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第9話 僕、何かやってしまっただろうか?
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(す……すごい……もはや私も何が起こったかこの目で見ていたのに理解できていない。Aランクの尋常ならざる魔力を込めたカイの一撃を、魔力も帯びていない蹴りだけで相殺し……下段の蹴りだけで倒した……)
クルセイナは込み上げてくる何かを抑えきれない。
鼓動が早くなる。
そして、熱く火照り、下半身が汗ばんで……いや……
(……ッ、ま、まさか、私……ぬ、濡れて――――!? ま、まずい、こんなの……フォルト姫だって傍にいらっしゃるのに、あ、あろうことか、私が男なんかに……し、しかし……ダメだと分かっているのに……い、弄りたい……)
それは、女としての本能が反応してしまった。
先ほど出会ったばかりの素性も良く分からない謎の男。
だが、出会ってからの僅かな時間で既に心は男をもっと知りたい……もっと見たい……欲しい……疼きが抑えきれないほどであった。
それは、クルセイナだけでなく……
(あぁ~……これから入学式だというのに、既に下着が大変なことになっていますわ……自分でも普段滅多に弄らないアソコを……人目のつかぬ個室にでも入って盛大に自慰したいぐらいに……殿方にこれほど惹かれるのは初めてですわぁ♥)
フォルトも同じであった。
それだけの衝撃であった。
「お、終わっ……た?」
「な、なんだっ、たの?」
「あ、あが、あ……」
既にその場に居た生徒たちは、どちらが勝ったとかそういったものはもうどうでもよくなっていた。
ただ、目の前で繰り広げられた自分たちの常識を遥かに超えたぶつかり合いから、未だに正気に戻ることができない。
「まったく……ひどいじゃないか、君は! 今日初めて穿いた靴とズボンなのに……これから式があるというのに、僕はどうすればいいんだ!」
「お……お、お前は……一体……」
「ちょっと……まずはちゃんと謝ってくれたまえ。仲直りや自己紹介はその後だ! ……いや、でもこの場合は喧嘩両成敗に……でも、靴を消滅させるなんてやはり酷いと思うのだが!」
もはやカイも言葉が出なかった。
目の前で本気で衣服に対しての損害を怒っているシィーリアスに対し、込み上げてくるあらゆる感情に混乱してしまった。
だがそれでも……
「……ありえん……」
「ん?」
「このような……日の当たるぬるま湯の世界で軽々しく正義だのと語る男に……自分が不覚を取るなど!」
「ちょっ!?」
カイはまだ終わっていなかった。
両足は既に立ち上がれる状態じゃない。
しかし、まだ魔力も気力も尽きてはいない。
「ファイヤーボールウォール」
「えええ!?」
それは、火の玉の弾幕。数多の火の玉が壁のように押し寄せる。
「なっ……詠唱なしでアレほどの数を……!? いや、まずい! あの男、シィーリアスを殺す気か!?」
クルセイナが叫ぶ。
そう、その火の玉の数を一人の人間に向かって放つというのは、もはや容易く相手を焼死させるほどの――――
「うぅ~君はなんということを……これを防ぐのに、風の魔法を使えれば楽なのに、今の僕では使えないから……いつも以上に力いっぱい蹴らないといけなくなるではないかぁ!」
「ッ!?」
そのとき、シイーリアスは片足を上げてその場で勢いよく高速で回転。
それだけで砂塵が舞い、シイーリアスを中心に竜巻のような風が発生し、場に突風が吹き荒れ……
「あらあら……って、きゃっ?!」
「姫様! わ、や、す、スカートが!? っ、しかし……なんという回転……!」
その場にいる乙女たちのスカートを捲る神風を起こし……
「大竜巻(だいたつまき)蹴飛(しゅうと)ッッ!!!!」
「ッッ!!??」
放たれた数多の火の玉を、蹴りの風圧だけで全てかき消したのだった。
「なっ……に?」
あがきのつもりで、しかしそれでも相手を倒すためにと繰り出したカイの炎の魔法は、魔法を帯びていないただの蹴りで全てかき消した。
「あ、な……何が起こって……」
「け、消した?」
「風の魔法か何かか……?」
「わ、分からない、今、何が起こったんだ?」
今この場で、他国の姫や侯爵家令嬢やその他の女生徒たちの下着が見放題の状況であったにもかかわらず、誰もがそんなことに気を取られることなかった。
(魔法ではない……魔力の発動や乱れもなかった……この男、本当にただの蹴りだけで……身体能力だけで、自分の魔法をかき消したというのか!?)
