私はどうすればいいのか誰か教えてほしい

アニッキーブラッザー

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――ん? なんだ? 「そこの手を繋いでるカップル」? ……私たちに言っているのか? って、うわ! い、いつの間に私たちは手を……


 それは、この男と表通りで手をつないで歩いていたところ、ブサイクでガラの悪そうなチンピラたちに急に絡まれた時だった。
 私たちを冷やかしながら、私に対して自分たちと遊びに行こうなどとたわけたことを言う。


――私を誘う前に、まずは鏡で顔を見てその口臭をどうにかしてからにしろ。どけ、さもなくば……


 今日は剣を持っていないが、それでも私の力であればチンピラ程度何の問題もなく。


――な、お、おい! 何をやっている! いや、逃げろって……あ、おい、貴様ら!


 あの男は突然私を守るようにチンピラたちに掴みかかり、挙句の果てに私に向かって「逃げろ」と言った。
 騎士である私をまたもや女の子扱い。
 力もないくせに、いつも鍛錬で私に敵わないのに、殴られて、蹴られて、それなのに私を守ろうと必死に……
 頼りない男。
 だけど、頼もしいと思ってしまった。
 私は不覚にも、初めてこいつに出会った日、こいつにお姫様抱っこされたときに感じたこいつへの頼もしさや、心の温かさを思い出して…… 


――貴様ら……覚悟しろ!


 一応、その後チンピラたちは私が全員叩きのめした。
 しかし、あいつは怪我をしてしまった。
 まったく、本当に馬鹿でどうしようもない男だ。
 私ならば大丈夫だというのに……


――痛むか? まったく、貴様は何をやって……私なら何も問題ないというのに……え? お、女の子を守るのは当然……だ、だから、私を女の子扱いするな! 私は騎士だ!


 怪我したあの男は足を引きずってしまい、仕方なく私が肩を貸すことに。
 弱いくせに慣れないことをするからこうなるのだ。


――姫様にならば体を張って守るのは良い。しかし私は必要ない……それどころか、むしろ……貴様の身に何かあった方が私は……え? それは貴様も同じだと? 私に何かあるのはダメ? だ、だから貴様は……はぁ……貴様は本当に変わらないな……出会ったころから……


 そう、この男は変わらない。
 こんな私を貴族でも騎士としてでもなく接し、徐々にそのことに私も……


――あっ、やはり歩くのもつらいか……どこかで休んだ方が……しかし、夕食時であるのでベンチもカフェもどこも混雑して……仕方ない、あの宿屋で少し休ませてもらおう……ん? どうした? 急に顔を赤く……は?! あ、あわ、わわ、きききき、きさまあああ、ま、まさか、は、ハレンチなことを考えているのではないだろうな! 貴様の身体がつらそうだから、ちょっと休憩するだけだというのに、貴様は顔を赤くして何を想像した?! ええい、許さん! やはり貴様は、貴様という奴はああああああ!


 そして…… 
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