138 / 208
第5章:林の心臓編
134 獣人族長の息子
しおりを挟む
<ティノス視点>
朝になり、俺は一人でティナと昨日の侵入者を閉じ込めた地下牢へと向かった。
一度ティナを牢屋から出し、それから父さんの部下を何人か連れて人族共に拷問するのが今日の予定だ。
ティナの奴は一晩通して反省しただろうか。
全く……いつもより帰りが遅いかと思ったら、人族の侵入者など連れてきやがって……。
脅されたと言っていたが、それを話した時、ティナは視線を上の方に逸らしていた。
あれは彼女が嘘をついている時に出る癖だ。
馬鹿なアイツにしてはよく出来た嘘だと思うが、まぁ……大方、上手いこと言いくるめられて自分から連れてきたのだろう。
人族の侵入者を自分から連れてくるなど、馬鹿の極みとしか思えない。
頭が悪いとは思っていたが、ここまでとは……。
まぁ、一晩地下牢に閉じ込めてやれば反省もしただろう。
そんな風に考えながら、俺は町から少し外れた森との境界線近くにある地下牢に下りる為の扉を開けた。
錆び付いた鉄の扉は、開くとギィィィィ……と、軋むような酷い音を立てた。
「ひぃぃぃぃッ!」
すると、扉を開けてすぐそこにある、階段の下から、何やら悲鳴が聴こえてきた。
「何事ニャンッ!?」
俺はすぐに拷問用に持ってきた鉈を鞘から抜き取り、階段を駆け下りて牢屋の前の廊下に飛び出した。
すると、すぐに檻が開きっぱなしになっているのが目に入り、次いで牢屋の中で見張りを任せていたタッカーが壁際に追い込まれているのが見えた。
タッカーに詰め寄っているのは捕獲した侵入者の内の赤髪の人族で、タッカーの顔に、手に灯した炎を近付けようとしていた。
炎……魔法か……!
こいつ等を捕獲した時にすぐさま武器の所持を確認したが、全員武器のようなものは所持していなかった。
今思えば、獣人族の町に侵入するのに武器の一つも持っていないなんて、もっと怪しむべきだった。
魔法を使えるから、武器を持っている必要が無かったんだ……!
そんな風に考えつつ視線を逸らした時、俺は目を見開いた。
なぜならそこには、ボロボロになって地面に座り込み、項垂れているティナの姿があったからだ。
一瞬死んでいるのではないかと思ったが、呼吸はあるようで、たまに僅かに肩が揺れている。
死んではいない……気絶、といったところか……?
しかし、どうして……? こいつ等……グルだったんじゃないのか……!?
俺はギリッと強く歯ぎしりをしたが、すぐに牢屋の中に踏み込んだ。
「おいッ! 貴様等何して……ッ!?」
「入ってきたらダメだよ~」
ひとまずタッカーに詰め寄っている赤髪の人族に近付こうとした俺は、能天気な声と共に首筋に突き立てられた刃に、すぐに足を止めた。
俺に刃を突き立てたのは、この人族達の中で最も背の低い黄色い髪をした人族だった。
恐らく……土魔法だろうか。
奴は岩でできたナイフのような小さな剣を持ち、刃の部分を俺の首筋に突き付けている。
岩で出来ているとは言っても、その刃はかなり鋭い。
これで頸動脈でも切られれば、ただでは済まないだろう。
……ティナが、こいつ等は普通の人族じゃないと言った時……俺は、大袈裟なことを言っているだけだと無視をした。
確かにこいつ等からは強い魔力を持っている匂いはするが、あくまでそれだけ。所詮は人族。
獣人族は身体能力でなら人族を十分に凌駕しており、多少魔力が優れていようと、負ける筈が無いと侮っていた。
森の中でこいつ等を襲った時は、確かに人族にしては良い動きをしていると思った。
しかし、結局はこちらが仕掛けていた罠にあっさり引っかかり、そのまま難なく捕縛することが出来た。
奴等の動きは、あくまであの時運が良かっただけのことだと、特に気に留めていなかったのだが……。
俺は視線を動かし、壁際に追いやられているタッカーに視線を向けた。
彼は、獣人族の中では割と腕っぷしのある方だ。
だからこそ、この地下牢の見張りを任せていた。
人族の女五人程度、彼なら難なく制することが出来るはずだった。
今みたいに、成す術なく壁際に追い詰められるようなことは無いはずだった。
ティナもそうだ。
コイツは女ではあるが、仮にも獣人族の端くれ。
女と言ってもかなりガサツな奴だし、なんだかんだ運動神経は良い。
人数差で多少不利になることはあるかもしれないが、それでも、ここまで一方的にボロボロにされるようなことは無いはずだ。
ティナが抵抗している間にタッカーが止めに入れば、軽い怪我で済んでいる計算になる。
考えろ。ここで選択を誤るわけにはいかない。
獣人族長の息子として、この場での最適解を見つけ出すんだ……!
