14 / 39
第14話 覚醒した人の娘
しおりを挟む
愛全が、恋人の道具になる宣言は、神々の怒りを買った。
それは敬愛する主の大切な想い人とはいえ、決して許すことの出来ない発言だった。
「御子様の歯ブラシになるだと? ふざけるな! 貴様に歯磨きの何が分かる! 何気ない作法の中にも真髄あり! タイミングや道具の使い方、力加減やフォーム全てで歯を大事にできるかどうかが決まる。更には、歯磨きとは歯の洗浄や虫歯予防などのみのためと考えているのであれば笑止千万! 歯を磨くことにより唾液を清潔にし、その唾液は肉体の代謝や肌の代謝にも効果がある。更には脳細胞のリフレッシュ化、集中力増加等肉体に及ぼす影響がどれほどあるものか!」
「ねえ、あんた。人はどうして体を洗うのかを考えたことがある? 体臭のため? 汗を洗い流すため? 軽く考えないことね。体から出される汗や脂、さらには空気中に漂う塵や埃など、肉体を汚すものを放置することにより、皮膚を痛め、菌や空気などにより汚れが変異して人体に悪影響を及ぼすのよ? あんたはそれをできるというの?」
「人間の三大欲求の一つとも呼ぶべき睡眠。そう、寝るという行為は生きている人間にとっては、誰であろうと必要不可欠なもの。脳や体の休息、そして癒し回復させるという行為を疎かにすることは、その人間の活動、肉体、すべてに大きな影響を及ぼし、中には睡眠により十分な休息をとれずに過労で倒れてしまう人間も居ます。だからこそ、寝具とは誰よりも坊や様のお体を考え、この上ない極上の安眠を提供して差し上げることが使命。それを今度から自分がされるなど、軽はずみに言わないで戴きたいです」
「排泄とは―――――――」
神々が自分の使命とプライドを延々と語ろうとするも、イレットの件になると……
「ストーーーーーーップ! ダメだよ、トイレの神様はあああ!」
「あんっ! 坊ちゃまあん、どういうことですうん! なんで、私だけえん!」
「トイレの神様の話は凄く生々しくなりそうだから多分言っちゃダメえ!」
流石に子供も居るようなこの場でアピールされるのはまずいと慌てて止めた。
イレットは物凄い不満気な顔を浮かべるが、しかし表情は真剣だった。
「でも、トイレもまた人間の生活に密接になり、特に下水道のインフラが整った世界において、トイレというものはどの建物においても絶対に必要不可欠な存在ですわあん。よく、地上の人間は『汚いもの』や蔑む意味として、トイレを語りますがあん。『便所虫野郎』、『便所に顔を突っ込ませる』、『便所舐めさすぞ』、『便所メシ』、『肉便器』など、マイナスなイメージばかりよん」
「いや、待って、トイレの神様! なんか今あげた例の中に言っちゃダメなの混ざってた! 混ざってたから!」
「でもん、トイレがあるのにトイレを使わない人間はこの世にいないわん。歯ブラシがあっても歯を磨かない、お風呂があっても体を洗わない、暑いから布団を被らない、そんな人間はこの世に沢山居るわん。でもね、目の前にトイレがあるのにトイレに行かない人間なんて一人もいないわん! そう、トイレこそが人間社会におけるもっとも密接な存在であり、パートナーであり、そして癒しの空間なのよん!」
トイレこそが至高であり、その神たる自分こそが最上である。まるでそう言わんばかりにイレットは熱弁した。
この状況、その言葉、色々とメチャクチャなことではあるものの、何となくだが聞いている者たちは思わず納得しそうになった。
だが……
「足りない機能は……愛で補うわ!」
「「「「あ……あいっ!」」」」
愛。それこそが自分の最大の武器だとばかりに、弥美は返した。
だが、それこそブラシイたちは黙っていない。
自分たちの奉仕精神と主を想う気持ちが、「愛」に劣る? いや、そもそもこの想いを「愛」と呼ばずに何と呼ぶ?
