文字の大きさ
大
中
小
200 / 231
6章 ライゼン・獣人連合編
263話 かわいい失敗?
「──まあ、そうじゃろうな」
シンの、「グレートオーシャンクラブを沢山食べさせてアトラを頑丈に育てよう」作戦は初日から頓挫する。
理由は至極簡単、あの頑強な甲殻が今のアトラでは噛み砕けないからである……ちなみにセリアはバリバリと美味しそうに全て食べ終えた。
「キュー……」
「……泣くな」
粉末状になるまで砕いた蟹の甲羅と肉をアトラの口元に差し出しながら、シンは何かいい手は無いかと思案する。
……やがて、
「ドラゴンも、魔石を大量に食べさせたりすると急激に強くなったりするのか?」
グランディヌスの一件(三章参照)を思い出したシンはヴァルナに聞いてみた。
ヴァルナは一応頷きはするものの、
「自分より格上の魔石であれば、まあそういう事もありはするが……」
相手は海竜である、望みは薄い──が、アトラはまだ赤ちゃんの状態であり、シンはそこに希望を見出す。
ゴソゴソ──ヒョイ!
「む、それは──」
「ああ、紅の心臓だ。コイツも一応魔石の一種なんでな」
ニヤリと笑うシンは、以前レッドオーガを倒した際に手に入れた、筋力や耐久力増加の効果を持つ宝石を取り出すと、躊躇する事無くアトラに食べさせる。
「キュ…………──!! キュー!! キュー!!」
「うを!? ど、どうしたアトラ!?」
「紅の心臓」を飲み込んだ海竜はその直後、仰け反るように全身を弓なりに身体を曲げたかと思うと、今度は逆に山なりに身体を曲げながら砂浜に身体を叩きつける!
ズバシャアアアアン!!
「わぶっ──!!」
砂を大量にかぶったシンは魔法で水を生み出すと、顔を洗いながらもアトラの様子が気になり、”擬似千里眼”を発動させて周囲の様子を把握する。
そこには、
ドゥン──バシャーーーン!!
砂浜に身体を強く叩きつけ、その反動で高く跳ね上がるアトラの姿が脳裏に映し出される。
「………………………………」
「キュー! キュー! キューッ♪」
「──ピュイ!!」
体内で暴れるレッドオーガの生命力、それに振り回されるように飛び跳ねるアトラを見てに、何かの遊びかと勘違いしたセリアが同調、周囲は地雷源の跡のように穴ぼこだらけになっていた。
「──とりあえず、当初の目的は果たしたの」
「あれぇ……?」
結果オーライとはいえ、やらかしてしまったシンは首を捻る。
「キューーー♪」
その日は陽が暮れるまで、楽しそうに鳴くアトラの声が爆発音と共に周囲に響いたという──。
………………………………………………
………………………………………………
──そして二ヵ月、すっかり逞しく成長したアトラは、セリアには敵わぬものの、並のドラゴンよりもはるかに将来が楽しみな子竜へと成長していた。
言い換えればそれはつまり、人類にとってかなりの脅威ではあるのだが、
「温厚な海竜にケンカをふっかける馬鹿の事など知らん」
とはシン・ヴァルナ共通の認識である。
六体のグレートオーシャンクラブを残さず平らげ、デザート代わりにシーサーペントをシェアする微笑ましい光景を眺めながらヴァルナは、自分の横で同じ光景をしゃがんで眺めるシンに向かってしみじみと語る。
「……それにしても、何だかんだ言うてアトラにとって一番の敵はおぬしじゃったの」
「全く持って不本意な言われ様だな、俺は生まれたばかりの小さな命に対して、真正面から真摯に向き合っていたはずだが……?」
「結果オーライで済ます気か、ならばワシ等にも存分に感謝してもらい──」
「アトラ、本当にすまない!!」
「「ごちそうさまー♪」」
