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第1章 引越先は訳ありでした
7. フェロル村の村長
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い、息ができない。林が切れた先まで駆け抜け、そこでぶっ倒れた。もう体力の限界。もう無理。……という事で、魔物が現れる危険な場所に取り残されました。
リリィに途中から引き離されていたが、一歩も止まってくれないんだなぁ。
俺、救世主なんじゃなかったっけ。
「パパさん、大丈夫?」
ミントが顔を舐めてくれるが、これはしばらくは動けそうにない。
今だったら魔物に襲われても、無抵抗で逝く。
そのまま、5分ほどかけて息を整えたあと、リュックから水を出し、少し飲む。
「ふぅ……死ぬかと思った。ミント、周りに何かいない?」
「多分、大丈夫だと思うけど、喋れるようになってから、鼻が少し効かなくなったんだよね。匂いが減った気がする」
それって犬としてはグレードダウンしていないか? 会話スキルゲットの代償は大きいな。
「でも、耳はそのままなので、大丈夫。見える範囲で僕より大きいものが動いている気配は無いと思うよ」
倒れこんでいる俺のお腹の上に乗って、あたりを見回し、安全を確認してくれた。
「リリィさんは、近くにはいない?」
「見えないけど、先の方でまだ走っているよ」
そのまま村まで走り抜けるつもりなんだろうか。
少し回復したので、よっこらせと立ちが上がってみる。
視界の先に村が見えた。上下に少し起伏があるもののなだらかな道が続く。
歩いて20分くらいの距離だろう。
このまま村に行くにしても、陽があるうちに自宅まで戻りたいな。
「あ、パパさん、リリィがこっちに戻ってくるよ」
よかった、見捨てられた訳じゃなかったんだな。
……5分後、そこには見事な土下座を決めたリリィの姿がありました。
「リリィさん、気にしてませんよ。自分の安全を優先するのは当然です。戻っていただけただけで……」
「いえ、そういう訳じゃなくて……」
何か非常に言いづらそうにプルプル震えながら、顔を上げる。
「全速で走っているうちに何で走っているか忘れてしまって、村までいつも通りダッシュしてしまったんです。村についてから思い出して、慌てて戻ってきました」
「……ミント、村までもうすぐなので、行ってみよう。警戒を怠らないように」
ミントを抱えて、歩き出す。
「わー、本当にごめんなさい。許してください。私に村まで案内させてください……あと、できればこの事は誰にも言わないでいただけると助かります」
----------
「そこが村の入り口です」
魔物に出会う事なく、リリィと合流して20分ほど歩いた後、石塀で囲まれた村についた。石塀の高さは3m程度、石塀の周りには大人だったら跨いで渡れるくらいの小さな堀が掘られており、水を張っている。水は緑色に濁っていて深さは解らない。
このくらいで、魔物を防ぐのには十分なのだろうか。
入り口とリリィが指差した場所には閉ざされた木製の門があった。門の間には門番が……なんて勝手にイメージしていたが誰もおらず、詰所なども無い。
「全体で100名程度の村ですし、こちら側は聖地しかありませんので、門は常時閉めているんです。人の出入りがある時だけ開けるようになっています」
リリィは俺にこのような説明をしたあと、門の内側に向かって大きな声を出した。
「リリアナ・ヒメノ、ただいま戻りました。救世主様をお連れしておりますので、至急、開門を願います!」
何の返答も無い。
「…………」
「大丈夫です。いつもこんな感じで待たされます。」
待つこと数分。
「リリィさん?」
「リリアナ・ヒメノ、ただいま戻りましたぁあ。救世主様をお連れしておりますので、至急、開門を願います!」
さっきよりも大きい声で叫ぶ。焦ったのか声が裏返っていた。
もう一度しばらく待つと門がゆっくりと開いた。
----------
門を開けてくれたのは浩太と同じ年頃の子供だった。いかにも村の子供という感じだな。
「リリィ、お帰り。今日は早いね。どうしたの? あ、こちらの方は?」
「ありがとう、チコ。こちらは勇者の国から聖地を通って降臨された救世主様です。さっき、村長に伝えてますので、お出迎えの準備をされていると思うのですが……」
「ちょっと、聞いてくるね」
チコが門から真っ直ぐ伸びる道を走っていく。
門の内側は畑と点々と家が並んでいた。家は聖地にある小屋と同じ様な丸太で作られている。一番近い家でも門から50メートル程先にある。チコはあそこから来たのかな?
広大な敷地を石塀で囲っていて、これを村人だけで作ったというのであれば大したものだ。スライムですら強いという事なので、安全に食料が自給できるようにしているのだろう。
門の周辺をぶらぶら見ていると、チコが走り去った方向から3人の男がこちらへ走ってきた。
左から背の高い若者、恰幅の良い初老の男性、禿頭の老人。
そのうち真ん中の男が口を開く。
「リリアナ殿、救世主様が降臨されたとは初耳なのですが、どういう事ですか?」
「えー、ルカス、さっき、甲冑を外してもらう時、伝えたじゃないですか」
「え、え、あれだったの?」
ルカスと呼ばれた背の高い若い男が口を開く。
「さっきは、なんかモゴモゴ言っていたみたいだけど、外から留め具を外したら、物凄い勢いで甲冑を外して、どこかに走り去ったので……」
「まさか、救世主様が降臨されたとは……」
村長と呼ばれた男は、リリィと会話をしながらこちらをチラッと見た。
他の2人も訝しげにこちらを見ている。
「初めまして。タナカと申します。こちらの村の村長様でしょうか」
「私が村長です。貴方様が勇者の国から聖地を通って来た救世主様という事でしょうか?」
「救世主や勇者の国というのは何かの間違いだと思いますが、聖地と呼ばれる光のカーテンを通ってはきました」
「ちょっと待ってください」
村長は2人の男を連れて少し離れる。
「……本当なのか……」
「神殿の言う事など当てには……聖地は……」
「税金の無駄遣いじゃ‥…そうですね……」
「………………本当だったとしたら……」
何かごにょごにょと漏れ伝わってくるが、あまり良い印象を持たれていない感じだ。まぁ、疑ってるんだろうな。俺だったら信じないし。
何か決まったのか、村長がこちらを向いて満面の笑みを浮かべて来た。
「ようこそ、救世主様。フェロル村へようこそ。早速歓迎式典を持ってお迎えさせていただきたい所なのですが、生憎このような田舎の村でして、急な事で何の準備もありません。式典については、日を改めさせていただき、まずは一度、我らが聖地に赴き、救世主様が聖地よりお越しになった事を確認させていただけないでしょうか」
完璧に疑ってますね。
「村長、疑っているのか? このシエラ男爵家が従士、リリアナ・ヒメノが確認している事だぞ」
リリィが勇ましく抗議するが、
「リリアナ殿ではな……」
「ちょっと信じきれないというか……」
「リリィだし……」
若い男だけ愛称で呼んでいるが3人ともリリィを見る目が痛々しい。
これまでも色々やらかしているのかな?
「リリィ、大丈夫ですよ。私もこんな話をされたら疑ってかかりますし」
「あ、いえいえ、私どもも救世主様の事を決して疑っている訳では……ただ何分、確認というものも必要でして……」
言葉の割には恐縮してそうにも無いな。
「これから我らもご一緒しますので、どうかを確認をさせていただけますか」
「これからですね。わかりました……ちょっとだけ……ちょっとだけ休憩してもいいですか?」
リリィに途中から引き離されていたが、一歩も止まってくれないんだなぁ。
俺、救世主なんじゃなかったっけ。
「パパさん、大丈夫?」
ミントが顔を舐めてくれるが、これはしばらくは動けそうにない。
今だったら魔物に襲われても、無抵抗で逝く。
そのまま、5分ほどかけて息を整えたあと、リュックから水を出し、少し飲む。
「ふぅ……死ぬかと思った。ミント、周りに何かいない?」
「多分、大丈夫だと思うけど、喋れるようになってから、鼻が少し効かなくなったんだよね。匂いが減った気がする」
それって犬としてはグレードダウンしていないか? 会話スキルゲットの代償は大きいな。
「でも、耳はそのままなので、大丈夫。見える範囲で僕より大きいものが動いている気配は無いと思うよ」
倒れこんでいる俺のお腹の上に乗って、あたりを見回し、安全を確認してくれた。
「リリィさんは、近くにはいない?」
「見えないけど、先の方でまだ走っているよ」
そのまま村まで走り抜けるつもりなんだろうか。
少し回復したので、よっこらせと立ちが上がってみる。
視界の先に村が見えた。上下に少し起伏があるもののなだらかな道が続く。
歩いて20分くらいの距離だろう。
このまま村に行くにしても、陽があるうちに自宅まで戻りたいな。
「あ、パパさん、リリィがこっちに戻ってくるよ」
よかった、見捨てられた訳じゃなかったんだな。
……5分後、そこには見事な土下座を決めたリリィの姿がありました。
「リリィさん、気にしてませんよ。自分の安全を優先するのは当然です。戻っていただけただけで……」
「いえ、そういう訳じゃなくて……」
何か非常に言いづらそうにプルプル震えながら、顔を上げる。
「全速で走っているうちに何で走っているか忘れてしまって、村までいつも通りダッシュしてしまったんです。村についてから思い出して、慌てて戻ってきました」
「……ミント、村までもうすぐなので、行ってみよう。警戒を怠らないように」
ミントを抱えて、歩き出す。
「わー、本当にごめんなさい。許してください。私に村まで案内させてください……あと、できればこの事は誰にも言わないでいただけると助かります」
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「そこが村の入り口です」
魔物に出会う事なく、リリィと合流して20分ほど歩いた後、石塀で囲まれた村についた。石塀の高さは3m程度、石塀の周りには大人だったら跨いで渡れるくらいの小さな堀が掘られており、水を張っている。水は緑色に濁っていて深さは解らない。
このくらいで、魔物を防ぐのには十分なのだろうか。
入り口とリリィが指差した場所には閉ざされた木製の門があった。門の間には門番が……なんて勝手にイメージしていたが誰もおらず、詰所なども無い。
「全体で100名程度の村ですし、こちら側は聖地しかありませんので、門は常時閉めているんです。人の出入りがある時だけ開けるようになっています」
リリィは俺にこのような説明をしたあと、門の内側に向かって大きな声を出した。
「リリアナ・ヒメノ、ただいま戻りました。救世主様をお連れしておりますので、至急、開門を願います!」
何の返答も無い。
「…………」
「大丈夫です。いつもこんな感じで待たされます。」
待つこと数分。
「リリィさん?」
「リリアナ・ヒメノ、ただいま戻りましたぁあ。救世主様をお連れしておりますので、至急、開門を願います!」
さっきよりも大きい声で叫ぶ。焦ったのか声が裏返っていた。
もう一度しばらく待つと門がゆっくりと開いた。
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門を開けてくれたのは浩太と同じ年頃の子供だった。いかにも村の子供という感じだな。
「リリィ、お帰り。今日は早いね。どうしたの? あ、こちらの方は?」
「ありがとう、チコ。こちらは勇者の国から聖地を通って降臨された救世主様です。さっき、村長に伝えてますので、お出迎えの準備をされていると思うのですが……」
「ちょっと、聞いてくるね」
チコが門から真っ直ぐ伸びる道を走っていく。
門の内側は畑と点々と家が並んでいた。家は聖地にある小屋と同じ様な丸太で作られている。一番近い家でも門から50メートル程先にある。チコはあそこから来たのかな?
広大な敷地を石塀で囲っていて、これを村人だけで作ったというのであれば大したものだ。スライムですら強いという事なので、安全に食料が自給できるようにしているのだろう。
門の周辺をぶらぶら見ていると、チコが走り去った方向から3人の男がこちらへ走ってきた。
左から背の高い若者、恰幅の良い初老の男性、禿頭の老人。
そのうち真ん中の男が口を開く。
「リリアナ殿、救世主様が降臨されたとは初耳なのですが、どういう事ですか?」
「えー、ルカス、さっき、甲冑を外してもらう時、伝えたじゃないですか」
「え、え、あれだったの?」
ルカスと呼ばれた背の高い若い男が口を開く。
「さっきは、なんかモゴモゴ言っていたみたいだけど、外から留め具を外したら、物凄い勢いで甲冑を外して、どこかに走り去ったので……」
「まさか、救世主様が降臨されたとは……」
村長と呼ばれた男は、リリィと会話をしながらこちらをチラッと見た。
他の2人も訝しげにこちらを見ている。
「初めまして。タナカと申します。こちらの村の村長様でしょうか」
「私が村長です。貴方様が勇者の国から聖地を通って来た救世主様という事でしょうか?」
「救世主や勇者の国というのは何かの間違いだと思いますが、聖地と呼ばれる光のカーテンを通ってはきました」
「ちょっと待ってください」
村長は2人の男を連れて少し離れる。
「……本当なのか……」
「神殿の言う事など当てには……聖地は……」
「税金の無駄遣いじゃ‥…そうですね……」
「………………本当だったとしたら……」
何かごにょごにょと漏れ伝わってくるが、あまり良い印象を持たれていない感じだ。まぁ、疑ってるんだろうな。俺だったら信じないし。
何か決まったのか、村長がこちらを向いて満面の笑みを浮かべて来た。
「ようこそ、救世主様。フェロル村へようこそ。早速歓迎式典を持ってお迎えさせていただきたい所なのですが、生憎このような田舎の村でして、急な事で何の準備もありません。式典については、日を改めさせていただき、まずは一度、我らが聖地に赴き、救世主様が聖地よりお越しになった事を確認させていただけないでしょうか」
完璧に疑ってますね。
「村長、疑っているのか? このシエラ男爵家が従士、リリアナ・ヒメノが確認している事だぞ」
リリィが勇ましく抗議するが、
「リリアナ殿ではな……」
「ちょっと信じきれないというか……」
「リリィだし……」
若い男だけ愛称で呼んでいるが3人ともリリィを見る目が痛々しい。
これまでも色々やらかしているのかな?
「リリィ、大丈夫ですよ。私もこんな話をされたら疑ってかかりますし」
「あ、いえいえ、私どもも救世主様の事を決して疑っている訳では……ただ何分、確認というものも必要でして……」
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