兎と猛獣 ~ 月の綺麗な夜でした ~

真朱マロ

文字の大きさ
28 / 37
後日譚・海に浮かぶ月を見る

じゅうご 海獣のうた

しおりを挟む
 気が付くと、空中高くに放り出されていた。
 銀の月が見えたかと思えば逆さまになり、ミントは勢いよくドボンと海へ頭から墜落する。
 落ちた衝撃でつかまれていたはずの腕からローの手が離れ、グルグルと回りながら身体が深く暗い海底へと引き込まれていく。

 水を飲み込まないように息を止めても、全身を押し包む冷たさは凍えるほどで、ミントは身体をこわばらせていた。
 身体を推し包む水の冷たさに思わず息を吐き出してしまい、次いで口に流れ込んできた水の勢いにグッと息を止める。
 ミントは泳げないが、こんな時は暴れずに力を抜くように教わっていた。
 思い出して変にジタバタせず浮き上がると信じても、どうしても身体がこわばり衣服も重く水に含んで、海底へと沈んでいくのを止められない。

 苦しい、と息を止める限界が近づいた時。
 不意に腕をつかむ強い力があり、グン、と身体が引き上げられた。
 熱く力強いその腕はローのもので、肌をなぶる水流はあっという間に後方へと過ぎていった。
 目を開ければ銀盤の月でにじむ海面が見る間に近づく。
 限界がきて吐き出してしまった呼吸も、後方へと流れて泡と消えた。

 途中、わずかに海水を飲んでしまったが、あっという間に海上へ辿り着く。
 ガッと腰を抱くように強く引き寄せられ、海面へと顔を出したミントは海水を吐き出した。
 苦しくてゴホゴホとむせていたら、耳元で緊迫した声が響く。

「おい。つかまって離れんなよ」

 思わず震えるほど低い声音に、ミントは顔を上げた。身体にすがるのはためらわれ、キュッとその服を握りしめる。
 ローの赤い瞳が見据える先を目で追って、ギョッとして硬く身をこわばらせる。
 放たれているローの赤い魔力の護りの外を、大小さまざま大きさの魚影がグルグルと回遊していた。

 ミントたちに近づいては離れる、大きな魚の背びれがいくつも見える。
 周囲だけではなく足元にも黒い巨影がぬるりと過ぎて、赤い護りにはじかれたように遠ざかっていく。
 様子を伺うように魚影は距離を取っているが、身をくねらせることで引き起こった波が不意に大きく迫った。
 ザブリと頭上から落ちる波頭を、ローは手にした槍で軽く薙ぐ。
 ただそれだけで波は割れて過ぎたが、遊ぶように幾度か海上に閃いた尾びれに、ザァザァと白い波頭が迫っては防ぎ過ぎることが、数回繰り返されて止まった。

 右手に槍、左手にミントを抱えた状態でも立ち泳ぎのまま、特に動揺した様子もなくローはその場にとどまっていた。
 何かを探るように周囲を伺っている。

 ただ、ロー一人なら簡単にこの場から抜け出せるはずで、自分が枷になっているとミントは嫌でも感じていた。
 そっとミントはつかんでいたローの服から手を放す。
 怖くないわけではないけれど、自分のせいで傷ついてほしくなかった。

「私は泳げないし、ローさん一人なら……」
「勝手に諦めんな。さっきまで血まみれだったからな、水浴びも悪くねぇ」

 いつもと変わらない調子に思わず顔を上げ、目が合うとニッと笑いかけてくる恐れしらずな表情に、泣きたいような気持ちで笑ってしまった。
 そうだった、と思う。
 この人はずっと、こういう人だった。

 たしかに船上で浴びた血は海水に溶けだし、衣服も白い色を取り戻しているから、水浴びだと思えばなんてことない。
 底の見えない暗い海も、今の状況も怖かったけれど、変な気負いも抜けた。
 気持ちが落ち着いたところでローにうながされ、その首に軽く両手を回した。

