12 / 19
みりんの正体
しおりを挟む以前、お米のうんたらを書いた時に、お米を使った調味料にこだわるようになったと書いたが、その一つが「本みりん」である。
本みりんだの、みりん風調味料だのと沢山スーパーに並んでいるが、皆さま一度は思ったことがないだろうか。
みりん、お前、何ものだ? と。
結婚前の私は、「みりんは甘みと風味をつけるもの」との認識はあったが、全くこだわりなど持っていなかったため、一番安いみりん風調味料を買っていた。
別にみりん風調味料が悪い訳ではない。ぶっちゃけ、味の違いが分かるかと言われれば、わからないと思う。
ちなみに本みりんの正体は、米からできている、アルコールを含んだ調味料である。
みりん風は、水あめ、米、米麹などを原料にした、アルコールをほとんど含まないものだ。
とりあえず、原材料と製造方法が違うのである。
(原材料は似たものも)
物凄く簡単に書いてしまったが、とにかく「甘み」と言われるのが、このみりんである。
今回書く「本みりん」は、甘味だけでなくコクがあり、味に奥行きを出したり、てりやツヤまで出す。
アルコールなので臭み消しの効果もあったり、味が染みやすい上、煮崩れを防ぎ、旨み成分を閉じ込める作用まであると言うではないか。
なかなか奥が深かった、本みりん。
ちなみにこう思ったこともないであろうか?
甘味? 砂糖と何が違うの?? と。
私も思っていた。使い分けてはいたものの、何が違うかと言われたら、答えられない。
なんせ、みりんは日本酒と砂糖を合わせたら代用にもなると言うのだから、余計にである。
そこで今回改めて調べてみたところ、砂糖に入っている糖が1種類なのに対し、本みりんは9種類以上の糖が含まれているらしい。
そのため、砂糖が直接的な甘さに対して、本みりんはまろやかでコクのある、柔らかい味になると言うのだ。
なるほど、わからん。
いや、なんとなく感覚では分かるのだが、なんとなーくの感覚である。
そんなこんなだが、結婚直後の私は、色々と調味料を見るのが楽しかった。
米麹が何倍とか、国産米がどうとか、味の違いはわからないが、お米がいっぱい、的なキャッチフレーズに惹かれていたのである。
こうしてスーパーで選んでいたのが、米麹がなんちゃらのこだわりの本みりんである。
ちなみに本みりんは食塩0のことがほとんどである。
(みりん風調味料は含まれていることがある)
こだわり調味料で特に問題もなく日々を過ごしていたのだが、これを揺るがす事件が起きた。
そう、誰の身にも直撃した、物価高である。
我が家の場合、夫婦二人(現在は私の父と三人)で、子供がいる訳でもないため、明日食うものに困った訳ではない。
だが、食費が前よりぐんぐん上がり、こだわり調味料の部分が割と痛い出費になったのである。
こうして私は、泣く泣く、本みりん、食塩0、国産米、の部分は押さえて、メーカーを変えた。
本みりんの容量で考えたら、こだわっていた時と比べて半額以下のものを使っている。
だが良いのだ。味の違いはわかっていない。単なる気持ちの問題なのだから。
では我が家のこだわり? 調味料を色々と書いてみたところで、我が家の煮物を紹介しようと思う。
煮物は水分が多く、透析患者さんにはあまり向かない。
調味料も沢山入るため塩分にも要注意であるが、私が作るのは塩分を極力抑えたものだ。
なんせいっとくさんが、私の煮物が好物だと言ってくれるのだから。
ただ、実は調味料は全部目分量なので、そこは申し訳ない。
まず、最初の方で紹介したお出汁パックで出汁をとる。
これだけで割と味が出る。
そこへ、めんつゆ(3倍濃縮)をドバッと。軽く色がつくくらい入れる。
さらに本みりんをドバドバと、気の済むまで入れる。(そんなに多くなくても良い)
最後に砂糖をどちゃーっと入れて、煮汁が完成だ。
そこにお好みの具材を入れて煮込んでもらえれば、大抵なんでも美味しくなる。塩分はお出汁パックの少量と、めんつゆのものだけである。
いやいや、みりんと砂糖一緒に使うの!?
と思われたかもしれないが、砂糖は透析患者さんにとって大事なエネルギーなのだ。
という建前で、私は甘みが強い煮物が好きなので、コクの甘みをみりんで出して、砂糖の強い甘みも使っている。
適当すぎる!! とのお声が聞こえてくる。
そう、私の料理はレシピを参考にしない限り、超適当なのだ!!
必ず調味料を測れと、どの資料にも書いてあるのに、これである。
血液検査の結果を見ながらのことだ。肩の力を抜こうではないか。
と言っても、こんなレシピ紹介ばかりでは流石によろしくないと思うので、いずれ参考にしたレシピとその調味料の置き換え方法をちゃんと書いていきたいと思う。
0
あなたにおすすめの小説
百合ランジェリーカフェにようこそ!
