聖女召還って言ったでしょ!?~なんだか愛が複雑過ぎませんかね?~

meeero

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聖女召還

さん☆

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あれから、1週間たった。
部屋を移動してからずっと、一日中部屋にこもってる生活だ。
別に、部屋を出ちゃダメって言われては居ないけど…一度、ドアを開けたら、兵士?みたいな人が居て、「どうされたのですか?」って、無表情で言われてから、リュンデルさんも居なかったし怖くて出なかった。
リュンデルさんが、二回ほどに連れてってくれたから良いけど。

それからは、部屋に居るときリュンデルさんが私に付いてくれてるっぽいので、気になったことを教えて貰ったり、暇そうにしてたら本とか持ってきてくれて、見てみた。あれにはびっくりした。見たこと無い文字だったのに読めた。しかも、頭の中で日本語に翻訳?されてた。あれは気持ち悪い感覚だったんですけど…
あと、びっくりしたのが、ずっと日本語だと思っていたらこちらの言葉を話してたって事。
確かに、明らかに外人っぽい見た目の人達が流暢に日本語話すわけないよね!そりゃそうだ!うはははは!

言葉に関しては私が思うに、自動翻訳されてるのかな?って感じ。でも、私が知らない言葉とか、物は、そのままの発音だった。なにそれ?って聞けば教えて貰えた。だから多分、私が知ってるは、勝手に変換されてるんだと思う。だから、見た目は若干変わっても向こうと同じのモノ結構あるんだなって分かった。リンゴとか、食べ物は結構同じで安心した。同じで安心したけど、この世界特有のモノは、やっぱりあるっぽい。
ご飯中とか、色々リュンデルさんに教えて貰った。
やっぱり、全然知らない世界だった訳で。
リュンデルさん達の見た目もそうだったけど、髪色もカラフルっぽくておシャンな世界ダナーって思ってたのが地毛って知ったときも驚いたけど。

だけどリュンデルさんは、メイドとしてお仕事してるから、四六時中くっついて話し掛けることも出来ないから、リュンデルさんがお仕事してるときは、大人しく、ソファーに座って窓の外とか見てボーッとしてた。

「ナスカ様、お散歩など、なさりますか?」

「え、良いんですか?」

「はい。大丈夫でございますよ」

「…いつもの庭って、1人で行けたりします?」

「あら!私がご案内致しますよ?」

「リュンデルさん、お掃除中ですし!やっぱり、…ダメですか?」

リュンデルさん…監視だったか…としょんぼりしてたら、リュンデルさんはにっこり笑って

「大丈夫でございますよ。私が案内致しました所はご自由にお行きになっても。ただ、知らぬ場所は作法などもありますので、私がご説明さしあげれたら、と思ったのでございます…ナスカ様には不自由なくお過ごし頂く様に、と言われておりますので」

「あぁ、なるほど、でもいつもの庭だけなんで、1人で行きたいです!」

「はい、かしこまりました」

やった!ウキウキがばれたのかリュンデルさんはおほほと笑っていた。

「あ、そういえば、あの窓から見えるあそこって、ドア全開何ですけど、なんですか?」

私は窓に寄って気になっていたことを聞いた

「どれでございます?ああ、あそこは、簡易祭壇ですね」

「祭壇…」

「はい。私どもが信仰しております神の簡易祭壇がございます。」

「なるほど…」

「あそこは、いつもは閉まっておりますが、今は教会より神官長様がお見えになっておりますので解放されております」

「へぇ」

「ナスカ様もご覧になられますか?あそこは彫刻がキレイでございますよ?」

「大丈夫なんですか?」

「はい、神官長様も四六時中居るわけではないので、無人かと思われますけど、見る分にはご自由にして大丈夫でございます」

「行ってみます!」

この世界に来て初めてのひとり行動だ
意気揚々とドアを開けたら、やっぱり兵士が居て…

「どうされたのですか?」

やっぱり聞いてきた。

「ふふん、お庭にです。」

リュンデルさんに、許可は貰ったのよ!

「ご案内致しますか?」

「あ、や、大丈夫です!」

また無表情で怯んだ

「かしこまりました。お気をつけて」

意に介さず兵士さんはにこっと笑った。…意外と良い顔してるのね、私は誤解してたのかしら、あなたの事…

それから意気揚々と歩いた。
監視されてる訳ではなかったぽいけど、あれからオーゲンさんからのは無いし、放置されてるのかも…

ちょっとだけムカッと来たけど、あまり顔には出さないようにした。せっかくの1人行動だしね。

それにしても、あまり人にすれ違わないけど、ちらほら人がいる。ただ、なんか、見られている…?視線感じてそっち向くとぱっとそらされる。

………ーーだからっ、気分悪いんですけどっ……?
何なんだ、いったい。そんなあからさまに反らさなくとも良いだろうに。遠巻きにされてる

視線が無いとこにとっとと行こう。祭壇ってのが無人なのよね…?

「わぁ、」

ドアをヒョコっと覗くと、キレイな彫刻が目に飛び込んだ
ホント、すっごいキレイ!近くで見たいけど…誰か居るかな…?
周りを見ると、1人ポツンと端のほうで椅子に腰掛け壁に凭れながら読書している男の人が居る。
まさか、神官長って人?と思ったけど違うかも…周りに結構な本があるし、何より神官長っぽくない服装だ。単に静かな読書がしたい人何だろう。「おじゃまします」って小声で言ってみて私も中に入ってみた。
祭壇って言うから、もっとこう…儀式するのかと思ってたけど、ただの教会だ。ちょっと小さいけど。いっぱい長椅子が並べられてるし。前の方は広めにスペースがあって、ちょこんとお祈り捧げれそうな所あるけど、良くわかんないからあまり近づかないでおこう。

前から2列目の長椅子にそっと腰かけてみた。最前列には、座れないけど、一番近くでせっかくなら見たいじゃない?
読書中の人は反対側だし、本から目を反らさないから良いよね?別に。私に気付いてないっぽいし

なんか、落ち着くんですけど…
確かに彫刻は神々しいけども。周りもきらびやかだけども。なんだろ、静かな空間って素敵だわ…あの人がたまに捲るページの音が響いて。

正面の彫刻のモチーフって何て言う神何だろうか…
大きな翼があって中の人はすっごいおキレイな顔で女神なんだろうけど、スッポンポンなのがちょっと気になる。まぁ、性器はなーんも無いけど。そこは多分はしょったのだろう。イヤらしくない、美しい彫刻ね。
ほら、海外の昔の彫刻って、モロ出しで、アートだって言われても…居たたまれなくなるのよ、私。
正面なんかとてもじゃないが居れない。ダビデ像とか特に。何、とは言わぬが…


しばらくボーッとしていた。

「さて、」

と急にパンッと本を閉じた音が響いてびっくりしてしまった。一定のリズムで本を捲っていたその人が、本を小脇に抱えたまま、こちらに歩いてきた。

「あ、ごごご、ごめんなさいぃ」

超絶美形なお兄さんが、無表情で近付いてくる。少ーーし眉にシワを寄せてる気がしないでもないし…
美形過ぎて怖い…私に気が付いて無いんじゃ無かったの…!?1回も本から顔を上げなかったし!ピクリともしなかったじゃないの…!?私、ただ座ってただけです…!!なーーんも、やましいことしてないの、、

ジリジリと長椅子をお兄さんから逃れる様に後退してたけど、それより速く、お兄さんが私の前に来た。

ひゃぁあぁ!怖い、怖いよ!!その多分銀髪も青みがかってて、余計クールビューティーに磨きがかかってるし!あと、身長高いし!!圧迫感が尋常じゃないわ!!!

ブルブル震えていたら、お兄さんは、はぁっとため息を吐いて

「何か、気になる事があるのだろう。そんなに食い入るようにエウレンティリカ様を見つめて。私で良ければ、お教えしよう」

そして、長椅子にどかっと、だが優雅に座った
なんて良い声だったんだ…体がムズムズ、ゾワゾワとした。なんちゅうバリトンボイス…声優顔負け過ぎなんですけど…

「あ、なんで…」

ゾワゾワがまだ収まらない私は、どうやら腰が抜けたっぽい。逃げる事も出来なくなり、このお兄さんとの会話を続けるしか道は無い。

「なに、私に喋りかけるでもなく、祈りを捧げるでもなく、ただちょこんと座り、バカみたいに食い入るように前だけ見つめて居るからな。」

何か、気になるものが有ったのだろう?と、また本を開いた。

「特に何も、無いですけど…」

ただぼーっと見てただけだ。

「そうか」

そう言いながら、元の場所に戻るでもなく本を読んでいる。

え!?元の場所戻んないの!!?ここで読んじゃうの…!?

「あの、元の場所に戻られないんですか…?」

「………」

意を決して、喋りかけたのに!無視!?
なんなの!!この人!!!








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