25 / 47
第二十三話 砦の攻防
しおりを挟む
「魔導士部隊! 一斉射出!!」
「投石部隊! 放てッ!!」
「弓兵、前へ!」
闇の空へと吸い込まれる爆炎。
無数の岩石と弓まで同時に放たれ、砦の門は防戦を強いられていた。
とはいえ……
「臆するな! 魔法障壁を維持せよ!」
「盾兵よ、魔導士部隊を死守せよ!」
「無理に反撃しようとするな! まずは防壁の維持に努めよ!」
周囲が岩山に囲まれており、砦の入り口は一つしかない。
その一つの門を死守することこそが帝国兵の使命であり、シンプルであり、そのための防御の準備は万全だった。
敵が攻めてくれば、まずは徹底的に防御に力を注いで、敵の軍の侵入を防ぐこと。
そして一定の時間を稼ぎさえすれば……
『お前たち、ご苦労だった! 下がっていろ! 後は……』
「おおお、ハーラム将軍ッ!!」
あとは、巨神兵が全てを片付けるのだ。
『『『『『銀百合乙女騎士団、出陣ッッ!!!!』』』』』
砦の門をジャンプで飛び越えて、一気に現れる十体の巨神兵。
砦の外の地面に着地した瞬間に地響きする。
集っている魔王軍の兵たちも一気に緊張が高まる。
しかし……
「来たぞ、巨神兵だ!」
「おう、作戦通りだ!」
「たのんます、クエイク様ッ!!」
そのとき、砦に攻め込んできた魔王軍の布陣に、ハーラムたちは奇妙なものを感じた。
『ぬ? どういうことだ? こやつら……』
普通、固く閉ざされた砦へ攻め込むのならば、とにかく砦上の守備へ攻撃を仕掛けながら、門に突撃して力づくで突破するか、砦の上に梯子を掛けるなどしてよじ登り、中に侵入して内側から門を開放するなどの手がある。
いずれにせよ、そういう攻め方をするのであれば、砦の門の周りに敵兵が密集しているのが普通である。
しかし……
『どういうことでしょう、ハーラム様……あいつら……あんなに離れて……』
『魔法と投石と弓による中距離攻撃……でも、あれでは障壁で弾けます』
『何か狙いが? いや、周辺に罠の様子もない……』
いつもと違う魔王軍の様子に、先ほどまで会議中に抱いていた恐怖や不安が高まっていく。
何を狙っているのか? と。
だが……
『き、きっと、あいつら、怯えてるんだよ! そうだよ! 攻撃してるけど、巨神兵に怯えていつでも逃げられる距離から攻撃してるんだよ!』
そのとき、一人の最年少の乙女がそう叫んだ。
『アヌル! まて、もう少し様子を見を―――』
『先手必勝ですよ、先輩たち! 私がソッコーで蹴散らしちゃいますから!』
皆の妹分のように扱われ、時には厳しく、しかし愛情をもって扱かれて、可愛がられている将来有望の乙女。
憧れの銀百合乙女騎士団に配属されてまだ浅いが、その天真爛漫で愛くるしい笑顔と明るさで早くも騎士団のムードメーカーになった少女は、状況を自分の都合のいいように捉えた。
しかし……
「来た……まずは一体か……」
そのとき、勢いよく魔王軍に向かって走り出したアヌルの前に、一人の男がゆったりと現れた。
その容姿は異形の魔族とは違い、どちらかというと人間に……
『え? なになに? だれ? え?』
突然人間の姿をした者が一人で現れたら流石のアヌルも戸惑い、動きを止める。
味方か? 砦の中の者たちが出てきたのか?
