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6章 ライゼン・獣人連合編
264話 再会
リトルフィンガー──世界に五つ存在する古代迷宮のひとつ、イズナバール迷宮を擁する街であり、現在は東にある国家「ライゼン」の管理下におかれている。
つい数ヶ月前までは迷宮探索で賑わっていた街ではあるが、今はその古代迷宮がひき起こした騒動による被害からの再建に忙しく、迷宮への侵入は高レベル探索者のみと規制がかかっている。
理由は二つ、中堅以下の探索者がギルドで依頼を受け、期日内に依頼を果たせなかったり迷宮内で死亡・行方不明にでもなられたら、各所への手続きや損失補填など色々と面倒くさいのが一つ、そしてもう一つは、今この街には迷宮探索よりも割のいい仕事があるからである。
大規模灌漑事業──ここリトルフィンガーは、イズナバール湖からライゼンまで水をひくための川を作る一大工事によって以前とは別の賑わいを見せている。
直線距離にして四00キロ弱、常識的に考えて数ヶ年計画で行われるはずの事業だが、着工から三ケ月ほどで既に残り半分近くまで進められている。
というのも、この世界には重機をはじめとした近代的な道具が存在しない代わりに、魔法という、ともすれば機械以上の働きをしてくれる力が存在するからだ。
土属性の魔道士──彼らさえいれば、地面をまるで耕し終えた畑の土の様に柔らかい状態にする事ができ、作業員がそれを運び出すだけで簡単に下地作りは出来る。その後、砂利などを選別して川底に敷き詰めたり、土嚢にして積み上げたりと仕事が捗る。
森林を切り開く場合も、1本々々伐採しなくとも土を柔らかくした後に引き倒してしまえば、例え大木であろうとも簡単に処理できてしまうのだ。
地味な印象を持たれがちな土属性の魔法ではあるが、こういった文字通り泥臭い場面では大変重宝されているため、土属性を操る魔道士の大半は、危険な冒険者などにはならず安定収入が約束された国のお抱えになっていたりする。
とはいえ、魔道士によって作業自体が楽になったとしても、土を運んだり川そのものを作る作業には大勢の人員を必要とする。
そういった直接の力仕事に用意されたのは、迷宮攻略時に共同戦線を張ったライゼン・獣人連合間で交わされた「協定」により、大量に雇用された獣人たちである。
種族によっては体力的に大きなアドバンテージを持つ獣人、彼等を一般人からも広く募集し現場の作業員として雇い入れる事で、ライゼンは事業の迅速化と費用削減、獣人連合側は雇用による外貨獲得と、お互いに旨味のある取引だった。
おまけに獣人連合にとっては、両国間の関係悪化の原因となっていた岩山地帯の土地まで手に入る、国を挙げての支援と言ってもよい規模で人員を動員していた。
そんな中、リトルフィンガーの探索者や冒険者は、昼夜を問わず作業を続ける彼等を魔物などから守るため、警護任務を請け負っている訳である──。
「はいらっしゃーい! よく効く軟膏から疲労回復、体調不良の薬まで各種──はい、毎度あり♪」
リトルフィンガーから八〇キロほど離れた作業員達の休憩所に、シンの景気のいい声が響く。
休憩所と言っても、千人単位で作業員が入れ替わり立ち代り休憩と仕事に出入りする場所である。また、工事が進むたびに休憩所の場所を動かさないといけないので、外から見れば柵で囲まれた簡易砦が一週間ごとに移動しているようにも見える。
そして当然、人が集まればそこには商売の種が生まれる訳で、食事に娯楽、夜になれば扇情的な服を着た色んな種族のお姉さま方の姿も見てとれる。
そんな中シンはと言えば、当然のように薬売りとして商売をしている。
