都丸譲二

都丸譲二

ファンタジーメインで書いてます。 鋼殻魔導兵の黎戦記→毎日2話~3話更新 創られた命と灰の研究者→毎日1話更新
4
ファンタジー 連載中 長編
――祈りを失った兵器が、祈りの世界を旅する。 大陸〈アルテリオス〉の人々は、生まれながらに精霊と契約し、祈りと共に生きてきた。 火は燃え、水は流れ、風は歌い、命は巡る。 それらすべてが“祈り”によって結ばれ、この世界の循環を成していた。 だが、ただひとつ。 帝国だけがその循環を拒んだ。 神を束縛と呼び、精霊を分解し、祈りを科学で置き換えようとした。 その果てに生まれたのが――〈鋼殻魔導兵(アームド・スピリット)〉。 帝国が神を模して創り出した、生体と機構の融合兵。 その数はわずかで、一体ごとに戦場の均衡を崩す“神話級の兵器”として扱われた。 エインもまた、その一体である。 被検体No.25――エイン。 炎の大精霊の欠片を宿す彼は、祈りを知らぬ兵器でありながら、 ある日、命令ではなく“意志”で動いた。 戦場で出会った少女ティナ。 絶やされかけた聖火を守る“灯守(ともしもり)”の末裔。 その光が、エインの中に眠っていた“心”を呼び覚ます。 祈りを信じる国々。 祈りを棄てた帝国。 そして、祈りを知らぬ兵器。 ――魂と鋼が交錯する中で、世界は“祈りの再生”を求めて動き出す。 祈り×科学、信仰×機構、魂×鋼―― それぞれの祈りが戦場を照らす、重厚なる群像戦記。
24h.ポイント 221pt
小説 5,639 位 / 212,213件 ファンタジー 914 位 / 49,493件
文字数 336,643 最終更新日 2025.12.04 登録日 2025.10.27
ファンタジー 完結 長編
人は、生命を創れるのか――。  王立学院の片隅で、ひとり冷遇されてきた灰色の研究者アーレン。    禁忌とされる“生命創造”の研究に没頭し、誰からも認められず笑われ続けてきた彼は、ある雨の夜、ついに成功を果たす。  生まれたのは、一人の少女。  名をリュミナ。  拙い言葉で問いかけ、よろめきながら歩み出すその姿は、紛れもなく「人」としての輝きを宿していた。   ――理(ことわり)が壊れた日、人は神を失った。 かつて、世界はまだ**理(ことわり)**を信じていた。 それは祈りでも魔法でもない、 世界そのものを記す法――。 誰も成功しなかったホムンクルスの創造。 それは奇跡であり、そして――世界の終わりの始まりだった。 理は歪み、国は崩壊する。 灰に沈んだ世界で、二人はまだ“生きている理由”を探している。 ――理は命を拒まない。 拒んでいるのは、いつだって人の方だ――  これは「創られし命」と「灰の研究者」が紡ぐ、世界に刻まれる物語。
24h.ポイント 0pt
小説 212,213 位 / 212,213件 ファンタジー 49,493 位 / 49,493件
文字数 267,259 最終更新日 2025.11.08 登録日 2025.10.03
ファンタジー 完結 長編
桐ノ宮県警・国木警察署、刑事一課巡査部長の九重誠治郎は、ある雨の夜、不可解な現象に遭遇する。 人々の頭上に、赤い数字が浮かび上がって見えるようになったのだ。 その数字はデジタル時計のように刻一刻と減り続け、ゼロになった瞬間――人は命を落とす。 最初は幻覚かと思った九重だったが、目の前で起きた事故死をきっかけに、数字が「死の時刻」を告げていることを直感する。 さらに、横断歩道で命を落とすはずだった子供を救ったとき、頭上の数字が消えるのを目撃する。 死は絶対ではなく、行動次第で未来は変えられる――。 冷静沈着な刑事として日々を生きてきた九重は、この力に翻弄されながらも、人を救うため奔走する。 だが、見えるのは善人だけではない。凶悪犯の頭上にも数字は現れ、救えばまた誰かを傷つける可能性がある。 そして、彼の周囲で不穏に多発するテロ事件。 九重自身の頭上にも、やがて「刻限」が刻まれることに気づく――。 死を視る刑事がたどる、孤独な闘いと決断の物語。 それは正義か、それとも呪いか。
24h.ポイント 0pt
小説 212,213 位 / 212,213件 ファンタジー 49,493 位 / 49,493件
文字数 110,541 最終更新日 2025.09.29 登録日 2025.09.27
ミステリー 完結 長編
桐ノ宮市。 春の朝、白バイに跨るひとりの女性警察官――西條美由紀。 彼女は警察庁からのキャリアとして本来は机上にいるはずだった。 だが兄を事故で失った過去から、現場に身を投じ、交通機動隊に志願する。 初出動で出会った原付の少年。 その後に続く飲酒運転、隠蔽された死亡事故、そして組織ぐるみの圧力――。 「現場は嘘をつかない」という信念を胸に、美由紀は権力と闘い続ける。 市民の命を守るか、組織の“調和”を守るか。 その選択の果てに、彼女が見た赤色灯の光とは――。 硬派なリアリズムと人情が交錯する、交通警察ドラマの決定版。 真実を追い求める者に捧ぐ、渾身の警察小説。
24h.ポイント 0pt
小説 212,213 位 / 212,213件 ミステリー 4,866 位 / 4,866件
文字数 26,772 最終更新日 2025.09.24 登録日 2025.09.24
4