19 / 65
第2巻 理に堕つる者たち
第1章 旅立つ朝
しおりを挟む
夜の終わりを知らせる鐘が、街の奥でひとつ鳴った。
レナードの街はまだ眠っている。
宿の部屋の窓から見える路地は暗く、霧がかかっていた。
アーレンは机の上に並べた道具をひとつずつ確かめた。
錬成用の符札、封印瓶、乾いたパンと水袋。
短剣の柄を軽く叩き、留め具の緩みを直す。
その仕草に迷いはなかったが、
彼の目だけが、どこか遠くを見ていた。
――王都へ戻る。
その決意を口にしてから、まだ数刻も経っていない。
だが心の奥では、何年も経ったような重みがあった。
リュミナはベッドの端に座り、膝を抱えていた。
外套の袖を掴んだまま、指先で生地を撫でている。
昨夜の共鳴の後遺が残っているのか、頬がわずかに紅い。
「……ねむっても、灰の音がする」
「灰の音?」
「しらないのに、きいたことがある音。……塔の、声みたい」
アーレンは手を止めた。
「それは、もうおまえの中にあるものだ」
「塔の?」
「理の、欠片だ」
リュミナは首をかしげ、そして目を伏せた。
「じゃあ、こわいのは、わたしのなか?」
その問いに、アーレンはすぐには答えられなかった。
やがて、かすかに息を吐いて言った。
「怖いのは“知らない”ことだ。
おまえが何者かを知れば、もう恐れなくていい」
「しったら……、いなくなったりしない?」
「――しない」
言葉が出るまでに、ほんの少しだけ間があった。
その沈黙の分だけ、言葉は重かった。
窓の外で、鳥の声がひとつ響いた。
夜明けが近い。
アーレンは荷を肩にかけ、
鞄の中の書きかけの符を確かめた。
「行こう。朝のうちに街を出る」
リュミナは頷き、彼の袖をそっとつまむ。
その小さな動作は、
まるで“ここにいる”と確かめる印のようだった。
レナードの街門は、まだ半分しか開いていなかった。
商人たちが荷をまとめ、門兵が眠そうにあくびをしている。
夜と朝のあいだ――世界が息を止めている時間だった。
アーレンは通行証を差し出し、
簡単な問答を済ませてから通り抜けた。
兵のひとりがちらりと彼の鞄を見たが、
興味を失ったようにすぐ背を向ける。
門を出ると、
街道の先に淡い霧が漂っていた。
草の露が白く光り、
朝日がまだ地平を越えられずに揺れている。
「……ひろい」
リュミナが足を止めた。
森とも違う、閉じられていない広さ。
人の声も、木のざわめきも遠い。
ただ風の音だけがあった。
彼女はその風に顔を向け、目を細めた。
「においが、かわった」
「王都に近い空気だ。
理を使う工房が多いせいで、
灰の粒が混じってる」
「これ、灰の匂い?」
「慣れない方がいい」
アーレンは足を進めた。
レナードの白壁が後ろに遠ざかる。
道の脇には、旅人が捨てた木箱や焦げた炭の跡。
この街道を通る者たちがどこへ向かい、
どこで途切れたのか、誰も知らない。
「アーレン」
「なんだ」
「こわいのに、すこし、うれしい」
「……それでいい」
リュミナが微笑んだ。
霧の中でその笑みは淡く霞んで、
光と影の境目に溶けていった。
⸻
レナードの塔屋の屋根の上。
靄の中を進む二つの影を、
ひとりの女がじっと見つめていた。
アルテアは手袋を外し、
指先で空気の温度を確かめる。
冷たく、澄んでいる。
理の反応は――ない。
「昨夜の共鳴の痕跡、消えてる……。
でも、あれほどの波動を残しておいて、
完全に消えるはずがない」
彼女は腰の符を取り出し、
灰色の線を空に描いた。
空気がわずかに震え、
淡い光の糸が街道の方向へ伸びていく。
それは、人の目には見えない“灰の感応糸”。
リュミナの体内に残る灰核反応を追う。
光の先が霧の向こうに消えるのを見届けて、
アルテアは息を吐いた。
「……追跡を再開。
監視ではなく、接触の許可を願い出るべきね」
その声には、職務の硬さと、わずかな迷いが混じっていた。
⸻
霧の向こうから、太陽が顔を出す。
リュミナが手をかざして、光を見上げた。
「まぶしい」
「目を細めればいい」
「でも、きれい」
アーレンはその言葉に、少しだけ笑った。
「きれい、か」
「うん。……灰の匂いの中でも、光はちゃんとある」
その一言に、アーレンの足が一瞬止まった。
彼は振り返り、遠くにかすむ街を見た。
あの灰の塔の影の向こうにも、
この光が届けばいい――
そう思ってしまう自分に、わずかに戸惑った。
陽が昇りきるころ、霧はすっかり晴れていた。
街道は緩やかに北東へ伸び、遠くには山並みの影が見える。
乾いた風が吹き、草が小さく波打っていた。
アーレンとリュミナは並んで歩いていた。
歩幅は合っていない。
けれどリュミナは、転びそうになるたびにアーレンの袖をつまんで体勢を整える。
そのたびに、アーレンの歩調も自然と緩んでいった。
「ねえ、アーレン」
「ん?」
「どうして、空はあおいの?」
「光の散り方のせいだ。
太陽の光は色が混ざっていてな、青い光がいちばん空気で散りやすい」
「じゃあ、灰の色は?」
「それは……燃えたあとだ。理が形を失った証拠」
「ふうん。じゃあ、わたしは?」
アーレンは歩を止めた。
その問いは軽い口調だったが、彼には重く響いた。
「おまえは……灰になる前の、形だ」
「それ、いいこと?」
「まだわからない」
リュミナは考えるように唇を結び、それから笑った。
「じゃあ、いっしょに、わかるまで歩くね」
アーレンは答えなかった。
代わりに、少し先の丘の上に視線を向けた。
そこに、旅人の休憩所が見える。
木製の屋根、馬をつなぐ杭。
昼の日差しに、埃がきらきらと光っていた。
⸻
◆
休憩所の傍らには、荷車を止めた老商人がいた。
白い髭に、埃の積もった肩掛け。
彼は荷台の布をめくりながら、二人に気づくと穏やかに手を上げた。
「旅の方かね? 王都方面は久しぶりだよ。最近は検問がうるさくてな」
「そう聞いている」
アーレンは淡々と答える。
「王都で何があったのか知っているか?」
「なんでも、学院が大規模な調査をしてるらしい。
禁術絡みとかで、街道の通行記録まで洗ってる。まったく、息が詰まるね」
老商人は苦笑しながら、干し果物を差し出した。
「長旅だろう? 少し持っていきな」
アーレンは一瞬ためらったが、受け取った。
「助かる」
「いいってことさ。旅人同士だ」
会釈をして歩き出すと、リュミナが後ろで小声で言った。
「アーレン、わたし、うそつくのきらい」
「嘘?」
「旅人じゃない。……にげてる」
アーレンは歩きながら答えた。
「嘘をつくんじゃない。言わなくていいことを隠すだけだ」
「それも、ちょっとこわい」
「……慣れるな。怖いままでいろ」
その声に、リュミナは目を瞬かせ、
やがて小さく笑ってうなずいた。
⸻
遠く離れた丘の上。
望遠符を覗き込みながら、アルテアは街道の影を追っていた。
灰青の瞳が、昼の光を冷たく反射する。
「……本当に、逃げるつもりはないのね」
符を閉じる。
リュミナが商人に微笑みかける姿が、瞼の裏に残った。
その笑顔は、記録に残る“試験体”の無機質な表情とは違っていた。
まるで、普通の人間のように見えた。
アルテアは深く息をついた。
「もしあれが“再現体”なら……理そのものが、心を持ち始めたってことになる」
それは観察者の立場を揺るがす考えだった。
だが、その感情の揺れを顔には出さない。
符を胸に戻し、再び歩き出した。
任務は監視。
だが――胸の奥では、言葉にならない別の衝動が微かに脈打っていた。
⸻
午後の日差しが斜めに差し込み、
影が長く伸びていた。
リュミナは草を摘み、
花びらを光に透かして見ている。
アーレンはそれを横目に見ながら、地図を広げた。
「王都までは、あと二日」
「ねえ、王都ってどんなところ?」
「理の都だ。知識と権力が混ざった場所。
誰もが理を操れると思ってる」
「それって……、あんまりたのしそうじゃない」
「俺もそう思う」
アーレンは地図を畳み、歩き出した。
背に受ける風が、少し冷たくなっている。
王都は近い。
そして――その理も、すぐそこまで迫っていた。
レナードの街はまだ眠っている。
宿の部屋の窓から見える路地は暗く、霧がかかっていた。
アーレンは机の上に並べた道具をひとつずつ確かめた。
錬成用の符札、封印瓶、乾いたパンと水袋。
短剣の柄を軽く叩き、留め具の緩みを直す。
その仕草に迷いはなかったが、
彼の目だけが、どこか遠くを見ていた。
――王都へ戻る。
その決意を口にしてから、まだ数刻も経っていない。
だが心の奥では、何年も経ったような重みがあった。
リュミナはベッドの端に座り、膝を抱えていた。
外套の袖を掴んだまま、指先で生地を撫でている。
昨夜の共鳴の後遺が残っているのか、頬がわずかに紅い。
「……ねむっても、灰の音がする」
「灰の音?」
「しらないのに、きいたことがある音。……塔の、声みたい」
アーレンは手を止めた。
「それは、もうおまえの中にあるものだ」
「塔の?」
「理の、欠片だ」
リュミナは首をかしげ、そして目を伏せた。
「じゃあ、こわいのは、わたしのなか?」
その問いに、アーレンはすぐには答えられなかった。
やがて、かすかに息を吐いて言った。
「怖いのは“知らない”ことだ。
おまえが何者かを知れば、もう恐れなくていい」
「しったら……、いなくなったりしない?」
「――しない」
言葉が出るまでに、ほんの少しだけ間があった。
その沈黙の分だけ、言葉は重かった。
窓の外で、鳥の声がひとつ響いた。
夜明けが近い。
アーレンは荷を肩にかけ、
鞄の中の書きかけの符を確かめた。
「行こう。朝のうちに街を出る」
リュミナは頷き、彼の袖をそっとつまむ。
その小さな動作は、
まるで“ここにいる”と確かめる印のようだった。
レナードの街門は、まだ半分しか開いていなかった。
商人たちが荷をまとめ、門兵が眠そうにあくびをしている。
夜と朝のあいだ――世界が息を止めている時間だった。
アーレンは通行証を差し出し、
簡単な問答を済ませてから通り抜けた。
兵のひとりがちらりと彼の鞄を見たが、
興味を失ったようにすぐ背を向ける。
門を出ると、
街道の先に淡い霧が漂っていた。
草の露が白く光り、
朝日がまだ地平を越えられずに揺れている。
「……ひろい」
リュミナが足を止めた。
森とも違う、閉じられていない広さ。
人の声も、木のざわめきも遠い。
ただ風の音だけがあった。
彼女はその風に顔を向け、目を細めた。
「においが、かわった」
「王都に近い空気だ。
理を使う工房が多いせいで、
灰の粒が混じってる」
「これ、灰の匂い?」
「慣れない方がいい」
アーレンは足を進めた。
レナードの白壁が後ろに遠ざかる。
道の脇には、旅人が捨てた木箱や焦げた炭の跡。
この街道を通る者たちがどこへ向かい、
どこで途切れたのか、誰も知らない。
「アーレン」
「なんだ」
「こわいのに、すこし、うれしい」
「……それでいい」
リュミナが微笑んだ。
霧の中でその笑みは淡く霞んで、
光と影の境目に溶けていった。
⸻
レナードの塔屋の屋根の上。
靄の中を進む二つの影を、
ひとりの女がじっと見つめていた。
アルテアは手袋を外し、
指先で空気の温度を確かめる。
冷たく、澄んでいる。
理の反応は――ない。
「昨夜の共鳴の痕跡、消えてる……。
でも、あれほどの波動を残しておいて、
完全に消えるはずがない」
彼女は腰の符を取り出し、
灰色の線を空に描いた。
空気がわずかに震え、
淡い光の糸が街道の方向へ伸びていく。
それは、人の目には見えない“灰の感応糸”。
リュミナの体内に残る灰核反応を追う。
光の先が霧の向こうに消えるのを見届けて、
アルテアは息を吐いた。
「……追跡を再開。
監視ではなく、接触の許可を願い出るべきね」
その声には、職務の硬さと、わずかな迷いが混じっていた。
⸻
霧の向こうから、太陽が顔を出す。
リュミナが手をかざして、光を見上げた。
「まぶしい」
「目を細めればいい」
「でも、きれい」
アーレンはその言葉に、少しだけ笑った。
「きれい、か」
「うん。……灰の匂いの中でも、光はちゃんとある」
その一言に、アーレンの足が一瞬止まった。
彼は振り返り、遠くにかすむ街を見た。
あの灰の塔の影の向こうにも、
この光が届けばいい――
そう思ってしまう自分に、わずかに戸惑った。
陽が昇りきるころ、霧はすっかり晴れていた。
街道は緩やかに北東へ伸び、遠くには山並みの影が見える。
乾いた風が吹き、草が小さく波打っていた。
アーレンとリュミナは並んで歩いていた。
歩幅は合っていない。
けれどリュミナは、転びそうになるたびにアーレンの袖をつまんで体勢を整える。
そのたびに、アーレンの歩調も自然と緩んでいった。
「ねえ、アーレン」
「ん?」
「どうして、空はあおいの?」
「光の散り方のせいだ。
太陽の光は色が混ざっていてな、青い光がいちばん空気で散りやすい」
「じゃあ、灰の色は?」
「それは……燃えたあとだ。理が形を失った証拠」
「ふうん。じゃあ、わたしは?」
アーレンは歩を止めた。
その問いは軽い口調だったが、彼には重く響いた。
「おまえは……灰になる前の、形だ」
「それ、いいこと?」
「まだわからない」
リュミナは考えるように唇を結び、それから笑った。
「じゃあ、いっしょに、わかるまで歩くね」
アーレンは答えなかった。
代わりに、少し先の丘の上に視線を向けた。
そこに、旅人の休憩所が見える。
木製の屋根、馬をつなぐ杭。
昼の日差しに、埃がきらきらと光っていた。
⸻
◆
休憩所の傍らには、荷車を止めた老商人がいた。
白い髭に、埃の積もった肩掛け。
彼は荷台の布をめくりながら、二人に気づくと穏やかに手を上げた。
「旅の方かね? 王都方面は久しぶりだよ。最近は検問がうるさくてな」
「そう聞いている」
アーレンは淡々と答える。
「王都で何があったのか知っているか?」
「なんでも、学院が大規模な調査をしてるらしい。
禁術絡みとかで、街道の通行記録まで洗ってる。まったく、息が詰まるね」
老商人は苦笑しながら、干し果物を差し出した。
「長旅だろう? 少し持っていきな」
アーレンは一瞬ためらったが、受け取った。
「助かる」
「いいってことさ。旅人同士だ」
会釈をして歩き出すと、リュミナが後ろで小声で言った。
「アーレン、わたし、うそつくのきらい」
「嘘?」
「旅人じゃない。……にげてる」
アーレンは歩きながら答えた。
「嘘をつくんじゃない。言わなくていいことを隠すだけだ」
「それも、ちょっとこわい」
「……慣れるな。怖いままでいろ」
その声に、リュミナは目を瞬かせ、
やがて小さく笑ってうなずいた。
⸻
遠く離れた丘の上。
望遠符を覗き込みながら、アルテアは街道の影を追っていた。
灰青の瞳が、昼の光を冷たく反射する。
「……本当に、逃げるつもりはないのね」
符を閉じる。
リュミナが商人に微笑みかける姿が、瞼の裏に残った。
その笑顔は、記録に残る“試験体”の無機質な表情とは違っていた。
まるで、普通の人間のように見えた。
アルテアは深く息をついた。
「もしあれが“再現体”なら……理そのものが、心を持ち始めたってことになる」
それは観察者の立場を揺るがす考えだった。
だが、その感情の揺れを顔には出さない。
符を胸に戻し、再び歩き出した。
任務は監視。
だが――胸の奥では、言葉にならない別の衝動が微かに脈打っていた。
⸻
午後の日差しが斜めに差し込み、
影が長く伸びていた。
リュミナは草を摘み、
花びらを光に透かして見ている。
アーレンはそれを横目に見ながら、地図を広げた。
「王都までは、あと二日」
「ねえ、王都ってどんなところ?」
「理の都だ。知識と権力が混ざった場所。
誰もが理を操れると思ってる」
「それって……、あんまりたのしそうじゃない」
「俺もそう思う」
アーレンは地図を畳み、歩き出した。
背に受ける風が、少し冷たくなっている。
王都は近い。
そして――その理も、すぐそこまで迫っていた。
0
あなたにおすすめの小説
企業再生のプロ、倒産寸前の貧乏伯爵に転生する
namisan
ファンタジー
数々の倒産寸前の企業を立て直してきた敏腕コンサルタントの男は、過労の末に命を落とし、異世界で目を覚ます。
転生先は、帝国北部の辺境にあるアインハルト伯爵家の若き当主、アレク。
しかし、そこは「帝国の重荷」と蔑まれる、借金まみれで領民が飢える極貧領地だった。
凍える屋敷、迫りくる借金取り、絶望する家臣たち。
詰みかけた状況の中で、アレクは独自のユニーク魔法【構造解析(アナライズ)】に目覚める。
それは、物体の構造のみならず、組織の欠陥や魔法術式の不備さえも見抜き、再構築(クラフト)するチート能力だった。
「問題ない。この程度の赤字、前世の案件に比べれば可愛いものだ」
前世の経営知識と規格外の魔法で、アレクは領地の大改革に乗り出す。
痩せた土地を改良し、特産品を生み出し、隣国の経済さえも掌握していくアレク。
そんな彼の手腕に惹かれ、集まってくるのは一癖も二癖もある高貴な美女たち。
これは、底辺から這い上がった若き伯爵が、最強の布陣で自領を帝国一の都市へと発展させ、栄華を極める物語。
【完結】異世界で魔道具チートでのんびり商売生活
シマセイ
ファンタジー
大学生・誠也は工事現場の穴に落ちて異世界へ。 物体に魔力を付与できるチートスキルを見つけ、 能力を隠しつつ魔道具を作って商業ギルドで商売開始。 のんびりスローライフを目指す毎日が幕を開ける!