「それにしても敵意がねぇな。遊ぶってのとも違うし、なんなんだ?」

 護りを解く気にはならないが、意味不明だとローは眉根を寄せた。
 グルグルと周囲を回っているばかりで、無数に集まった魚たちは何かをするでもなく、たまに悪戯で波を立てるが、ただ様子を見ているだけとしか思えない。
 かといって泳いで場所を移動しようとすると輪を縮め、大波を起こして動きを封じてこようとする。
 輪を抜けるには殲滅すればいいが、祝祭の最中の殺生は基本的に御法度なので、強引な力技もためらわれた。
 痛いぐらい観察されていることは、ヒシヒシと感じるので不可思議な状況だった。

「何かを待ってる……とか?」
「ふーん? あぁ、当たりだ。来るぞ」

 何が? と尋ねる必要はなかった。
 周囲を囲んでいた魚影がサァッと二つに割れて、一筋の道が現れる。
 その道筋を光り輝く小さな影が近づいてきて、ポコリと白い頭が海上に浮かんだ。
 なめらかでツルリとした丸い頭に、ツンと突き出て丸みを帯びた可愛い口。キラキラと宝石のように輝くつぶらな瞳は虹色に輝いていた。
 キュイと鳴いた神秘的な色彩を持つ海獣に、ミントは数回まばたいた。
 想像していた怖ろしいモノとは真逆な可愛らしさに、ただただ驚く。

「月の女神様?」

 宝月祭の最中には、月の女神も海で遊ぶと聞いた。
 その際には、月色に輝く海獣に身を変化させるという。
 そんなまさか、と戸惑う表情をからかうように、愛らしい海獣はキュキュキュッと軽やかに笑った。
 そして泰然とした泳ぎでおもむろに、二人の周囲をゆっくりと回る。
 一周した後、スーイとなめらかに正面から近づいてきた海獣に、ローは槍先を向けた。
 迷いのないその動きに、ミントは驚いた。

「ローさん?」
「こいつが何なのかもただの想像だ。何をしでかすかわかんねーうちは、近寄ってもらっちゃ困るんだよ。確かに敵意はねぇ。だが、それだけだ」

 宝月祭の伝承を信じる信じないにかかわらず、得体のしれないものだとローは言う。
 女神の伝承に便乗した別のモノの可能性もあるから、思い込みで警戒を解く気にはなれない。
 腰に回された腕がミントの身体を強く引き寄せ、ローは海獣を見据えてニヤリと笑った。

「てめぇに付き合うのはごめんだぜ。人外の遊びほど、迷惑なもんはねーからなぁ」

 向けられた鋭い槍先に「あらまぁ!」とでもいうような大げさなまばたきをパチパチ繰り返して、白銀の海獣はキューイと鳴いた。
 それでも、挑発するようなローの様子を楽しみながら、一定の距離を保って二人を見ている。

「用がねーなら俺たちは去る。邪魔すんなよ」

 今すぐにも跳びそうなローの様子に、あきれた様子でキュキュキュッと海獣は笑った。笑うたびに、白銀の光が粉のように周囲にキラキラと舞う。
 幻想的な美しい光景にミントは、これはやっぱり神様の仮の姿なのでは?! とヒヤヒヤしながら、自分を抱き寄せる腕に身を任せた。
 怒りを買っている様子はないし、出来れば早く陸に戻りたいのは本音だ。

 と、不意に。
 白銀の海獣の背後で、色違いの海獣が跳ねた。
 遊ぶように一回転して、当然のようにスーイと白銀の海獣の横に並ぶ。
 新たに現れたのはきらめく蒼の海獣で、深海のように深い色を湛えた瞳が愉快そうにまたたいている。
 伝承の通りなら、こちらは海神の変化した姿だろう。
 夫婦神がそろったの!? とミントが目を丸くしている横で、チッと舌打ちしたローが小さく「おかしいの増えやがった」と吐き捨てる。
 その悪態が聴こえたのか、白銀と蒼の二頭はそろって楽し気にキュイキュイと笑った。