「……突然こんなことして……一体、何のつもりニャン?」
腰に提げた鞘に鉈を仕舞い、ゆっくりと両手を挙げながら、俺はそう問いかけた。
少しでも奴等の機嫌を損ねれば、すぐにでも俺の息の根は止められてしまうだろう。
体毛に覆われた頬に冷や汗が伝うのを感じながら、俺は奴らの返答を待った。
「こんなこと……? あぁ、あの子のこと?」
俺の問いに答えたのは、倒れているティナの近くの壁に凭れ掛かる形で佇んでいた青髪の人族だった。
奴はそう言うと、地面に倒れているティナを一瞥した。
本当は今の状況全てに言えることだったのだが、まぁ……それもあるか。
ひとまず頷いてみると、彼女は緩く笑みを浮かべて続けた。
「元々はあの子を利用して、事を荒立てることも無くこの町に侵入するつもりだったのよ? それなのに、あの子がヘマしたせいでこんな場所に閉じ込められて……だから、相応の罰を与えたまで。……そうしたらあの人が邪魔しに来たから、この状況ってわけ」
青髪はそう言うと、ゆらりと視線をタッカーに向けた。
それに合わせて赤髪の人族が手に纏った炎をさらにタッカーの顔に近付けた為、タッカーは「ひぃッ……!?」と小さく悲鳴を上げながら体を震わせた。
恐らく、俺が来るまでにかなりこっぴどくやられたのだろう。完全に怯んでしまっている。
だが、何も出来ないのは俺も同じだ。
ただ両手を挙げた状態のまま口を噤んでいると、青髪の人族は腕を組んで続けた。
「だから、まずはティナちゃんとそこの人でも殺して、それから獣人族を皆殺しにでもすることにしたの」
「何……!? 貴様等の目的は、獣人族を捕らえて、奴隷として売り捌くことじゃ無いニャン……!?」
とんでもない発言に、俺は思わずそう声を上げた。
獣人族を奴隷として捕らえるつもりだと思っていたから、俺が殺されることはあっても、皆殺しなんてことになるとは思っていなかった。
しかし、それならこいつ等の目的は何なんだ……!?
「あぁ……目的? 残念だけど、私達の目的は貴方達が守っている豊穣の神様とやらを頂くことなの。でも、この子から聞いた話では、獣人族は皆豊穣の神様を厳重に守っているんでしょう? だったらいっそのこと、皆殺しちゃえば早いじゃない?」
平然と言ってのける青髪の人族に、俺は言葉を失った。
……豊穣の神様を頂く、だと……!?
コイツは一体、何を言っているんだ……!?
しかも、その為に獣人族を皆殺しにするなんて……トチ狂ってる……!