むろん、ヴァルナに言われた「アギア・ガザルの実」を手に入れてこいという言葉を忘れている訳ではない、むしろその為に今こうやって走り回っていた。
──獣人連合は閉鎖的な国家である。
別に差別的な意味合いはなく、単に生活習慣が違ったり適した生活環境に差があるため、種族ごとに住み分けがされているだけなのだが、これが人間──ヒト種がその中に放り出されると、環境の違いや種族的なルールに戸惑って問題を起こすケースが後を絶たなかったため、仕方なく入国管理の際にヒト種は厳重に審査が行われるのだ。
つまり、経歴の裏付けが無いモグリのシンなど、審査されるまでもなくサヨウナラなのである。
その為シンは、こうやって出稼ぎに来ている獣人たちと仲良くなり信頼を得る事で、入国審査官へ口利きが出来そうな人物と渡りを付けようとしている。
要はコネ作りである。
「──おうシン、こないだの塗り薬だけど、四つばかしくんねえか? ちいとばかしウチの若いのがヘマしちまってよ」
「ハイハイ、軟膏を四つですね……ホイ、毎度あり♪ ヘマって、何かあったんですか?」
背負子を地面に下ろして中から薬を取り出しながら、シンは目の前に立っている熊獣人の男に声を掛ける。
薬を受け取りながら男が話すには、
「いやあ、土をかき出した後にデケエ岩があってな、ソイツをみんなで取り除こうとしたんだが、転がる岩に巻き込まれちまったのよ」
そのせいで四人が怪我、うち二人が足の骨を折ったそうだ。
「……それを塗り薬で完治された日には、薬師としては堪ったもんじゃないですねぇ」
「ガッハハハ! まあそう言うな、お前さんの薬の効き目がいいから治りが早えんだ、並の薬じゃ二晩はかかるからな!」
熊獣人の生命力恐るべしである。
薬を受け取ってその場を後にする男に背中を見送りながらシンは、
「……あのオッサンなら結構顔も広そうだし、もう少し仲良くなりゃあ大丈夫かな?」
そう呟きながら、ヨイショと背負子を担ぎながら、
「薬はいかがですか~、怪我から病気、夜遊びに効く薬もございますよ~」
などと陽気に声をかけながら休憩所の中を歩く。そこに──
「──お、ジンじゃねえか、どうしたんだ、こんな所で?」
「────────!!」
バッ──!!
シンが後ろを振り返ると、
「おおやっぱりそうだ。久しぶりだな、ジン!」
そこには、獅子・熊・ウサギ、そして蜥蜴と、多種多様な獣人の四人組が立っていた。
特に、その中でもリーダー格であろうか、平均よりも大きな身体をもつ蜥蜴人などは、喜びの証なのかその太い尻尾で地面をバンバンと叩きながら、目を細めて細い舌をチロチロと出し入れする。
背負った槍から発せられる魔力を周囲にまきながら、ツヤのある緑青の肌と深緑の鱗に身を包んだ蜥蜴人──ルフトは手を振りながら近付いてくる。
「え、えーと……ひ、人違いでは? 私はシンと申しまして……」
「あ? ……ああ、そういやあ向こうじゃあジンって偽名──」
「わーわーわーーー!!」
鬣のようにボサボサの頭髪と頬・顎鬚をくっつけた獅子獣人──オルバの言葉を遮るようにシンは大げさに両手を振ると、その口を手で押さえ込む。
「は・じ・め・ま・し・て! わたくし、旅の薬師でシンと申します」
「うえ? ……ん……んん……」
シンの笑顔の裏から伝わってくる圧力を感じ取り、首を大きく上下に振るオルバと、それを見て気まずそうに視線をそらす残りの三人。
そんな三人を疲れた目で睨んだシンは、大きなため息と共に彼等に釘を刺す。
「頼みますよ、ホントに……ところでみなさん、なんで俺の事が判ったんです?」
今のシンは髪も銀灰色から黒に戻し、服装も革鎧姿ではない。何より「シン」の姿を彼等が見たのは一度きりのはずである。
それなのに、なぜ迷う事無く一度見ただけで判ったのか、それがシンには不思議だった。
