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第2話 クビの真相
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世界最強SSSランクの勇者たち。
その内の4人が集っていた。
「こ~んな小さなガキの頃から、あいつは俺たちやエンダークしか知らねえ。つまり、本来成長する流れの中で自然と身に着く常識的なことがゴッソリと欠落している」
ボロボロになったアジトのソファーで腰掛けながら、勇者フリードは苦笑しながらそう口にした。
「手加減不要。ヤらなきゃヤられる世界だったし、あの街ではそれが正解だった。でも地上ではそういうわけにはいかねえし、口で教えるもんじゃねえしな……だからよ……」
フリードの前で泣く二人の女と、唇を噛みしめる一人の男が座っていた。
「ひっぐ、う~、シィーリアス~、わらわのかわゆい弟シィーリアス~」
腰よりも長い黒髪の美しく高貴なダークエルフ。
褐色の巨乳とムチムチの尻を持ちながらもお腹周りは引き締まった、魅力と色気溢れる女。
名は『オルガス』。
パーティー唯一の異種族でもある彼女が、高貴さを損なうほど情けなく泣いていた。
「うぇ~~ん、シィーくんが~、お姉ちゃんがいないとダメなのに~! お姉ちゃんもシィーくんがいないとダメだよぉ~」
栗色に染まった柔らかそうなふわふわとした髪。
オルガス同様に豊満なプロポーションと、全身から漂うほんわかとした母性と優しさ……に普段は満ちているのだが、今は同じく少女のように泣いている女。
名は『ミリアム』。
「シィーリアス……つらかったであろう……しかし、これもお前のため! ぐっ、この兄を許してくれ! しかしやはり割り切れん! 俺は、誤った決断をしたのかもしれぬ!」
長身痩躯の長髪の赤髪の美男剣士。
名は『ラコン』。
二人の女と違い、涙は流していないものの、その端正な顔が苦渋に満ちている。
一同を見渡してフリードは深く溜息を吐いて……
「ええい、泣くんじゃねえよ、鬱陶しいな! 地上に戻ることができたらあいつにも学校行かせて、同じ歳の友達とか作らせて、普通の子供が経験することをさせたいって言ってたのはお前らじゃねえかよ!」
そこに居るのは、フリードとシィーリアスと共にエンダークで生き抜いたSSSランク勇者の称号を得たパーティーの仲間たち。
彼らは全員、瞳に涙を浮かべてシィーリアスのことを嘆いていた。
「確かにそうじゃが~、そうじゃが~! う~、わらわのシィーリアスが今日から傍に居ないと思うと~、フリードのバカタレにクビを宣告されたシィーリアスがどれほど心に傷を負ったか~、それを想像するだけで~……ぬおおおお、シィーリアス~! 姉であるわらわが今すぐ行って慰めてやりたいぃいいい!」
「シィー君には、お姉ちゃんがいないとダメなのにぃぃ! お姉ちゃんもシィー君が居ないとダメなのにいいい! フリードくんの人でなし! どうしてシィーくんをクビになんて本当にしちゃうのー! シィーくんが甘えるための専用のお姉ちゃんオッパイが寂しいよ~! シィーくんと出会った日からの成長記録観察日記も途絶えちゃうよぉぉお~」
「くっ、他にやはり方法はなかっただろうか? 俺たちと一緒に住んだまま学校に通えばよいだろう! そもそも、俺たちが帝国にアジトを引っ越すというのもあるのではないか! ぐっ、シィーリアス……もう稽古をつけてやることもできないのか……」
三人の様子に余計に二度目の溜息を吐くフリード。
そう、彼らにとってシィーリアスは大切な仲間を通り越して、もはや家族。むしろ愛しすぎてやまない存在なのである。
「あ~、もう、うるせえな! つーか、そもそもの原因はお前らにもあるんだぞ! 色々と常識やらこの地上での過ごし方を教えようにも、お前らが猫みたいに可愛がって甘やかしまくるし、怒らねえし! だから散々話し合って、お前らだって納得しただろうが! 俺だってツレーんだからよ! 『俺の嫁』も不貞腐れて部屋から出てこねえし……」
そう、シィーリアスをクビにしたのは全てはシィーリアスのためでもあった。
幼年期からずっと自分たちと共にエンダークに居たシィーリアスが学べずに欠けてしまった常識や、厳しい環境下に居たからこそ自分たちと過ごす間だけでもと甘やかし可愛がり過ぎていたことなどを今後は改めるためにも、今回フリードたちは苦渋の決断を下したのである。
「しかし、これは何じゃ!? この指令の(5)じゃ! 恋人ができたら報告しろと?! シィーリアスに恋人など早い! わらわの審査もなく恋人など作らせん! そもそも、シィーリアスは……わらわのお婿さんになる予定じゃ♡」
「シィーくんに恋人なんてダメぇ! シィーくんのエッチな情操教育は全部お姉ちゃんたちの役目なんです! えへへ~♡ そして~、シィーくんとこれからもいっぱいラブラブしてぇ~、えへへ♡」
「ふん。まぁ、この変態二人は置いておき、俺もこの指令には納得がいかん。友を作るのは構わんが……しかし、気になるのは(9)だな」
仲間の女二人の歪んだ愛情は放置しながら、話題は指令の他の項目。
それは、シィーリアスの魔力を制限するという項目だ。
「さっすがにそれぐらいのハンデは必要だろ。何だかんだで俺らが鍛えたり、エンダークでの実戦でメキメキ力を伸ばし、あいつは現時点でSSランクの力がある。俺らがあいつの年齢の時より強くなってんだぞ? 優秀な生徒集うあの学校……とはいえ、言っちまえば頭でっかちの素人相手に模擬戦とか危ないだろ」
フリードは「それぐらいのハンデは必要」と言うほどシィーリアスの戦闘能力を評価している。
「ま~、魔力を完全にゼロにしちまえば進級できないから、最低限の魔力数値Fランクってことで、あいつは登録されてるよ」
だから何も問題ないと思っていたところ……
「……他には?」
「は?」
「いや、魔力以外に相手に与える怪我などにも言及しているが……他にハンデはないのか?」
「は? ……なんで?」
仲間のその問いにフリードはポカンとした。
魔力制限や相手に与える怪我以外で、他のハンデとはどういうことだ? と。
すると……
「フリード……あの学園の生徒のレベルを分かっているのか?」
「……は?」
「新入生の平均がEランク。卒業生がCランク。天才や学年主席などのトップの生徒及び教師陣でBランクだ」
「……おお。だよな?」
「一方でシィーリアスは現時点でSSランク……魔法を使わなくてもSランクの力が十分にあるぞ?」
「……へ? ま……魔法無しで……S?」
その言葉に、今度はフリードがポカンとして固まってしまった。
「そもそもあいつは魔法無しの素の力だけで十分強い……まるでハンデにならんぞ?」
「……お……お、あ……」
「そして……シィーリアスはそのことを知っているのか?」
「い、いや……あいつには……この10の指令だけで……事情を説明した学園長のジジイにも魔力は最底辺にしてるから、あいつはFランクってことで登録を……だから入学は推薦というより、裏口入学だけどな……推薦も含めた入学試験期間終わってたし」
その瞬間、涙を流していた二人の女たちも口を半開きにして固まった。
「というか、フリードよ……あやつに事前にランクの基準やらを教えておるのか? エンダークではそもそもA級以上としかあやつも戦ってなかったんだぞ?」
「そもそもシィーくんがランクの存在を知ったのは、地上に帰ってきて私たちがSSSランクの称号を与えられてから……だよね?」
その問いにフリードは顔を青ざめさせて……
「やっべ……忘れてた……」
「「「んなっ!!??」」」
フリードの言葉に固まる一同。
しかしその数秒後に……
「「なにやっ――――」」
「あ……」
「「「……?」」」
一斉に「何やっているんだ!」と叫ぼうとした瞬間、ミリアムが何かに気づいて口を開けて固まった。
そして……
「ね、ねぇ、フリードくん……この学園って……女の子もいっぱいいるよねぇ?」
「あん? そりゃあ……だから恋人ができたら報告しろって……」
「女の子の友達を作ったら……あ……」
次の瞬間、女は笑顔を引きつらせて汗をダラダラ流した。
その様子にもう一人の女もハッとした。
「あ……そ、そうじゃぁぁああああああああ!!?? わ、わらわたちは、あ、あやつに……」
「あ? なんだよ、お前ら。どうした?」
その瞬間、二人の女は脳裏にシィーリアスとの思い出が……
その内の4人が集っていた。
「こ~んな小さなガキの頃から、あいつは俺たちやエンダークしか知らねえ。つまり、本来成長する流れの中で自然と身に着く常識的なことがゴッソリと欠落している」
ボロボロになったアジトのソファーで腰掛けながら、勇者フリードは苦笑しながらそう口にした。
「手加減不要。ヤらなきゃヤられる世界だったし、あの街ではそれが正解だった。でも地上ではそういうわけにはいかねえし、口で教えるもんじゃねえしな……だからよ……」
フリードの前で泣く二人の女と、唇を噛みしめる一人の男が座っていた。
「ひっぐ、う~、シィーリアス~、わらわのかわゆい弟シィーリアス~」
腰よりも長い黒髪の美しく高貴なダークエルフ。
褐色の巨乳とムチムチの尻を持ちながらもお腹周りは引き締まった、魅力と色気溢れる女。
名は『オルガス』。
パーティー唯一の異種族でもある彼女が、高貴さを損なうほど情けなく泣いていた。
「うぇ~~ん、シィーくんが~、お姉ちゃんがいないとダメなのに~! お姉ちゃんもシィーくんがいないとダメだよぉ~」
栗色に染まった柔らかそうなふわふわとした髪。
オルガス同様に豊満なプロポーションと、全身から漂うほんわかとした母性と優しさ……に普段は満ちているのだが、今は同じく少女のように泣いている女。
名は『ミリアム』。
「シィーリアス……つらかったであろう……しかし、これもお前のため! ぐっ、この兄を許してくれ! しかしやはり割り切れん! 俺は、誤った決断をしたのかもしれぬ!」
長身痩躯の長髪の赤髪の美男剣士。
名は『ラコン』。
二人の女と違い、涙は流していないものの、その端正な顔が苦渋に満ちている。
一同を見渡してフリードは深く溜息を吐いて……
「ええい、泣くんじゃねえよ、鬱陶しいな! 地上に戻ることができたらあいつにも学校行かせて、同じ歳の友達とか作らせて、普通の子供が経験することをさせたいって言ってたのはお前らじゃねえかよ!」
そこに居るのは、フリードとシィーリアスと共にエンダークで生き抜いたSSSランク勇者の称号を得たパーティーの仲間たち。
彼らは全員、瞳に涙を浮かべてシィーリアスのことを嘆いていた。
「確かにそうじゃが~、そうじゃが~! う~、わらわのシィーリアスが今日から傍に居ないと思うと~、フリードのバカタレにクビを宣告されたシィーリアスがどれほど心に傷を負ったか~、それを想像するだけで~……ぬおおおお、シィーリアス~! 姉であるわらわが今すぐ行って慰めてやりたいぃいいい!」
「シィー君には、お姉ちゃんがいないとダメなのにぃぃ! お姉ちゃんもシィー君が居ないとダメなのにいいい! フリードくんの人でなし! どうしてシィーくんをクビになんて本当にしちゃうのー! シィーくんが甘えるための専用のお姉ちゃんオッパイが寂しいよ~! シィーくんと出会った日からの成長記録観察日記も途絶えちゃうよぉぉお~」
「くっ、他にやはり方法はなかっただろうか? 俺たちと一緒に住んだまま学校に通えばよいだろう! そもそも、俺たちが帝国にアジトを引っ越すというのもあるのではないか! ぐっ、シィーリアス……もう稽古をつけてやることもできないのか……」
三人の様子に余計に二度目の溜息を吐くフリード。
そう、彼らにとってシィーリアスは大切な仲間を通り越して、もはや家族。むしろ愛しすぎてやまない存在なのである。
「あ~、もう、うるせえな! つーか、そもそもの原因はお前らにもあるんだぞ! 色々と常識やらこの地上での過ごし方を教えようにも、お前らが猫みたいに可愛がって甘やかしまくるし、怒らねえし! だから散々話し合って、お前らだって納得しただろうが! 俺だってツレーんだからよ! 『俺の嫁』も不貞腐れて部屋から出てこねえし……」
そう、シィーリアスをクビにしたのは全てはシィーリアスのためでもあった。
幼年期からずっと自分たちと共にエンダークに居たシィーリアスが学べずに欠けてしまった常識や、厳しい環境下に居たからこそ自分たちと過ごす間だけでもと甘やかし可愛がり過ぎていたことなどを今後は改めるためにも、今回フリードたちは苦渋の決断を下したのである。
「しかし、これは何じゃ!? この指令の(5)じゃ! 恋人ができたら報告しろと?! シィーリアスに恋人など早い! わらわの審査もなく恋人など作らせん! そもそも、シィーリアスは……わらわのお婿さんになる予定じゃ♡」
「シィーくんに恋人なんてダメぇ! シィーくんのエッチな情操教育は全部お姉ちゃんたちの役目なんです! えへへ~♡ そして~、シィーくんとこれからもいっぱいラブラブしてぇ~、えへへ♡」
「ふん。まぁ、この変態二人は置いておき、俺もこの指令には納得がいかん。友を作るのは構わんが……しかし、気になるのは(9)だな」
仲間の女二人の歪んだ愛情は放置しながら、話題は指令の他の項目。
それは、シィーリアスの魔力を制限するという項目だ。
「さっすがにそれぐらいのハンデは必要だろ。何だかんだで俺らが鍛えたり、エンダークでの実戦でメキメキ力を伸ばし、あいつは現時点でSSランクの力がある。俺らがあいつの年齢の時より強くなってんだぞ? 優秀な生徒集うあの学校……とはいえ、言っちまえば頭でっかちの素人相手に模擬戦とか危ないだろ」
フリードは「それぐらいのハンデは必要」と言うほどシィーリアスの戦闘能力を評価している。
「ま~、魔力を完全にゼロにしちまえば進級できないから、最低限の魔力数値Fランクってことで、あいつは登録されてるよ」
だから何も問題ないと思っていたところ……
「……他には?」
「は?」
「いや、魔力以外に相手に与える怪我などにも言及しているが……他にハンデはないのか?」
「は? ……なんで?」
仲間のその問いにフリードはポカンとした。
魔力制限や相手に与える怪我以外で、他のハンデとはどういうことだ? と。
すると……
「フリード……あの学園の生徒のレベルを分かっているのか?」
「……は?」
「新入生の平均がEランク。卒業生がCランク。天才や学年主席などのトップの生徒及び教師陣でBランクだ」
「……おお。だよな?」
「一方でシィーリアスは現時点でSSランク……魔法を使わなくてもSランクの力が十分にあるぞ?」
「……へ? ま……魔法無しで……S?」
その言葉に、今度はフリードがポカンとして固まってしまった。
「そもそもあいつは魔法無しの素の力だけで十分強い……まるでハンデにならんぞ?」
「……お……お、あ……」
「そして……シィーリアスはそのことを知っているのか?」
「い、いや……あいつには……この10の指令だけで……事情を説明した学園長のジジイにも魔力は最底辺にしてるから、あいつはFランクってことで登録を……だから入学は推薦というより、裏口入学だけどな……推薦も含めた入学試験期間終わってたし」
その瞬間、涙を流していた二人の女たちも口を半開きにして固まった。
「というか、フリードよ……あやつに事前にランクの基準やらを教えておるのか? エンダークではそもそもA級以上としかあやつも戦ってなかったんだぞ?」
「そもそもシィーくんがランクの存在を知ったのは、地上に帰ってきて私たちがSSSランクの称号を与えられてから……だよね?」
その問いにフリードは顔を青ざめさせて……
「やっべ……忘れてた……」
「「「んなっ!!??」」」
フリードの言葉に固まる一同。
しかしその数秒後に……
「「なにやっ――――」」
「あ……」
「「「……?」」」
一斉に「何やっているんだ!」と叫ぼうとした瞬間、ミリアムが何かに気づいて口を開けて固まった。
そして……
「ね、ねぇ、フリードくん……この学園って……女の子もいっぱいいるよねぇ?」
「あん? そりゃあ……だから恋人ができたら報告しろって……」
「女の子の友達を作ったら……あ……」
次の瞬間、女は笑顔を引きつらせて汗をダラダラ流した。
その様子にもう一人の女もハッとした。
「あ……そ、そうじゃぁぁああああああああ!!?? わ、わらわたちは、あ、あやつに……」
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