何よりタチが悪いのが、こんな突拍子の無い発言を実現し得る力を持っているというところだ。
このままでは、獣人族は皆……──だが、今ここで俺にできることなんて、何も……。
「本当はティナちゃんを使って上手く潜入して、こんな風に事を荒立てることも無く、豊穣の神様を頂くつもりだったのよ? でも、この子のせいで私達の作戦は失敗した。だから、まずはこの子を殺そうと思うわ。その次はその見張りの人を殺して、貴方と、一緒に来た獣人族も……この町の人達も皆殺す。それが、私達の作戦よ」
青髪はそう言うと、水魔法で氷を生み出して剣を作り出し、ティナの首筋に標準を定めて振り上げた。
立ち尽くしたままその光景を見つめていた時、首筋にあてがわれていたナイフが僅かに外れたのを感じた。
……ティナ殺しに気を取られているのか……!?
試しに一歩後ずさってみるが、黄色い髪の人族が反応する節は無い。
このまますぐに牢屋を飛び出して助けを呼んで人数差をつければ、もしかしたら勝てるかもしれない。
絶対に勝てるという保証も無いが……それでも、僅かな可能性に掛けてみる価値はある。
どう頑張ってもティナは犠牲になってしまうが……仕方がない。
アイツ一人の命とその他獣人族全員の命。どちらが大事かなど、天秤にかけるまでもない。
俺は先程しまった鉈の柄に手を掛け、今すぐこの場を脱するべく、先程後ずさった足に力を込める。
直後、青髪の人族は氷の剣を振り下ろした。
朝になり、俺は一人でティナと昨日の侵入者を閉じ込めた地下牢へと向かった。
一度ティナを牢屋から出し、それから父さんの部下を何人か連れて人族共に拷問するのが今日の予定だ。
ティナの奴は一晩通して反省しただろうか。
全く……いつもより帰りが遅いかと思ったら、人族の侵入者など連れてきやがって……。
脅されたと言っていたが、それを話した時、ティナは視線を上の方に逸らしていた。
あれは彼女が嘘をついている時に出る癖だ。
馬鹿なアイツにしてはよく出来た嘘だと思うが、まぁ……大方、上手いこと言いくるめられて自分から連れてきたのだろう。
人族の侵入者を自分から連れてくるなど、馬鹿の極みとしか思えない。
頭が悪いとは思っていたが、ここまでとは……。
まぁ、一晩地下牢に閉じ込めてやれば反省もしただろう。
そんな風に考えながら、俺は町から少し外れた森との境界線近くにある地下牢に下りる為の扉を開けた。
錆び付いた鉄の扉は、開くとギィィィィ……と、軋むような酷い音を立てた。
「ひぃぃぃぃッ!」
すると、扉を開けてすぐそこにある、階段の下から、何やら悲鳴が聴こえてきた。
「何事ニャンッ!?」
俺はすぐに拷問用に持ってきた鉈を鞘から抜き取り、階段を駆け下りて牢屋の前の廊下に飛び出した。
すると、すぐに檻が開きっぱなしになっているのが目に入り、次いで牢屋の中で見張りを任せていたタッカーが壁際に追い込まれているのが見えた。
タッカーに詰め寄っているのは捕獲した侵入者の内の赤髪の人族で、タッカーの顔に、手に灯した炎を近付けようとしていた。
炎……魔法か……!
こいつ等を捕獲した時にすぐさま武器の所持を確認したが、全員武器のようなものは所持していなかった。
今思えば、獣人族の町に侵入するのに武器の一つも持っていないなんて、もっと怪しむべきだった。
魔法を使えるから、武器を持っている必要が無かったんだ……!
そんな風に考えつつ視線を逸らした時、俺は目を見開いた。
なぜならそこには、ボロボロになって地面に座り込み、項垂れているティナの姿があったからだ。
一瞬死んでいるのではないかと思ったが、呼吸はあるようで、たまに僅かに肩が揺れている。
死んではいない……気絶、といったところか……?
しかし、どうして……? こいつ等……グルだったんじゃないのか……!?
俺はギリッと強く歯ぎしりをしたが、すぐに牢屋の中に踏み込んだ。
「おいッ! 貴様等何して……ッ!?」
「入ってきたらダメだよ~」
ひとまずタッカーに詰め寄っている赤髪の人族に近付こうとした俺は、能天気な声と共に首筋に突き立てられた刃に、すぐに足を止めた。
俺に刃を突き立てたのは、この人族達の中で最も背の低い黄色い髪をした人族だった。
恐らく……土魔法だろうか。
奴は岩でできたナイフのような小さな剣を持ち、刃の部分を俺の首筋に突き付けている。
岩で出来ているとは言っても、その刃はかなり鋭い。
これで頸動脈でも切られれば、ただでは済まないだろう。
……ティナが、こいつ等は普通の人族じゃないと言った時……俺は、大袈裟なことを言っているだけだと無視をした。
確かにこいつ等からは強い魔力を持っている匂いはするが、あくまでそれだけ。所詮は人族。
獣人族は身体能力でなら人族を十分に凌駕しており、多少魔力が優れていようと、負ける筈が無いと侮っていた。
森の中でこいつ等を襲った時は、確かに人族にしては良い動きをしていると思った。
しかし、結局はこちらが仕掛けていた罠にあっさり引っかかり、そのまま難なく捕縛することが出来た。
奴等の動きは、あくまであの時運が良かっただけのことだと、特に気に留めていなかったのだが……。
俺は視線を動かし、壁際に追いやられているタッカーに視線を向けた。
彼は、獣人族の中では割と腕っぷしのある方だ。
だからこそ、この地下牢の見張りを任せていた。
人族の女五人程度、彼なら難なく制することが出来るはずだった。
今みたいに、成す術なく壁際に追い詰められるようなことは無いはずだった。
ティナもそうだ。
コイツは女ではあるが、仮にも獣人族の端くれ。
女と言ってもかなりガサツな奴だし、なんだかんだ運動神経は良い。
人数差で多少不利になることはあるかもしれないが、それでも、ここまで一方的にボロボロにされるようなことは無いはずだ。
ティナが抵抗している間にタッカーが止めに入れば、軽い怪我で済んでいる計算になる。
考えろ。ここで選択を誤るわけにはいかない。
獣人族長の息子として、この場での最適解を見つけ出すんだ……!
「……突然こんなことして……一体、何のつもりニャン?」
腰に提げた鞘に鉈を仕舞い、ゆっくりと両手を挙げながら、俺はそう問いかけた。
少しでも奴等の機嫌を損ねれば、すぐにでも俺の息の根は止められてしまうだろう。
体毛に覆われた頬に冷や汗が伝うのを感じながら、俺は奴らの返答を待った。
「こんなこと……? あぁ、あの子のこと?」
俺の問いに答えたのは、倒れているティナの近くの壁に凭れ掛かる形で佇んでいた青髪の人族だった。
奴はそう言うと、地面に倒れているティナを一瞥した。
本当は今の状況全てに言えることだったのだが、まぁ……それもあるか。
ひとまず頷いてみると、彼女は緩く笑みを浮かべて続けた。
「元々はあの子を利用して、事を荒立てることも無くこの町に侵入するつもりだったのよ? それなのに、あの子がヘマしたせいでこんな場所に閉じ込められて……だから、相応の罰を与えたまで。……そうしたらあの人が邪魔しに来たから、この状況ってわけ」
青髪はそう言うと、ゆらりと視線をタッカーに向けた。
それに合わせて赤髪の人族が手に纏った炎をさらにタッカーの顔に近付けた為、タッカーは「ひぃッ……!?」と小さく悲鳴を上げながら体を震わせた。
恐らく、俺が来るまでにかなりこっぴどくやられたのだろう。完全に怯んでしまっている。
だが、何も出来ないのは俺も同じだ。
ただ両手を挙げた状態のまま口を噤んでいると、青髪の人族は腕を組んで続けた。
「だから、まずはティナちゃんとそこの人でも殺して、それから獣人族を皆殺しにでもすることにしたの」
「何……!? 貴様等の目的は、獣人族を捕らえて、奴隷として売り捌くことじゃ無いニャン……!?」
とんでもない発言に、俺は思わずそう声を上げた。
獣人族を奴隷として捕らえるつもりだと思っていたから、俺が殺されることはあっても、皆殺しなんてことになるとは思っていなかった。
しかし、それならこいつ等の目的は何なんだ……!?
「あぁ……目的? 残念だけど、私達の目的は貴方達が守っている豊穣の神様とやらを頂くことなの。でも、この子から聞いた話では、獣人族は皆豊穣の神様を厳重に守っているんでしょう? だったらいっそのこと、皆殺しちゃえば早いじゃない?」
平然と言ってのける青髪の人族に、俺は言葉を失った。
……豊穣の神様を頂く、だと……!?
コイツは一体、何を言っているんだ……!?
しかも、その為に獣人族を皆殺しにするなんて……トチ狂ってる……!
何よりタチが悪いのが、こんな突拍子の無い発言を実現し得る力を持っているというところだ。
このままでは、獣人族は皆……──だが、今ここで俺にできることなんて、何も……。
「本当はティナちゃんを使って上手く潜入して、こんな風に事を荒立てることも無く、豊穣の神様を頂くつもりだったのよ? でも、この子のせいで私達の作戦は失敗した。だから、まずはこの子を殺そうと思うわ。その次はその見張りの人を殺して、貴方と、一緒に来た獣人族も……この町の人達も皆殺す。それが、私達の作戦よ」
青髪はそう言うと、水魔法で氷を生み出して剣を作り出し、ティナの首筋に標準を定めて振り上げた。
立ち尽くしたままその光景を見つめていた時、首筋にあてがわれていたナイフが僅かに外れたのを感じた。
……ティナ殺しに気を取られているのか……!?
試しに一歩後ずさってみるが、黄色い髪の人族が反応する節は無い。
このまますぐに牢屋を飛び出して助けを呼んで人数差をつければ、もしかしたら勝てるかもしれない。
絶対に勝てるという保証も無いが……それでも、僅かな可能性に掛けてみる価値はある。
どう頑張ってもティナは犠牲になってしまうが……仕方がない。
アイツ一人の命とその他獣人族全員の命。どちらが大事かなど、天秤にかけるまでもない。
俺は先程しまった鉈の柄に手を掛け、今すぐこの場を脱するべく、先程後ずさった足に力を込める。
直後、青髪の人族は氷の剣を振り下ろした。
0
あなたにおすすめの小説
学園の美人三姉妹に告白して断られたけど、わたしが義妹になったら溺愛してくるようになった
白藍まこと
恋愛
主人公の花野明莉は、学園のアイドル 月森三姉妹を崇拝していた。
クールな長女の月森千夜、おっとり系な二女の月森日和、ポジティブ三女の月森華凛。
明莉は遠くからその姿を見守ることが出来れば満足だった。
しかし、その情熱を恋愛感情と捉えられたクラスメイトによって、明莉は月森三姉妹に告白を強いられてしまう。結果フラれて、クラスの居場所すらも失うことに。
そんな絶望に拍車をかけるように、親の再婚により明莉は月森三姉妹と一つ屋根の下で暮らす事になってしまう。義妹としてスタートした新生活は最悪な展開になると思われたが、徐々に明莉は三姉妹との距離を縮めていく。
三姉妹に溺愛されていく共同生活が始まろうとしていた。
※他サイトでも掲載中です。
〈社会人百合〉アキとハル
みなはらつかさ
恋愛
女の子拾いました――。
ある朝起きたら、隣にネイキッドな女の子が寝ていた!?
主人公・紅(くれない)アキは、どういったことかと問いただすと、酔っ払った勢いで、彼女・葵(あおい)ハルと一夜をともにしたらしい。
しかも、ハルは失踪中の大企業令嬢で……?
絵:Novel AI
クラス転移したけど、皆さん勘違いしてません?
青いウーパーと山椒魚
ファンタジー
加藤あいは高校2年生。
最近ネット小説にハマりまくっているごく普通の高校生である。
普通に過ごしていたら異世界転移に巻き込まれた?
