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第六章 ダンジョン編
第109話 分断
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”ガコン”
「「うわぁ~! ああああ・・・」」
”ボフッ! ドカッ、ドカッ・・・”
何人かが床の罠にかかり下の層に落ちた。周りは真っ暗。持っていた魔石ランタンの灯が落ちた拍子で消えてしまい何も見えない状況だ。
「痛てて、皆さん大丈夫ですか?」
「僕は何とか」
「オレも平気だ」
「ちょ、ちょっと!」
"バシッ!”
「あたっ!」
「トウマ。どこ触ってんのよ! まったく」
「ゴメン。何も見えなくて」
なんか柔らかいものを触った気が。ロッカだったのか。
「私が最後だったからよかったけど、先だったら皆に潰されてたところよ」
「上から落ちたのは僕たち4人だけのようだな」
セキトモは手探りで一緒に落ちた魔石ランタンを探した。
「まだ歩き回らないでくれよ。ランタン踏み潰さないようにな。
・・・あった。壊れてなければいいけど」
セキトモが手にした魔石ランタンのスイッチを入れると、周りが明るく照らし出された。
どうやらどこかの部屋にいるようだが閉ざされている場所ではなさそうだ。
皆が滑り台のような急こう配から滑り落ちて当たった壁には分厚いクッションが設置してあった。坂を登って元の場所に戻るのは無理そうだ。例え登れたとしても閉ざされた床を押し開ける事は出来ないだろう。
「このクッションのお陰で大した怪我もせずに済んだようですね」
「この罠は運営が管理してるっぽいわね」
「トウマ、レオ、悪いけど少しこのクッションを動かしてくれないか?
このクッションの裏側を見てみたい。
落ちたとき何かに当たった感じがしたんだ」
トウマとレオの二人はクッションを少し動かした。皆で裏側を覗くと円錐の先が折られている形状の石が多数並んでいた。床には折られている尖った石が落ちて散らばっている。
「こ、これって・・・」
「当たったときの違和感はこれだったのか。クッションもなく先が折ってなかったら僕たち串刺しになっていたかもしれないぞ」
「危なかったな」
「これって命に関わる罠よね?」
「元ね。運営が処置していなかったらと思うとゾッとするよ」
レオはもう一つの魔石ランタンを拾い、スイッチを入れてみた。ランタンは明るく光り出した。
「こっちも大丈夫みたいだ。
お前ら荷物は無事か?」
「どうだろ? 俺の携行食は潰れたかも」
「まずいな。皆、一、二食分の携行食と水があるかどうかだよね?」
「・・・まずいわね。残りはバンのリュックに入れて貰ってるんだったわ」
「早めに合流するか、ダンジョンを出ないとですね」
「動くぞ。ここで待っていても上に残ったやつらの助けはないだろ」
『了解!』
◇◆
数分前。
”コン、コン”
「この床開いたよな?
俺の目の錯覚じゃなければあいつら下に落ちてったよな?」
イズハとチナはオロオロしている。
「あっという間で助けるすべがなかったっす。
じ、自分どうしたらいいっすか?」
「ボクたち置いて行かれたのかにゃ?」
「イヤ、イヤ。あいつらが罠にかかっただけだろ」
「心配ですが一旦落ち着きましょう。
まだ5層の序盤の罠ですから無事だと思います。
下に閉じ込められている可能性も低いでしょう。
この罠があった床は一定以上の重さで開く仕組みなのかもしれませんね」
「レオとセキトモの重量コンビにトウマ、おまけでロッカか。十分にありえるね。
残った俺たち4人の重さと荷物合わせても足りないだろうな。
今のとこ俺たちが床に乗ってもまったく開く気配がないし」
「あの奥の宝箱を持って来てみるっすか?」
「罠があると思うにゃ」
「いや、もう罠は引っかかったろ? あいつらが。
そもそもあの宝箱を開けようとこの部屋に入って来たんだ」
クルーロは宝箱の元に足を運び無造作に宝箱を開けた。中には金の延べ棒が山のように入っていた。クルーロは金の延べ棒のひとつを取り出し確認した。
「これは・・・偽物だな」
「でしょうね。重りを持たせて帰りに罠に落とす仕掛けだったのでしょう」
「なるほどな。あいつらが想定以上に重かったから宝箱から重りを持ち帰る前に落ちたって訳だ。わはは」
「クルーロ、それ笑えないにゃ」
「私たちも重りを加えて下に降りてみますか?」
「バン、冗談だろ? そんなん嫌に決まってるじゃん」
「それはボクもやだ」
「あっちにはセキトモがいるし、危険な探索をしようとしたら止めてくれるだろう。
無事なら6層のセーフティゾーンを目指すんじゃないかな?
