赤色灯の証言
桐ノ宮市。
春の朝、白バイに跨るひとりの女性警察官――西條美由紀。
彼女は警察庁からのキャリアとして本来は机上にいるはずだった。
だが兄を事故で失った過去から、現場に身を投じ、交通機動隊に志願する。
初出動で出会った原付の少年。
その後に続く飲酒運転、隠蔽された死亡事故、そして組織ぐるみの圧力――。
「現場は嘘をつかない」という信念を胸に、美由紀は権力と闘い続ける。
市民の命を守るか、組織の“調和”を守るか。
その選択の果てに、彼女が見た赤色灯の光とは――。
硬派なリアリズムと人情が交錯する、交通警察ドラマの決定版。
真実を追い求める者に捧ぐ、渾身の警察小説。
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