正しい聖女さまのつくりかた
みるくてぃー
ファンタジー
王家で育てられた(自称)平民少女が、学園で起こすハチャメチャ学園(ラブ?)コメディ。
同じ年の第二王女をはじめ、優しい兄姉(第一王女と王子)に見守られながら成長していく。
一般常識が一切通用しない少女に友人達は振り回されてばかり、「アリスちゃんメイドを目指すのになぜダンスや淑女教育が必要なの!?」
そこには人知れず王妃と王女達によるとある計画が進められていた!
果たしてアリスは無事に立派なメイドになれるのか!? たぶん無理かなぁ……。
聖女シリーズ第一弾「正しい聖女さまのつくりかた」
水神飛鳥の異世界茶会記 ~戦闘力ゼロの茶道家が、神業の【陶芸】と至高の【和菓子】で、野蛮な異世界を「癒やし」で侵略するようです~
月神世一
ファンタジー
「剣を下ろし、靴を脱いでください。……茶が入りましたよ」
猫を助けて死んだ茶道家・水神飛鳥(23歳)。
彼が転生したのは、魔法と闘気が支配する弱肉強食のファンタジー世界だった。
チート能力? 攻撃魔法?
いいえ、彼が手にしたのは「茶道具一式」と「陶芸セット」が出せるスキルだけ。
「私がすべき事は、戦うことではありません。一服の茶を出し、心を整えることです」
ゴブリン相手に正座で茶を勧め、
戦場のど真ん中に「結界(茶室)」を展開して空気を変え、
牢屋にぶち込まれれば、そこを「隠れ家カフェ」にリフォームして看守を餌付けする。
そんな彼の振る舞う、異世界には存在しない「極上の甘味(カステラ・羊羹)」と、魔法よりも美しい「茶器」に、武闘派の獣人女王も、強欲な大商人も、次第に心を(胃袋を)掴まれていき……?
「野暮な振る舞いは許しません」
これは、ブレない茶道家が、殺伐とした異世界を「おもてなし」で平和に変えていく、一期一会の物語。
異世界転移物語
月夜
ファンタジー
このところ、日本各地で謎の地震が頻発していた。そんなある日、都内の大学に通う僕(田所健太)は、地震が起こったときのために、部屋で非常持出袋を整理していた。すると、突然、めまいに襲われ、次に気づいたときは、深い森の中に迷い込んでいたのだ……
【完結】異世界で神の元カノのゴミ屋敷を片付けたら世界の秘密が出てきました
小豆缶
ファンタジー
父の遺したゴミ屋敷を片付けていたはずが、気づけば異世界に転移していた私・飛鳥。
しかも、神の元カノと顔がそっくりという理由で、いきなり死刑寸前!?
助けてくれた太陽神ソラリクスから頼まれた仕事は、
「500年前に別れた元恋人のゴミ屋敷を片付けてほしい」というとんでもない依頼だった。
幽霊になった元神、罠だらけの屋敷、歪んだ世界のシステム。
ポンコツだけど諦めの悪い主人公が、ゴミ屋敷を片付けながら異世界の謎を暴いていく!
ほのぼのお仕事×異世界コメディ×世界の秘密解明ファンタジー
第5皇子に転生した俺は前世の医学と知識や魔法を使い世界を変える。
黒ハット
ファンタジー
前世は予防医学の専門の医者が飛行機事故で結婚したばかりの妻と亡くなり異世界の帝国の皇帝の5番目の子供に転生する。子供の生存率50%という文明の遅れた世界に転生した主人公が前世の知識と魔法を使い乱世の世界を戦いながら前世の奥さんと巡り合い世界を変えて行く。
神様の忘れ物
mizuno sei
ファンタジー
仕事中に急死した三十二歳の独身OLが、前世の記憶を持ったまま異世界に転生した。
わりとお気楽で、ポジティブな主人公が、異世界で懸命に生きる中で巻き起こされる、笑いあり、涙あり(?)の珍騒動記。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる