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再会・戦闘開始
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しおりを挟む再会・戦闘開始
「じゃあ、リィノのことを、任せたよ。伝令と状況報告は、常につけておくから。エミリィの、直接支援を、ノルが。ライキを、フールが。ロキくんとルカちゃんは、チィの判断を聞きながら、状況に合わせて、動いてくれ」
キラさんの言葉に、エミリィさん、ライキさん、ノルさん、フールさん、そして、僕とルカは、しっかりと頷いた。
ついに、リィノさんと、対峙する時がきたのだ。
キラさんは、ルカだけを手招きして、側に呼んだ。二人は、少し離れたところに行き、何か話している。
僕の隣には、スタウロがいる。僕は、いつものように、スタウロを撫でた。
「……スタウロ、今更だけれど、ごめんね。僕は、スタウロにしか、自由に乗れない。そんなスタウロを、争いに巻き込んでしまった」
スタウロは、僕の言葉に、優しい目になった。スモ爺を思い出す、とても優しい目に。
そして、僕の体に、頭をこすりつけてくる。言葉が分からなくても、伝わってくる、ぬくもりに、僕は、スタウロを抱きしめた。
「ロキ……!!」
名前を呼ばれて、振り返ると、ギルドの人が、道をあけた。その道を走ってきたのは、あの、ご飯屋さんだ。スタウロのパートナーと、子供たちもいる。ご飯屋さんは、息を切らしながら、走ってきて、僕を引き寄せて、抱きしめた。
「君が、最前線へ行くと聞いて、慌てて来たんだ。ロキ、もし、この争いが終わった後、ギア王国に、帰れなくなったり、人族に戻れなくなっても、私の元に帰ってくれば良い。何があっても。君は、もう、私の、子供同然だから」
僕は、その言葉を聞いて、涙が出るのを、必死でこらえた。きっと、泣くのは、今じゃない。僕が、ここに、帰ってきてからだ。
スタウロの子供たちは、何が起っているのか、よく分からない様子だけれど、元気に飛び回っている。あの日、必死に産まれてきた、子供たちだ。
僕が、人族を捨ててでも、守りたいものは、ここにある。
「そろそろ、行くぞ」
ライキさんの声に、僕は、頷くと、もう一度、ご飯屋さんを抱きしめ、スタウロの背中へと乗る。チィと、大きな魔法の銃を持った、ルカも一緒に。
「人族が、どう動くか分かりません。私たちは、後方を飛びましょう」
チィの言葉に、僕は、前を見据えて、頷いた。
エミリィさんと、ノルさんを乗せた龍が、一番前を飛ぶ、その後ろを、ライキさんと、フールさん、そして、僕たちだ。
少し離れたところで、爆発が起きているのが見える。
「あの爆発を起こしているのは、人族かしら」
「いえ、人族のロボットは確認できますが、攻撃的な起動は、今のところ、確認できません。多分、あの爆発を起こしながら、進んできているのが、リィノさんでしょう」
チィは、ルカに返しながら、周囲を警戒している。
「どうやら、別方向からも、ロボットがきていますね。レインボーローズのこともあるので、全てが、敵のロボットとは限りませんが、警戒はします」
エミリィさんの合図で、僕たちは、地上へと降りる。僕たちだけは、龍に乗ったまま、少し離れた場所で見ていた。爆発が、どんどん近くなってくる。
「あっ、おねえちゃん、みーつけた!! やっぱり、来てくれたんだね!!」
木々の中から、エミリィさんと、うり二つの顔をした、女の人が現れた。髪は、真っ黒で、エミリィさんと、同じくらい長い。右目が黒、左目が白の、オッドアイの瞳は、嬉しそうに、双子の姉である、エミリィさんを、見つめていた。手には、石でできた、鋭い刃物を、持っている。
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