それとも……
『ん? あやつ……どこかで……ッ!?』
そしてそのとき、最後尾に居たハーラムは現れた男の顔を見て、ハッとした。
『あやつは……あれは……姫様を誑かそうとした……『勇者・セルフ』様の手で廃棄処分されたガラクタではないか!』
帝都に居た頃に、ハーラムはその男……クエイクを見たことがあった。
女神より与えられた神兵器の中に紛れ込んでいた、改造人間と呼ばれたマッサージ師。
力がなく、魔法や剣も扱うこともできない者であり、戦に生きるハーラムにとっては男としての魅力を感じることは一切なく、そんな男が敬愛する帝国の姫であるジェラシに重宝され、寵愛を受けていることが面白くなかった。
だからこそ、クエイクが姫を誑かして堕とそうとしていたところを、勇者が見つけて処刑したと聞いたときは「よくやった」と心の中で思っていた。
『あやつ……生きていたのか! しかし、何故ここに? 魔王軍と何か……』
死んだと聞かされていた男が生きていた。それだけで驚きだというのに、魔界の、しかもこの場に一体どうして現れたのか?
その答えが出ぬまま、クエイクは両手を前に翳し……
『えっと、あなた誰? 邪魔! どいてよ! それとも魔王軍の仲間だって言うなら容赦しな――』
「砕けろッ!! 超振動波ッ!!」
『へっ……?』
クエイクの手から大気を震わす輝く光線が放たれる。
それを真正面から受けてしまう巨神兵は咄嗟に両腕を交差させて防御の姿勢。
だが、防御など関係ない。
『……え? え、ええええ!?』
『『『『アヌル!!??』』』』
その場にいた銀百合乙女騎士団全員が目を疑った。
放たれた光線を防御で防ごうとした巨神兵。その両腕にヒビが入り、そのヒビは腕全体に広がり、やがて巨神兵の肩から先の両腕が粉々に砕け散ったのだ。
『うそ、え……え? 動け! 動いて、え? なんで! え!』
両腕を失った。そのことが信じられずに巨神兵内のアヌルは必死に腕を操作しようとするが、何も起こらない。
『ば、バカな! む、無敵の巨神兵の腕が……』
『粉々に砕け散った!?』
『な、なんだ、あの小僧、何をした?!』
まるで状況が分からない。ただ、無敵の巨神兵の両腕が捥がれ、さらに……
「超振動タックルッ!!」
『ひっ!? い、あ……わあああああああ!?』
クエイクが全身を震わせながら巨神兵の膝に向かって飛び掛かる。
激しく動揺しているアヌルにそれを回避する操作はできず、そして巨神兵の膝はいとも容易く粉々に砕けて、足が切断された。
『う、そ……』
両腕をもがれて、更に片足まで失った巨神兵は、もう立つことも戦うこともできない。
それは文字通り手も足も出ないという状況。
「まずは、一体……あと九体……クロースが喜んでくれるから、すぐに全員砕いてやるよ」
「「「「「うおおおおおおおおッッ、英雄クエイク様あああああ!!!」」」」」
その言葉と共に天地を震わす魔族たちの大歓声。
「ぬわははは、流石は儂の旦那様なのだ♡」
「うふふふ、流石はクエイクです! ガンバなのです! 副作用は全部私にお任せくださいね♡」
「くっ、やはり強い……そして……体が疼く……熱いのじゃ……わらわの女としての本能が……あやつを……はあ、はあ、濡れる」
「投石部隊! 放てッ!!」
「弓兵、前へ!」
闇の空へと吸い込まれる爆炎。
無数の岩石と弓まで同時に放たれ、砦の門は防戦を強いられていた。
とはいえ……
「臆するな! 魔法障壁を維持せよ!」
「盾兵よ、魔導士部隊を死守せよ!」
「無理に反撃しようとするな! まずは防壁の維持に努めよ!」
周囲が岩山に囲まれており、砦の入り口は一つしかない。
その一つの門を死守することこそが帝国兵の使命であり、シンプルであり、そのための防御の準備は万全だった。
