魔術師さんは呪いに掛かった商人に恋人だと思い込まれている

さか【傘路さか】

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 クランツは有言実行、とばかりに、翌日に両親の店の倉庫から納品できなかった大量の商品を引き上げていった。

 しかも、代金は引き換えに一括で置いていってくれ、今後も継続的な取引をする話が進んでいるらしい。

 商品もほぼ言い値が通ったそうで、両親からは不思議そうにクランツの事を尋ねられた。

 二人には、クランツから口説かれたことは話していない。念のため身の回りには気をつけるように、というような注意をされるに留まった。

 解呪について勉強し、荷造りや仕事の調整をしていると、あっという間に約束していた出発の日がやってきた。

 二人きりで馬車に乗り、転移魔術式を使用して馬車ごと目的地近くまで跳ぶ。昼過ぎには目的の別荘に辿り着いていた。

 別荘はさすが大商会の持ち物だけあって広く、見事な建物だった。建物に入ると、長い廊下を抜けた先へと案内される。

「部屋はここを使って。客室の中では広い方だと思うよ」

「掃除も済んでいるんですね」

「少し前に清掃人を入れたからね」

 私には、客人に宛がうにしては眺めのいい部屋が割り当てられた。寝台は二人でも余裕で眠れるほどの広さがあり、使用頻度は少なく見えるものの、最小限の家具は揃っている。

 部屋の中は暖かい色味で纏められ、壁には小振りの絵画が飾られている。寝台はぴんとシーツが張られており、白く真新しい。

 屋敷で私たちを出迎えたジョンと名乗る青年は、運んできた私の鞄を置くと、クランツへと事務的な会話をする。

 ジョンさんはこの地方に住む別荘の管理人で、滞在中、一日に数時間だけ屋敷に来ては食事や清掃などの世話をしてくれるそうだ。

 短く刈った髪と、日焼けした健康的な体から想像するに、普段は農業で生計を立てているのだろう。

「サザンカ。ジョンがまず昼食でもどうかって」

「はい。いただきます」

 ジョンさんは田舎料理だと謙遜していたものの、山菜なども使った料理は目新しく、美味しかった。

 管理人はずっと居る訳ではないが、料理も作り置きしておいてくれるらしい。貯蔵装置から出して私が魔術で温めるだけでいい、とのことで、楽なものだ。

 食事を終えると、腹ごなしがてら、倉庫を軽く見に行くことになった。

 ジョンさんはその予定を聞くと顔を曇らせ、お気をつけて、と言うばかりだ。付いてくるつもりはないらしい。別荘の管理人に怯えるような態度を取られてしまうと、不安にもなる。

「ちなみに、ジョンさんは呪い、に心当たりはありますか?」

「言いつけの通り、立ち入り禁止にはしてあるのですが、定期的に清掃だけは入れているんです。その時……数年前でしたが、不用意に倉庫に足を踏み入れてしまったことがあります」