俺たちは5層のセーフティゾーンからマッピングして来てるから戻りで迷う事はないし、このまま探索を続けて下に降りれそうな所があったら降りてあいつらを探す感じでいいんじゃないか?」
「マッピングした地図をバンが持ってたから助かったにゃ~」
「そっか。あいつらが持ってたら俺たちも迷ってたかもしれないな」
「自分は何となく頭に入ってるっすよ」
「そうなの? イズハやるじゃん。ま、俺も入ってるけど」
「クルーロ。ウソはよくない」
「う、何となくなら俺も覚えてるって」
「ボクはクルーロを半分しか信じてないにゃ」
「ワーオ、おい聞いたか? 俺、チナから半分も信じて貰えてるぞ。
半分あれば十分だよな!
それじゃ、話を戻すぞ。俺たちはこのまま進む。バンもそれでいいか?」
「はい。私たちがダンジョンを出て待つより6層に降りて早めに合流できたほうがよいですからね」
「よし! 迷子探索に出発だ!」
◆◇
トウマ、ロッカ、セキトモ、レオの4人は罠で落ちた部屋から出て方位磁針を頼りに通路を西に向かったが行き止まりだった。一旦、罠で落ちた場所に戻り、今度は真っすぐに長い東の通路を進むと左右の別れ道に出た。
「どっち行きます?」
「トウマ、その前にあそこにもランタンがあるみたいだ。あれも点けよう」
「手持ちの魔石足りますかね?」
通路の100~200m間隔に一つといった感じで魔石ランタンが設置してある。燃料である魔石が切れて消灯しているもののランタンが設置してあることから運営が管理しているエリアであることが分かる。
明かりがあるとないでは視界の広がりがまったく違うのでランタンを見つける度に魔石を補充して点けながら進むことにしたのだ。手持ちのランタンでもある程度明かりは確保できるが後方に明かりがあれば後方からのモンスターの襲撃に対応しやすいということもある。明かりがある所まで退避して戦闘することも可能だ。何より暗がりの中、手元以外の明かりがあるだけで安心感が増す。
トウマはセキトモに肩車をしてもらい設置型の魔石ランタンに魔石をセットした。
「お、点きましたよ!」
設置型の魔石ランタンの輝度は低く、眩しくは感じない。要は光が弱いのだ。明るさを抑えてあるので魔石1個で1週間程度は点いているだろう。
「少し、ここで休憩にするか?」
「右へ行くか左へ行くか迷うわね」
「ロッカ、お前が決めろ。危険な匂いのしないほうを選べばいい」
「私の勘頼り?」
「この中ではお前の勘が一番鋭いだろ」
「おだてても何も出ないわよ。ハズレても文句言わないでよね」
ロッカはしばらく考え、右の通路を選択した。
小休憩後に右の通路を進んで行くと、迷宮と洞窟が入り混じった広い場所に出た。下り坂の半層くらい下に見える遠い場所には設置されたランタンが点いている通路が見える。
「もしかして当たり?」
「いや、待ってくれ。その手前、大きな何かが動いてる。
あれモンスターじゃないか?」
「巨大に該当しそうだな。クエスト対象かもしれん」
「久しぶりに大物との戦闘ね。やっぱり当たりだわ!」
「全然、当たりじゃないですよ!
