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ダークロッドを打ち破れ
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~アマキの本気~
俺が編入してから,あっという間に一週間が過ぎていった。
俺には沢山の友達が出来た。女子からは,ユウさんのことしか聞かれないけれど・・・。
たぶん,アマキはもっと苦労してるんだろう。
カイキとフユミの性格も分かってきた。
カイキはかなり物知りで,グループミーティングでみんなをまとめているのはアマキというよりカイキだ。
カイキは思ったことはすぐ口に出してしまうから,友達は少ないけど俺はその性格嫌いじゃなかった。
そしてフユミ。フユミはお菓子作りが得意で,俺に何度かお菓子を作ってきてくれた。
最初は警戒してたけど,食べてみたらすごくおいしかった。でもときどき,わさび入りとかってのもあって,俺が苦しむのを見て笑ってたりした。
でも,カイキいわく,フユミは気に入った人にしかお菓子は作らないそうだ。ちなみに今の所アマキとカイキと俺だけなんだって。そう思ったら少し嬉しい。
バトル授業が一番楽しくて,いつも俺達のグループはパーフェクトまでいっていた。
魔法学や薬草学の授業も,ユウさんの指導のおかげで授業についていけるようになった。
そして体力をつけるための体育の授業の日,事件は起こった。
俺達のグループは体育の授業を受けるため体育館へ行った。
今日は三年生が半分コートを使うらしい。
中からキャーキャー女の声が聞こえるからまさかと思ったけど・・・・・。
その三年生は,ユウさんのクラスだった。
ユウさん達は授業までの間,バスケをしていた。
ユウさんはかなり運動神経が良い。するりと相手をかわしてゴールする。
「兄貴,カッコイイー!!」
アマキも声援を送っていた。
その時
【ドカッ】
鉄の防具を付けた男に,ユウさんの足が思いっ切り蹴られた。しかも見るからにわざと。
「タクヤ!!反則よ!!」
コートサイドからアカネさんが叫んだ。
「わりぃわりぃ,気がつかなかった。」
タクヤと呼ばれる男が言った。
ユウさんの足がみるみるうちに腫れ上がっていく。
アカネさんがヒールロッドをかまえた。
「待て!!アカネ!!試合が終わるまで足は治すな!!」
コートの中からユウさんが言った。
ユウさん,その足で戦うつもりなんだ。
女子からタクヤさんへのやじが飛ぶ。
そんな中,試合は再開された。
ユウさんにボールがまわってきた。
すると
【ドカッ】
またタクヤさんが蹴りを入れた。しかも同じ所に。
ユウさんは一瞬顔をしかめたが,ボールを離さなかった。
そのままドリブルして走っていく。
足はもうパンパンに腫れ上がっていた。
歩くのだってやっとのはずだ。
でもユウさんは走っていって鮮やかにゴールを決めた。
そこでゲームセット。
女子達から歓声が上がった。
ただ一人アカネさんは怒っていて,ユウさんの足の治療をしている。
すると,突然アマキが立ち上がった。
体育館中が静まりかえる。
俺はアマキを見た。アマキは,リアルスコープをつけていた。
「チョコ,カモン。」
アマキがチョコを呼んだ。チョコがアマキの左側につく。右側にはイチ。
そしてアマキは,真っ直ぐにタクヤさんに向けてファイヤーロッドを向けた。
バトルの申し込みだ。しかも,アマキは本気になっている。リアルスコープをつけているのもそうだけど,目をみたらすぐに分かった。
「ほう,可愛い妹くんが兄貴の仕返しですか。いいだろう。受けてやるよそのバトル。」
タクヤさんがジャックナイフをアマキに向けた。
「個人か,チームか?」
「個人だ。あとバトル犬。」
「ルールは?」
「どちらかが降参するまで。あるいは戦闘不能になるまで。」
アマキとタクヤさんの会話が進む。
俺はリアルスコープでタクヤさんを見た。防御力が,圧倒的に高い。それに素早さも。
いくらアマキが強いからって,相手は二つ上の先輩だ。
俺は止めたかった。でも,あんな真剣なアマキの目を見たら止められるはずなかった。
「審判はそっちで決めて良いぜ。」
ちゃかすように,タクヤさんが言った。
「カイキ,頼む。」
「承知した。」
カイキが審判となった。
向かい合う二人。
「では・・・バトル,スタート!!」
タクヤさんの動きは早かった。一気にアマキとの距離をつめ,アマキの体をナイフで斬りつける。
俺は今すぐあいつを打ち抜いてやりたい衝動にかられたけど,じっとアマキを見守った。
「魔法攻撃者なんてなぁ,間合いをつめりゃこっちのもんなんだよ。」
そう言いながらアマキを斬りつけていくタクヤさん。あきらかに楽しんでいる。
アマキはロッドでガードしたり逃げたりしているが,着実に体力が落ちていく。
このままだとアマキの負けだ。
そしてアマキが追いつめられて倒れたとき,タクヤさんが最後の一撃を刺そうとした。
アマキは,それを待っていたのだ。
「イチ,ゴー!!」
振り上げられた手に,イチが噛みついた。猛獣の肉を簡単にひきちぎるバトル犬の能力。
「うわぁ。」
痛みと衝撃で,タクヤさんが一歩後ずさった。
アマキがニヤリと笑った。
「確かに間合いを詰められたらこっちの負けだ。けど,間合いさえとれればこっちの勝ちだ!!」
そう言ってアマキは素早く立ち上がると,ロッドをかまえた。
「ウォータービーム!!」
アマキがそう叫ぶと,アクアロッドから激しい水の光線が真っ直ぐにタクヤさんを直撃する。
タクヤさんは水の圧力でアマキから引き離される。
「変更,ウォーターシャワー!!」
光線がシャワー状になって,タクヤさんの視界をさえぎる。
「ファイヤーボール!!」
その見えない視界の中から,火の弾がタクヤさんを襲う。
それを振り払うために,タクヤさんが手を振り上げた。また,一瞬隙ができた。
「イチ,チョコ,ゴー!!」
アマキが叫んだ。
イチとチョコは一直線にタクヤさんに向けて走っていって,イチはタクヤさんがユウさんを蹴った所,チョコはタクヤさんの腕に噛みついた。
ギリギリと突き刺さっていく二匹の牙。
「うわぁぁぁっぁぁぁっぁ!!わかった,降参だ!!俺の負けだ!!」
タクヤさんが叫んで,バトル終了となった。アマキの勝利だ。
体育館中から歓声が上がる。
アマキがふらついた。そんなアマキを,俺は抱え込んだ。
「アマキ,無茶するなよ・・・心配するだろ。」
走っていってアマキを抱きかかえながら,俺は言った。
「ごめん・・・でも我慢できなくて。なんかソウタの腕の中,安心するな。」
アマキが言った。俺はその言葉に嬉しくなって,
「この場所はアマキ様専用ですよ。」
と耳元でささやいた。
するとアマキがくすっと笑った。
そしてそのままフユミの元に連れていく。
フユミの注射型回復魔法で,アマキの傷はしっかり治った。
でもまだ,アマキは俺の腕の中にいる。それがまた嬉しかった。
しかし
【ズドドドドドド,ドカッ】
俺はユウさんに蹴飛ばされた。
「アマキちゃん!!大丈夫か!?怪我はちゃんと治してもらったか!?ごめんよ,兄ちゃんが不甲斐ないばっかりにアマキちゃんが・・・・・」
ユウさんが動揺している。
アマキのバトルを見るのも,気が気ではなかったんだろう。
「兄貴,あたいは大丈夫だよ!!兄貴のかたき,とったから!!」
アマキが笑顔で言った。
「な・・・なんて優しい子なんだ,アマキちゃーん!!」
そう言ってアマキを抱きしめるユウさん。
