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第十章 冒険者学校入学試験
第六百六十五話 屋敷の前で叫んでいたもの
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僕とアレックスさんは、間近に迫っている官僚試験に向けて全力で勉強しています。
カキカキ、ぬりぬり。
僕とアレックスさんに負けないようにと、クリスちゃんとマヤちゃんも一緒に勉強しています。
クリスちゃんは真面目に書き取りしているけど、マヤちゃんはお絵かきをしていますね。
クリスちゃんも、年齢を考えるととても頭が良い気がするよ。
「いやいや、レオ君は人のことを言えないよ。少なくとも、レオ君と同じ歳でそこまでの天才は国王陛下くらいしかいないって噂だよ」
アレックスさんが苦笑しながら話していたけど、陛下は僕より一個上で上級官僚試験に合格したんだよね。
絶対に僕よりも陛下の方が凄いと思うなあ。
それでいて、とっても良い人で優しいんだよね。
こんな感じで、時々みんなでお喋りしながら勉強をしていました。
「二人とも、最後の確認も問題なさそうね。でも、こういうものの一番の大敵は油断ってものよ。体調にも十分に気をつけることね」
昼食時にターニャさんが僕とアレックスさんに色々と注意事項を話してくれたけど、何が起こるか本当に分からないよね。
僕とアレックスさんだけでなく、ウェンディさんやシロちゃんたちもコクコクと頷いていました。
すると、執事がモニカさんに近づいてきました。
そして、何か耳打ちをしました。
「ふう、分かったわ。直ぐに行きましょう。シロちゃんたちも来てくれるかしら。アレックスとレオ君の官僚試験を、台無しにしようとする奴らが来ているのよ」
「アオン!」
おや?
僕とアレックスさんの官僚試験を台無しにしようとする人って、いったい誰なんだろう。
でも、流石に僕たちが出る訳には行かないし、ここはモニカさんとシロちゃんたちにお任せだね。
そして、僅か五分後にモニカさんとシロちゃんたちが食堂に戻ってきました。
全員とってもぷりぷりしているけど、何か怒るようなことがあったのかな。
「はあ、例の陛下に殴りかかって拘束されて全職務停止になった、三人の貴族が屋敷に押しかけていたのよ。レオ君が息子を止めなかったからこんなことになったとか、私にも王家に連なるものなら俺たちの為に情状酌量を上申しろとかいったのよ。ここまで大馬鹿者だとは思わなかったわ」
うわあ、本当にまさかことが起きていたんだ。
自分たちのことしか考えないなんて、絶対に駄目だよね。
モニカさんと一緒にいたシロちゃんたちも、ものすごく呆れていました。
「そもそも、釈放されて処分決定まで屋敷で謹慎処分になったはずなのに堂々と破ったわ。シロちゃんにガチガチに拘束魔法をかけてもらって、軍の施設に送ってあげたわ。どんなに説明しても理解出来ないし、本当に嫌になっちゃうわ」
なんというか、お疲れ様としか言いようがないですね。
ギルバートさんはあの三人のことを猛獣って言ったけど、本当に理性のない猛獣ですね。
僕とアレックスさんは、あんな人になりたくないと思いながら勉強部屋に戻りました。
そして、夕食時にまたまた疲れた表情のギルバートさんが屋敷に帰ってきました。
「はあ、保釈金を納めて仮釈放された翌日にこんな馬鹿なことをするとは。貴族としての権利を全停止した上で、判決まで釈放なしの決定になった。しかも、調べたら保釈を担当する職員に賄賂を渡したみたいだな」
普通陛下に殴りかかった時点で重罪なのに、賄賂を渡して仮釈放されるとは。
あくどいことしか考えないのですね。
「あと、試験で暴れて捕まった三人の息子は、初級官僚試験を受けさせろと大騒ぎしていた。現行犯で捕まっているので、受験資格喪失になっているのだがな」
親子揃って大騒ぎしているなんて、本当に駄目ですね。
僕とアレックスさんは、改めてあんな人になってはいけないと決心しました。
でも、ある意味危険人物が排除されたことになりますね。
カキカキ、ぬりぬり。
僕とアレックスさんに負けないようにと、クリスちゃんとマヤちゃんも一緒に勉強しています。
クリスちゃんは真面目に書き取りしているけど、マヤちゃんはお絵かきをしていますね。
クリスちゃんも、年齢を考えるととても頭が良い気がするよ。
「いやいや、レオ君は人のことを言えないよ。少なくとも、レオ君と同じ歳でそこまでの天才は国王陛下くらいしかいないって噂だよ」
アレックスさんが苦笑しながら話していたけど、陛下は僕より一個上で上級官僚試験に合格したんだよね。
絶対に僕よりも陛下の方が凄いと思うなあ。
それでいて、とっても良い人で優しいんだよね。
こんな感じで、時々みんなでお喋りしながら勉強をしていました。
「二人とも、最後の確認も問題なさそうね。でも、こういうものの一番の大敵は油断ってものよ。体調にも十分に気をつけることね」
昼食時にターニャさんが僕とアレックスさんに色々と注意事項を話してくれたけど、何が起こるか本当に分からないよね。
僕とアレックスさんだけでなく、ウェンディさんやシロちゃんたちもコクコクと頷いていました。
すると、執事がモニカさんに近づいてきました。
そして、何か耳打ちをしました。
「ふう、分かったわ。直ぐに行きましょう。シロちゃんたちも来てくれるかしら。アレックスとレオ君の官僚試験を、台無しにしようとする奴らが来ているのよ」
「アオン!」
おや?
僕とアレックスさんの官僚試験を台無しにしようとする人って、いったい誰なんだろう。
でも、流石に僕たちが出る訳には行かないし、ここはモニカさんとシロちゃんたちにお任せだね。
そして、僅か五分後にモニカさんとシロちゃんたちが食堂に戻ってきました。
全員とってもぷりぷりしているけど、何か怒るようなことがあったのかな。
「はあ、例の陛下に殴りかかって拘束されて全職務停止になった、三人の貴族が屋敷に押しかけていたのよ。レオ君が息子を止めなかったからこんなことになったとか、私にも王家に連なるものなら俺たちの為に情状酌量を上申しろとかいったのよ。ここまで大馬鹿者だとは思わなかったわ」
うわあ、本当にまさかことが起きていたんだ。
自分たちのことしか考えないなんて、絶対に駄目だよね。
モニカさんと一緒にいたシロちゃんたちも、ものすごく呆れていました。
「そもそも、釈放されて処分決定まで屋敷で謹慎処分になったはずなのに堂々と破ったわ。シロちゃんにガチガチに拘束魔法をかけてもらって、軍の施設に送ってあげたわ。どんなに説明しても理解出来ないし、本当に嫌になっちゃうわ」
なんというか、お疲れ様としか言いようがないですね。
ギルバートさんはあの三人のことを猛獣って言ったけど、本当に理性のない猛獣ですね。
僕とアレックスさんは、あんな人になりたくないと思いながら勉強部屋に戻りました。
そして、夕食時にまたまた疲れた表情のギルバートさんが屋敷に帰ってきました。
「はあ、保釈金を納めて仮釈放された翌日にこんな馬鹿なことをするとは。貴族としての権利を全停止した上で、判決まで釈放なしの決定になった。しかも、調べたら保釈を担当する職員に賄賂を渡したみたいだな」
普通陛下に殴りかかった時点で重罪なのに、賄賂を渡して仮釈放されるとは。
あくどいことしか考えないのですね。
「あと、試験で暴れて捕まった三人の息子は、初級官僚試験を受けさせろと大騒ぎしていた。現行犯で捕まっているので、受験資格喪失になっているのだがな」
親子揃って大騒ぎしているなんて、本当に駄目ですね。
僕とアレックスさんは、改めてあんな人になってはいけないと決心しました。
でも、ある意味危険人物が排除されたことになりますね。
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