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襲撃と真実と帰還
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しおりを挟む「その先は、僕も入れてくれないかな」
扉の方から聞こえた、懐かしい声に振り向くと、そこには、フールさんが、笑って立っていた。隣には、ライキさんもいる。
「久しぶりだね、みんな」
フールさんが、笑顔で言ったけれど、僕もルカも、何も返せない。
「二人が選ばれた理由。それは、二人の出生に関係している。聞いてしまえば、もう戻れない。知ってしまえば、それだけの重荷を背負う。目を逸らすことも、逃げることもできない。それでも、聞くかい?」
キラさんが、どこか、苦しそうに、僕たちに聞いた。
僕とルカは、顔を見合わせた。そして、二人で同時に、ゆっくりと、頷く。
きっとそれは、僕たちが、心の何処かで、ずっと、知りたいと思っていたことだから。
※※※
ギア王国では、国民の、緊急避難が行われていた。
ロボット達の指示に従って、避難は、スムーズに行われていく。
その避難に、誰も疑問を抱かない。何故、避難しなければならないか、すら。
それと同時に、ヴィーヴル王国を制圧する為に作られた、戦闘用の、ロボット達が、次々と並ぶ。
「さぁ、破壊神と共に行こうか。父の、そして私の、悲願を果たすために」
現国王の声が、静かに響いた。
※※※
「ついにか……。全員、準備を急いでくれ!!」
「マスター、第二王子が」
マスターと呼ばれた、老人が、振り返る。そこには、ギア王国の、第二王子が立っていた。
「王子か。フールは、無事に向こうに着いたようだ。ここからは、私たちの、踏ん張りどころだぞ」
「……兄が、国を出ました」
第二王子の言葉に、老人は、無言で、第二王子を見た。
「私が、手を貸しました。国の為でも、レインボーローズの為でもなく。弟として、叔父として、兄を、兄の娘に、会わせたかったんです」
老人は、黙って頷くと、前を向いたのだった。
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