食事を終え、幼児の姿に戻った二人がパサパサと可愛らしい足音を立てながらシン達の元に駆け寄ってくると、しゃがんでいるシンに飛びつく。
普段は「まぁま」に纏わりつく事の多い子竜達だが、食後だけはシンが最優先だ。それは、シンがエサを持ち帰ってくる事もそうだが何より、
「「おやつー♪」」
──所詮シンなど、ここでは食事係でしかなかった。
「……ハイハイ、それじゃウチに戻ろうか」
「──変われば変わるものよのう……」
仲良く手を繋いで家に戻るシン達、その後ろ姿を優しい眼差しで見つめるヴァルナは、かつてのシンの姿を思い出し、目を細める。
シンに向けるヴァルナの顔は、もしシンがその顔を見ていれば亡き姉を思い出し泣いてしまったかも知れない。そんな慈愛に満ちた表情だった──。
──────────────
──────────────
目の前に出されたプリンとフルーツ牛乳を食べ終え、食休みとばかりにうつらうつらと頭を揺らすセリア、それを見たシンはセリアをデッキチェに寝かせてやり、タオルケットをかける。
すると今度はアトラが、シンのズボンの裾をクイと引っ張ってくる。
「────────────」
「……アトラ、欲しいのか?」
コクン──困ったようなシンの問いかけに、アトラは表情を変えずに真顔で頷く。
それを見たシンはハァと一つため息をついて、
「一日一個の約束だから、今日はこれでおしまいだぞ?」
「うん!!」
喜ぶアトラが見つめる中、シンは異空間バッグから木箱を取り出し、その中からドライフルーツのように萎んだ実を取り出す。
真っ赤な干し柿のようなそれをシンは、あーんと元気良く開かれたアトラの口元まで持って行く。
パクン♪
「ん~~~~~~♪」
その瞬間、アトラは身体をキューッと縮めてプルプルと震え出し、その状態のままシャクシャクと口を動かして口の中に入った身を味わう。
ゴクリ──。
「きゃー♪」
食べ終えたアトラは、両手を広げて喜びを表現すると嬉しそうに声をあげる。その目尻には涙が滲んでいた。
「美味しかったか?」
「うん!!」
「そうか、よかったな……アトラはホントに好きだな、この「アギア・ガザルの実」が……」
アギア・ガザルの実──とんでもなく辛い、シンが主に「毒」として好んで扱うこの実が、なぜかアトラの大好物だった。
もっとも、原因を作ったのはやはりシンだったのだが。
それは一ヶ月ほど前、シンが自室で薬作りに勤しんでいた時の事だが、最近人化を覚えたばかりのアトラが部屋に入り込み、たまたま磨り潰す前のアギア・ガザルの実を見つけたのが事の始まりだった。
人間の幼児はとにかく何でも口に入れる、獣や魔物であればまず匂いを嗅いで危険かどうかを判断するのだが、人間形態だった為かそれとも竜種にそんな警戒心など皆無なのか、実に自然にそれを口に突っ込んだ、シンが反応するよりも早い速度で。
結果、その辛さ──いや、口の中に広がる爆発にも似た刺激の虜という業を、アトラは幼くして背負ってしまった……もっとも、そうなる要因はずっと以前から用意されていたのだが。
というのも、シンが紅の心臓を食べさせた時にアトラは、全身を駆け巡る激しい刺激と同時に、漲る力をその身に感じた結果、刺激=体に良いものと認識してしまった。
あれ以降、シンがそんな劇物をアトラに食べさせる事はなかったのだが、不幸にもアギア・ガザルの実とアトラ、両者は出会ってしまったのである。
結論──だいたいシンが悪い。
「──まったく、おかしな性癖を仕込みおって」
「誤解されるような言い方は止めろ! それに俺にとっても予想外の出来事過ぎるわ!!」
「んまーーーい♪」
無邪気に喜ぶアトラをよそに、二人の大人は頭を抱える。
それに、問題はもう一つあった。