もはや、四人の神たちは敵同士だったことも忘れて激昂した。
しかし、弥美は退かない。
「どちらにせよ、あなたたちが神人くんに想いを抱くことは自由よ。でもね、神だとか主だとか運命だとかを大義名分として、嫌がる神人くんにそれを強要しないでもらえるかしら? 彼は私の恋人なのだから!」
むしろ、退くどころか、自分から前へ出た。
「どんなにクオリティが高くても所詮は消耗品! 使い込めば買い替えは必須!」
「ッ、な、貴様ァッ!」
弥美がブラシィの間合いの中に入り込む。
ブラシィが巨大歯ブラシで弥美を叩こうとするも、その手首を掴んで間接を捻って、床に倒した。
「そして、ボディタオルもまた、繊維が崩れて泡立ちが悪くなれば使い物にならないわ」
「ちょっ、なにすんのよこのっ! ッ、こいつっ、は、はやいっ!」
ルゥが弥美を拘束しようとするも、タオルの攻撃を華麗に回避し、足払いでルゥに尻餅つかせる。
「ブラシィちゃん! ルゥちゃん!」
「そして……掛け布団もどれだけ洗おうとも月日によって劣化やダニや塵の発生、更には湿気を吸収することによる弾力性や保温性を失われるもの……」
「いた、っ、は、離してくださいッ!」
布団防壁を張る間も無く、弥美はアンファの背後に回りこんで両腕を拘束。
身動きが取れずに暴れようとするも抜け出せないアンファ。
すると、
「もう怒ったわあん! いくら坊ちゃまの女とはいえ、あなたは綺麗に流してあげるわあん!」
「あら、それが神様とまで言っている人のトイレの使い方? ますます、私の彼氏はあなたたちに委ねられないわ!」
「あなたに何が分かるのん! この奇跡の出会いを理解できないあなたに言われたくないわあん!」
ただただ、イレットは叫んだ。
「私は何年? もう、何年このホームセンターで一人で出会いを待ち続けたか! 動くことも探しに行くことも合図を送ることもできずに、主でもないものたちのモノを受け入れて、身も心も穢される日々! 清い体でご主人様に出会うということも叶わず、中古品として汚れ続けた日々の中、ようやく出会えた! ようやく出会えた! それなのに、それなのいいい!」
痛い。イレットの叫びがただただ心に響いて、神人の心は痛かった。
「イレット……そんなに……俺たちのことを……待って……苦しい日々を耐えて……」
そのとき、イレットが発生させようとした渦の威力が弱々しくなった。
弥美は反撃しようとしていた手を止め、呆れたように笑った。
「あらあら、短時間に流しすぎた所為で、威力が弱まったのかしら?」
「なっ、んですって……」
力を使いすぎたことに驚きを隠せないイレット。
そんなイレットに弥美はゆっくりと歩み寄り……
「愛全流柔術……」
「ッ!」
「虎爪拳!」
指に力を込め、まるで獣の爪のように鋭く、振り下ろした。
その爪は、イレットの目の前で振り下ろされた。
もしイレットに叩き込まれていたら、その美しい顔をズタズタに裂かれていただろう。
だが、イレットの顔は無傷。
しかし代わりに、その腰元に巻いていた便座の形をしたスカートが砕かれていた。
「なっ……ッ……なん……」
強い。
神すらも思わず恐れを抱くほどの弥美の力。
弥美はどこまでも非情で冷たい目をして、目の前で腰を抜かしてしまったイレットを見下ろした。
「でも、人間は永遠の愛を遂げられる生き物。確かに中には、浮気や感情のすれ違い等で愛が冷めるという人も居るけど、私はそうはさせないわ。彼を幸せにしてあげるから」
このねーちゃん、スゲーし、美人だけど、なんか恐い……
そんな空気が場を包んでいた。
そして弥美は無慈悲な表情を浮かべて……
「それでも彼に道具として使ってもらうということを強要するのであれば、今ここで使い物にならないように―――」
使い物にならないように破壊してやろうか?
そんな脅しにも似た言葉が弥美から告げられようとした、その時だった!
