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二人の弟子
47 悪霊?
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ということで…。
そのまま祐奈に拉致られるように連れてこられたのが、レイラの自宅であります。
いまやた、すっごい豪邸ですな。こりゃ。
ウチとは違って洋風ですけどね。
御両親は外国旅行に行っていて不在で、家政婦さんが居るだけ?
ほ、ほお~、さすが、金持ち……。
で、その家政婦さんに部屋の入口まで案内されて…。
只今、寝込んでいるレイラのベッド際に、やってきました。
う~ん、レイラは寝ていて目を開けないけど、ずいぶん苦しそうね。うなされてる。
でも、祐奈。私は医者じゃないんですからね。ここへ連れてきて、私にどうしろと言うんですかと思ったら、私の横下からビンちゃんが一言。
「憑いとるな」
憑いてるって、霊?悪霊?
「どうにかできる?」
という、私のビンちゃんへの質問に反応したのは祐奈。
「へ? 師匠、何ですか?」
あ、いや、あんたじゃないよ。私はビンちゃんと話している。
まあ、ビンちゃんの姿は見えないし、声も聞こえないから、仕方ないんだけどね。
あんた邪魔だから、ちょっと外へ出てなさい、と…。
意味が分からず不満気な祐奈を、部屋から追い立てます。
「良いって言うまで入ってきたらダメよ」
と念を押して締め出してっと、さっきの質問のビンちゃんからの返答は
「どうにか出来るかということだったな。造作もない」
う~ん、頼もしい守り神様ですよ。
ビンちゃんの指示で、レイラの布団をめくります。
「ハルカ師匠……」
レイラが気付いて目を開けますが、息が荒く、かなり苦しそう。
「大丈夫よ。そのまま寝てなさい。
私がこれから何かを言っても、あなたの名前を呼んだとき以外は、あなたに話しかけているんじゃないからね。私の独り言だと思ってね」
「は、はい、分かりました」
素直に頷くレイラのパジャマの前ボタンを外してゆきます。
あ、これ、全部、ビンちゃんの指示ですからね。
変態男じゃないんですから、
「弱った巨乳女子大生を裸に剥いて良からぬことを…ヘッヘッヘ…」
何てことじゃないんですからね!私も女ですし!
上衣の前を開け、シャツを羨ましいお胸の下、ギリギリ位置まで大きく目繰り上げます。
ショーツも少しズリ下げて、お腹を大きく露出させた状態。
白く綺麗な腹部は、苦し気に上下を繰り返しています。
ビンちゃんはフワッと浮遊し、レイラに馬乗りになるような格好。勿論、ビンちゃんの姿はレイラには見えていないはずです。
両手を大きく振り上げたビンちゃん、その左右の手を…、ビュッと勢いよく振り下ろしました!
「あ、ぐ、ぐあああああ~!!」
急にレイラが苦しそうに呻きだし、体を仰け反らせるような反応!
振り下ろされたビンちゃんの両手は…。
レイラのお腹に、突き刺さっている?!
右手が上方右辺り、左手は下腹部中央に……。
でも、ビンちゃんは霊体なんだから、そう見えるだけよね。
実際にレイラの腹部が突き破かれていれば、血がドロドロ流れ出て来るはず。
そんなことは、一切ありません。
いや~、だけどですね…、こ、これは、どうにも……。
ビンちゃんは、両手でレイラの体内を探るようにしています。
それに合わせてレイラは苦悶の表情で呻き声をあげ、悶え、体をビクビク痙攣させている。
え、ええ~と、ホントに大丈夫よね…。
私が見る限り、手を突っ込んでレイラのお腹の中身をグッチャグチャにかき混ぜているようにしか見えないんですけど! ち、違うよね!
これって、一般人には、どんなふうに見えているの?!
「捕まえた」
ビンちゃん、呟いて右手を引き抜きます。
その手には、シッカリ何かが掴まれていて、ズルズル引きずり出される!
ひいいいい~!!
レイラの内臓が抜き出された?!?!
……い、イヤ違う!!
な、なになに、なになに!
い、犬!?
続いて左手も抜き出される。
そっちにも何か掴まれている。
あ、こっちも犬!
どっちも、茶色い毛をした中型の日本犬!
いやいや、だけども、こんなデカイの二つ、どうやってレイラの中に入っていた?
ま、まあ、霊体みたいだから、可能なのかな?
「お、おのれ~! あと少しで取り殺せるのに~!!」
「む、無念~!!」
お、おおお~、犬がしゃべった!
ビンちゃんは二匹の犬のそれぞれ首根っこをしっかりつかんで浮遊します。
ジタバタ暴れる二匹の犬。ビンちゃん、左右の手を合わせるようにして二匹の頭をゴッツンコ!
「「キャイーン!」」
二匹はビローンと伸び、ダランとぶら提げられた状態。
さっきの声からして、雄と雌のつがいの様。
うん、間違いない。片方の股間にだけ、ナンか付いてる…。オ、オホン。
一方、さっきまで苦しみ悶えていたレイラは、息がまだ少し荒いですが、一気に楽になったような表情。
そのお腹はというと、破れていないし血も出ていません。無事です。
いや~、よかった、よかった。
そのまま祐奈に拉致られるように連れてこられたのが、レイラの自宅であります。
いまやた、すっごい豪邸ですな。こりゃ。
ウチとは違って洋風ですけどね。
御両親は外国旅行に行っていて不在で、家政婦さんが居るだけ?
ほ、ほお~、さすが、金持ち……。
で、その家政婦さんに部屋の入口まで案内されて…。
只今、寝込んでいるレイラのベッド際に、やってきました。
う~ん、レイラは寝ていて目を開けないけど、ずいぶん苦しそうね。うなされてる。
でも、祐奈。私は医者じゃないんですからね。ここへ連れてきて、私にどうしろと言うんですかと思ったら、私の横下からビンちゃんが一言。
「憑いとるな」
憑いてるって、霊?悪霊?
「どうにかできる?」
という、私のビンちゃんへの質問に反応したのは祐奈。
「へ? 師匠、何ですか?」
あ、いや、あんたじゃないよ。私はビンちゃんと話している。
まあ、ビンちゃんの姿は見えないし、声も聞こえないから、仕方ないんだけどね。
あんた邪魔だから、ちょっと外へ出てなさい、と…。
意味が分からず不満気な祐奈を、部屋から追い立てます。
「良いって言うまで入ってきたらダメよ」
と念を押して締め出してっと、さっきの質問のビンちゃんからの返答は
「どうにか出来るかということだったな。造作もない」
う~ん、頼もしい守り神様ですよ。
ビンちゃんの指示で、レイラの布団をめくります。
「ハルカ師匠……」
レイラが気付いて目を開けますが、息が荒く、かなり苦しそう。
「大丈夫よ。そのまま寝てなさい。
私がこれから何かを言っても、あなたの名前を呼んだとき以外は、あなたに話しかけているんじゃないからね。私の独り言だと思ってね」
「は、はい、分かりました」
素直に頷くレイラのパジャマの前ボタンを外してゆきます。
あ、これ、全部、ビンちゃんの指示ですからね。
変態男じゃないんですから、
「弱った巨乳女子大生を裸に剥いて良からぬことを…ヘッヘッヘ…」
何てことじゃないんですからね!私も女ですし!
上衣の前を開け、シャツを羨ましいお胸の下、ギリギリ位置まで大きく目繰り上げます。
ショーツも少しズリ下げて、お腹を大きく露出させた状態。
白く綺麗な腹部は、苦し気に上下を繰り返しています。
ビンちゃんはフワッと浮遊し、レイラに馬乗りになるような格好。勿論、ビンちゃんの姿はレイラには見えていないはずです。
両手を大きく振り上げたビンちゃん、その左右の手を…、ビュッと勢いよく振り下ろしました!
「あ、ぐ、ぐあああああ~!!」
急にレイラが苦しそうに呻きだし、体を仰け反らせるような反応!
振り下ろされたビンちゃんの両手は…。
レイラのお腹に、突き刺さっている?!
右手が上方右辺り、左手は下腹部中央に……。
でも、ビンちゃんは霊体なんだから、そう見えるだけよね。
実際にレイラの腹部が突き破かれていれば、血がドロドロ流れ出て来るはず。
そんなことは、一切ありません。
いや~、だけどですね…、こ、これは、どうにも……。
ビンちゃんは、両手でレイラの体内を探るようにしています。
それに合わせてレイラは苦悶の表情で呻き声をあげ、悶え、体をビクビク痙攣させている。
え、ええ~と、ホントに大丈夫よね…。
私が見る限り、手を突っ込んでレイラのお腹の中身をグッチャグチャにかき混ぜているようにしか見えないんですけど! ち、違うよね!
これって、一般人には、どんなふうに見えているの?!
「捕まえた」
ビンちゃん、呟いて右手を引き抜きます。
その手には、シッカリ何かが掴まれていて、ズルズル引きずり出される!
ひいいいい~!!
レイラの内臓が抜き出された?!?!
……い、イヤ違う!!
な、なになに、なになに!
い、犬!?
続いて左手も抜き出される。
そっちにも何か掴まれている。
あ、こっちも犬!
どっちも、茶色い毛をした中型の日本犬!
いやいや、だけども、こんなデカイの二つ、どうやってレイラの中に入っていた?
ま、まあ、霊体みたいだから、可能なのかな?
「お、おのれ~! あと少しで取り殺せるのに~!!」
「む、無念~!!」
お、おおお~、犬がしゃべった!
ビンちゃんは二匹の犬のそれぞれ首根っこをしっかりつかんで浮遊します。
ジタバタ暴れる二匹の犬。ビンちゃん、左右の手を合わせるようにして二匹の頭をゴッツンコ!
「「キャイーン!」」
二匹はビローンと伸び、ダランとぶら提げられた状態。
さっきの声からして、雄と雌のつがいの様。
うん、間違いない。片方の股間にだけ、ナンか付いてる…。オ、オホン。
一方、さっきまで苦しみ悶えていたレイラは、息がまだ少し荒いですが、一気に楽になったような表情。
そのお腹はというと、破れていないし血も出ていません。無事です。
いや~、よかった、よかった。
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