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あぁもう!一体朝から何してるんだ!
会社に着くなり加奈はご機嫌斜めだった。もしあれが明人から加奈への告白としたなら、最悪な告白だと加奈は歯がゆい思いだった。
「おはようございます霧島さん」
「あっ、おはよう川田君」
「どうしたんですか?えらくご機嫌斜めみたいですけど」
「ちょっとね……」
川田の心配する表情を見て、いけないいけないと頬を叩き気を取り直した。しかし冷静になって朝の事を思いだすと、加奈は人生で二度目の告白をされた事になる。
(なんだろ、もしかしてモテ期到来?)
川田に続き明人だ。しかも明人に関しては加奈の会社の女子達が騒ぐほどの人物だ。普通なら嬉しくて舞い上がるだろうが、加奈の場合、明人の常日頃を見てきたので素直に好きになれない。
逆に川田の場合は可愛らしい後輩という部分を除けば、爽やか王子様タイプだ。普通ならばこっちに行くだろう。なのに物理的にそう簡単にはいけない事と合わせて、加奈の中では後輩という括りが大きい。
その日はもやもやとした気持ちのまま仕事をした。
昼食になりカフェに向かうと、加奈は見知らぬ男に声をかけられた。
「あの……」
「はい?」
「南条明人と今、住んでる人ですよね?」
えっ?となった加奈。その男は明人よりは背が小さいが爽やか系の男だ。そして首から下げられたパスケースには黒と赤のクロスが入ってる。どうやら明人の会社の人みたいだ。
「な、何でしょうか?」
「実はこの書類を明人に渡して欲しいんですよ。あぁ、申し遅れました!俺、小峰類ってあいつの同僚です」
小峰は脇に抱えていた書類の入った封筒と名刺を加奈に渡した。それを受け取った加奈は、名刺の持ち合わせがないと言って謝ったが、小峰は気にしてないようだ。
聞けば明人は昨日、どうしても明人でないと出来ない案件があるとの事で会社に顔を出していたらしいが、明人が帰った後に書類を渡すのを忘れていたらしい。
昨日遅かった理由も、こうして小峰が訪ねて来た理由もわかった。ここで会話は終わり。そう思ったが、小峰は加奈を見て「ふーん……」と品定めするかのような眼差しで見てきた。
「あの、何ですか?」
「いやぁ、あいつのお気に入りってどんな子かなって思って」
「はっ?」
「聞いてないですか?あいつ、随分前からあなたの事気に入ってたみたいで、よく話に出てたんですよ」
知らない。この男は何を言ってるんだ!
この小峰と言う男も、明人同様に日本語が通じない日本人なのかと思った。それに加奈を随分前から気に入ってると言っても、明人と出会ったのはほんの二週間前だ。
「とにかく!それ、よろしくお願いしますね!」
「あっ、ちょっと!」
いそいそとその場を後にした小峰。昨日の夜から明人周辺は何かと信じられない事ばかりだ。とにかく今のは聞かなかった事にしよう。昼の業務の為、加奈は職場へと戻った。
会社に着くなり加奈はご機嫌斜めだった。もしあれが明人から加奈への告白としたなら、最悪な告白だと加奈は歯がゆい思いだった。
「おはようございます霧島さん」
「あっ、おはよう川田君」
「どうしたんですか?えらくご機嫌斜めみたいですけど」
「ちょっとね……」
川田の心配する表情を見て、いけないいけないと頬を叩き気を取り直した。しかし冷静になって朝の事を思いだすと、加奈は人生で二度目の告白をされた事になる。
(なんだろ、もしかしてモテ期到来?)
川田に続き明人だ。しかも明人に関しては加奈の会社の女子達が騒ぐほどの人物だ。普通なら嬉しくて舞い上がるだろうが、加奈の場合、明人の常日頃を見てきたので素直に好きになれない。
逆に川田の場合は可愛らしい後輩という部分を除けば、爽やか王子様タイプだ。普通ならばこっちに行くだろう。なのに物理的にそう簡単にはいけない事と合わせて、加奈の中では後輩という括りが大きい。
その日はもやもやとした気持ちのまま仕事をした。
昼食になりカフェに向かうと、加奈は見知らぬ男に声をかけられた。
「あの……」
「はい?」
「南条明人と今、住んでる人ですよね?」
えっ?となった加奈。その男は明人よりは背が小さいが爽やか系の男だ。そして首から下げられたパスケースには黒と赤のクロスが入ってる。どうやら明人の会社の人みたいだ。
「な、何でしょうか?」
「実はこの書類を明人に渡して欲しいんですよ。あぁ、申し遅れました!俺、小峰類ってあいつの同僚です」
小峰は脇に抱えていた書類の入った封筒と名刺を加奈に渡した。それを受け取った加奈は、名刺の持ち合わせがないと言って謝ったが、小峰は気にしてないようだ。
聞けば明人は昨日、どうしても明人でないと出来ない案件があるとの事で会社に顔を出していたらしいが、明人が帰った後に書類を渡すのを忘れていたらしい。
昨日遅かった理由も、こうして小峰が訪ねて来た理由もわかった。ここで会話は終わり。そう思ったが、小峰は加奈を見て「ふーん……」と品定めするかのような眼差しで見てきた。
「あの、何ですか?」
「いやぁ、あいつのお気に入りってどんな子かなって思って」
「はっ?」
「聞いてないですか?あいつ、随分前からあなたの事気に入ってたみたいで、よく話に出てたんですよ」
知らない。この男は何を言ってるんだ!
この小峰と言う男も、明人同様に日本語が通じない日本人なのかと思った。それに加奈を随分前から気に入ってると言っても、明人と出会ったのはほんの二週間前だ。
「とにかく!それ、よろしくお願いしますね!」
「あっ、ちょっと!」
いそいそとその場を後にした小峰。昨日の夜から明人周辺は何かと信じられない事ばかりだ。とにかく今のは聞かなかった事にしよう。昼の業務の為、加奈は職場へと戻った。
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