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お互いの家からも了承が出て、旅行がてら解呪に当たることが正式に決まった。
ただ父は何となく歯切れが悪く、何度も大丈夫か、と心配していた。番ではないアルファとオメガが旅行、というのは表面上、体裁が悪いといえばそうなのかもしれない。
僕は一貫して、依頼だから、と言い続けた。だが、他のアルファと宿泊、ということになったら、頷いていたのかは疑問だ。
つばの広い帽子を被った僕は、その日の朝に迎えに来た馬車の前に立っていた。
中から降りてきたフロードも今日は軽装だが、立ち振る舞いの優雅さから、お忍び、という空気は拭えない。
手を広げた彼は、出会うなり軽く僕を抱き込んだ。
「素敵だよ。普段の服が落ち着いているから分からなかったけど、シュカは童顔だなあ。普段よりも幼くて、構いたくなる」
「……あ、ありがとう…………」
暑いから、と馬車の中に招かれると、以前と同じように空間ごと温度が調整されていた。
浮きそうになった汗が、さっと引いていく。
座席に腰掛けると、当然のように彼は隣に座った。目前の机には新しい菓子箱が置かれている。
「これ、うちの父がシュカにって」
「え? …………僕、あの。フロードの父君には、何もしてないよ」
「はは。君がお菓子が好きだと言ったら、自分も用意すると言ってきかなくてね。父が運営している農場で採れた果物を使っているそうだよ」
中身を持ち上げてみると、生地の表面が薄く黄に色づいている。
ふっかりとしたそれを口に含むと、柔らかい甘みが舌先に届いた。だが、日持ちするようにか水分は少ないようで、僕は準備されていた飲み物の容器を持ち上げた。
中身は薄めの果実水だ。口の中が洗われるように、すっきりした後味だけが残る。
「ありがとう。この果物も美味しいね」
「良かった。私が君のことを話すから、まだ会っていない事を忘れているみたいで、機会があれば顔を見せてあげてほしい」
「うん。別荘もお借りしてるし、それも含めてご挨拶したいな」
とはいえ、直ぐに挨拶には行けないだろう。後日、手紙とお礼の品をフロードに託すつもりだ。
彼の父といえば、見合いどうこう、という話があった事を思い出す。本人から言及されないことを僕がとやかく言うつもりもないのだが、彼の真意は気になっている。
ちらりと横顔を見て、やっぱり何も言い出せずに口を噤んだ。
港町は、眩しい日差しと、暑い季節特有の活気に溢れている。
到着後にフロードが手配してくれていた店で海鮮をたらふく食べ、それから徒歩で通りを散策することにする。
僕はともかく、大貴族とも呼べるローレンツ家の一員が街歩きして大丈夫かと思ったのだが、護身術くらいは嗜んでいるよ、とあっさりしたものだった。
僕の方は魔術に任せて体術の習得を疎かにしており、何か言えるような立場ではない。
「本屋、寄っていい?」
「いいよ。私も気になる」
古くからある店構えの書店は、外からの日差しを遮るように窓がなかった。
店内の様子は外観からは伺えず、フロードが重い扉を開いてくれるのをそわそわしながら待つ。
「わ……」
店内は本の山で、天井が高く、通路は狭い。店の端には梯子が置かれており、高所の本は梯子伝いで取るようだ。
埃っぽいにおいはなく、紙の匂いだけがいっぱいに詰まっていた。
店の奥では、新聞を広げた壮年の店主がこちらに気づく。
「いらっしゃいませ。何かお探しですか?」
店主の頭の色は新聞と同じ灰色、白髪混じりの髪と髭は、書店の歴史を感じさせる。
彼は新聞から手を離すことはなく、僕が、何もない、と言えばまた直ぐに読み始めるだろう。
「水妖のことを調べています。関連する書籍はどの棚にありますか?」
店主はゆっくりと新聞を畳む。安楽椅子から立ち上がると、僕に向け、ちょいちょい、と手招きをした。
後ろに手を組んで進んでいくのは、店の隅に当たる部分だ。
「最近、水妖が歌ったんだよ。嬉しいことでもあったかね」
「え? う、歌うんですか?」
水妖の歌う港町、とは古い伝説ばかりのことだと思っていた。今でも歌っている、という事実に声が裏返る。
店主は顔をくしゃりと崩す。
「歌うよ。でも、聞ける者と聞けない者がいる。聞けない者が多いから、昔の伝説、ってみんな聞こうともしなくなってなあ。だから、興味を持ってくれるのは嬉しいよ」
「水妖が歌ったの、いつですか!?」
「三日前くらいだったかな。……そんなに興味があるのかい?」
店主は本棚から本を抜き取ると、まずフロードに数冊持たせた。更に移動して本棚から本を抜き取り、僕に数冊持たせた。
最後に自分の片腕に本を数冊持つと、また手招きをして、先ほど店主が新聞を読んでいた机に戻る。
店主は机の上に本を置くと、近くに放ってあった椅子を二脚引いてきた。机に本を載せるよう言われ、言われた通りに本を置く。
「これらの本は、とんでもなく高価いんだよ。必要な分だけ読んで、書き写していくといい」
店主は店の端から紙切れを持ってくると、近くに筆記具を寄せた。
僕は有難く紙を受け取り、頁を捲った。隣に座っているフロードからも、紙の擦れる音が響く。
僕の手にした本は、屋敷で集めた書籍よりも更に、水妖の生態に関して詳しく記録がされている。フロードの手持ちの本についても尋ねると、伝承や民話と呼ばれる物語が収められた本だそうだ。
二人して熱中して読み、時おり紙へと書き付けた。店主は黙って、新聞に目を通し続ける。
「シュカ」
唐突に、くい、と袖が引かれた。顔を上げ、示された頁に目を向ける。
「ここ。シュカの言っていた、西の魔女の呪いを解いた日のことが書かれているよ」
「え。でも、なんで水妖に関する書籍にその記載が……?」
疑問に思いながらも、素早く文字を追う。
『若き王の呪いが解けた日。一日じゅう家妖精はざわざわと騒がしくして落ち着かず。港町では水妖が声を上げ、歌い続けた。特に水妖の声は港町に長く住む者たちでも聞いたことのない程の喜びに溢れ、その日はみな漁を休んで聞き惚れた。こんな日に船を出したら沈められちまう、港の者たちはそう言って笑いあった』
二度、三度と読み返して、僕の仮説がまるっきり間違ってもいないようだと悟る。
東の魔術師が呪いを解く術を与え、呪いが解けた時、水妖は喜んだのだ。この二者の繋がりを察するには十分な材料だった。
二人して腕組みしていると、店主が新聞から持ち替えた本から視線を上げた。
「西の魔女のことも調べてるのかい?」
「あ、はい。西の魔女、東の魔術師と、水妖の関わりについて調べていて……」
「そうかい。よく西の魔女はともかく、東の魔術師と水妖に関わりがあると分かったね。書籍にはほとんど載っていないだろうに」
僕は目を丸くして、店主を見つめた。店主は面白そうに笑って、手元の頁を捲る。
「東の魔術師は、この町をよく訪れていたようだよ」
「何故?」
「さあ。森の中で過ごしていたら、偶には海でも見たくなるのかねえ」
店主ののんびりした言葉に、ふふ、と隣でフロードが笑った。
「確かに、偶には海でも見たくなるね」
「そういうものかなぁ……?」
一気にのんびりとした空気になる中、また頁に視線を落とし、調査を再開する。
途中から、フロードは本を一箇所に纏め始めた。積み上がった本を見て、僕は彼の意図を悟る。
すべてに目を通し終えると、僕たちは書き付けた紙を纏め、筆記具に蓋をする。横目で様子を見ていた店主は、片付け終えると共に立ち上がる。
「情報は集まったかね?」
「はい。ありがとうございました。それで、この本なんですが……」
僕が言い出すより先に、そっとフロードに手で制される。
視線を上げると、にっこりと笑って更に駄目押しされた。
「後から人をやるから、その人間に本を預けてもらえるかな。その時に、代金も持たせる」
「…………おや。本日はお忍びで?」
「はは。名乗るのが遅れたが、フロード・ローレンツという。涼しい店内で読めて助かったよ」
「いえ。こちらこそ、お買い上げありがとうございます」
フロードは別荘の管理人の名を挙げると、すべての本の代金を聞いて書き留めた。
僕の小遣いでは少し頑張った買い物になる金額だったが、彼は何でもないような顔をしている。
店を出る空気になった時、僕は尋ね忘れていたことを思い出した。
「あの、ついでにご存じだったら教えていただきたいんですが、水妖に会いたかったら、何処に行けばいいですか?」
「これはこれは。……何百年も時を戻ったようなことを言いなさる」
そう言いつつも、昔によく水妖を見かけた、と言われている浜辺の場所を、紙に図で示してくれた。
文字を書き付けた紙と地図を受け取り、鞄に仕舞う。
「お世話になりました」
「またどうぞ」
店主は手を振り、僕たちを見送る。店の扉から通りに出ると、一気に眩しい日差しが戻ってくる。
僕は思い出したように帽子を被り、先ほど貰った地図を取り出す。
「ここ、行ってみる?」
「ああ。人の多い昼間には出てこないだろうけど、位置だけ確認しに行こうよ」
影伝いに歩き、途中で水分補給をしながら通りを抜ける。眼前に広がるのは一面の海だった。
真っ青な海が、薄い青空を背負っている。地平線近くには小さな船影がちらほらと見えた。
海沿いの道を歩いて行くと、高い岩の影になるような位置に指示された浜辺はあった。僕は地図を畳んで鞄に仕舞うと、柔らかい砂浜に靴底を沈める。
思ったよりも深く沈み、体勢を崩すと、背後から受け止められた。
「気を付けて」
「びっくりした。……ありがと」
慎重に脚を進めると、波打ち際に辿り着いた。波が揺れて泡立ち、境界線を何度も白く浮き上がらせる。
周囲を見渡すと、岩場で釣りをしている姿が見えた。昼間には、多少、人が出入りする場所らしい。
「……うぅん。風が強くて気持ちがいい場所だけど。こんなに人目があったら、水妖が姿を見せそうにない、かな」
風を受けて気持ちよさそうな顔をしていたフロードは、靴を履いたまま、ざぶざぶと海へ入っていく。
服の裾が濡れているのも気にしていないようだ。
「ああ。姿が見えるとしても夜のはずだ。時間を変えて見に来よう」
大きな掌が海水を掬い、ぱっと周囲に撒き散らした。
彼の生まれ持つ色彩は、水を連想させるそれだ。空と海の中にあって、異物には思えない。いっそ、彼ごと景色に閉じ込めてしまいたくなるような姿だった。
足下が濡れるのは気になったが、追うように海に入った。水に濡れた部分はすっと体温を下げる。
「シュカ」
伸びてきたフロードの手を取る。頭が暑くて、茹で上がってしまいそうだ。
波に足を取られないように、二人で手を繋ぎながら波打ち際を歩いた。水に触れている間は涼しく、波の寄せる音は、彼の魔力に似ている。
繋いでいる手の間は暑いのに、汗が滲んでも互いに放そうとはしなかった。
「こういうの、貴族らしくはないけど、楽しいね」
そう言うと、二人の間で手が揺らされた。
「貴族だって、遊んでもいいはずだよ」
彼の胸が痛まない以上、僕の存在は有象無象と同じだ。こうやって戯れても、呪いが解けたらきっと繋がりは絶たれる。
眩しい陽の下で、水を跳ね散らかしながら、ただ歩く。こんなに近くにいるのに、少しの好意も抱かれていないのが哀しかった。
海から上がると、足を振りながら砂浜を踏む。僕たちが浜辺から道に戻るのと入れ替わりになるように、二人連れが砂浜へ向かってくる。
「こんにちは」
「ああ。こんにちは」
二人連れのうち、背の高い金髪の男がこちらへ頭を下げる。もう片方の青年はフードで日差しを遮っており、長い髪以外の特徴は窺えなかった。
だが、ローブを着ている以上、魔術師だろう。勝手に好感を抱きながら、笑みを浮かべた。
「汚れてもよければ、海に入ると涼しかったですよ」
「へえ、ありがとうございます。……入ろうかな」
男はそう返事をすると、ローブ姿の片割れの背を押した。
その瞬間、涼しげな声が押された人物から発せられる。声音に生成された波があまりにも美しく、僕は目を丸くする。
「君だけ入りなよ」
短い言葉だけ、二人はそれから海に近づいていったが、僕はその背中を呆然と見送った。
フロードは不思議そうに僕の背を叩く。
「どうしたの?」
「いや。あんなに魔術に適した声が、この世に存在するんだ、と思って」
「へえ。あの魔術師の方、綺麗な声だとは思ったけど……何か違うの?」
「芯があって、でも適度に揺れている。海みたいな声。ああいう声って、何故か魔術の出がいいんだよね。詠唱したら、術式の効果が何倍にも膨らみそう」
僕たちは魔術談義を挟みつつ、海辺から離れる。
別荘に帰ったら、夕方は何を食べよう、そう言い合う旅行の始まりだった。
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