「その時は……」

「棚が倒れてきた程度です。…………が、次はどうなるか分からないので、もう入る気にはなりません」

 ジョンさんは、はは、と声に出して頭に手をやるが、顔は笑っていない。

 清掃の時にも、結界を展開する魔術道具を使って短時間で作業をするのだそうだ。ただ、ジョンさんと同じような目に遭った清掃員も少なくないらしい。

 今回も、倉庫に出入りするため、その魔術道具を大量に用意していた。結界を封じ込めた球状の魔術道具で、割ると発動する仕組みになっている。

「その時は、他に変わったことはありましたか?」

「ああ。……倉庫で何かある時には、大きな犬のような影を見るんです。見たのは私だけでなく、同じような事を言っている人がいました」

「大きな、犬?」

 言葉を繰り返して首を傾げるクランツに、私もつられて同じような姿勢になる。

「何でしょう。犬に曰くのある品があるんでしょうか」

「犬の幽霊、だとしたら寝覚めが悪いなあ……」

 しゅん、と肩を落としてしまったクランツは、ジョンさんから慰めるように肩を叩かれている。管理人と主人にしては気安い光景だが、主人が怒り出す様子もなかった。

 今まで愛人に誘ってきた貴族とは違い、根が善良そうに見える。

「まあ、それを確かめるためにも行きましょうか」

「うん」

 クランツは用意した魔術道具を持つと、一緒に倉庫へと向かった。

 倉庫は敷地内でも屋敷からは少し離れた場所にある。市民の一軒家程度の広さがあり、窓は頑丈そうな金属で塞がれ、分厚い扉もまたぴっちりと隙間を塞いでいる。

 クランツが錠前に触れると、カチン、と音がして解錠される。鍵穴は騙しで、人を登録する形態の魔術で施錠されているようだ。

 魔術道具をその場で叩き付けて割ると、私たち二人に対し、魔術が発動する。いちおう魔術式を追ってみると、身を覆ったのは汎用的な耐衝撃を目的とした結界らしい。

 呪い、に対するものではなく、呪い、が引き起こす攻撃を弾くためのようだ。

「物理的な結界、ですね」

「分かる? 流石に呪い自体を弾く、っていうのは難しいし、高価でさ」

 凄いね、と褒められるのだが、魔術師としては知らない方がもぐり、というくらい基本的な術式だ。

 いえ、と両の手のひらを広げ、疑問に思ったことを口に出す。

「ちなみに、呪いによって病に罹ったり、ということはないんですか?」

「あるかもしれないんだけど。よく起きるのが物理なんだよね。棚を倒したり、照明が落とされたり。物理以外の被害は、うちの父親なんかは食らった事があるらしいんだけど、本人が話したくないって」

「話したくない程、酷い被害だってことですか……?」

「ううん。怪我とか病気でもないし、酷い被害でもなかったけど、恥ずかしいんだってさ」

 私が、分からない、という意思を首の角度で示すと、だよねえ、とクランツも頷いた。彼も倉庫に来る前に再度問うては見たのだが、結局話してはくれなかったという。

 頭を巡らせていると、目の前で扉に手が掛けられる。こくん、と唾を飲み込んだ。

「行くよ…………」

 ギイ、と軋んだ音を立て、扉は押し開かれた。差し込んだ光の先に埃が舞い、ふわふわと床に落ちていく。

 クランツは私を振り返り、また倉庫内に視線を戻した。こつり、と彼の革靴の底が音を立て、怯える様子なく踏み入る。

 私は彼の背に、隠れるように続いた。

 倉庫の中は美術品が所狭しと並んでいるが、誰にも観覧されるつもりがないように、ただ均等に置かれているのが不自然だ。更には棚なども置かれておらず、床にある敷布の上にただ並んでいる。