そんな、シンの疑問に対する彼等の答えは、
「臭い」
「足音」
「熱」
「………………………………」
変装などという小手先のごまかしは、獣人には通用しなかった。
つい数ヶ月前までは迷宮探索で賑わっていた街ではあるが、今はその古代迷宮がひき起こした騒動による被害からの再建に忙しく、迷宮への侵入は高レベル探索者のみと規制がかかっている。
理由は二つ、中堅以下の探索者がギルドで依頼を受け、期日内に依頼を果たせなかったり迷宮内で死亡・行方不明にでもなられたら、各所への手続きや損失補填など色々と面倒くさいのが一つ、そしてもう一つは、今この街には迷宮探索よりも割のいい仕事があるからである。
大規模灌漑事業──ここリトルフィンガーは、イズナバール湖からライゼンまで水をひくための川を作る一大工事によって以前とは別の賑わいを見せている。
直線距離にして四00キロ弱、常識的に考えて数ヶ年計画で行われるはずの事業だが、着工から三ケ月ほどで既に残り半分近くまで進められている。
というのも、この世界には重機をはじめとした近代的な道具が存在しない代わりに、魔法という、ともすれば機械以上の働きをしてくれる力が存在するからだ。
土属性の魔道士──彼らさえいれば、地面をまるで耕し終えた畑の土の様に柔らかい状態にする事ができ、作業員がそれを運び出すだけで簡単に下地作りは出来る。その後、砂利などを選別して川底に敷き詰めたり、土嚢にして積み上げたりと仕事が捗る。
森林を切り開く場合も、1本々々伐採しなくとも土を柔らかくした後に引き倒してしまえば、例え大木であろうとも簡単に処理できてしまうのだ。
地味な印象を持たれがちな土属性の魔法ではあるが、こういった文字通り泥臭い場面では大変重宝されているため、土属性を操る魔道士の大半は、危険な冒険者などにはならず安定収入が約束された国のお抱えになっていたりする。
とはいえ、魔道士によって作業自体が楽になったとしても、土を運んだり川そのものを作る作業には大勢の人員を必要とする。
そういった直接の力仕事に用意されたのは、迷宮攻略時に共同戦線を張ったライゼン・獣人連合間で交わされた「協定」により、大量に雇用された獣人たちである。
種族によっては体力的に大きなアドバンテージを持つ獣人、彼等を一般人からも広く募集し現場の作業員として雇い入れる事で、ライゼンは事業の迅速化と費用削減、獣人連合側は雇用による外貨獲得と、お互いに旨味のある取引だった。
おまけに獣人連合にとっては、両国間の関係悪化の原因となっていた岩山地帯の土地まで手に入る、国を挙げての支援と言ってもよい規模で人員を動員していた。
そんな中、リトルフィンガーの探索者や冒険者は、昼夜を問わず作業を続ける彼等を魔物などから守るため、警護任務を請け負っている訳である──。
「はいらっしゃーい! よく効く軟膏から疲労回復、体調不良の薬まで各種──はい、毎度あり♪」
リトルフィンガーから八〇キロほど離れた作業員達の休憩所に、シンの景気のいい声が響く。
休憩所と言っても、千人単位で作業員が入れ替わり立ち代り休憩と仕事に出入りする場所である。また、工事が進むたびに休憩所の場所を動かさないといけないので、外から見れば柵で囲まれた簡易砦が一週間ごとに移動しているようにも見える。
そして当然、人が集まればそこには商売の種が生まれる訳で、食事に娯楽、夜になれば扇情的な服を着た色んな種族のお姉さま方の姿も見てとれる。
そんな中シンはと言えば、当然のように薬売りとして商売をしている。
むろん、ヴァルナに言われた「アギア・ガザルの実」を手に入れてこいという言葉を忘れている訳ではない、むしろその為に今こうやって走り回っていた。
──獣人連合は閉鎖的な国家である。
別に差別的な意味合いはなく、単に生活習慣が違ったり適した生活環境に差があるため、種族ごとに住み分けがされているだけなのだが、これが人間──ヒト種がその中に放り出されると、環境の違いや種族的なルールに戸惑って問題を起こすケースが後を絶たなかったため、仕方なく入国管理の際にヒト種は厳重に審査が行われるのだ。
つまり、経歴の裏付けが無いモグリのシンなど、審査されるまでもなくサヨウナラなのである。
その為シンは、こうやって出稼ぎに来ている獣人たちと仲良くなり信頼を得る事で、入国審査官へ口利きが出来そうな人物と渡りを付けようとしている。
要はコネ作りである。
「──おうシン、こないだの塗り薬だけど、四つばかしくんねえか? ちいとばかしウチの若いのがヘマしちまってよ」
「ハイハイ、軟膏を四つですね……ホイ、毎度あり♪ ヘマって、何かあったんですか?」
背負子を地面に下ろして中から薬を取り出しながら、シンは目の前に立っている熊獣人の男に声を掛ける。
薬を受け取りながら男が話すには、
「いやあ、土をかき出した後にデケエ岩があってな、ソイツをみんなで取り除こうとしたんだが、転がる岩に巻き込まれちまったのよ」
そのせいで四人が怪我、うち二人が足の骨を折ったそうだ。
「……それを塗り薬で完治された日には、薬師としては堪ったもんじゃないですねぇ」
「ガッハハハ! まあそう言うな、お前さんの薬の効き目がいいから治りが早えんだ、並の薬じゃ二晩はかかるからな!」
熊獣人の生命力恐るべしである。
薬を受け取ってその場を後にする男に背中を見送りながらシンは、
「……あのオッサンなら結構顔も広そうだし、もう少し仲良くなりゃあ大丈夫かな?」
そう呟きながら、ヨイショと背負子を担ぎながら、
「薬はいかがですか~、怪我から病気、夜遊びに効く薬もございますよ~」
などと陽気に声をかけながら休憩所の中を歩く。そこに──
「──お、ジンじゃねえか、どうしたんだ、こんな所で?」
「────────!!」
バッ──!!
シンが後ろを振り返ると、
「おおやっぱりそうだ。久しぶりだな、ジン!」
そこには、獅子・熊・ウサギ、そして蜥蜴と、多種多様な獣人の四人組が立っていた。
特に、その中でもリーダー格であろうか、平均よりも大きな身体をもつ蜥蜴人などは、喜びの証なのかその太い尻尾で地面をバンバンと叩きながら、目を細めて細い舌をチロチロと出し入れする。
背負った槍から発せられる魔力を周囲にまきながら、ツヤのある緑青の肌と深緑の鱗に身を包んだ蜥蜴人──ルフトは手を振りながら近付いてくる。
「え、えーと……ひ、人違いでは? 私はシンと申しまして……」
「あ? ……ああ、そういやあ向こうじゃあジンって偽名──」
「わーわーわーーー!!」
鬣のようにボサボサの頭髪と頬・顎鬚をくっつけた獅子獣人──オルバの言葉を遮るようにシンは大げさに両手を振ると、その口を手で押さえ込む。
「は・じ・め・ま・し・て! わたくし、旅の薬師でシンと申します」
「うえ? ……ん……んん……」
シンの笑顔の裏から伝わってくる圧力を感じ取り、首を大きく上下に振るオルバと、それを見て気まずそうに視線をそらす残りの三人。
そんな三人を疲れた目で睨んだシンは、大きなため息と共に彼等に釘を刺す。
「頼みますよ、ホントに……ところでみなさん、なんで俺の事が判ったんです?」
今のシンは髪も銀灰色から黒に戻し、服装も革鎧姿ではない。何より「シン」の姿を彼等が見たのは一度きりのはずである。
それなのに、なぜ迷う事無く一度見ただけで判ったのか、それがシンには不思議だった。
そんな、シンの疑問に対する彼等の答えは、
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