あれ倒さないと先に進めないじゃないですかー」
ロッカは口にしなかったが左右の通路選択で敢えて危険な匂いのするほうの通路を選択していた。少し退屈していたのだ。逆の左の通路を選択していれば遠回りだが安全に第6層のセーフティゾーンに着いていただろう。
「レオ、セキトモ、ランタンの明かり弱めて。
あのモンスターまだこっちに気づいてないと思うわ。
近くの岩陰まで行ってどんなやつか確認するわよ」
「「うわぁ~! ああああ・・・」」
”ボフッ! ドカッ、ドカッ・・・”
何人かが床の罠にかかり下の層に落ちた。周りは真っ暗。持っていた魔石ランタンの灯が落ちた拍子で消えてしまい何も見えない状況だ。
「痛てて、皆さん大丈夫ですか?」
「僕は何とか」
「オレも平気だ」
「ちょ、ちょっと!」
"バシッ!”
「あたっ!」
「トウマ。どこ触ってんのよ! まったく」
「ゴメン。何も見えなくて」
なんか柔らかいものを触った気が。ロッカだったのか。
「私が最後だったからよかったけど、先だったら皆に潰されてたところよ」
「上から落ちたのは僕たち4人だけのようだな」
セキトモは手探りで一緒に落ちた魔石ランタンを探した。
「まだ歩き回らないでくれよ。ランタン踏み潰さないようにな。
・・・あった。壊れてなければいいけど」
セキトモが手にした魔石ランタンのスイッチを入れると、周りが明るく照らし出された。
どうやらどこかの部屋にいるようだが閉ざされている場所ではなさそうだ。
皆が滑り台のような急こう配から滑り落ちて当たった壁には分厚いクッションが設置してあった。坂を登って元の場所に戻るのは無理そうだ。例え登れたとしても閉ざされた床を押し開ける事は出来ないだろう。
「このクッションのお陰で大した怪我もせずに済んだようですね」
「この罠は運営が管理してるっぽいわね」
「トウマ、レオ、悪いけど少しこのクッションを動かしてくれないか?
このクッションの裏側を見てみたい。
落ちたとき何かに当たった感じがしたんだ」
トウマとレオの二人はクッションを少し動かした。皆で裏側を覗くと円錐の先が折られている形状の石が多数並んでいた。床には折られている尖った石が落ちて散らばっている。
「こ、これって・・・」
「当たったときの違和感はこれだったのか。クッションもなく先が折ってなかったら僕たち串刺しになっていたかもしれないぞ」
「危なかったな」
「これって命に関わる罠よね?」
「元ね。運営が処置していなかったらと思うとゾッとするよ」
レオはもう一つの魔石ランタンを拾い、スイッチを入れてみた。ランタンは明るく光り出した。
「こっちも大丈夫みたいだ。
お前ら荷物は無事か?」
「どうだろ? 俺の携行食は潰れたかも」
「まずいな。皆、一、二食分の携行食と水があるかどうかだよね?」
「・・・まずいわね。残りはバンのリュックに入れて貰ってるんだったわ」
「早めに合流するか、ダンジョンを出ないとですね」
「動くぞ。ここで待っていても上に残ったやつらの助けはないだろ」
『了解!』
◇◆
数分前。
”コン、コン”
「この床開いたよな?
俺の目の錯覚じゃなければあいつら下に落ちてったよな?」
イズハとチナはオロオロしている。
「あっという間で助けるすべがなかったっす。
じ、自分どうしたらいいっすか?」
「ボクたち置いて行かれたのかにゃ?」
「イヤ、イヤ。あいつらが罠にかかっただけだろ」
「心配ですが一旦落ち着きましょう。
まだ5層の序盤の罠ですから無事だと思います。
下に閉じ込められている可能性も低いでしょう。
この罠があった床は一定以上の重さで開く仕組みなのかもしれませんね」
「レオとセキトモの重量コンビにトウマ、おまけでロッカか。十分にありえるね。
残った俺たち4人の重さと荷物合わせても足りないだろうな。
今のとこ俺たちが床に乗ってもまったく開く気配がないし」
「あの奥の宝箱を持って来てみるっすか?」
「罠があると思うにゃ」
「いや、もう罠は引っかかったろ? あいつらが。
そもそもあの宝箱を開けようとこの部屋に入って来たんだ」
クルーロは宝箱の元に足を運び無造作に宝箱を開けた。中には金の延べ棒が山のように入っていた。クルーロは金の延べ棒のひとつを取り出し確認した。
「これは・・・偽物だな」
「でしょうね。重りを持たせて帰りに罠に落とす仕掛けだったのでしょう」
「なるほどな。あいつらが想定以上に重かったから宝箱から重りを持ち帰る前に落ちたって訳だ。わはは」
「クルーロ、それ笑えないにゃ」
「私たちも重りを加えて下に降りてみますか?」
「バン、冗談だろ? そんなん嫌に決まってるじゃん」
「それはボクもやだ」
「あっちにはセキトモがいるし、危険な探索をしようとしたら止めてくれるだろう。
無事なら6層のセーフティゾーンを目指すんじゃないかな?