 そして、蒼の海獣がクイッと首をひねって陸を示した。
 落ちた夜の暗さの中で、満月に照らされた港町は、ランタンの放つ暖かな光で満たされていた。
 街並みを行きかう人々のざわめきも喜びで華やぎ、赤々と燃える篝火に照らされた神殿も祈りで満たされている。

 遠く、かすかな音色が聴こえてきた。
 宝月祭のために歌い継がれる、単調だけど優しい愛のうた。
 幼い子供でも数回聞けば間違えずハミングできるほど易しいその歌は、海と月を結び愛と慶びに満ちている。

 怪訝な表情でローは眉根を寄せたが、ミントは察した。
 夫婦神へ奉納する愛の歌を望まれているのだ。
 深く息を吸い込んで、神殿から聞こえる歌に声を合わせる。

 急に歌い出したミントにギョッとしたローだが、二頭の海獣がそれに合わせてキュイキュイ歌い出したことで、あきれ返って天を仰いだ。
 そして、ツンとミントに肘で突かれて、軽く絶望した表情になったが、あきらめたのか声を合わせて宝月祭の奉納歌を歌った。

 周囲に響きだした宝月祭の歌に合わせて、周囲を囲んでいた魚影がほどけていく。
 次々と海原に広がり散って、月に届けとばかりに、遊びながら次々と海上に高く跳ねる。
 銀盤のような月に照らされた暗く深い海も、キラキラと光が散るように輝き始める。
 満天の星に似た海原は美しく、幻想的な光景だった。

 海獣たちの興味が自分たちから離れたのを感じて、ローは「跳ぶぞ」とミントに告げた。
 グッと強く腰を抱かれると同時に、一気に海上へと跳ね飛んだ。
 渦を巻くように風が取り巻き、空高く舞い上がったことに驚いて、ミントはローの首にしがみつく。
 冷たかった海水が雫となって、月光に輝きながら散り落ちていった。

 目指すのは祭り会場から遠く離れた、人の少ない海岸の外れ。
 水面を地面のごとくタンッと蹴るごとに、風を巻いてローは軽やかに跳ねる。
 海原を駆け抜けるような速度であっという間に陸が近づいてきたが、ミントは歌いながら笑ってしまった。
 月に向かって跳ねるのは、ウサギばかりではないのだと不意に思ったのだ。

 今この時、月と海を讃える宝月祭が始まった。

 魚も、獣も、人も、変わりなく歌っている。
 祭りに踊り、愛を奏でる宴を楽しんでいる。
 遠く、近くで、軽やかに踊る様々な魚たちに交じり、白銀と蒼の海獣も楽し気に跳ねていた。
しおりを挟む
感想 0

あなたにおすすめの小説

【12月末日公開終了】有能女官の赴任先は辺境伯領

たぬきち25番
恋愛
辺境伯領の当主が他界。代わりに領主になったのは元騎士団の隊長ギルベルト(26) ずっと騎士団に在籍して領のことなど右も左もわからない。 そのため新しい辺境伯様は帳簿も書類も不備ばかり。しかも辺境伯領は王国の端なので修正も大変。 そこで仕事を終わらせるために、腕っぷしに定評のあるギリギリ貴族の男爵出身の女官ライラ(18)が辺境伯領に出向くことになった。   だがそこでライラを待っていたのは、元騎士とは思えないほどつかみどころのない辺境伯様と、前辺境伯夫妻の忘れ形見の3人のこどもたち(14歳男子、9歳男子、6歳女子)だった。 仕事のわからない辺境伯を助けながら、こどもたちの生活を助けたり、魔物を倒したり!? そしていつしか、ライラと辺境伯やこどもたちとの関係が変わっていく…… ※お待たせしました。 ※他サイト様にも掲載中