敵が攻めてくれば、まずは徹底的に防御に力を注いで、敵の軍の侵入を防ぐこと。
そして一定の時間を稼ぎさえすれば……
『お前たち、ご苦労だった! 下がっていろ! 後は……』
「おおお、ハーラム将軍ッ!!」
あとは、巨神兵が全てを片付けるのだ。
『『『『『銀百合乙女騎士団、出陣ッッ!!!!』』』』』
砦の門をジャンプで飛び越えて、一気に現れる十体の巨神兵。
砦の外の地面に着地した瞬間に地響きする。
集っている魔王軍の兵たちも一気に緊張が高まる。
しかし……
「来たぞ、巨神兵だ!」
「おう、作戦通りだ!」
「たのんます、クエイク様ッ!!」
そのとき、砦に攻め込んできた魔王軍の布陣に、ハーラムたちは奇妙なものを感じた。
『ぬ? どういうことだ? こやつら……』
普通、固く閉ざされた砦へ攻め込むのならば、とにかく砦上の守備へ攻撃を仕掛けながら、門に突撃して力づくで突破するか、砦の上に梯子を掛けるなどしてよじ登り、中に侵入して内側から門を開放するなどの手がある。
いずれにせよ、そういう攻め方をするのであれば、砦の門の周りに敵兵が密集しているのが普通である。
しかし……
『どういうことでしょう、ハーラム様……あいつら……あんなに離れて……』
『魔法と投石と弓による中距離攻撃……でも、あれでは障壁で弾けます』
『何か狙いが? いや、周辺に罠の様子もない……』
いつもと違う魔王軍の様子に、先ほどまで会議中に抱いていた恐怖や不安が高まっていく。
何を狙っているのか? と。
だが……
『き、きっと、あいつら、怯えてるんだよ! そうだよ! 攻撃してるけど、巨神兵に怯えていつでも逃げられる距離から攻撃してるんだよ!』
そのとき、一人の最年少の乙女がそう叫んだ。
『アヌル! まて、もう少し様子を見を―――』
『先手必勝ですよ、先輩たち! 私がソッコーで蹴散らしちゃいますから!』
皆の妹分のように扱われ、時には厳しく、しかし愛情をもって扱かれて、可愛がられている将来有望の乙女。
憧れの銀百合乙女騎士団に配属されてまだ浅いが、その天真爛漫で愛くるしい笑顔と明るさで早くも騎士団のムードメーカーになった少女は、状況を自分の都合のいいように捉えた。
しかし……
「来た……まずは一体か……」
そのとき、勢いよく魔王軍に向かって走り出したアヌルの前に、一人の男がゆったりと現れた。
その容姿は異形の魔族とは違い、どちらかというと人間に……
『え? なになに? だれ? え?』
突然人間の姿をした者が一人で現れたら流石のアヌルも戸惑い、動きを止める。
味方か? 砦の中の者たちが出てきたのか?
それとも……
『ん? あやつ……どこかで……ッ!?』
そしてそのとき、最後尾に居たハーラムは現れた男の顔を見て、ハッとした。
『あやつは……あれは……姫様を誑かそうとした……『勇者・セルフ』様の手で廃棄処分されたガラクタではないか!』
帝都に居た頃に、ハーラムはその男……クエイクを見たことがあった。
女神より与えられた神兵器の中に紛れ込んでいた、改造人間と呼ばれたマッサージ師。
力がなく、魔法や剣も扱うこともできない者であり、戦に生きるハーラムにとっては男としての魅力を感じることは一切なく、そんな男が敬愛する帝国の姫であるジェラシに重宝され、寵愛を受けていることが面白くなかった。
だからこそ、クエイクが姫を誑かして堕とそうとしていたところを、勇者が見つけて処刑したと聞いたときは「よくやった」と心の中で思っていた。
『あやつ……生きていたのか! しかし、何故ここに? 魔王軍と何か……』
死んだと聞かされていた男が生きていた。それだけで驚きだというのに、魔界の、しかもこの場に一体どうして現れたのか?
その答えが出ぬまま、クエイクは両手を前に翳し……
『えっと、あなた誰? 邪魔! どいてよ! それとも魔王軍の仲間だって言うなら容赦しな――』
「砕けろッ!! 超振動波ッ!!」
『へっ……?』
クエイクの手から大気を震わす輝く光線が放たれる。
それを真正面から受けてしまう巨神兵は咄嗟に両腕を交差させて防御の姿勢。
だが、防御など関係ない。
『……え? え、ええええ!?』
『『『『アヌル!!??』』』』
その場にいた銀百合乙女騎士団全員が目を疑った。
放たれた光線を防御で防ごうとした巨神兵。その両腕にヒビが入り、そのヒビは腕全体に広がり、やがて巨神兵の肩から先の両腕が粉々に砕け散ったのだ。
『うそ、え……え? 動け! 動いて、え? なんで! え!』
両腕を失った。そのことが信じられずに巨神兵内のアヌルは必死に腕を操作しようとするが、何も起こらない。
『ば、バカな! む、無敵の巨神兵の腕が……』
『粉々に砕け散った!?』
『な、なんだ、あの小僧、何をした?!』
まるで状況が分からない。ただ、無敵の巨神兵の両腕が捥がれ、さらに……
「超振動タックルッ!!」
『ひっ!? い、あ……わあああああああ!?』
クエイクが全身を震わせながら巨神兵の膝に向かって飛び掛かる。
激しく動揺しているアヌルにそれを回避する操作はできず、そして巨神兵の膝はいとも容易く粉々に砕けて、足が切断された。
『う、そ……』
両腕をもがれて、更に片足まで失った巨神兵は、もう立つことも戦うこともできない。
それは文字通り手も足も出ないという状況。
「まずは、一体……あと九体……クロースが喜んでくれるから、すぐに全員砕いてやるよ」
「「「「「うおおおおおおおおッッ、英雄クエイク様あああああ!!!」」」」」
その言葉と共に天地を震わす魔族たちの大歓声。
「ぬわははは、流石は儂の旦那様なのだ♡」
「うふふふ、流石はクエイクです! ガンバなのです! 副作用は全部私にお任せくださいね♡」
「くっ、やはり強い……そして……体が疼く……熱いのじゃ……わらわの女としての本能が……あやつを……はあ、はあ、濡れる」
1
あなたにおすすめの小説
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
ヤンデレ美少女転校生と共に体育倉庫に閉じ込められ、大問題になりましたが『結婚しています!』で乗り切った嘘のような本当の話
桜井正宗
青春
――結婚しています!
それは二人だけの秘密。
高校二年の遙と遥は結婚した。
近年法律が変わり、高校生(十六歳)からでも結婚できるようになっていた。だから、問題はなかった。
キッカケは、体育倉庫に閉じ込められた事件から始まった。校長先生に問い詰められ、とっさに誤魔化した。二人は退学の危機を乗り越える為に本当に結婚することにした。
ワケありヤンデレ美少女転校生の『小桜 遥』と”新婚生活”を開始する――。
*結婚要素あり
*ヤンデレ要素あり
JKメイドはご主人様のオモチャ 命令ひとつで脱がされて、触られて、好きにされて――
のぞみ
恋愛
「今日から、お前は俺のメイドだ。ベッドの上でもな」
高校二年生の蒼井ひなたは、借金に追われた家族の代わりに、ある大富豪の家で住み込みメイドとして働くことに。
そこは、まるでおとぎ話に出てきそうな大きな洋館。
でも、そこで待っていたのは、同じ高校に通うちょっと有名な男の子――完璧だけど性格が超ドSな御曹司、天城 蓮だった。
昼間は生徒会長、夜は…ご主人様?
しかも、彼の命令はちょっと普通じゃない。
「掃除だけじゃダメだろ? ご主人様の癒しも、メイドの大事な仕事だろ?」
手を握られるたび、耳元で囁かれるたび、心臓がバクバクする。
なのに、ひなたの体はどんどん反応してしまって…。
怒ったり照れたりしながらも、次第に蓮に惹かれていくひなた。
だけど、彼にはまだ知られていない秘密があって――
「…ほんとは、ずっと前から、私…」
ただのメイドなんかじゃ終わりたくない。
恋と欲望が交差する、ちょっぴり危険な主従ラブストーリー。
クラスメイトの美少女と無人島に流された件
桜井正宗
青春
修学旅行で離島へ向かう最中――悪天候に見舞われ、台風が直撃。船が沈没した。
高校二年の早坂 啓(はやさか てつ)は、気づくと砂浜で寝ていた。周囲を見渡すとクラスメイトで美少女の天音 愛(あまね まな)が隣に倒れていた。
どうやら、漂流して流されていたようだった。
帰ろうにも島は『無人島』。
しばらくは島で生きていくしかなくなった。天音と共に無人島サバイバルをしていくのだが……クラスの女子が次々に見つかり、やがてハーレムに。
男一人と女子十五人で……取り合いに発展!?
【完結】幼馴染にフラれて異世界ハーレム風呂で優しく癒されてますが、好感度アップに未練タラタラなのが役立ってるとは気付かず、世界を救いました。
三矢さくら
ファンタジー
【本編完結】⭐︎気分どん底スタート、あとはアガるだけの異世界純情ハーレム&バトルファンタジー⭐︎
長年思い続けた幼馴染にフラれたショックで目の前が全部真っ白になったと思ったら、これ異世界召喚ですか!?
しかも、フラれたばかりのダダ凹みなのに、まさかのハーレム展開。まったくそんな気分じゃないのに、それが『シキタリ』と言われては断りにくい。毎日混浴ですか。そうですか。赤面しますよ。
ただ、召喚されたお城は、落城寸前の風前の灯火。伝説の『マレビト』として召喚された俺、百海勇吾(18)は、城主代行を任されて、城に襲い掛かる謎のバケモノたちに立ち向かうことに。
といっても、発現するらしいチートは使えないし、お城に唯一いた呪術師の第4王女様は召喚の呪術の影響で、眠りっ放し。
とにかく、俺を取り囲んでる女子たちと、お城の皆さんの気持ちをまとめて闘うしかない!
フラれたばかりで、そんな気分じゃないんだけどなぁ!
【完結】異世界に転移しましたら、四人の夫に溺愛されることになりました(笑)
かのん
恋愛
気が付けば、喧騒など全く聞こえない、鳥のさえずりが穏やかに聞こえる森にいました。
わぁ、こんな静かなところ初めて~なんて、のんびりしていたら、目の前に麗しの美形達が現れて・・・
これは、女性が少ない世界に転移した二十九歳独身女性が、あれよあれよという間に精霊の愛し子として囲われ、いつのまにか四人の男性と結婚し、あれよあれよという間に溺愛される物語。
あっさりめのお話です。それでもよろしければどうぞ!
本日だけ、二話更新。毎日朝10時に更新します。
完結しておりますので、安心してお読みください。
戦場帰りの俺が隠居しようとしたら、最強の美少女たちに囲まれて逃げ場がなくなった件
さん
ファンタジー
戦場で命を削り、帝国最強部隊を率いた男――ラル。
数々の激戦を生き抜き、任務を終えた彼は、
今は辺境の地に建てられた静かな屋敷で、
わずかな安寧を求めて暮らしている……はずだった。
彼のそばには、かつて命を懸けて彼を支えた、最強の少女たち。
それぞれの立場で戦い、支え、尽くしてきた――ただ、すべてはラルのために。
今では彼の屋敷に集い、仕え、そして溺愛している。
「ラルさまさえいれば、わたくしは他に何もいりませんわ!」
「ラル様…私だけを見ていてください。誰よりも、ずっとずっと……」
「ねぇラル君、その人の名前……まだ覚えてるの?」
「ラル、そんなに気にしなくていいよ!ミアがいるから大丈夫だよねっ!」
命がけの戦場より、ヒロインたちの“甘くて圧が強い愛情”のほうが数倍キケン!?
順番待ちの寝床争奪戦、過去の恋の追及、圧バトル修羅場――
ラルの平穏な日常は、最強で一途な彼女たちに包囲されて崩壊寸前。
これは――
【過去の傷を背負い静かに生きようとする男】と
【彼を神のように慕う最強少女たち】が織りなす、
“甘くて逃げ場のない生活”の物語。
――戦場よりも生き延びるのが難しいのは、愛されすぎる日常だった。
※表紙のキャラはエリスのイメージ画です。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる