乙女ゲー主人公に転生してイケメンと浮気しまくったらみんなから捨てられてしまった

まぁ

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第三のイケメン

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 まずキッチン、リビングと風呂トイレは共用スペースという事で、基本的に私物を置かない。掃除は交互に。いろいろ決める事はルカと相談して決めた。
 なんだかこれだけやると同棲しているのうに聞こえるが、あくまでも同じ空間を共有しているだけだ。

 料理は基本的に個々人で作る。お昼は仕事ある日に限りマスターの賄い付きだ。共用スペースに私物は持ち込まないが、食べ物などの保存はオッケー。自分のだとわかるようにしておく事が条件。


 さて、今日からカフェでのお仕事です。
 支給された服はメイド服……ではなく、白シャツに黒いパンツ、腰で巻くタイプのエプロンと、現実世界でよく見るギャルソンスタイルだ。まぁ、下手に気合い入れてメイド服にされても困る。

 朝五時。マスターはまだ来ていないが、私はお店の掃除を。ルカは早朝の買い出しに出ていた。
 五時半にマスター出社。モーニングのサラダを準備したりして、六時に開店。
 開店と同時に朝の早い職の人達や、高齢者達がやって来る。意外にも朝は朝で忙しいのだ。
 モーニングセットはトーストとコーヒー、サラダのセット。


 朝からバタバタしていたが、九時には一旦人が捌けるので、その間にルカと交代で朝食を取る。
 そして私が朝食を食べ終えた後、第三のイケメンが現れる。
「おはよう!ってあれ?この店に可愛い子いたっけ?」
 胸元まで開襟したシャツに短めの金髪、顎髭を生やしたワイルド系の遊び人アルビーがやって来た。
「いらっしゃい。店は合ってるし、この子は今日からここで働いてくれる子だよ」
「へぇ、俺はアルビー。君の名前は?」
 カウンター席に座り、長い足を組んだアルビーに私は名前を言う。すると「よろしくね」と言ってウインクしてきた。
「いやぁ、ここに来る楽しみが増えたよ」
「だからと言って、うちの従業員に手を出さないで下さいよ」
「でも本人の合意があればいいよね」
 私は笑うで止まった。
 この遊び人アルビーは職業は芸術家だ。なのでこうしてカフェに来るのはひと段落した時だ。
「そうだ。今度俺の個展開くんだけど君に観にきてほしいな」
「いいんですか?」
「もちろん。少しでも多くの人に観てもらいたいのは芸術家としての性だよ。それに君みたいに可愛い子が来たら俺も嬉しいし」
 相変わらずリップサービスが素晴らしい。後はフェロモン垂れ流しだ。だから私は押されたというのもあるが……
 ダメダメ!次は流されちゃ!
「それじゃ時間見つけて行きますね」


 アルビーは一時間ほどカフェでゆっくりした後、また作品作りの為に家に戻った。
 それから十一時。ここからランチタイムで、ランチタイムはナポリタンとコーヒーのセットか、グラタンとコーヒーのセット、カレーとコーヒーのセットの三択だ。
 オプションに近所のケーキ屋オリジナルの日替わりケーキもある。
 朝も忙しいが、ランチタイムの始まった十一時から午後二時までは本当に忙しい。
 出勤初日。慌しい一日はなんとか終わった。転生二週目とはいえ、正直しんどい。だが物語はまだまだ序章だ。
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