「アギア・ガザルの手持ちが少なくなってきてるな……」
「そんなもん、採って来るか買って来るかすれば良かろうが?」
「東大陸の一部でしか流通して無えんだよ、コイツは」
「場所が判っておるならさっさと行ってこんか」
「それは……」
シンが渋るのも無理は無い、アギア・ガザルが栽培されているのは東大陸の国家「獣人連合」内であり、ヒト種はなかなか入国できない。出来るとしてもその前に入念な審査を受けるため、モグリのシンはほぼ絶望的である。
ならば何故シンが持っていたのか、理由は「獣人連合」と友好関係にある「ライゼン」で売られていた物を大量にストックしていたからだ。
つまり、今ライゼンにアギア・ガザルの実を仕入れに行こうものなら、こちらも審査の時点で面が割れてしまう可能性が高かった。
そんなうじうじ悩むシンに対して、青筋を何本も浮かべるヴァルナは般若の形相になり、
「いいから、さっさと行って手に入れてこんかぁ!!」
「ぐふっっっ!! ……いや、二人の子育てもまだまだコレからが本番……」
「そんなもんワシがやっておくわ! そろそろこやつ等にも狩りを教え込む時期じゃしの、おぬしは遠慮なく家から離れておれ、むしろその方が都合が良いわい」
認識出来ないほどの高速腹パンを受けたシンはその場に崩れ落ち、木箱を取り上げたヴァルナは中身を確認すると、
「ひぃふぅ……年内には戻ってくるんじゃぞ?」
「……くそったれ……が」
「にーちゃ?」
ガクンとその場で意識を失うシンを不思議そうに眺めるアトラは、やがてシンに寄り添うように横になると、すぅすぅと寝息を立てだす。
「まったく、世話の焼ける……」
いつの世も、しり込みする男のケツを叩くのは女の仕事であった──。
………………………………………………
………………………………………………
それから一ヵ月後──シンはイズナバール迷宮のある街「リトルフィンガー」に居た。
「は~い、らっしゃい。各種お薬取り揃えてますよ~♪」
意外と元気だった。
シンの、「グレートオーシャンクラブを沢山食べさせてアトラを頑丈に育てよう」作戦は初日から頓挫する。
理由は至極簡単、あの頑強な甲殻が今のアトラでは噛み砕けないからである……ちなみにセリアはバリバリと美味しそうに全て食べ終えた。
「キュー……」
「……泣くな」
粉末状になるまで砕いた蟹の甲羅と肉をアトラの口元に差し出しながら、シンは何かいい手は無いかと思案する。
……やがて、
「ドラゴンも、魔石を大量に食べさせたりすると急激に強くなったりするのか?」
グランディヌスの一件(三章参照)を思い出したシンはヴァルナに聞いてみた。
ヴァルナは一応頷きはするものの、
「自分より格上の魔石であれば、まあそういう事もありはするが……」
相手は海竜である、望みは薄い──が、アトラはまだ赤ちゃんの状態であり、シンはそこに希望を見出す。
ゴソゴソ──ヒョイ!
「む、それは──」
「ああ、紅の心臓だ。コイツも一応魔石の一種なんでな」
ニヤリと笑うシンは、以前レッドオーガを倒した際に手に入れた、筋力や耐久力増加の効果を持つ宝石を取り出すと、躊躇する事無くアトラに食べさせる。
「キュ…………──!! キュー!! キュー!!」
「うを!? ど、どうしたアトラ!?」
「紅の心臓」を飲み込んだ海竜はその直後、仰け反るように全身を弓なりに身体を曲げたかと思うと、今度は逆に山なりに身体を曲げながら砂浜に身体を叩きつける!
ズバシャアアアアン!!
「わぶっ──!!」
砂を大量にかぶったシンは魔法で水を生み出すと、顔を洗いながらもアトラの様子が気になり、”擬似千里眼”を発動させて周囲の様子を把握する。
そこには、
ドゥン──バシャーーーン!!
砂浜に身体を強く叩きつけ、その反動で高く跳ね上がるアトラの姿が脳裏に映し出される。
「………………………………」
「キュー! キュー! キューッ♪」
「──ピュイ!!」
体内で暴れるレッドオーガの生命力、それに振り回されるように飛び跳ねるアトラを見てに、何かの遊びかと勘違いしたセリアが同調、周囲は地雷源の跡のように穴ぼこだらけになっていた。
「──とりあえず、当初の目的は果たしたの」
「あれぇ……?」
結果オーライとはいえ、やらかしてしまったシンは首を捻る。
「キューーー♪」
その日は陽が暮れるまで、楽しそうに鳴くアトラの声が爆発音と共に周囲に響いたという──。
………………………………………………
………………………………………………
──そして二ヵ月、すっかり逞しく成長したアトラは、セリアには敵わぬものの、並のドラゴンよりもはるかに将来が楽しみな子竜へと成長していた。
言い換えればそれはつまり、人類にとってかなりの脅威ではあるのだが、
「温厚な海竜にケンカをふっかける馬鹿の事など知らん」
とはシン・ヴァルナ共通の認識である。
六体のグレートオーシャンクラブを残さず平らげ、デザート代わりにシーサーペントをシェアする微笑ましい光景を眺めながらヴァルナは、自分の横で同じ光景をしゃがんで眺めるシンに向かってしみじみと語る。
「……それにしても、何だかんだ言うてアトラにとって一番の敵はおぬしじゃったの」
「全く持って不本意な言われ様だな、俺は生まれたばかりの小さな命に対して、真正面から真摯に向き合っていたはずだが……?」
「結果オーライで済ます気か、ならばワシ等にも存分に感謝してもらい──」
「アトラ、本当にすまない!!」
「「ごちそうさまー♪」」
食事を終え、幼児の姿に戻った二人がパサパサと可愛らしい足音を立てながらシン達の元に駆け寄ってくると、しゃがんでいるシンに飛びつく。
普段は「まぁま」に纏わりつく事の多い子竜達だが、食後だけはシンが最優先だ。それは、シンがエサを持ち帰ってくる事もそうだが何より、
「「おやつー♪」」
──所詮シンなど、ここでは食事係でしかなかった。
「……ハイハイ、それじゃウチに戻ろうか」
「──変われば変わるものよのう……」
仲良く手を繋いで家に戻るシン達、その後ろ姿を優しい眼差しで見つめるヴァルナは、かつてのシンの姿を思い出し、目を細める。
シンに向けるヴァルナの顔は、もしシンがその顔を見ていれば亡き姉を思い出し泣いてしまったかも知れない。そんな慈愛に満ちた表情だった──。
──────────────
──────────────
目の前に出されたプリンとフルーツ牛乳を食べ終え、食休みとばかりにうつらうつらと頭を揺らすセリア、それを見たシンはセリアをデッキチェに寝かせてやり、タオルケットをかける。
すると今度はアトラが、シンのズボンの裾をクイと引っ張ってくる。
「────────────」
「……アトラ、欲しいのか?」
コクン──困ったようなシンの問いかけに、アトラは表情を変えずに真顔で頷く。
それを見たシンはハァと一つため息をついて、
「一日一個の約束だから、今日はこれでおしまいだぞ?」
「うん!!」
喜ぶアトラが見つめる中、シンは異空間バッグから木箱を取り出し、その中からドライフルーツのように萎んだ実を取り出す。
真っ赤な干し柿のようなそれをシンは、あーんと元気良く開かれたアトラの口元まで持って行く。
パクン♪
「ん~~~~~~♪」
その瞬間、アトラは身体をキューッと縮めてプルプルと震え出し、その状態のままシャクシャクと口を動かして口の中に入った身を味わう。
ゴクリ──。
「きゃー♪」
食べ終えたアトラは、両手を広げて喜びを表現すると嬉しそうに声をあげる。その目尻には涙が滲んでいた。
「美味しかったか?」
「うん!!」
「そうか、よかったな……アトラはホントに好きだな、この「アギア・ガザルの実」が……」
アギア・ガザルの実──とんでもなく辛い、シンが主に「毒」として好んで扱うこの実が、なぜかアトラの大好物だった。
もっとも、原因を作ったのはやはりシンだったのだが。