私が王子との結婚式の日に、妹に毒を盛られ、公衆の面前で辱められた。でも今、私は時を戻し、運命を変えに来た。

MayonakaTsuki
恋愛
王子との結婚式の日、私は最も信頼していた人物――自分の妹――に裏切られた。毒を盛られ、公開の場で辱められ、未来の王に拒絶され、私の人生は血と侮辱の中でそこで終わったかのように思えた。しかし、死が私を迎えたとき、不可能なことが起きた――私は同じ回廊で、祭壇の前で目を覚まし、あらゆる涙、嘘、そして一撃の記憶をそのまま覚えていた。今、二度目のチャンスを得た私は、ただ一つの使命を持つ――真実を突き止め、奪われたものを取り戻し、私を破滅させた者たちにその代償を払わせる。もはや、何も以前のままではない。何も許されない。

見た目は子供、頭脳は大人。 公爵令嬢セリカ

しおしお
恋愛
四歳で婚約破棄された“天才幼女”―― 今や、彼女を妻にしたいと王子が三人。 そして隣国の国王まで参戦!? 史上最大の婿取り争奪戦が始まる。 リュミエール王国の公爵令嬢セリカ・ディオールは、幼い頃に王家から婚約破棄された。 理由はただひとつ。 > 「幼すぎて才能がない」 ――だが、それは歴史に残る大失策となる。 成長したセリカは、領地を空前の繁栄へ導いた“天才”として王国中から称賛される存在に。 灌漑改革、交易路の再建、魔物被害の根絶…… 彼女の功績は、王族すら遠く及ばないほど。 その名声を聞きつけ、王家はざわついた。 「セリカに婿を取らせる」 父であるディオール公爵がそう発表した瞬間―― なんと、三人の王子が同時に立候補。 ・冷静沈着な第一王子アコード ・誠実温和な第二王子セドリック ・策略家で負けず嫌いの第三王子シビック 王宮は“セリカ争奪戦”の様相を呈し、 王子たちは互いの足を引っ張り合う始末。 しかし、混乱は国内だけでは終わらなかった。 セリカの名声は国境を越え、 ついには隣国の―― 国王まで本人と結婚したいと求婚してくる。 「天才で可愛くて領地ごと嫁げる?  そんな逸材、逃す手はない!」 国家の威信を賭けた婿争奪戦は、ついに“国VS国”の大騒動へ。 当の本人であるセリカはというと―― 「わたし、お嫁に行くより……お昼寝のほうが好きなんですの」 王家が焦り、隣国がざわめき、世界が動く。 しかしセリカだけはマイペースにスイーツを作り、お昼寝し、領地を救い続ける。 これは―― 婚約破棄された天才令嬢が、 王国どころか国家間の争奪戦を巻き起こしながら 自由奔放に世界を変えてしまう物語。

「25歳OL、異世界で年上公爵の甘々保護対象に!? 〜女神ルミエール様の悪戯〜」

透子(とおるこ)
恋愛
25歳OL・佐神ミレイは、仕事も恋も完璧にこなす美人女子。しかし本当は、年上の男性に甘やかされたい願望を密かに抱いていた。 そんな彼女の前に現れたのは、気まぐれな女神ルミエール。理由も告げず、ミレイを異世界アルデリア王国の公爵家へ転移させる。そこには恐ろしく気難しいと評判の45歳独身公爵・アレクセイが待っていた。 最初は恐怖を覚えるミレイだったが、公爵の手厚い保護に触れ、次第に心を許す。やがて彼女は甘く溺愛される日々に――。 仕事も恋も頑張るOLが、異世界で年上公爵にゴロニャン♡ 甘くて胸キュンなラブストーリー、開幕! ---