俺たちは5層のセーフティゾーンからマッピングして来てるから戻りで迷う事はないし、このまま探索を続けて下に降りれそうな所があったら降りてあいつらを探す感じでいいんじゃないか?」
「マッピングした地図をバンが持ってたから助かったにゃ~」
「そっか。あいつらが持ってたら俺たちも迷ってたかもしれないな」
「自分は何となく頭に入ってるっすよ」
「そうなの? イズハやるじゃん。ま、俺も入ってるけど」
「クルーロ。ウソはよくない」
「う、何となくなら俺も覚えてるって」
「ボクはクルーロを半分しか信じてないにゃ」
「ワーオ、おい聞いたか? 俺、チナから半分も信じて貰えてるぞ。
半分あれば十分だよな!
それじゃ、話を戻すぞ。俺たちはこのまま進む。バンもそれでいいか?」
「はい。私たちがダンジョンを出て待つより6層に降りて早めに合流できたほうがよいですからね」
「よし! 迷子探索に出発だ!」
◆◇
トウマ、ロッカ、セキトモ、レオの4人は罠で落ちた部屋から出て方位磁針を頼りに通路を西に向かったが行き止まりだった。一旦、罠で落ちた場所に戻り、今度は真っすぐに長い東の通路を進むと左右の別れ道に出た。
「どっち行きます?」
「トウマ、その前にあそこにもランタンがあるみたいだ。あれも点けよう」
「手持ちの魔石足りますかね?」
通路の100~200m間隔に一つといった感じで魔石ランタンが設置してある。燃料である魔石が切れて消灯しているもののランタンが設置してあることから運営が管理しているエリアであることが分かる。
明かりがあるとないでは視界の広がりがまったく違うのでランタンを見つける度に魔石を補充して点けながら進むことにしたのだ。手持ちのランタンでもある程度明かりは確保できるが後方に明かりがあれば後方からのモンスターの襲撃に対応しやすいということもある。明かりがある所まで退避して戦闘することも可能だ。何より暗がりの中、手元以外の明かりがあるだけで安心感が増す。
トウマはセキトモに肩車をしてもらい設置型の魔石ランタンに魔石をセットした。
「お、点きましたよ!」
設置型の魔石ランタンの輝度は低く、眩しくは感じない。要は光が弱いのだ。明るさを抑えてあるので魔石1個で1週間程度は点いているだろう。
「少し、ここで休憩にするか?」
「右へ行くか左へ行くか迷うわね」
「ロッカ、お前が決めろ。危険な匂いのしないほうを選べばいい」
「私の勘頼り?」
「この中ではお前の勘が一番鋭いだろ」
「おだてても何も出ないわよ。ハズレても文句言わないでよね」
ロッカはしばらく考え、右の通路を選択した。
小休憩後に右の通路を進んで行くと、迷宮と洞窟が入り混じった広い場所に出た。下り坂の半層くらい下に見える遠い場所には設置されたランタンが点いている通路が見える。
「もしかして当たり?」
「いや、待ってくれ。その手前、大きな何かが動いてる。
あれモンスターじゃないか?」
「巨大に該当しそうだな。クエスト対象かもしれん」
「久しぶりに大物との戦闘ね。やっぱり当たりだわ!」
「全然、当たりじゃないですよ!
あれ倒さないと先に進めないじゃないですかー」
ロッカは口にしなかったが左右の通路選択で敢えて危険な匂いのするほうの通路を選択していた。少し退屈していたのだ。逆の左の通路を選択していれば遠回りだが安全に第6層のセーフティゾーンに着いていただろう。
「レオ、セキトモ、ランタンの明かり弱めて。
あのモンスターまだこっちに気づいてないと思うわ。
近くの岩陰まで行ってどんなやつか確認するわよ」
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