それはカイも同じであり、ただただ今起こったことが信じられずに驚愕していた。
「まったく……これだけ強く蹴ると少し疲れるな……これから式だというのに……」
これだけのことをして「少し疲れる」とだけ愚痴るシィーリアス。
その在り方に皆が戦慄した。
一人を除いて……
「おーっほっほっほ、なんて素敵……素敵でしたわぁ~、シィーリアスさん!」
「ん?」
それは、高らかに笑うフォルトだった。
「ですが~、乙女の前であんな力は注意が必要ですわ~。おかげでワタクシの下着が見えてしまいましたわ~」
ちょっとした冗談も交えてニタニタするフォルト。
だが、シィーリアスはキョトンとした顔で……
「え、……見えてしまったって……どこか変だっただろうか?」
「……はい?」
「とても魅力的でセクシーな黒のパンティーだったではないか!」
「……ぱぁ!?」
「「「「「ぶぼぉっ!!??」」」」」
まさかの返しに、フォルトだけでなく全員噴いた。
「ちょ、お、おいいい、し、シィーリアス、きさ、きさま! なななな、なにをぉ、ひ、姫様に!?」
「な、なんだというんだい、クルセイナ……」
「ひゃ、百歩譲って戦闘の不可抗力ゆえにであるが……ひ、姫様に……そ、それを言うなら、わ、私もだが……」
「え? 君も? え? 君だって似合っていたではないか! 白のシルクのパンティーが!」
「ぼばあっ!?」
慌てて詰め寄ったクルセイナにすらも同じように返すシィーリアス。
「あ……いや、変と言えば……『女性の皆さん』……『全員』パンティーに染みを作っていたぐらいだが……しかし、大丈夫! 時間をおけばすぐに乾くと思われる程度だ!」
「「「「ちょわああ!!??」」」」
状況も含めて誰もがもはや訳が分からなかった。
何よりも、シィーリアス自身も分かっていなかった。
「ど、どうしたというのだい、フォルトもクルセイナも……女性のパンティーを見て似合っていたら褒めるべき……ダメでもフォローすべきと……僕はオル……二人の女性の先輩に教わったのだが……僕、何かやってしまっただろうか?」
「……が、あ……え? ……あ……え?」
「それともパンティーから褒めたのが違ったのだろうか……でも、まだ君たちのオッパイやお尻を脱いだ状態で見たわけでもないから……まぁ、それは今宵の友情の儀式の際になのだろうが……」
「ちょ、ちょお、ちょちょ、き、貴様、お、おちつくぬらあああ!?」
本来なら「この破廉恥め、斬る!」と言っているところであったが、『本気』でシィーリアスは自分が何を間違っているか分かっていないほど自然体なため、問い詰めたクルセイナが混乱してしまった。
そして……
「おい、一体何の騒ぎだ! もうすぐ式が始まるというのに……こんなに人だかりが……って、うわ! 地面もメチャクチャで物も散乱し……ん?」
ついに、ようやく騒ぎに大人が駆け付けた。
威厳のある正装に身を包み、駆け付けたのは魔法学園の教員の一人。
そして彼はこの惨状を見渡し……
「お前たちは新入生……まさか……ただでさえ禁止されている生徒同士で無断で決闘をしたのではないだろうな! っ、それに君は子爵家のセブンライト……ひどい怪我だ……それに君もひょっとして立てないのか? ……まさか、お前がやったのか!」
「へ? え、えっと……」
教員は一人この場の中心で立っているシィーリアスを睨んで問い詰める。
シィーリアスも問われて……
「最後に蹴ったのは僕ですが、えっと、当初はそこに居る女の子が貴族の彼にぶつかり罵倒され、で、謝罪した彼女に罵倒した悪党を正義の彼が介入して助けて、それで……」
「お前がやったのかと聞いているんだ!」
「いあ、あの、最後に蹴ったのは僕ですが……」
「やはりそうか! ええい、職員室に来い! 他の生徒たちは怪我している二人を医務室に! そして、すぐに講堂に集合しなさい! 入学式はもうすぐ始まるんだ!」
「え、あ、あの、僕も入学するんですが!」
「お前はそんなものに出る前に、指導、停学、いずれにせよ来い!」
「え、えええ、そんなぁあ?!」
テンパりながら説明するも、理解されずに生徒指導として連れて行かれるシィーリアス。
その結果……
・シィーリアス・ソリッド
・カイ・パトナ
・セブンライト・ヴァーガ
以上の三人は入学式を欠席となった。
そして……
「な、何者……何だったのだ……あいつは……」
連れて行かれるシィーリアスをしばし呆然と眺めることしかできないクルセイナは恐怖し、そしてフォルトは……
「ふぅ……ビックリしましたわ……しかし……訳分からな過ぎて、興味が尽きませんわ♪」
笑った。
「ふふ、いいですわね。カイという子は黒。既に染まり切っていますわ。一方でシィーリアスさんの色は……まるで不明! 純粋なようで、何かが欠落している歪みのある感じがしますわ……。面白い! あぁ、どうやらシィーリアスさんで当たりでしたわね♪ 一目で唾つけて正解でしたわぁ~!」
笑いながら、震えている。それは、恐怖ではない。
「ゾクゾクしてきましたわ。楽しい学園生活になりそうですわね♪ おっと、シィーリアスさんが停学・退学にならないように、後でワタクシの方からもちゃんと口添えしないとですわね♪」
ただ、面白くなってきたと、フォルトは笑った。
クルセイナは込み上げてくる何かを抑えきれない。
鼓動が早くなる。
そして、熱く火照り、下半身が汗ばんで……いや……
(……ッ、ま、まさか、私……ぬ、濡れて――――!? ま、まずい、こんなの……フォルト姫だって傍にいらっしゃるのに、あ、あろうことか、私が男なんかに……し、しかし……ダメだと分かっているのに……い、弄りたい……)
それは、女としての本能が反応してしまった。
先ほど出会ったばかりの素性も良く分からない謎の男。
だが、出会ってからの僅かな時間で既に心は男をもっと知りたい……もっと見たい……欲しい……疼きが抑えきれないほどであった。
それは、クルセイナだけでなく……
(あぁ~……これから入学式だというのに、既に下着が大変なことになっていますわ……自分でも普段滅多に弄らないアソコを……人目のつかぬ個室にでも入って盛大に自慰したいぐらいに……殿方にこれほど惹かれるのは初めてですわぁ♥)
フォルトも同じであった。
それだけの衝撃であった。
「お、終わっ……た?」
「な、なんだっ、たの?」
「あ、あが、あ……」
既にその場に居た生徒たちは、どちらが勝ったとかそういったものはもうどうでもよくなっていた。
ただ、目の前で繰り広げられた自分たちの常識を遥かに超えたぶつかり合いから、未だに正気に戻ることができない。
「まったく……ひどいじゃないか、君は! 今日初めて穿いた靴とズボンなのに……これから式があるというのに、僕はどうすればいいんだ!」
「お……お、お前は……一体……」
「ちょっと……まずはちゃんと謝ってくれたまえ。仲直りや自己紹介はその後だ! ……いや、でもこの場合は喧嘩両成敗に……でも、靴を消滅させるなんてやはり酷いと思うのだが!」
もはやカイも言葉が出なかった。
目の前で本気で衣服に対しての損害を怒っているシィーリアスに対し、込み上げてくるあらゆる感情に混乱してしまった。
だがそれでも……
「……ありえん……」
「ん?」
「このような……日の当たるぬるま湯の世界で軽々しく正義だのと語る男に……自分が不覚を取るなど!」
「ちょっ!?」
カイはまだ終わっていなかった。
両足は既に立ち上がれる状態じゃない。
しかし、まだ魔力も気力も尽きてはいない。
「ファイヤーボールウォール」
「えええ!?」
それは、火の玉の弾幕。数多の火の玉が壁のように押し寄せる。
「なっ……詠唱なしでアレほどの数を……!? いや、まずい! あの男、シィーリアスを殺す気か!?」
クルセイナが叫ぶ。
そう、その火の玉の数を一人の人間に向かって放つというのは、もはや容易く相手を焼死させるほどの――――
「うぅ~君はなんということを……これを防ぐのに、風の魔法を使えれば楽なのに、今の僕では使えないから……いつも以上に力いっぱい蹴らないといけなくなるではないかぁ!」
「ッ!?」
そのとき、シイーリアスは片足を上げてその場で勢いよく高速で回転。
それだけで砂塵が舞い、シイーリアスを中心に竜巻のような風が発生し、場に突風が吹き荒れ……
「あらあら……って、きゃっ?!」
「姫様! わ、や、す、スカートが!? っ、しかし……なんという回転……!」
その場にいる乙女たちのスカートを捲る神風を起こし……
「大竜巻(だいたつまき)蹴飛(しゅうと)ッッ!!!!」
「ッッ!!??」
放たれた数多の火の玉を、蹴りの風圧だけで全てかき消したのだった。
「なっ……に?」
あがきのつもりで、しかしそれでも相手を倒すためにと繰り出したカイの炎の魔法は、魔法を帯びていないただの蹴りで全てかき消した。
「あ、な……何が起こって……」
「け、消した?」
「風の魔法か何かか……?」
「わ、分からない、今、何が起こったんだ?」
今この場で、他国の姫や侯爵家令嬢やその他の女生徒たちの下着が見放題の状況であったにもかかわらず、誰もがそんなことに気を取られることなかった。
(魔法ではない……魔力の発動や乱れもなかった……この男、本当にただの蹴りだけで……身体能力だけで、自分の魔法をかき消したというのか!?)
それはカイも同じであり、ただただ今起こったことが信じられずに驚愕していた。
「まったく……これだけ強く蹴ると少し疲れるな……これから式だというのに……」
これだけのことをして「少し疲れる」とだけ愚痴るシィーリアス。
その在り方に皆が戦慄した。
一人を除いて……
「おーっほっほっほ、なんて素敵……素敵でしたわぁ~、シィーリアスさん!」
「ん?」
それは、高らかに笑うフォルトだった。
「ですが~、乙女の前であんな力は注意が必要ですわ~。おかげでワタクシの下着が見えてしまいましたわ~」
ちょっとした冗談も交えてニタニタするフォルト。
だが、シィーリアスはキョトンとした顔で……
「え、……見えてしまったって……どこか変だっただろうか?」
「……はい?」
「とても魅力的でセクシーな黒のパンティーだったではないか!」
「……ぱぁ!?」
「「「「「ぶぼぉっ!!??」」」」」
まさかの返しに、フォルトだけでなく全員噴いた。
「ちょ、お、おいいい、し、シィーリアス、きさ、きさま! なななな、なにをぉ、ひ、姫様に!?」
「な、なんだというんだい、クルセイナ……」
「ひゃ、百歩譲って戦闘の不可抗力ゆえにであるが……ひ、姫様に……そ、それを言うなら、わ、私もだが……」
「え? 君も? え? 君だって似合っていたではないか! 白のシルクのパンティーが!」
「ぼばあっ!?」
慌てて詰め寄ったクルセイナにすらも同じように返すシィーリアス。
「あ……いや、変と言えば……『女性の皆さん』……『全員』パンティーに染みを作っていたぐらいだが……しかし、大丈夫! 時間をおけばすぐに乾くと思われる程度だ!」
「「「「ちょわああ!!??」」」」
状況も含めて誰もがもはや訳が分からなかった。
何よりも、シィーリアス自身も分かっていなかった。
「ど、どうしたというのだい、フォルトもクルセイナも……女性のパンティーを見て似合っていたら褒めるべき……ダメでもフォローすべきと……僕はオル……二人の女性の先輩に教わったのだが……僕、何かやってしまっただろうか?」
「……が、あ……え? ……あ……え?」
「それともパンティーから褒めたのが違ったのだろうか……でも、まだ君たちのオッパイやお尻を脱いだ状態で見たわけでもないから……まぁ、それは今宵の友情の儀式の際になのだろうが……」
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本来なら「この破廉恥め、斬る!」と言っているところであったが、『本気』でシィーリアスは自分が何を間違っているか分かっていないほど自然体なため、問い詰めたクルセイナが混乱してしまった。
そして……
「おい、一体何の騒ぎだ! もうすぐ式が始まるというのに……こんなに人だかりが……って、うわ! 地面もメチャクチャで物も散乱し……ん?」
ついに、ようやく騒ぎに大人が駆け付けた。
威厳のある正装に身を包み、駆け付けたのは魔法学園の教員の一人。
そして彼はこの惨状を見渡し……
「お前たちは新入生……まさか……ただでさえ禁止されている生徒同士で無断で決闘をしたのではないだろうな! っ、それに君は子爵家のセブンライト……ひどい怪我だ……それに君もひょっとして立てないのか? ……まさか、お前がやったのか!」
「へ? え、えっと……」
教員は一人この場の中心で立っているシィーリアスを睨んで問い詰める。
シィーリアスも問われて……
「最後に蹴ったのは僕ですが、えっと、当初はそこに居る女の子が貴族の彼にぶつかり罵倒され、で、謝罪した彼女に罵倒した悪党を正義の彼が介入して助けて、それで……」
「お前がやったのかと聞いているんだ!」
「いあ、あの、最後に蹴ったのは僕ですが……」
「やはりそうか! ええい、職員室に来い! 他の生徒たちは怪我している二人を医務室に! そして、すぐに講堂に集合しなさい! 入学式はもうすぐ始まるんだ!」
「え、あ、あの、僕も入学するんですが!」
「お前はそんなものに出る前に、指導、停学、いずれにせよ来い!」
「え、えええ、そんなぁあ?!」
テンパりながら説明するも、理解されずに生徒指導として連れて行かれるシィーリアス。
その結果……
・シィーリアス・ソリッド
・カイ・パトナ
・セブンライト・ヴァーガ
以上の三人は入学式を欠席となった。
そして……
「な、何者……何だったのだ……あいつは……」
連れて行かれるシィーリアスをしばし呆然と眺めることしかできないクルセイナは恐怖し、そしてフォルトは……
「ふぅ……ビックリしましたわ……しかし……訳分からな過ぎて、興味が尽きませんわ♪」
笑った。
「ふふ、いいですわね。カイという子は黒。既に染まり切っていますわ。一方でシィーリアスさんの色は……まるで不明! 純粋なようで、何かが欠落している歪みのある感じがしますわ……。面白い! あぁ、どうやらシィーリアスさんで当たりでしたわね♪ 一目で唾つけて正解でしたわぁ~!」
笑いながら、震えている。それは、恐怖ではない。
「ゾクゾクしてきましたわ。楽しい学園生活になりそうですわね♪ おっと、シィーリアスさんが停学・退学にならないように、後でワタクシの方からもちゃんと口添えしないとですわね♪」
ただ、面白くなってきたと、フォルトは笑った。
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