「ダメだよ、弥美さんっ!」
弥美の手を、神人は掴んで止めた。
それは敬愛する主の大切な想い人とはいえ、決して許すことの出来ない発言だった。
「御子様の歯ブラシになるだと? ふざけるな! 貴様に歯磨きの何が分かる! 何気ない作法の中にも真髄あり! タイミングや道具の使い方、力加減やフォーム全てで歯を大事にできるかどうかが決まる。更には、歯磨きとは歯の洗浄や虫歯予防などのみのためと考えているのであれば笑止千万! 歯を磨くことにより唾液を清潔にし、その唾液は肉体の代謝や肌の代謝にも効果がある。更には脳細胞のリフレッシュ化、集中力増加等肉体に及ぼす影響がどれほどあるものか!」
「ねえ、あんた。人はどうして体を洗うのかを考えたことがある? 体臭のため? 汗を洗い流すため? 軽く考えないことね。体から出される汗や脂、さらには空気中に漂う塵や埃など、肉体を汚すものを放置することにより、皮膚を痛め、菌や空気などにより汚れが変異して人体に悪影響を及ぼすのよ? あんたはそれをできるというの?」
「人間の三大欲求の一つとも呼ぶべき睡眠。そう、寝るという行為は生きている人間にとっては、誰であろうと必要不可欠なもの。脳や体の休息、そして癒し回復させるという行為を疎かにすることは、その人間の活動、肉体、すべてに大きな影響を及ぼし、中には睡眠により十分な休息をとれずに過労で倒れてしまう人間も居ます。だからこそ、寝具とは誰よりも坊や様のお体を考え、この上ない極上の安眠を提供して差し上げることが使命。それを今度から自分がされるなど、軽はずみに言わないで戴きたいです」
「排泄とは―――――――」
神々が自分の使命とプライドを延々と語ろうとするも、イレットの件になると……
「ストーーーーーーップ! ダメだよ、トイレの神様はあああ!」
「あんっ! 坊ちゃまあん、どういうことですうん! なんで、私だけえん!」
「トイレの神様の話は凄く生々しくなりそうだから多分言っちゃダメえ!」
流石に子供も居るようなこの場でアピールされるのはまずいと慌てて止めた。
イレットは物凄い不満気な顔を浮かべるが、しかし表情は真剣だった。
「でも、トイレもまた人間の生活に密接になり、特に下水道のインフラが整った世界において、トイレというものはどの建物においても絶対に必要不可欠な存在ですわあん。よく、地上の人間は『汚いもの』や蔑む意味として、トイレを語りますがあん。『便所虫野郎』、『便所に顔を突っ込ませる』、『便所舐めさすぞ』、『便所メシ』、『肉便器』など、マイナスなイメージばかりよん」
「いや、待って、トイレの神様! なんか今あげた例の中に言っちゃダメなの混ざってた! 混ざってたから!」
「でもん、トイレがあるのにトイレを使わない人間はこの世にいないわん。歯ブラシがあっても歯を磨かない、お風呂があっても体を洗わない、暑いから布団を被らない、そんな人間はこの世に沢山居るわん。でもね、目の前にトイレがあるのにトイレに行かない人間なんて一人もいないわん! そう、トイレこそが人間社会におけるもっとも密接な存在であり、パートナーであり、そして癒しの空間なのよん!」
トイレこそが至高であり、その神たる自分こそが最上である。まるでそう言わんばかりにイレットは熱弁した。
この状況、その言葉、色々とメチャクチャなことではあるものの、何となくだが聞いている者たちは思わず納得しそうになった。
だが……
「足りない機能は……愛で補うわ!」
「「「「あ……あいっ!」」」」
愛。それこそが自分の最大の武器だとばかりに、弥美は返した。
だが、それこそブラシイたちは黙っていない。
自分たちの奉仕精神と主を想う気持ちが、「愛」に劣る? いや、そもそもこの想いを「愛」と呼ばずに何と呼ぶ?
もはや、四人の神たちは敵同士だったことも忘れて激昂した。
しかし、弥美は退かない。
「どちらにせよ、あなたたちが神人くんに想いを抱くことは自由よ。でもね、神だとか主だとか運命だとかを大義名分として、嫌がる神人くんにそれを強要しないでもらえるかしら? 彼は私の恋人なのだから!」
むしろ、退くどころか、自分から前へ出た。
「どんなにクオリティが高くても所詮は消耗品! 使い込めば買い替えは必須!」
「ッ、な、貴様ァッ!」
弥美がブラシィの間合いの中に入り込む。
ブラシィが巨大歯ブラシで弥美を叩こうとするも、その手首を掴んで間接を捻って、床に倒した。
「そして、ボディタオルもまた、繊維が崩れて泡立ちが悪くなれば使い物にならないわ」
「ちょっ、なにすんのよこのっ! ッ、こいつっ、は、はやいっ!」
ルゥが弥美を拘束しようとするも、タオルの攻撃を華麗に回避し、足払いでルゥに尻餅つかせる。
「ブラシィちゃん! ルゥちゃん!」
「そして……掛け布団もどれだけ洗おうとも月日によって劣化やダニや塵の発生、更には湿気を吸収することによる弾力性や保温性を失われるもの……」
「いた、っ、は、離してくださいッ!」
布団防壁を張る間も無く、弥美はアンファの背後に回りこんで両腕を拘束。
身動きが取れずに暴れようとするも抜け出せないアンファ。
すると、
「もう怒ったわあん! いくら坊ちゃまの女とはいえ、あなたは綺麗に流してあげるわあん!」
「あら、それが神様とまで言っている人のトイレの使い方? ますます、私の彼氏はあなたたちに委ねられないわ!」
「あなたに何が分かるのん! この奇跡の出会いを理解できないあなたに言われたくないわあん!」
ただただ、イレットは叫んだ。
「私は何年? もう、何年このホームセンターで一人で出会いを待ち続けたか! 動くことも探しに行くことも合図を送ることもできずに、主でもないものたちのモノを受け入れて、身も心も穢される日々! 清い体でご主人様に出会うということも叶わず、中古品として汚れ続けた日々の中、ようやく出会えた! ようやく出会えた! それなのに、それなのいいい!」
痛い。イレットの叫びがただただ心に響いて、神人の心は痛かった。
「イレット……そんなに……俺たちのことを……待って……苦しい日々を耐えて……」
そのとき、イレットが発生させようとした渦の威力が弱々しくなった。
弥美は反撃しようとしていた手を止め、呆れたように笑った。
「あらあら、短時間に流しすぎた所為で、威力が弱まったのかしら?」
「なっ、んですって……」
力を使いすぎたことに驚きを隠せないイレット。
そんなイレットに弥美はゆっくりと歩み寄り……
「愛全流柔術……」
「ッ!」
「虎爪拳!」
指に力を込め、まるで獣の爪のように鋭く、振り下ろした。
その爪は、イレットの目の前で振り下ろされた。
もしイレットに叩き込まれていたら、その美しい顔をズタズタに裂かれていただろう。
だが、イレットの顔は無傷。
しかし代わりに、その腰元に巻いていた便座の形をしたスカートが砕かれていた。
「なっ……ッ……なん……」
強い。
神すらも思わず恐れを抱くほどの弥美の力。
弥美はどこまでも非情で冷たい目をして、目の前で腰を抜かしてしまったイレットを見下ろした。
「でも、人間は永遠の愛を遂げられる生き物。確かに中には、浮気や感情のすれ違い等で愛が冷めるという人も居るけど、私はそうはさせないわ。彼を幸せにしてあげるから」
このねーちゃん、スゲーし、美人だけど、なんか恐い……
そんな空気が場を包んでいた。
そして弥美は無慈悲な表情を浮かべて……
「それでも彼に道具として使ってもらうということを強要するのであれば、今ここで使い物にならないように―――」
使い物にならないように破壊してやろうか?
そんな脅しにも似た言葉が弥美から告げられようとした、その時だった!
「ダメだよ、弥美さんっ!」
弥美の手を、神人は掴んで止めた。
0
あなたにおすすめの小説
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
ヤンデレ美少女転校生と共に体育倉庫に閉じ込められ、大問題になりましたが『結婚しています!』で乗り切った嘘のような本当の話
桜井正宗
青春
――結婚しています!
それは二人だけの秘密。
高校二年の遙と遥は結婚した。
近年法律が変わり、高校生(十六歳)からでも結婚できるようになっていた。だから、問題はなかった。
キッカケは、体育倉庫に閉じ込められた事件から始まった。校長先生に問い詰められ、とっさに誤魔化した。二人は退学の危機を乗り越える為に本当に結婚することにした。
ワケありヤンデレ美少女転校生の『小桜 遥』と”新婚生活”を開始する――。
*結婚要素あり
*ヤンデレ要素あり
JKメイドはご主人様のオモチャ 命令ひとつで脱がされて、触られて、好きにされて――
のぞみ
恋愛
「今日から、お前は俺のメイドだ。ベッドの上でもな」
高校二年生の蒼井ひなたは、借金に追われた家族の代わりに、ある大富豪の家で住み込みメイドとして働くことに。
そこは、まるでおとぎ話に出てきそうな大きな洋館。
でも、そこで待っていたのは、同じ高校に通うちょっと有名な男の子――完璧だけど性格が超ドSな御曹司、天城 蓮だった。
昼間は生徒会長、夜は…ご主人様?