楠富 つかさ
青春
主人公、下条藍はバイトを探すちょっと胸が大きい普通の女子大生。ある日、同じサークルの先輩からバイト先を紹介してもらうのだが、そこは男子禁制のカフェ併設ランジェリーショップで!?
ちょっとハレンチなお仕事カフェライフ、始まります!!
※この物語はフィクションであり実在の人物・団体・法律とは一切関係ありません。
表紙画像はAIイラストです。下着が生成できないのでビキニで代用しています。
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
むっつり金持ち高校生、巨乳美少女たちに囲まれて学園ハーレム
ピコサイクス
青春
顔は普通、性格も地味。
けれど実は金持ちな高校一年生――俺、朝倉健斗。
学校では埋もれキャラのはずなのに、なぜか周りは巨乳美女ばかり!?
大学生の家庭教師、年上メイド、同級生ギャルに清楚系美少女……。
真面目な御曹司を演じつつ、内心はむっつりスケベ。
私が王子との結婚式の日に、妹に毒を盛られ、公衆の面前で辱められた。でも今、私は時を戻し、運命を変えに来た。
MayonakaTsuki
恋愛
王子との結婚式の日、私は最も信頼していた人物――自分の妹――に裏切られた。毒を盛られ、公開の場で辱められ、未来の王に拒絶され、私の人生は血と侮辱の中でそこで終わったかのように思えた。しかし、死が私を迎えたとき、不可能なことが起きた――私は同じ回廊で、祭壇の前で目を覚まし、あらゆる涙、嘘、そして一撃の記憶をそのまま覚えていた。今、二度目のチャンスを得た私は、ただ一つの使命を持つ――真実を突き止め、奪われたものを取り戻し、私を破滅させた者たちにその代償を払わせる。もはや、何も以前のままではない。何も許されない。
わたしの下着 母の私をBBA~と呼ぶことのある息子がまさか...
MisakiNonagase
青春
39才の母・真知子は息子が私の下着を持ち出していることに気づいた。
ネットで同様の事象がないか調べると、案外多いようだ。
さて、真知子は息子を問い詰める? それとも気づかないふりを続けてあげるか?
そのほかに外伝も綴りました。
意味が分かると怖い話(解説付き)
彦彦炎
ホラー
一見普通のよくある話ですが、矛盾に気づけばゾッとするはずです
読みながら話に潜む違和感を探してみてください
最後に解説も載せていますので、是非読んでみてください
実話も混ざっております
あるフィギュアスケーターの性事情
蔵屋
恋愛
この小説はフィクションです。
しかし、そのようなことが現実にあったかもしれません。
何故ならどんな人間も、悪魔や邪神や悪神に憑依された偽善者なのですから。
この物語は浅岡結衣(16才)とそのコーチ(25才)の恋の物語。
そのコーチの名前は高木文哉(25才)という。
この物語はフィクションです。
実在の人物、団体等とは、一切関係がありません。
上司、快楽に沈むまで
赤林檎
BL
完璧な男――それが、営業部課長・**榊(さかき)**の社内での評判だった。
冷静沈着、部下にも厳しい。私生活の噂すら立たないほどの隙のなさ。
だが、その“完璧”が崩れる日がくるとは、誰も想像していなかった。
入社三年目の篠原は、榊の直属の部下。
真面目だが強気で、どこか挑発的な笑みを浮かべる青年。
ある夜、取引先とのトラブル対応で二人だけが残ったオフィスで、
篠原は上司に向かって、いつもの穏やかな口調を崩した。「……そんな顔、部下には見せないんですね」
疲労で僅かに緩んだ榊の表情。
その弱さを見逃さず、篠原はデスク越しに距離を詰める。
「強がらなくていいですよ。俺の前では、もう」
指先が榊のネクタイを掴む。
引き寄せられた瞬間、榊の理性は音を立てて崩れた。
拒むことも、許すこともできないまま、
彼は“部下”の手によって、ひとつずつ乱されていく。
言葉で支配され、触れられるたびに、自分の知らなかった感情と快楽を知る。それは、上司としての誇りを壊すほどに甘く、逃れられないほどに深い。
だが、篠原の視線の奥に宿るのは、ただの欲望ではなかった。
そこには、ずっと榊だけを見つめ続けてきた、静かな執着がある。
「俺、前から思ってたんです。
あなたが誰かに“支配される”ところ、きっと綺麗だろうなって」
支配する側だったはずの男が、
支配されることで初めて“生きている”と感じてしまう――。
上司と部下、立場も理性も、すべてが絡み合うオフィスの夜。
秘密の扉を開けた榊は、もう戻れない。
快楽に溺れるその瞬間まで、彼を待つのは破滅か、それとも救いか。
――これは、ひとりの上司が“愛”という名の支配に沈んでいく物語。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる