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第26話 追加でやってきた神ラッシュ
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「チッ……道具の分際で……」
小さく舌打ちする弥美。だが、おかげでもう自分の答えは見つかったと
そして、腹の底から黒く、そして熱く滾ったマグマのような感情が沸きあがり、四人に向かって心の中で叫んだ。
――二度とリサイクルできないぐらいにして捨ててあげるわ
弥美の心の叫びを、言葉にされなくとも四人もまた手に取る様に分かった。
そして四人もまた、自分の主君は渡さないと決意した目で睨み返したのだった。
だが、その時だった。
――ピンポーン♪
夕食時だというのに、インターホンが鳴った。
こんな時間に誰が来たのかと皆が首を傾げると……
「遅くに失礼しまーす! ジャングルの御届け物でーす!」
またもや、宅配業者が荷物を持ってやってきたのである。
「ちょ、ま、またか?」
「なんだろう? ……また……神様だったりして?」
神人が冗談交じりで言うが、皆も顔を引きつらせるだけで、誰も「そんなバカな」とは否定しなかった。
パタパタと母が駆け足で玄関に向かっている間、微妙な空気と沈黙が流れ……
「あ、あの……また、あなた宛てに……今度はこんなに大きな荷物が……段ボールは軽いけど……」
そして、玄関から戻ってきた母は、昼間にクーラが届けられた段ボールよりもさらに大きい、人一人は入れるぐらいの大きさの段ボールを持ってきたのである。
「ちょっ!?」
「でかっ!?」
「な、なにが入っているの?」
流石にその大きさに驚いた神人たちは食事を中断して立ち上がり、急いで段ボールのガムテープを剥がして中を確認することにした。
するとその中には……
「「「「えっ!!??」」」」
誰もが絶句するものが入っていた。
「「「「し、死体ッ!!??」」」」
そう、段ボールの中には人間の身体が入っていた。
茶色い髪。褐色の肌。そして着ているのはどこにでもありそうな、女子校生の制服。さらに、現代あまり見ないが過去には流行ったという噂のルーズソックス。
いかにも「ギャル」といった格好である。
だが……
「あれ? でもこれ……よく見ると……」
「に……人形?」
そう、死体かと思ったが、よく見るとそれは人形であった。
ギャルの格好をした人形。
そして、その人形、顔がまた特徴的である。何かを入れられるように、丸い形をしているからである。
それを見て、皆が気まずい顔を浮かべながら……
「こ、これってまさか……う、噂に聞く……」
「だっ……ダッチワイフ?」
そう、ダッチワイフ。大人のオモチャの一つであり、等身大の女の形をした人形である。
「お……お父さん?」
「あなた……」
「御父様……」
「「「旦那様……」」」
流石に、こんなストレートなものを注文したのかと、家族も弥美も神たちも侮蔑を込めた目で引いてしまった。
「ち、ちが! こ、これもしらないぞ! 私は頼んでない! そもそも頼む必要がないだろう、ヌキたくなったらキューブが私にはいるのだから!」
言い訳はどうあれ、父は真っ向から否定。自分はこんなものを注文していないと。
そして、それはクーラが届けられた時と繋がる疑問でもあった。
父が本当に注文していないのなら、どうしてこんなものが届いたのだ?
「ほ、本当? 父さん……」
疑いの眼差しで父を見ながら尋ねる神人は、そのとき不意に段ボールの中のダッチワイフに軽く触れた。
すると、
「「「「ッッッ!!???」」」」
またもや眩い閃光が発した。
すると……
「ちょりーーーーっす、マジ卍ッ!! まぢでうち降臨じゃーん!」
軽い口調で甲高く叫ぶ女子校生姿の黒ギャルがガッツポーズして立ち上がったのだった。
「あ……う、うそ……こ、これも……」
「か、かかか、神様ッ!?」
変な届け物が続いて届いただけでなく、まさかの連続で神だった。
「おっほ♪ あんた、ウチを降臨させられたってことは、ヤオヨロズっしょ?」
「……う、うん……」
「くっはー! キタコレ! ついに出会ったヤオヨロズ~、いいじゃん、バイブス上がる!!」
あまりにも予想外のことに腰を抜かしてしまう神人と、絶句する一同。
そんな状況の中、回りと、そして神人を見て、黒ギャルは「にた~」っと笑った。
「あっ、ウチはダッチワイフの神! マジ神だから! 神のドールね? ドール! まぁ、なんつーかあれだね。顔もかーいし、ありよりのありでしょ! 今日からウチの彼ピ!」
「は……は? はあ……」
「んじゃ、とりま、秒でマンコっしょ!」
そう言って、ダッチワイフの神と名乗るドールは、短いスカートをペロンと捲って派手な黄色いパンツを堂々と見せた。
「ちょちょちょちょっ!? ななん、なんで!? なんでいきなり?」
「はっ? ダッチワイフにそれ聞く? 激萎えすっから。メンブレ」
「めんぶれ?」
何を言われているのか分からず、混乱してしまう神人。
とりあえず分かるのは、「自分はダッチワイフ」「ならやることは一つ」と目の前の神が言っているのだけは分かった。
すると……
「と、とりあえず、わ、私がしようか?」
「ちょ、とと、父さん!」
「あなた! 最近そればかりよ!?」
父がサラッと手を上げて立候補したのだった。
だが、父が本気か冗談は別にして、ドールはニヤニヤと笑いながら、父に向って……
「あ、そっちがパパ? ウチを降臨したのはこっちだけど、まっ、ヤオヨロズだからいいっしょ。でも、パパとすんなら、基盤でイチゴーだから。ナマなら諭吉2ね」
正直、その言葉の意味は神人たちには分からなかったが、父は瞬時に反応した。
「えっ!? か、神様なのにお金を取るのか?」
「はぁ? ウチを降臨させたこっち以外の奴とすんなら、タダマンなんてしねーし」
「い、いや、ふ、普通は神様ならタダで……大体、これはオナニーで君はダッチワイフだろ?」
「は? まぢなめんなし! こーみえて、ウチはピュアだから、彼ピ以外とはタダマンしねーし!」
「じゃ、じゃあせめて……1は……」
「1じゃせーぜい口までだし」
「えっ? 口だけでも1も取るのか?」
どうやら価格交渉のようだ。しかし、なぜ父が瞬時に理解できたのかの疑問も含めて分からないことが多すぎて、しばらく頭の中を整理するので、神人たちはいっぱいいっぱいだった。
だが、そんな状況の中で……
――ピンポーン♪
「失礼しまーす! ドラ猫タケルの宅急便です! お届けにまいりましたー!」
――ピンポーン♪
「遅くに失礼します! 八百万さんのお宅ですね? 佐山急便です!」
八百万家もビックリの、神ラッシュが続いた。
小さく舌打ちする弥美。だが、おかげでもう自分の答えは見つかったと
そして、腹の底から黒く、そして熱く滾ったマグマのような感情が沸きあがり、四人に向かって心の中で叫んだ。
――二度とリサイクルできないぐらいにして捨ててあげるわ
弥美の心の叫びを、言葉にされなくとも四人もまた手に取る様に分かった。
そして四人もまた、自分の主君は渡さないと決意した目で睨み返したのだった。
だが、その時だった。
――ピンポーン♪
夕食時だというのに、インターホンが鳴った。
こんな時間に誰が来たのかと皆が首を傾げると……
「遅くに失礼しまーす! ジャングルの御届け物でーす!」
またもや、宅配業者が荷物を持ってやってきたのである。
「ちょ、ま、またか?」
「なんだろう? ……また……神様だったりして?」
神人が冗談交じりで言うが、皆も顔を引きつらせるだけで、誰も「そんなバカな」とは否定しなかった。
パタパタと母が駆け足で玄関に向かっている間、微妙な空気と沈黙が流れ……
「あ、あの……また、あなた宛てに……今度はこんなに大きな荷物が……段ボールは軽いけど……」
そして、玄関から戻ってきた母は、昼間にクーラが届けられた段ボールよりもさらに大きい、人一人は入れるぐらいの大きさの段ボールを持ってきたのである。
「ちょっ!?」
「でかっ!?」
「な、なにが入っているの?」
流石にその大きさに驚いた神人たちは食事を中断して立ち上がり、急いで段ボールのガムテープを剥がして中を確認することにした。
するとその中には……
「「「「えっ!!??」」」」
誰もが絶句するものが入っていた。
「「「「し、死体ッ!!??」」」」
そう、段ボールの中には人間の身体が入っていた。
茶色い髪。褐色の肌。そして着ているのはどこにでもありそうな、女子校生の制服。さらに、現代あまり見ないが過去には流行ったという噂のルーズソックス。
いかにも「ギャル」といった格好である。
だが……
「あれ? でもこれ……よく見ると……」
「に……人形?」
そう、死体かと思ったが、よく見るとそれは人形であった。
ギャルの格好をした人形。
そして、その人形、顔がまた特徴的である。何かを入れられるように、丸い形をしているからである。
それを見て、皆が気まずい顔を浮かべながら……
「こ、これってまさか……う、噂に聞く……」
「だっ……ダッチワイフ?」
そう、ダッチワイフ。大人のオモチャの一つであり、等身大の女の形をした人形である。
「お……お父さん?」
「あなた……」
「御父様……」
「「「旦那様……」」」
流石に、こんなストレートなものを注文したのかと、家族も弥美も神たちも侮蔑を込めた目で引いてしまった。
「ち、ちが! こ、これもしらないぞ! 私は頼んでない! そもそも頼む必要がないだろう、ヌキたくなったらキューブが私にはいるのだから!」
言い訳はどうあれ、父は真っ向から否定。自分はこんなものを注文していないと。
そして、それはクーラが届けられた時と繋がる疑問でもあった。
父が本当に注文していないのなら、どうしてこんなものが届いたのだ?
「ほ、本当? 父さん……」
疑いの眼差しで父を見ながら尋ねる神人は、そのとき不意に段ボールの中のダッチワイフに軽く触れた。
すると、
「「「「ッッッ!!???」」」」
またもや眩い閃光が発した。
すると……
「ちょりーーーーっす、マジ卍ッ!! まぢでうち降臨じゃーん!」
軽い口調で甲高く叫ぶ女子校生姿の黒ギャルがガッツポーズして立ち上がったのだった。
「あ……う、うそ……こ、これも……」
「か、かかか、神様ッ!?」
変な届け物が続いて届いただけでなく、まさかの連続で神だった。
「おっほ♪ あんた、ウチを降臨させられたってことは、ヤオヨロズっしょ?」
「……う、うん……」
「くっはー! キタコレ! ついに出会ったヤオヨロズ~、いいじゃん、バイブス上がる!!」
あまりにも予想外のことに腰を抜かしてしまう神人と、絶句する一同。
そんな状況の中、回りと、そして神人を見て、黒ギャルは「にた~」っと笑った。
「あっ、ウチはダッチワイフの神! マジ神だから! 神のドールね? ドール! まぁ、なんつーかあれだね。顔もかーいし、ありよりのありでしょ! 今日からウチの彼ピ!」
「は……は? はあ……」
「んじゃ、とりま、秒でマンコっしょ!」
そう言って、ダッチワイフの神と名乗るドールは、短いスカートをペロンと捲って派手な黄色いパンツを堂々と見せた。
「ちょちょちょちょっ!? ななん、なんで!? なんでいきなり?」
「はっ? ダッチワイフにそれ聞く? 激萎えすっから。メンブレ」
「めんぶれ?」
何を言われているのか分からず、混乱してしまう神人。
とりあえず分かるのは、「自分はダッチワイフ」「ならやることは一つ」と目の前の神が言っているのだけは分かった。
すると……
「と、とりあえず、わ、私がしようか?」
「ちょ、とと、父さん!」
「あなた! 最近そればかりよ!?」
父がサラッと手を上げて立候補したのだった。
だが、父が本気か冗談は別にして、ドールはニヤニヤと笑いながら、父に向って……
「あ、そっちがパパ? ウチを降臨したのはこっちだけど、まっ、ヤオヨロズだからいいっしょ。でも、パパとすんなら、基盤でイチゴーだから。ナマなら諭吉2ね」
正直、その言葉の意味は神人たちには分からなかったが、父は瞬時に反応した。
「えっ!? か、神様なのにお金を取るのか?」
「はぁ? ウチを降臨させたこっち以外の奴とすんなら、タダマンなんてしねーし」
「い、いや、ふ、普通は神様ならタダで……大体、これはオナニーで君はダッチワイフだろ?」
「は? まぢなめんなし! こーみえて、ウチはピュアだから、彼ピ以外とはタダマンしねーし!」
「じゃ、じゃあせめて……1は……」
「1じゃせーぜい口までだし」
「えっ? 口だけでも1も取るのか?」
どうやら価格交渉のようだ。しかし、なぜ父が瞬時に理解できたのかの疑問も含めて分からないことが多すぎて、しばらく頭の中を整理するので、神人たちはいっぱいいっぱいだった。
だが、そんな状況の中で……
――ピンポーン♪
「失礼しまーす! ドラ猫タケルの宅急便です! お届けにまいりましたー!」
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