しかも、彼の命令はちょっと普通じゃない。
「掃除だけじゃダメだろ? ご主人様の癒しも、メイドの大事な仕事だろ?」
手を握られるたび、耳元で囁かれるたび、心臓がバクバクする。
なのに、ひなたの体はどんどん反応してしまって…。
怒ったり照れたりしながらも、次第に蓮に惹かれていくひなた。
だけど、彼にはまだ知られていない秘密があって――
「…ほんとは、ずっと前から、私…」
ただのメイドなんかじゃ終わりたくない。
恋と欲望が交差する、ちょっぴり危険な主従ラブストーリー。
イケメン彼氏は年上消防士!鍛え上げられた体は、夜の体力まで別物!?
すずなり。
恋愛
私が働く食堂にやってくる消防士さんたち。
翔馬「俺、チャーハン。」
宏斗「俺もー。」
航平「俺、から揚げつけてー。」
優弥「俺はスープ付き。」
みんなガタイがよく、男前。
ひなた「はーいっ。ちょっと待ってくださいねーっ。」
慌ただしい昼時を過ぎると、私の仕事は終わる。
終わった後、私は行かなきゃいけないところがある。
ひなた「すみませーん、子供のお迎えにきましたー。」
保育園に迎えに行かなきゃいけない子、『太陽』。
私は子供と一緒に・・・暮らしてる。
ーーーーーーーーーーーーーーーー
翔馬「おいおい嘘だろ?」
宏斗「子供・・・いたんだ・・。」
航平「いくつん時の子だよ・・・・。」
優弥「マジか・・・。」
消防署で開かれたお祭りに連れて行った太陽。
太陽の存在を知った一人の消防士さんが・・・私に言った。
「俺は太陽がいてもいい。・・・太陽の『パパ』になる。」
「俺はひなたが好きだ。・・・絶対振り向かせるから覚悟しとけよ?」
※お話に出てくる内容は、全て想像の世界です。現実世界とは何ら関係ありません。
※感想やコメントは受け付けることができません。
メンタルが薄氷なもので・・・すみません。
言葉も足りませんが読んでいただけたら幸いです。
楽しんでいただけたら嬉しく思います。
あるフィギュアスケーターの性事情
蔵屋
恋愛
この小説はフィクションです。
しかし、そのようなことが現実にあったかもしれません。
何故ならどんな人間も、悪魔や邪神や悪神に憑依された偽善者なのですから。
この物語は浅岡結衣(16才)とそのコーチ(25才)の恋の物語。
そのコーチの名前は高木文哉(25才)という。
この物語はフィクションです。
実在の人物、団体等とは、一切関係がありません。
極上イケメン先生が秘密の溺愛教育に熱心です
朝陽七彩
恋愛
私は。
「夕鶴、こっちにおいで」
現役の高校生だけど。
「ずっと夕鶴とこうしていたい」
担任の先生と。
「夕鶴を誰にも渡したくない」
付き合っています。
♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡
神城夕鶴(かみしろ ゆづる)
軽音楽部の絶対的エース
飛鷹隼理(ひだか しゅんり)
アイドル的存在の超イケメン先生
♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡
彼の名前は飛鷹隼理くん。
隼理くんは。
「夕鶴にこうしていいのは俺だけ」
そう言って……。
「そんなにも可愛い声を出されたら……俺、止められないよ」
そして隼理くんは……。
……‼
しゅっ……隼理くん……っ。
そんなことをされたら……。
隼理くんと過ごす日々はドキドキとわくわくの連続。
……だけど……。
え……。
誰……?
誰なの……?
その人はいったい誰なの、隼理くん。
ドキドキとわくわくの連続だった私に突如現れた隼理くんへの疑惑。
その疑惑は次第に大きくなり、私の心の中を不安でいっぱいにさせる。
でも。
でも訊けない。
隼理くんに直接訊くことなんて。
私にはできない。
私は。
私は、これから先、一体どうすればいいの……?
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる