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共に生きるため
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栄枝と海起は,木の陰に隠れて様子をうかがっていた。
「いつのまに幻術にかかって・・・」
海起が注意を怠らずに言った。
「たぶん,最初から捕まったのも全部演技だったんだろうな。・・・大樹の考えそうな事だ。水湖だけだと,ここまで頭は回らないだろうから。一度ならず二度までも・・・さすがだな。」
栄枝がのんびりした声で言った。余裕そうに聞こえる声だが,目だけは相変わらず周りを見張っている。
その時,【ズボッ・・・シュボボボボ!!】という鈍い音と共に,二人の周りを囲むように木がはえてきた。
二人は,上以外に逃げ場を失った。
木の上を見ると,大樹と水湖が立っていた。
「海起ぃ☆・・・お前を恨んでなんかないけど,俺らはもう敵同士だからしょうがないよね♪」
水湖が海起に言った。
「栄枝さん・・・恩を仇で返してすみませんでした。俺はもう戻れません。人間の泣き叫ぶ顔が見たいんです。絶望して,苦しむ顔が。だから俺は・・・・・。」
大樹は栄枝に向かって頭を下げた。
海起は呪文を唱えようとした。だが,水湖の方がワンテンポ早かった。
「大地の神,月の神よ,我の声を聞き賜え。我が敵の,心の深き傷跡を,頭の中に映し出せ。幻術使わし我の名は,滴る泉,水湖なる!!」
「う・・・・。」
栄枝がよろけた。
栄枝の頭の中には,過去がよみがえっていた。まるで,その時に戻ったように・・・。
栄枝はまだ妖精だった。そばには学生の大樹が居る。まだ栄枝の髪の毛は淡い緑おで,大樹の髪の毛は黒い。
栄枝はほかの妖精と何人かの学生を連れて人間界に実地練習に来ていた。栄枝は,大樹の担当だった。
「じゃあ,大樹。この木に若葉を芽生えさせるんだ。基礎的な呪文だ。緊張しなくて良いぞ。」
栄枝が笑顔で大樹に語りかけた。
「は・・・・はい!」
大樹はがっちがちに緊張している。震える声で,大樹は呪文を唱えた。
「大地の神,太陽の神よ・・・わ,我の声を聞き賜え・・・こっ,この枝に,芽生えさせよ,柔らき若葉っ。木の葉使わし我の名は,吹き出る若葉,大樹なる!!!」
呪文が終わると,木の枝に若葉が芽吹き始めた。
「よかった・・・・。」
大樹が胸をなで下ろしたその時,すごい勢いで蕾ができ,そのまま桜の花が咲いた。
「あ・・・・・ど,どうしよう・・。すみません!!栄枝さん!!!!」
大樹は大慌てだ。どうすることもできずに,ただおろおろしている。
「あっはははははは!!」
栄枝はそんな大樹をよそに大爆笑している。
「え・・・栄枝さん??」
「大樹,このくらいで心配しなくても大丈夫だ。ちょっと力が入りすぎたな。いい線はいってるぞ。」
「は,はぁ・・・。」
「人間が見たところで,狂い咲きしてるなくらいにしか思わないさ。まだ二月だけどな。」
「よかった・・・。」
大樹は安心してその場に座り込んだ。
「お前は,学力は学年でトップなのに実技でおもろいことやらかしてくれるよな~。」
栄枝はずっと笑っている。
「そ・・・そんな・・・」
大樹も少し笑顔になった。
そんな,幸せな一時だった。
しばらくして,全員が座って休んでいたその時。
【ギィィィ・・・ガガガッガガガ!!】
なにかを削るような,大きな音がした。
「う・・・・ぐぐぐぐぐ!!!」
大樹にとって,聞き覚えのある声がした。後ろを振り向くと,一人の妖精がうずくまっている。
「兄ちゃん・・・?」
大樹が目を見張った。
「光樹<こうじゅ>!!どうしたんだ!?」
栄枝が光樹に駆け寄った。
「栄枝さん・・・腹が・・・苦しい,痛い,助けて・・・・。」
光樹が栄枝に懇願した。
腹部を押さえて,目に涙をため,必死で栄枝の腕をつかんでいた。
光樹の腹部から,血が滴り始めた。
「兄ちゃん!!!栄枝さん・・なんでですか??どうしよう!兄ちゃんが・・・!!」
大樹が泣きながら栄枝に訴えた。
栄枝は必死で原因を探ろうと辺りを見渡した。そして見つけた。
光樹が宿っている木を切り倒そうとする人間達を。
ほかの木も切り倒されているが,たまたま実地練習があったため宿っている妖精達はしばらく妖精界に離れていて居なかった。そのため,光樹だけに影響がでたのだ。
たまたまその場にいた光樹は痛みで意識を失い掛けていた。
「とにかく,光樹を妖精の国へ!!引き離せば,助かる!!!」
栄枝がほかの妖精に指示を出し,妖精が何人かで光樹を抱え上げ,走りはじめた。
栄枝は大樹を抱きしめた。
「大丈夫だから。光樹は必ず助かる。」
栄枝が優しく大樹に語りかけた。
「は・・・はい・・・」
大樹が栄枝の腕の中でささやいた。
大樹が安心し掛けたその時,栄枝の顔がゆがんだ。
「栄枝さん・・・?」
「大丈夫だ。なんでもない」
栄枝のひたいに汗が浮かんでいる。
大樹ははっとして後ろを向いた。
栄枝の宿っているひときわ大きい木が,切られようとしていた。
「くそ・・・・・・このやろー!!」
大樹が人間に向かって掛けだした。
栄枝は止めようとしたが,痛みで手が出せなかった。
その代わりにあらんかぎりの声で叫んだ。
「たいじゅぅぅぅぅー!!!!!!やめろぉぉぉ!!」
大樹が木を切るのをやめさせようと人間に体当たりした。
しかし妖精の見えない人間は大樹に気が付かず,何もないところで転んだように見えた。栄枝の宿る木を切っていたチェンソーが壊れて光樹の木を切っている人間の手にぶつかった。
「いってぇぇ!」
光樹の木を切っていた人間が叫んだ。
「すまん!いきなりおれて・・・。」
もう一人の人間が駆け寄る。
「あのでかい木は切らなくても問題ないだろう。」
手を押さえながら人間が言った。
「それより,この木を倒すから手伝ってくれよ。」
タオルを手に巻いて,言葉を続ける。
光樹の木は,あっけなく折られようとしていた。
「やめろぉぉぉぉぉぉぉぉ!!!!!」
大樹が叫ぶのもむなしく,木は大きな音と共に倒れ去った。
場面が移った。
栄枝は大樹と共に病院にいた。
栄枝は手当を受けた後,大樹のそばにずっと寄り添っていた。
大精霊様が二人の元に蒼白な顔をしてやってきた。
「栄枝・・・光樹は,どうなったんじゃ・・・?」
大精霊様は大樹の肩に手を置きながら聞いた。
「・・・・・駄目でした。俺がもっと早くに・・・。」
栄枝がうつむいた。
「そうか・・・・・。大樹よ,一番辛いのはお前じゃが,お前は規則を破ってしまった。じゃが,人間に直接影響がなかったのと学生のため,三日間のボランティアじゃ。」
大精霊様がそんなことは言いたくなさそうに大樹の手を握りしめた。
「うわぁぁぁぁぁ!!なんでだよう!!なんで止めるために人間に手をだしちゃいけないんだよう!!あいつらのせいで兄ちゃんは・・・」
大樹が泣き叫んでいる。
その時だった。
「・・・・・・海起なるぅぅぅ!!!!!」
という声と共に栄枝は現実の世界に戻ってきた。
我に返って横を見ると,海起が汗をびっしょりかいて息を切らしていた。
二人を囲んでいた木が消えていた。
どうやら海起が幻術に打ち勝って攻撃したようだ。
「栄枝さん・・・・・大丈夫ですか???貴方の叫ぶ声が聞こえなかったら俺は・・・現実に戻ることができませんでした。」
海起が栄枝に向けていった。
「海起・・・・・サンキュー・・・」
栄枝が微笑んだ。
「なぁんだ。打ち勝っちゃった。」
水湖が二人の目の前に立った。
「たったの数分で,過去に戻る体験はいかがでした??」
水湖が変わらない笑顔で言った。
現実世界ではたったの,数分しかたってなかったのだ。
水湖の隣に,大樹が舞い降りた。
うつむいている。
どうやら,栄枝が自分との記憶を見たのが意外だったようだ。
栄枝には光樹だけでなく木を切られて死んでいった友人が何人も居たからだ。
それでも栄枝は罪悪感と,苦しさと悔しさと悲しさ,そして大樹の気持ちを思う心から幻術でその時の光景を見たのだ。
「大樹・・・ごめんな。お前には,何回謝っても足りない。俺がもっとしっかりしてれば・・・お前の兄貴は・・・・・俺にとっての・・・大事な後輩は・・・・・・・」
栄枝がうなだれた。
大樹はうつむいたままだ。地面に,大樹の涙が落ちる。
「栄枝さん・・・・裏切って,本当にごめんなさい。俺は・・・けど・・・・・戻りません。」
大樹が顔を上げずに言った。
「何があっても,人間達に手出しはさせない。連れて帰る。お前も・・・・・・・・氷河も・・・・・・・・・・・お前達を,守りたいから。」
栄枝がいつもの優しい笑顔で言った。
水湖・海起・栄枝・大樹は,またかまえた。
自分たちのそれぞれの思いを,貫き通すため・・・。
残り,三十九時間・・・・・。
「いつのまに幻術にかかって・・・」
海起が注意を怠らずに言った。
「たぶん,最初から捕まったのも全部演技だったんだろうな。・・・大樹の考えそうな事だ。水湖だけだと,ここまで頭は回らないだろうから。一度ならず二度までも・・・さすがだな。」
栄枝がのんびりした声で言った。余裕そうに聞こえる声だが,目だけは相変わらず周りを見張っている。
その時,【ズボッ・・・シュボボボボ!!】という鈍い音と共に,二人の周りを囲むように木がはえてきた。
二人は,上以外に逃げ場を失った。
木の上を見ると,大樹と水湖が立っていた。
「海起ぃ☆・・・お前を恨んでなんかないけど,俺らはもう敵同士だからしょうがないよね♪」
水湖が海起に言った。
「栄枝さん・・・恩を仇で返してすみませんでした。俺はもう戻れません。人間の泣き叫ぶ顔が見たいんです。絶望して,苦しむ顔が。だから俺は・・・・・。」
大樹は栄枝に向かって頭を下げた。
海起は呪文を唱えようとした。だが,水湖の方がワンテンポ早かった。
「大地の神,月の神よ,我の声を聞き賜え。我が敵の,心の深き傷跡を,頭の中に映し出せ。幻術使わし我の名は,滴る泉,水湖なる!!」
「う・・・・。」
栄枝がよろけた。
栄枝の頭の中には,過去がよみがえっていた。まるで,その時に戻ったように・・・。
栄枝はまだ妖精だった。そばには学生の大樹が居る。まだ栄枝の髪の毛は淡い緑おで,大樹の髪の毛は黒い。
栄枝はほかの妖精と何人かの学生を連れて人間界に実地練習に来ていた。栄枝は,大樹の担当だった。
「じゃあ,大樹。この木に若葉を芽生えさせるんだ。基礎的な呪文だ。緊張しなくて良いぞ。」
栄枝が笑顔で大樹に語りかけた。
「は・・・・はい!」
大樹はがっちがちに緊張している。震える声で,大樹は呪文を唱えた。
「大地の神,太陽の神よ・・・わ,我の声を聞き賜え・・・こっ,この枝に,芽生えさせよ,柔らき若葉っ。木の葉使わし我の名は,吹き出る若葉,大樹なる!!!」
呪文が終わると,木の枝に若葉が芽吹き始めた。
「よかった・・・・。」
大樹が胸をなで下ろしたその時,すごい勢いで蕾ができ,そのまま桜の花が咲いた。
「あ・・・・・ど,どうしよう・・。すみません!!栄枝さん!!!!」
大樹は大慌てだ。どうすることもできずに,ただおろおろしている。
「あっはははははは!!」
栄枝はそんな大樹をよそに大爆笑している。
「え・・・栄枝さん??」
「大樹,このくらいで心配しなくても大丈夫だ。ちょっと力が入りすぎたな。いい線はいってるぞ。」
「は,はぁ・・・。」
「人間が見たところで,狂い咲きしてるなくらいにしか思わないさ。まだ二月だけどな。」
「よかった・・・。」
大樹は安心してその場に座り込んだ。
「お前は,学力は学年でトップなのに実技でおもろいことやらかしてくれるよな~。」
栄枝はずっと笑っている。
「そ・・・そんな・・・」
大樹も少し笑顔になった。
そんな,幸せな一時だった。
しばらくして,全員が座って休んでいたその時。
【ギィィィ・・・ガガガッガガガ!!】
なにかを削るような,大きな音がした。
「う・・・・ぐぐぐぐぐ!!!」
大樹にとって,聞き覚えのある声がした。後ろを振り向くと,一人の妖精がうずくまっている。
「兄ちゃん・・・?」
大樹が目を見張った。
「光樹<こうじゅ>!!どうしたんだ!?」
栄枝が光樹に駆け寄った。
「栄枝さん・・・腹が・・・苦しい,痛い,助けて・・・・。」
光樹が栄枝に懇願した。
腹部を押さえて,目に涙をため,必死で栄枝の腕をつかんでいた。
光樹の腹部から,血が滴り始めた。
「兄ちゃん!!!栄枝さん・・なんでですか??どうしよう!兄ちゃんが・・・!!」
大樹が泣きながら栄枝に訴えた。
栄枝は必死で原因を探ろうと辺りを見渡した。そして見つけた。
光樹が宿っている木を切り倒そうとする人間達を。
ほかの木も切り倒されているが,たまたま実地練習があったため宿っている妖精達はしばらく妖精界に離れていて居なかった。そのため,光樹だけに影響がでたのだ。
たまたまその場にいた光樹は痛みで意識を失い掛けていた。
「とにかく,光樹を妖精の国へ!!引き離せば,助かる!!!」
栄枝がほかの妖精に指示を出し,妖精が何人かで光樹を抱え上げ,走りはじめた。
栄枝は大樹を抱きしめた。
「大丈夫だから。光樹は必ず助かる。」
栄枝が優しく大樹に語りかけた。
「は・・・はい・・・」
大樹が栄枝の腕の中でささやいた。
大樹が安心し掛けたその時,栄枝の顔がゆがんだ。
「栄枝さん・・・?」
「大丈夫だ。なんでもない」
栄枝のひたいに汗が浮かんでいる。
大樹ははっとして後ろを向いた。
栄枝の宿っているひときわ大きい木が,切られようとしていた。
「くそ・・・・・・このやろー!!」
大樹が人間に向かって掛けだした。
栄枝は止めようとしたが,痛みで手が出せなかった。
その代わりにあらんかぎりの声で叫んだ。
「たいじゅぅぅぅぅー!!!!!!やめろぉぉぉ!!」
大樹が木を切るのをやめさせようと人間に体当たりした。
しかし妖精の見えない人間は大樹に気が付かず,何もないところで転んだように見えた。栄枝の宿る木を切っていたチェンソーが壊れて光樹の木を切っている人間の手にぶつかった。
「いってぇぇ!」
光樹の木を切っていた人間が叫んだ。
「すまん!いきなりおれて・・・。」
もう一人の人間が駆け寄る。
「あのでかい木は切らなくても問題ないだろう。」
手を押さえながら人間が言った。
「それより,この木を倒すから手伝ってくれよ。」
タオルを手に巻いて,言葉を続ける。
光樹の木は,あっけなく折られようとしていた。
「やめろぉぉぉぉぉぉぉぉ!!!!!」
大樹が叫ぶのもむなしく,木は大きな音と共に倒れ去った。
場面が移った。
栄枝は大樹と共に病院にいた。
栄枝は手当を受けた後,大樹のそばにずっと寄り添っていた。
大精霊様が二人の元に蒼白な顔をしてやってきた。
「栄枝・・・光樹は,どうなったんじゃ・・・?」
大精霊様は大樹の肩に手を置きながら聞いた。
「・・・・・駄目でした。俺がもっと早くに・・・。」
栄枝がうつむいた。
「そうか・・・・・。大樹よ,一番辛いのはお前じゃが,お前は規則を破ってしまった。じゃが,人間に直接影響がなかったのと学生のため,三日間のボランティアじゃ。」
大精霊様がそんなことは言いたくなさそうに大樹の手を握りしめた。
「うわぁぁぁぁぁ!!なんでだよう!!なんで止めるために人間に手をだしちゃいけないんだよう!!あいつらのせいで兄ちゃんは・・・」
大樹が泣き叫んでいる。
その時だった。
「・・・・・・海起なるぅぅぅ!!!!!」
という声と共に栄枝は現実の世界に戻ってきた。
我に返って横を見ると,海起が汗をびっしょりかいて息を切らしていた。
二人を囲んでいた木が消えていた。
どうやら海起が幻術に打ち勝って攻撃したようだ。
「栄枝さん・・・・・大丈夫ですか???貴方の叫ぶ声が聞こえなかったら俺は・・・現実に戻ることができませんでした。」
海起が栄枝に向けていった。
「海起・・・・・サンキュー・・・」
栄枝が微笑んだ。
「なぁんだ。打ち勝っちゃった。」
水湖が二人の目の前に立った。
「たったの数分で,過去に戻る体験はいかがでした??」
水湖が変わらない笑顔で言った。
現実世界ではたったの,数分しかたってなかったのだ。
水湖の隣に,大樹が舞い降りた。
うつむいている。
どうやら,栄枝が自分との記憶を見たのが意外だったようだ。
栄枝には光樹だけでなく木を切られて死んでいった友人が何人も居たからだ。
それでも栄枝は罪悪感と,苦しさと悔しさと悲しさ,そして大樹の気持ちを思う心から幻術でその時の光景を見たのだ。
「大樹・・・ごめんな。お前には,何回謝っても足りない。俺がもっとしっかりしてれば・・・お前の兄貴は・・・・・俺にとっての・・・大事な後輩は・・・・・・・」
栄枝がうなだれた。
大樹はうつむいたままだ。地面に,大樹の涙が落ちる。
「栄枝さん・・・・裏切って,本当にごめんなさい。俺は・・・けど・・・・・戻りません。」
大樹が顔を上げずに言った。
「何があっても,人間達に手出しはさせない。連れて帰る。お前も・・・・・・・・氷河も・・・・・・・・・・・お前達を,守りたいから。」
栄枝がいつもの優しい笑顔で言った。
水湖・海起・栄枝・大樹は,またかまえた。
自分たちのそれぞれの思いを,貫き通すため・・・。
残り,三十九時間・・・・・。
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