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第7話 定義
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人間を騎獣の代わりにする。その提案に驚きながらも、ありえないことだとカノンは否定した。
「そんなのダメに決まっているじゃないですか! 人間を……そんな騎獣代わりにするなんて!」
「なぜ?」
「なぜって、そんなの……」
そんなことダメに決まっている。
「人に自分を背負わせて、走らせたり戦わせたり、まるで人間を自分の家来や奴隷や道具のように―――――」
「人間にとって騎獣は家来や奴隷や道具のような存在だから、人間じゃなければいいということ?」
「ッ!? そんなことはないです! 騎獣って、騎士にとって……そう、かけがえのない、仲間であり、パートナーのような、そういう……」
「なら、人間がなってもおかしくないのではないかしら?」
「……え……あ……えっと」
ダメに決まっていると断じたはずが、カノンはフェンリルの言葉に詰まってしまった。
「仲間であり、パートナーのような存在であるのなら、オレが騎人になることを了承すれば問題ないと思うわ」
「……そ、それは……その……」
カノンとて、騎士にとっての騎獣が家来や奴隷や道具のような存在だとは微塵も思っていない。
とはいえ、それでも「同じ人間にやらせるのは失礼で酷い」と思ってしまっていたのは事実。
だからこそ、フェンリルの言葉に詰まってしまっていた。
(でも、言われてみれば……騎獣の定義って……何なんだろう……確かに学校での規定に人間はダメとか書いてないけど……いや、でも、え? いや、駄目でしょ? それにオレだってそんなの……)
頭を抱えながらオレを見るカノン。
すると、フェンリルは……
「ガル、ガロガッルルワンワン、ガリュグル、ガラララウラウワオン」
「ワオン!? ガルルガ、ガーガガガウガウガー! ガグガウガウガウワオインワオイン!」
「ふむ……カノン。オレはあなたを背負ったとき、とても柔らかくていい匂いがして好き。背中に乗せるのこれからもやりたい……って言っているわ」
「ふぇえええ!?」
オレ自身は全然問題ないと、むしろ嬉しそうに目を輝かせている。
その瞳にカノンは弱かった。
しかし、だからこそ真剣に悩んでしまう。
「そんなのダメに決まっているじゃないですか! 人間を……そんな騎獣代わりにするなんて!」
「なぜ?」
「なぜって、そんなの……」
そんなことダメに決まっている。
「人に自分を背負わせて、走らせたり戦わせたり、まるで人間を自分の家来や奴隷や道具のように―――――」
「人間にとって騎獣は家来や奴隷や道具のような存在だから、人間じゃなければいいということ?」
「ッ!? そんなことはないです! 騎獣って、騎士にとって……そう、かけがえのない、仲間であり、パートナーのような、そういう……」
「なら、人間がなってもおかしくないのではないかしら?」
「……え……あ……えっと」
ダメに決まっていると断じたはずが、カノンはフェンリルの言葉に詰まってしまった。
「仲間であり、パートナーのような存在であるのなら、オレが騎人になることを了承すれば問題ないと思うわ」
「……そ、それは……その……」
カノンとて、騎士にとっての騎獣が家来や奴隷や道具のような存在だとは微塵も思っていない。
とはいえ、それでも「同じ人間にやらせるのは失礼で酷い」と思ってしまっていたのは事実。
だからこそ、フェンリルの言葉に詰まってしまっていた。
(でも、言われてみれば……騎獣の定義って……何なんだろう……確かに学校での規定に人間はダメとか書いてないけど……いや、でも、え? いや、駄目でしょ? それにオレだってそんなの……)
頭を抱えながらオレを見るカノン。
すると、フェンリルは……
「ガル、ガロガッルルワンワン、ガリュグル、ガラララウラウワオン」
「ワオン!? ガルルガ、ガーガガガウガウガー! ガグガウガウガウワオインワオイン!」
「ふむ……カノン。オレはあなたを背負ったとき、とても柔らかくていい匂いがして好き。背中に乗せるのこれからもやりたい……って言っているわ」
「ふぇえええ!?」
オレ自身は全然問題ないと、むしろ嬉しそうに目を輝かせている。
その瞳にカノンは弱かった。
しかし、だからこそ真剣に悩んでしまう。
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