それは一ヶ月ほど前、シンが自室で薬作りに勤しんでいた時の事だが、最近人化を覚えたばかりのアトラが部屋に入り込み、たまたま磨り潰す前のアギア・ガザルの実を見つけたのが事の始まりだった。
人間の幼児はとにかく何でも口に入れる、獣や魔物であればまず匂いを嗅いで危険かどうかを判断するのだが、人間形態だった為かそれとも竜種にそんな警戒心など皆無なのか、実に自然にそれを口に突っ込んだ、シンが反応するよりも早い速度で。
結果、その辛さ──いや、口の中に広がる爆発にも似た刺激の虜という業を、アトラは幼くして背負ってしまった……もっとも、そうなる要因はずっと以前から用意されていたのだが。
というのも、シンが紅の心臓を食べさせた時にアトラは、全身を駆け巡る激しい刺激と同時に、漲る力をその身に感じた結果、刺激=体に良いものと認識してしまった。
あれ以降、シンがそんな劇物をアトラに食べさせる事はなかったのだが、不幸にもアギア・ガザルの実とアトラ、両者は出会ってしまったのである。
結論──だいたいシンが悪い。
「──まったく、おかしな性癖を仕込みおって」
「誤解されるような言い方は止めろ! それに俺にとっても予想外の出来事過ぎるわ!!」
「んまーーーい♪」
無邪気に喜ぶアトラをよそに、二人の大人は頭を抱える。
それに、問題はもう一つあった。
「アギア・ガザルの手持ちが少なくなってきてるな……」
「そんなもん、採って来るか買って来るかすれば良かろうが?」
「東大陸の一部でしか流通して無えんだよ、コイツは」
「場所が判っておるならさっさと行ってこんか」
「それは……」
シンが渋るのも無理は無い、アギア・ガザルが栽培されているのは東大陸の国家「獣人連合」内であり、ヒト種はなかなか入国できない。出来るとしてもその前に入念な審査を受けるため、モグリのシンはほぼ絶望的である。
ならば何故シンが持っていたのか、理由は「獣人連合」と友好関係にある「ライゼン」で売られていた物を大量にストックしていたからだ。
つまり、今ライゼンにアギア・ガザルの実を仕入れに行こうものなら、こちらも審査の時点で面が割れてしまう可能性が高かった。
そんなうじうじ悩むシンに対して、青筋を何本も浮かべるヴァルナは般若の形相になり、
「いいから、さっさと行って手に入れてこんかぁ!!」
「ぐふっっっ!! ……いや、二人の子育てもまだまだコレからが本番……」
「そんなもんワシがやっておくわ! そろそろこやつ等にも狩りを教え込む時期じゃしの、おぬしは遠慮なく家から離れておれ、むしろその方が都合が良いわい」
認識出来ないほどの高速腹パンを受けたシンはその場に崩れ落ち、木箱を取り上げたヴァルナは中身を確認すると、
「ひぃふぅ……年内には戻ってくるんじゃぞ?」
「……くそったれ……が」
「にーちゃ?」
ガクンとその場で意識を失うシンを不思議そうに眺めるアトラは、やがてシンに寄り添うように横になると、すぅすぅと寝息を立てだす。
「まったく、世話の焼ける……」
いつの世も、しり込みする男のケツを叩くのは女の仕事であった──。
………………………………………………
………………………………………………
それから一ヵ月後──シンはイズナバール迷宮のある街「リトルフィンガー」に居た。
「は~い、らっしゃい。各種お薬取り揃えてますよ~♪」
意外と元気だった。
感想 497
あなたにおすすめの小説
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
【老化返却】聖女の若さは俺の寿命だった〜回復魔法の代償を肩代わりしていた俺を追放した報いだ。回復のたびに毛が抜け、骨がスカスカになるが良い〜
「寿命を削って回復してやってたのに……感謝すらしないんだな」
聖女パーティの荷物持ち兼回復術師だった俺は、ある日突然パーティを追放された。
理由は「回復魔法のコストが寿命で、もうすぐ死ぬ無能はいらない」という勝手な思い込み。
だが、彼らは知らなかった。
俺の正体が、この世界の生命を司る世界樹の根源そのものだったことを。
俺の寿命は無限であり、俺がパーティにいたからこそ、彼らは「若さ」と「健康」を維持できていたのだ。
「俺がいなくなったら、誰が君たちの老化を止めるの?」
俺がいなくなった途端、聖女たちの身体に異変が起きる。
回復魔法を唱えるたびに、自慢の金髪はバサバサと抜け落ち、肌は土色に。
若さに溺れていた彼女たちは、骨がスカスカになり、杖なしでは歩けない老婆のような姿へと変わり果てていく。
一方、解放された俺は隣国の美少女皇女に拾われ、世界樹の力で枯れた大地を森に変える「現人神」として崇められていた。
「今さら戻ってきて? ……悪いけど、そのハゲ散らかした老婆、誰だっけ?」
すべてを失ってから「俺」の価値に気づいても、もう遅い。
これは、恩を仇で返した連中が、自らの美容と健康を代償に破滅していく物語。
真の皇帝は俺です ~面倒だから幼なじみに帝位を任せていたら、婚約者に捨てられました。正体を明かしたら全員後悔してももう遅い~
皇帝の仕事が面倒だったレインは、信頼する幼なじみアレクシスに表向きの皇帝を任せ、自身は陰から帝国を支えていた。
だがある日、婚約者エミリアは「権力も将来性もない」と彼を見限り婚約破棄を宣言する。
しかし彼女は知らなかった。
帝国を動かしていた真の支配者が誰なのかを。
これは全てを持ちながら隠していた男と、見るべきものを見失った者たちの後悔の物語。
クラス全員で異世界召喚されたが、俺だけ教室に取り残されたのでとりあえず帰宅した
クラス全員で異世界召喚されたが、先生と俺が残っていた。
魔法もチートスキルもステータス画面すら表示されない、ただの「残され損」
異世界に行けなかった俺を待っていたのは、世知辛い現実だった。
AI使用状況
GoogleのGeminiさん使ってます〜
誤字脱字チェックと調べ物お願いしてます
魔王を倒した手柄を横取りされたけど、俺を処刑するのは無理じゃないかな
「では罪人よ。おまえはあくまで自分が勇者であり、魔王を倒したと言うのだな?」
「そうそう」
茶番にも飽きてきた。処刑できるというのなら、ぜひやってみてほしい。
無理だと思うけど。
異世界は『一妻多夫制』!?溺愛にすら免疫がない私にたくさんの夫は無理です!?
ひょんなことから異世界で赤ちゃんに生まれ変わった私。
一人の男の人に拾われて育ててもらうけど・・・成人するくらいから回りがなんだかおかしなことに・・・。
「俺とデートしない?」
「僕と一緒にいようよ。」
「俺だけがお前を守れる。」
(なんでそんなことを私にばっかり言うの!?)
そんなことを思ってる時、父親である『シャガ』が口を開いた。
「何言ってんだ?この世界は男が多くて女が少ない。たくさん子供を産んでもらうために、何人とでも結婚していいんだぞ?」
「・・・・へ!?」
『一妻多夫制』の世界で私はどうなるの!?
※お話は全て想像の世界になります。現実世界とはなんの関係もありません。
※誤字脱字・表現不足は重々承知しております。日々精進いたしますのでご容赦ください。
ただただ暇つぶしに楽しんでいただけると幸いです。すずなり。
没落した貴族家に拾われたので恩返しで復興させます
生まれて間も無く、山の中に捨てられていた赤子レオン・ハートフィリア。
彼を拾ったのは没落して平民になった貴族達だった。
優しい両親に育てられ、可愛い弟と共にすくすくと成長したレオンは不思議な夢を見るようになる。
それは過去の記憶なのか、あるいは前世の記憶か。
その夢のおかげで魔法を学んだレオンは愛する両親を再び貴族にするために魔法学院で魔法を学ぶことを決意した。
しかし、学院でレオンを待っていたのは酷い平民差別。そしてそこにレオンの夢の謎も交わって、彼の運命は大きく変わっていくことになるのだった。
※2025/12/31に書籍五巻以降の話を非公開に変更する予定です。
詳細は近況ボードをご覧ください。
世界一簡単にレベルアップ ~魔物を倒すだけでレベルが上がる能力を得た俺は、弱小の魔物を倒しまくって異世界でハーレム作る事にしました~
シンゴはある日、事故で死んだ。
どうやら、神の手違いで間違って死んでしまったシンゴは異世界に転生することになる。
転生する際にオマケに『魔物を倒すだけでレベルが上がる』能力を貰ったシンゴ。
弱小の魔物を倒してレベルを上げ、異世界でハーレムを作る事を企むのだった。