そんな様子を見てたら,なんだか俺は笑いたくなった。するとアカネさんと目があった。
アカネさんも同じ気持ちだったんだろう。二人で目を合わせて笑い合った
俺が編入してから,あっという間に一週間が過ぎていった。
俺には沢山の友達が出来た。女子からは,ユウさんのことしか聞かれないけれど・・・。
たぶん,アマキはもっと苦労してるんだろう。
カイキとフユミの性格も分かってきた。
カイキはかなり物知りで,グループミーティングでみんなをまとめているのはアマキというよりカイキだ。
カイキは思ったことはすぐ口に出してしまうから,友達は少ないけど俺はその性格嫌いじゃなかった。
そしてフユミ。フユミはお菓子作りが得意で,俺に何度かお菓子を作ってきてくれた。
最初は警戒してたけど,食べてみたらすごくおいしかった。でもときどき,わさび入りとかってのもあって,俺が苦しむのを見て笑ってたりした。
でも,カイキいわく,フユミは気に入った人にしかお菓子は作らないそうだ。ちなみに今の所アマキとカイキと俺だけなんだって。そう思ったら少し嬉しい。
バトル授業が一番楽しくて,いつも俺達のグループはパーフェクトまでいっていた。
魔法学や薬草学の授業も,ユウさんの指導のおかげで授業についていけるようになった。
そして体力をつけるための体育の授業の日,事件は起こった。
俺達のグループは体育の授業を受けるため体育館へ行った。
今日は三年生が半分コートを使うらしい。
中からキャーキャー女の声が聞こえるからまさかと思ったけど・・・・・。
その三年生は,ユウさんのクラスだった。
ユウさん達は授業までの間,バスケをしていた。
ユウさんはかなり運動神経が良い。するりと相手をかわしてゴールする。
「兄貴,カッコイイー!!」
アマキも声援を送っていた。
その時
【ドカッ】
鉄の防具を付けた男に,ユウさんの足が思いっ切り蹴られた。しかも見るからにわざと。
「タクヤ!!反則よ!!」
コートサイドからアカネさんが叫んだ。
「わりぃわりぃ,気がつかなかった。」
タクヤと呼ばれる男が言った。
ユウさんの足がみるみるうちに腫れ上がっていく。
アカネさんがヒールロッドをかまえた。
「待て!!アカネ!!試合が終わるまで足は治すな!!」
コートの中からユウさんが言った。
ユウさん,その足で戦うつもりなんだ。
女子からタクヤさんへのやじが飛ぶ。
そんな中,試合は再開された。
ユウさんにボールがまわってきた。
すると
【ドカッ】
またタクヤさんが蹴りを入れた。しかも同じ所に。
ユウさんは一瞬顔をしかめたが,ボールを離さなかった。
そのままドリブルして走っていく。
足はもうパンパンに腫れ上がっていた。
歩くのだってやっとのはずだ。
でもユウさんは走っていって鮮やかにゴールを決めた。
そこでゲームセット。
女子達から歓声が上がった。
ただ一人アカネさんは怒っていて,ユウさんの足の治療をしている。
すると,突然アマキが立ち上がった。
体育館中が静まりかえる。
俺はアマキを見た。アマキは,リアルスコープをつけていた。
「チョコ,カモン。」
アマキがチョコを呼んだ。チョコがアマキの左側につく。右側にはイチ。
そしてアマキは,真っ直ぐにタクヤさんに向けてファイヤーロッドを向けた。
バトルの申し込みだ。しかも,アマキは本気になっている。リアルスコープをつけているのもそうだけど,目をみたらすぐに分かった。
「ほう,可愛い妹くんが兄貴の仕返しですか。いいだろう。受けてやるよそのバトル。」
タクヤさんがジャックナイフをアマキに向けた。
「個人か,チームか?」
「個人だ。あとバトル犬。」
「ルールは?」
「どちらかが降参するまで。あるいは戦闘不能になるまで。」