しかも弱いからと森に捨てられた。
いやちょっとまてよ?
皆さん勘違いしてません?
これはあいの不思議な日常を書いた物語である。
本編完結しました!
相変わらず話ごちゃごちゃしていると思いますが、楽しんでいただけると嬉しいです!
1話は1000字くらいなのでササッと読めるはず…
俺を振ったはずの腐れ縁幼馴染が、俺に告白してきました。
true177
恋愛
一年前、伊藤 健介(いとう けんすけ)は幼馴染の多田 悠奈(ただ ゆうな)に振られた。それも、心無い手紙を下駄箱に入れられて。
それ以来悠奈を避けるようになっていた健介だが、二年生に進級した春になって悠奈がいきなり告白を仕掛けてきた。
これはハニートラップか、一年前の出来事を忘れてしまっているのか……。ともかく、健介は断った。
日常が一変したのは、それからである。やたらと悠奈が絡んでくるようになったのだ。
彼女の狙いは、いったい何なのだろうか……。
※小説家になろう、ハーメルンにも同一作品を投稿しています。
※内部進行完結済みです。毎日連載です。
男女比1対5000世界で俺はどうすれバインダー…
アルファカッター
ファンタジー
ひょんな事から男女比1対5000の世界に移動した学生の忠野タケル。
そこで生活していく内に色々なトラブルや問題に巻き込まれながら生活していくものがたりである!
戦場帰りの俺が隠居しようとしたら、最強の美少女たちに囲まれて逃げ場がなくなった件
さん
ファンタジー
戦場で命を削り、帝国最強部隊を率いた男――ラル。
数々の激戦を生き抜き、任務を終えた彼は、
今は辺境の地に建てられた静かな屋敷で、
わずかな安寧を求めて暮らしている……はずだった。
彼のそばには、かつて命を懸けて彼を支えた、最強の少女たち。
それぞれの立場で戦い、支え、尽くしてきた――ただ、すべてはラルのために。
今では彼の屋敷に集い、仕え、そして溺愛している。
「ラルさまさえいれば、わたくしは他に何もいりませんわ!」
「ラル様…私だけを見ていてください。誰よりも、ずっとずっと……」
「ねぇラル君、その人の名前……まだ覚えてるの?」
「ラル、そんなに気にしなくていいよ!ミアがいるから大丈夫だよねっ!」
命がけの戦場より、ヒロインたちの“甘くて圧が強い愛情”のほうが数倍キケン!?
順番待ちの寝床争奪戦、過去の恋の追及、圧バトル修羅場――
ラルの平穏な日常は、最強で一途な彼女たちに包囲されて崩壊寸前。
これは――
【過去の傷を背負い静かに生きようとする男】と
【彼を神のように慕う最強少女たち】が織りなす、
“甘くて逃げ場のない生活”の物語。
――戦場よりも生き延びるのが難しいのは、愛されすぎる日常だった。
※表紙のキャラはエリスのイメージ画です。
天日ノ艦隊 〜こちら大和型戦艦、異世界にて出陣ス!〜
八風ゆず
ファンタジー
時は1950年。
第一次世界大戦にあった「もう一つの可能性」が実現した世界線。1950年4月7日、合同演習をする為航行中、大和型戦艦三隻が同時に左舷に転覆した。
大和型三隻は沈没した……、と思われた。
だが、目覚めた先には我々が居た世界とは違った。
大海原が広がり、見たことのない数多の国が支配者する世界だった。
祖国へ帰るため、大海原が広がる異世界を旅する大和型三隻と別世界の艦船達との異世界戦記。
※異世界転移が何番煎じか分からないですが、書きたいのでかいています!
面白いと思ったらブックマーク、感想、評価お願いします!!※
※戦艦など知らない人も楽しめるため、解説などを出し努力しております。是非是非「知識がなく、楽しんで読めるかな……」っと思ってる方も読んでみてください!※
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる