
「ほほほ、流石は双翼の天使様じゃ。過不足なく説明しておるぞ」
「ええ、そうですわね。昔から神童と言われておりましたが、立派になりましたね」

 教皇猊下と皇妃様がニコリと微笑みながら問題ないと言ってくれて、他の人たちもうんうんと頷いていました。
 生徒会役員は、流石アレク君と言っている人もいますね。
 なんだかこそばゆいけど、無事に説明を終えてホッとしています。
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