アマキとタクヤさんの会話が進む。
俺はリアルスコープでタクヤさんを見た。防御力が,圧倒的に高い。それに素早さも。
いくらアマキが強いからって,相手は二つ上の先輩だ。
俺は止めたかった。でも,あんな真剣なアマキの目を見たら止められるはずなかった。
「審判はそっちで決めて良いぜ。」
ちゃかすように,タクヤさんが言った。
「カイキ,頼む。」
「承知した。」
カイキが審判となった。
向かい合う二人。
「では・・・バトル,スタート!!」
タクヤさんの動きは早かった。一気にアマキとの距離をつめ,アマキの体をナイフで斬りつける。
俺は今すぐあいつを打ち抜いてやりたい衝動にかられたけど,じっとアマキを見守った。
「魔法攻撃者なんてなぁ,間合いをつめりゃこっちのもんなんだよ。」
そう言いながらアマキを斬りつけていくタクヤさん。あきらかに楽しんでいる。
アマキはロッドでガードしたり逃げたりしているが,着実に体力が落ちていく。
このままだとアマキの負けだ。
そしてアマキが追いつめられて倒れたとき,タクヤさんが最後の一撃を刺そうとした。
アマキは,それを待っていたのだ。
「イチ,ゴー!!」
振り上げられた手に,イチが噛みついた。猛獣の肉を簡単にひきちぎるバトル犬の能力。
「うわぁ。」
痛みと衝撃で,タクヤさんが一歩後ずさった。
アマキがニヤリと笑った。
「確かに間合いを詰められたらこっちの負けだ。けど,間合いさえとれればこっちの勝ちだ!!」
そう言ってアマキは素早く立ち上がると,ロッドをかまえた。
「ウォータービーム!!」
アマキがそう叫ぶと,アクアロッドから激しい水の光線が真っ直ぐにタクヤさんを直撃する。
タクヤさんは水の圧力でアマキから引き離される。
「変更,ウォーターシャワー!!」
光線がシャワー状になって,タクヤさんの視界をさえぎる。
「ファイヤーボール!!」
その見えない視界の中から,火の弾がタクヤさんを襲う。
それを振り払うために,タクヤさんが手を振り上げた。また,一瞬隙ができた。
「イチ,チョコ,ゴー!!」
アマキが叫んだ。
イチとチョコは一直線にタクヤさんに向けて走っていって,イチはタクヤさんがユウさんを蹴った所,チョコはタクヤさんの腕に噛みついた。
ギリギリと突き刺さっていく二匹の牙。
「うわぁぁぁっぁぁぁっぁ!!わかった,降参だ!!俺の負けだ!!」
タクヤさんが叫んで,バトル終了となった。アマキの勝利だ。
体育館中から歓声が上がる。
アマキがふらついた。そんなアマキを,俺は抱え込んだ。
「アマキ,無茶するなよ・・・心配するだろ。」
走っていってアマキを抱きかかえながら,俺は言った。
「ごめん・・・でも我慢できなくて。なんかソウタの腕の中,安心するな。」
アマキが言った。俺はその言葉に嬉しくなって,
「この場所はアマキ様専用ですよ。」
と耳元でささやいた。
するとアマキがくすっと笑った。
そしてそのままフユミの元に連れていく。
フユミの注射型回復魔法で,アマキの傷はしっかり治った。
でもまだ,アマキは俺の腕の中にいる。それがまた嬉しかった。
しかし
【ズドドドドドド,ドカッ】
俺はユウさんに蹴飛ばされた。
「アマキちゃん!!大丈夫か!?怪我はちゃんと治してもらったか!?ごめんよ,兄ちゃんが不甲斐ないばっかりにアマキちゃんが・・・・・」
ユウさんが動揺している。
アマキのバトルを見るのも,気が気ではなかったんだろう。
「兄貴,あたいは大丈夫だよ!!兄貴のかたき,とったから!!」
アマキが笑顔で言った。
「な・・・なんて優しい子なんだ,アマキちゃーん!!」
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