「あの、棚とかって、倒れるから撤去された?」

「そうだよ。ジョンの事故まではあったそうなんだけど、彼の事故の時、ちょうど頭に角が当たって流血してさ」

 管理人が頑なに付いてきたがらなかった理由にも納得だ。私は品物に近寄らないよう気をつけながら、周囲に魔力を張り巡らせる。

 魔力由来も勿論ながら、奇妙な気配が混ざっていた。

「何でしょう。これ」

「何か分かる?」

「魔力じゃない気配がするんです。魔力じゃない、よく分からない妙な波の────」

 私がそう言いかけた時、近くにあった置物が動いた。金属製の、あまりのも重たそうなそれは、ゆらゆらと浮き上がると、ヒュンとこちらに向けて飛ぶ。

 私の前にはクランツが立っており、先に当たるのは彼の方だ。

「危ない……!」

 クランツは私の服を掴み、抱え込むように脇に逸れる。身体を傾がせつつも、何とか二人して転がらずに済んだ。

 飛んでいった物体は壁に当たり、鈍い音を響かせた。当たった場所は大きくへこんでおり、人に当たったら一溜まりもない。

 ぞっと背筋が凍り、力の発生源を凝視する。

「椅子…………?」

 置物を動かした力の根元には、何の変哲もない、座り心地の良さそうな古びた椅子があった。

 高価な素材が使われており、貴族に好まれそうな形をしている。普通なら、こんな倉庫ではなく、人のいる空間に置かれるべきものだ。

 だが、あの椅子から不思議な波が発されている。

「椅子、が何か?」

「魔力、ではないんですが、妙な気配があの椅子から」

「呪いってこと?」

「分かりません。魔力を流してみれば、あるいは……」

 クランツは私を庇ったまま椅子に向けて前進する。だが、また床に落ちたはずの置物がふわりと浮き上がった。

 彼の服を掴み、置物の方向を指差す。

「クランツさん! 置物が……」

「また!?」

 またしても置物が飛び、二人して辛うじて避ける。何とか避けつつ椅子に近づこうとしたが、置物は攻撃の素振りを見せた。

 あの椅子が原因なのは間違いなさそうだ。だが、近付くにしても危うい。庇われた状態のまま口を開く。

『地は杯より積み上がる。水は宙に満ち、林檎は地に腐り落ちる』

 重力に干渉する魔術が発動すると、置物はその場にごろんと転がった。視線を向けられたクランツは、今が好機と椅子に駆け寄る。

 だが、その導線上にゆらりと黒い影が立ち塞がった。靄が集まったような黒い塊は、確かに犬のような形状をしている。

 その影は三度、唸り声を上げた。間を置かず顎を持ち上げ、こちらに駆け寄ろうとする。

「避けて!」

 言葉を掛けても遅かった。彼は背後にいる私を気遣って、その黒い影から退かなかった。

 パシン、と何かが弾けたような音がして、クランツとその影は激突する。咄嗟に目を閉じてしまって、そろそろと瞼を開けた。

 目の前には、クランツ一人だけが床に転がっていた。黒い影はどこにも残っていない。

「大丈夫ですか……!?」

 駆け寄って身体に触れると、例の妙な気配が纏わり付いている。だが、それも吸い込まれるように身体の中に溶けていった。

 私が慌てている間に、彼は目を開く。気を失ったのは一瞬の出来事だったようだ。

「あの、痛みは……?」

「うん……、平気…………」

 ぼんやりとしていて、目の焦点が定まっていない。背を支えて上半身を抱え起こすと、肩を貸し、その場に立ち上がる。

 追撃の様子はないが、まずは倉庫から出なければ安心できない。よろよろと重たい身体を支えて歩き、ようやく扉から外に出る。

 ひと一人を支えながら苦労して扉を閉め、クランツの手を借りて施錠する。扉の先はしんと静まりかえり、先ほどの一件は何だったのかと思うほどだった。

 しばらく近くの芝生の上に座り込んで休むと、徐々に彼の目の焦点が定まってくる。

「サザンカ……」

「意識、はっきりしてきましたか?」

「うん……。なんで俺、ここに……?」

 ぎょっとしてしゃがみ込み、彼の肩を掴む。

「あの、私たちがここに来た理由は……」

「覚えているよ」

 そう言うと、彼は私の手を両手で包み込んだ。一度、口説かれた時もこんなに濃い接触はしていない。

 だが、今の彼はそれが当然であるかのように、両手をにぎにぎと嬉しそうに動かしている。

「恋人になった記念に、二人でゆっくり旅行をしようって言ったんだよね」

「はァ!?」

 明らかな与太話に、素っ頓狂な声を上げてしまう。私の返事を聞いたクランツは、こてんと首を傾げる。

「え? もうちょっと予定を詰めた方が良かった?」

「いや! そうではなくて……。恋人って……」

「サザンカの事だけど」

「…………私たち、倉庫の調査のた────、え?」

 説明をしようとした途端、喉に食らいつかれたのかというほど、強い圧がかかる。キュ、と一気に締め上げられるような感覚に言葉を止めると、圧は解かれた。

 げほげほと咳き込むと、心配そうに彼はこちらを覗き込んでくる。私の背は抱かれ、顔は触れそうなほど近い。

「なん、で……」

「どうしたの?」

「私たち、恋人で────」

 『恋人ではない』と言おうとした途端、また首が絞まった。咳き込んで息を整える。

 言葉の共通点は、私たちの関係について真実を話そうとした、ことだ。そして、続ければ続けるほど喉に掛かる圧は強まっていく。

 本当に真実を説明しようとすれば、窒息死するか首の骨が折れてしまうかもしれない。ぞっと背を震わせ、倉庫の扉を見る。

「倉庫がどうかした?」

「……いえ、何でもない、です。…………一旦、別荘で休みませんか? クランツさんも一度気を失った訳ですし」

「そうだね。……あのさ。何でさっきから他人行儀なの?」

 彼は手を持ち上げ、私の頬に触れて離した。唇は緩んでおり、愛しいものを見つめる瞳をしている。

「恋人になって。やっと敬語も外れて、呼び捨てしてくれるようになったのに」

「はぁ……。…………いや。クランツ、だったっけ。ごめんね、混乱してて」

 喉に軽く掛かった圧は、私が彼の言葉に従うと消えていった。クランツの様子はおかしく、この喉への圧も加味すると、彼の言動は倉庫の中にいる存在によって歪められたものなのだろう。

 認識阻害の魔術に似ているが、それにしては余りにも高度だ。彼の中で、記憶と言動に矛盾は生じていない。更には、私が矛盾を解消しようと発言すれば、喉が絞まる。

 自分の喉に指で触れると、恐怖が込み上げてくる。獣の牙に掛かったかのような感触だった。

「そうだよ、サザンカ」

 クランツは首を傾けると、私の顎に手を掛けた。持ち上がった視線の先には、近づいてくる彼の顔がある。

 この時ほど、自分の反射神経の悪さを呪ったことはない。柔らかいものが唇に触れた瞬間、私は目を瞠る事しかできなかった。





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