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鬼の世界へ
17 変態女医ナユ1
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朝。イマさんとカリさんに起こされました。
御両人、とっても良い笑顔です。
「えっと、お二人さん、昨夜はどうでした?」
チョット興味が湧き、ついつい、おバカなことを訊いてしまいました。
「とっても良かった。リューサ様、テクニシャン」
「うん、凄かった。二人とも、潮吹かされた」
「え、潮吹かされた?」
「うん、凄かった」
「いっぱい出てしまった」
え、えええええ~!! そ、それ、どんなことになったの??
もう完全赤面です。
出来れば具体的にどうなっていたのか、もっと聞きたい……。
いや、そんな、ダメ。無理……。
そんな二人から、リューサさんよりの伝言がありました。今日も留守だとのこと。
で、ナユさんという鬼さんのところに検診を受けに行くようにということでした。ナユさんというのは、お医者さんみたいです。
この二人も、今日はリューサさんの御供ですぐに出かけるとか。でも二人とも、物凄く心配そうな顔をしてます。
「美玖、十分に気をつけろ。ナユは変態だからな」
「只の変態じゃない。ド変態のクソ変態。最悪。汚物。」
え、えええ~?ど、どういうことなの? どんなトンデモ医者なのよ…。
それに気をつけろと言われましてもね。そこへ行くようにというリューサさんの指示なんだったら仕方ないし、どうしようもないような……。
「えっと、具体的に、どう気を付けたらよいのか、教えてもらえますと助かりますが」
二人は顔を見合わせます。
「う、ううう。とにかく気を付けて!
あいつは最低最悪の淫乱女。完全にイカレテル。男なら鬼じゃなくても家畜でも良い。毎日複数の家畜とヤリまくってる」
「そう、イカレテル。いつも家畜の精子臭い。キモイ。キモ過ぎる。近くに寄るだけで吐き気する。大事な美玖に変態がうつったら困る」
え~と…。家畜って人間のことですよね。私も人間なんですけどね……。
とにかく、男好きで毎日人間ともオトナの行為をヤリまくりの淫乱鬼さんなんですね。
それならば、女の私は大丈夫でしょうに。
まあ、そんなのに毒されないでねってことなんですね。
二人は時間を気にしながら出て行き、私はメイド小鬼ちゃんの給仕で朝食を済ませます。
キヅハちゃんってホワンとしてて癒される~。抱きしめたくなっちゃいます。でも、私より四つも年上なんですよね…。
リオシちゃんは見ていない様で私の方をしっかり見ているんですね。食事の後のお茶(紅茶?)を出すタイミングもバッチリなんですよ。オマケにお茶も熱過ぎずぬる過ぎず、香りも味も最高。プロですね。
さて、では指示の通り、ナユさんのところへ。
あそこまで淫乱だのド変態だのと罵倒される鬼さんって、いったいどんな凄い鬼さんなんでしょう?
とっても緊張します。
向かうのは、一応住居区域内。
但し、一番奥の、農場とも牧場とも隣接している所。三角形になった住居区域敷地の先端部分に立つ、大きな施設です。
ここは、どの区域からも直接入れるようになっています。
但し、農場側と牧場側の出入り口には二重の扉があり、かぎが掛かっていて自由な出入りはできません。住居区域の方の出入り口のみが常時開放されています。
ナユさんの部屋は、その入口を入ってすぐ。「診察室」の表示板が掛かっています。
コンコンコン。
ノックしますと……。
「は~い! どうぞ~」
澄んだ、よく通る女性の声。
「失礼します」
扉を開けて入ると、白衣を着た、まさに女医さん。二本のツノはありますけど…。
しっかし、美人。リューサさんにチョット似た感じの、かなりの美人さんなのです。
35歳って聞いてましたけど、20歳くらいの見た目です。
この美人お姉さんが、変態さん???
「いらっしゃ~い。リューサ様から聞いてるからね~。検診ね~」
「は、はい。よろしくお願いします」
「は~い。じゃあ、脱いで、全裸になってね~」
「えっ!」
私は思わず着物の前を押さえて後退ります。
へ、変態に脱がされる……。
御両人、とっても良い笑顔です。
「えっと、お二人さん、昨夜はどうでした?」
チョット興味が湧き、ついつい、おバカなことを訊いてしまいました。
「とっても良かった。リューサ様、テクニシャン」
「うん、凄かった。二人とも、潮吹かされた」
「え、潮吹かされた?」
「うん、凄かった」
「いっぱい出てしまった」
え、えええええ~!! そ、それ、どんなことになったの??
もう完全赤面です。
出来れば具体的にどうなっていたのか、もっと聞きたい……。
いや、そんな、ダメ。無理……。
そんな二人から、リューサさんよりの伝言がありました。今日も留守だとのこと。
で、ナユさんという鬼さんのところに検診を受けに行くようにということでした。ナユさんというのは、お医者さんみたいです。
この二人も、今日はリューサさんの御供ですぐに出かけるとか。でも二人とも、物凄く心配そうな顔をしてます。
「美玖、十分に気をつけろ。ナユは変態だからな」
「只の変態じゃない。ド変態のクソ変態。最悪。汚物。」
え、えええ~?ど、どういうことなの? どんなトンデモ医者なのよ…。
それに気をつけろと言われましてもね。そこへ行くようにというリューサさんの指示なんだったら仕方ないし、どうしようもないような……。
「えっと、具体的に、どう気を付けたらよいのか、教えてもらえますと助かりますが」
二人は顔を見合わせます。
「う、ううう。とにかく気を付けて!
あいつは最低最悪の淫乱女。完全にイカレテル。男なら鬼じゃなくても家畜でも良い。毎日複数の家畜とヤリまくってる」
「そう、イカレテル。いつも家畜の精子臭い。キモイ。キモ過ぎる。近くに寄るだけで吐き気する。大事な美玖に変態がうつったら困る」
え~と…。家畜って人間のことですよね。私も人間なんですけどね……。
とにかく、男好きで毎日人間ともオトナの行為をヤリまくりの淫乱鬼さんなんですね。
それならば、女の私は大丈夫でしょうに。
まあ、そんなのに毒されないでねってことなんですね。
二人は時間を気にしながら出て行き、私はメイド小鬼ちゃんの給仕で朝食を済ませます。
キヅハちゃんってホワンとしてて癒される~。抱きしめたくなっちゃいます。でも、私より四つも年上なんですよね…。
リオシちゃんは見ていない様で私の方をしっかり見ているんですね。食事の後のお茶(紅茶?)を出すタイミングもバッチリなんですよ。オマケにお茶も熱過ぎずぬる過ぎず、香りも味も最高。プロですね。
さて、では指示の通り、ナユさんのところへ。
あそこまで淫乱だのド変態だのと罵倒される鬼さんって、いったいどんな凄い鬼さんなんでしょう?
とっても緊張します。
向かうのは、一応住居区域内。
但し、一番奥の、農場とも牧場とも隣接している所。三角形になった住居区域敷地の先端部分に立つ、大きな施設です。
ここは、どの区域からも直接入れるようになっています。
但し、農場側と牧場側の出入り口には二重の扉があり、かぎが掛かっていて自由な出入りはできません。住居区域の方の出入り口のみが常時開放されています。
ナユさんの部屋は、その入口を入ってすぐ。「診察室」の表示板が掛かっています。
コンコンコン。
ノックしますと……。
「は~い! どうぞ~」
澄んだ、よく通る女性の声。
「失礼します」
扉を開けて入ると、白衣を着た、まさに女医さん。二本のツノはありますけど…。
しっかし、美人。リューサさんにチョット似た感じの、かなりの美人さんなのです。
35歳って聞いてましたけど、20歳くらいの見た目です。
この美人お姉さんが、変態さん???
「いらっしゃ~い。リューサ様から聞いてるからね~。検診ね~」
「は、はい。よろしくお願いします」
「は~い。じゃあ、脱いで、全裸になってね~」
「えっ!」
私は思わず着物の前を押さえて後退ります。
へ、変態に脱がされる……。
応援ありがとうございます!
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