敵に貞操を奪われて癒しの力を失うはずだった聖女ですが、なぜか前より漲っています

藤谷 要
恋愛
サルサン国の聖女たちは、隣国に征服される際に自国の王の命で殺されそうになった。ところが、侵略軍将帥のマトルヘル侯爵に助けられた。それから聖女たちは侵略国に仕えるようになったが、一か月後に筆頭聖女だったルミネラは命の恩人の侯爵へ嫁ぐように国王から命じられる。 結婚披露宴では、陛下に側妃として嫁いだ旧サルサン国王女が出席していたが、彼女は侯爵に腕を絡めて「陛下の手がつかなかったら一年後に妻にしてほしい」と頼んでいた。しかも、侯爵はその手を振り払いもしない。 聖女は愛のない交わりで神の加護を失うとされているので、当然白い結婚だと思っていたが、初夜に侯爵のメイアスから体の関係を迫られる。彼は命の恩人だったので、ルミネラはそのまま彼を受け入れた。 侯爵がかつての恋人に似ていたとはいえ、侯爵と孤児だった彼は全く別人。愛のない交わりだったので、当然力を失うと思っていたが、なぜか以前よりも力が漲っていた。 ※全11話 2万字程度の話です。

断る――――前にもそう言ったはずだ

鈴宮(すずみや)
恋愛
「寝室を分けませんか?」  結婚して三年。王太子エルネストと妃モニカの間にはまだ子供が居ない。  周囲からは『そろそろ側妃を』という声が上がっているものの、彼はモニカと寝室を分けることを拒んでいる。  けれど、エルネストはいつだって、モニカにだけ冷たかった。  他の人々に向けられる優しい言葉、笑顔が彼女に向けられることない。 (わたくし以外の女性が妃ならば、エルネスト様はもっと幸せだろうに……)  そんな時、侍女のコゼットが『エルネストから想いを寄せられている』ことをモニカに打ち明ける。  ようやく側妃を娶る気になったのか――――エルネストがコゼットと過ごせるよう、私室で休むことにしたモニカ。  そんな彼女の元に、護衛騎士であるヴィクトルがやってきて――――?

【完結】退職を伝えたら、無愛想な上司に囲われました〜逃げられると思ったのが間違いでした〜

来栖れいな
恋愛
逃げたかったのは、 疲れきった日々と、叶うはずのない憧れ――のはずだった。 無愛想で冷静な上司・東條崇雅。 その背中に、ただ静かに憧れを抱きながら、 仕事の重圧と、自分の想いの行き場に限界を感じて、私は退職を申し出た。 けれど―― そこから、彼の態度は変わり始めた。 苦手な仕事から外され、 負担を減らされ、 静かに、けれど確実に囲い込まれていく私。 「辞めるのは認めない」 そんな言葉すらないのに、 無言の圧力と、不器用な優しさが、私を縛りつけていく。 これは愛? それともただの執着? じれじれと、甘く、不器用に。 二人の距離は、静かに、でも確かに近づいていく――。 無愛想な上司に、心ごと囲い込まれる、じれじれ溺愛・執着オフィスラブ。 ※この物語はフィクションです。 登場する人物・団体・名称・出来事などはすべて架空であり、実在のものとは一切関係ありません。

いなくなった伯爵令嬢の代わりとして育てられました。本物が見つかって今度は彼女の婚約者だった辺境伯様に嫁ぎます。

りつ
恋愛
~身代わり令嬢は強面辺境伯に溺愛される~ 行方不明になった伯爵家の娘によく似ていると孤児院から引き取られたマリア。孤独を抱えながら必死に伯爵夫妻の望む子どもを演じる。数年後、ようやく伯爵家での暮らしにも慣れてきた矢先、夫妻の本当の娘であるヒルデが見つかる。自分とは違う天真爛漫な性格をしたヒルデはあっという間に伯爵家に馴染み、マリアの婚約者もヒルデに惹かれてしまう……。

処理中です...