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15−4 一年ぶりのチョコレートケーキ
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「放っておけば、本当に離れていってしまいそうだ、あなたという人は。かすみとの報道で騒がれた時は、巻き込みたくなくて、あえて連絡しなかったんですが、その時は、それで終わってしまうかもしれないと思いました。それでも仕方がないと。名古屋で偶然お会いした時は、驚きましたよ。まさか、優美が呼びつけていたとは」
「あの時は、本当に、もう、京一郎さんのことは、忘れるつもりでした。永瀬さんにもそう言ったんです。どうしてメールしてしまったのかと後悔して。それなのに・・・」
それがきっかけで、京一郎と会い、SNSを始めることになったのだ。
「考え直してくれませんか。僕の気持ちを聞いたら身を引くというのは。辛いのはわかっているつもりです。見たことのない世界に行くのは、勇気のいることです。ピアスもあけてくれましたね、僕のために」
ちゃんと気がついてくれていたのだ。
それだけで、もういい気がする。
「あなたが頑張っている姿が、僕の励みになっていました。美香さんの見せてくれる世界を、もっと見たいと思っているのですよ」
「嬉しいです」
この涙はきっと、嬉し涙。
「あなたは、会うたびにどんどん綺麗になっていく。春になったら、どんな服を着せようか、贈るのが楽しみです」
その言葉だけで、舞い上がってしまいそうになる。
(だけど、本当に?)
あり得ない状況が、美香を冷静にする。
信じていいのか、最後の最後で心が迷う。
何度も振られてきた経験が、そうさせるのか、踏み込むのが怖い。
美香は、ふと目の前の京一郎の肩を見て顔をあげた。
今頃気がついた自分は、本当に気が利かない。
京一郎は、この冬空に、コートを着ていなかった。
慌てて追いかけてきてくれたのだ。
「どうしよう、ごめんなさい」
「今度は何ですか?」
「京一郎さん、コートも無しで。・・・風邪ひいちゃったらどうしよう」
「美香さんがあったかいから大丈夫ですよ」
「よくカイロみたいと言われます・・・って、戻ってください!」
暖かい京一郎の胸を押して離れた。
押しやられて、京一郎が驚いている。
だが、それは一瞬で、
「ホテルに戻ってケーキを食べるんでしょ? じゃあ、一緒に」
と手を伸ばした。
「僕についてきてくれますか」
この手を取れば、イエス。
だが、その先は想像もできないような困難が待ち受ける。
突っぱねて帰れば、もうおそらくこれっきり。
生活は何も変わらず、傷つくこともなく、平穏な毎日が戻ってくる。
平穏な・・・。
そんな平穏な日々に、自分は戻りたいのだろうか。
目の前に差し出された手を振り切って、手に入れたいのだろうか。
「・・・」
早くしないと、京一郎の手が、体が冷たく凍ってしまう。
私は、何が欲しいの?
美香は、手を伸ばして京一郎の手を掴むと、走り出した。
何でもいいから、ホテルに戻って、ケーキが食べたい。
誰かの思惑なんて、どうだっていい。
私は、チョコレートケーキを食べるために東京まで来たのだ。
逃げ帰るわけにはいかなかった。
「おかえりなさいませ」
王子様が笑顔で迎えてくれた。
席に案内されて、京一郎が新しいのを、とケーキを注文してくれた。
同じものでいいと言ったら、もう片付けられてしまったらしい。
「かすみはどうしてる?」
「お部屋にお戻りになられました」
「そうか」
と頷いたが、そのまま動く気配がない。
「いかなくていいのですか?」
美香がきくと、
「どうしてですか?」
と首をかしげた。
「まさかこの歳で走らされるなんて」
水を飲み干して、息をついている。
「だって、風邪ひかせたら大変でしょ?」
「僕を子供扱いするのですか、美香さんは。・・・僕が撮ってあげますよ」
「大丈夫です。今日は自撮りはやめます。変に疑われるのは嫌ですから」
ケーキだけならもう撮ったし、本当は、泣いた後の顔を撮られたくないからだ。
「今日は奢りますよ。お騒がせしたお詫びです」
「いいんですか? お騒がせしたのは、私の方だと思うのですが」
「美香さんは何もしていないでしょう。さあ、どうぞ」
と言われても、京一郎を目の前にして、緊張して食べられない。
「あの、ちょっと向こう行っててくれませんか」
「ふっ・・・今さら言うことですか」
「なんで笑うの? もう・・・」
「照れなくていいですよ」
頬を膨らませながらも、端正なチョコレートを口に入れた。
途端にとろけるような表情に変わる。
「うんまっ、幸せ~~」
京一郎が笑った。
美味しいケーキと優しい笑顔に心がほっこり暖まった。
だが、それも一瞬で凍りつく。
「あら、本当にただの知り合いなのかしら」
京一郎が戻ってきたのを知って部屋から出てきたのか、帽子とメガネで変装したかすみが立っていた。
清楚な感じから、少し大人っぽい服装に着替えている。
口の中から甘みが消えて、苦味だけが残った。
「あなた、私から京一郎を奪うつもり? 何でもないふりして本当は狙ってるんでしょ? そういう女が一番腹が立つわ。はっきりしなさいよ!」
最初の雰囲気からは想像もつかないほど凄みのある声を美香に投げた。
「かすみ」
京一郎が止めようとするが、レンズ越しに見下ろす目は、それを無視して美香を見据えている。
確かに、その通りだ。
私は、逃げてばかりいる。
今も、一度は逃げた。
「あなたも京一郎が欲しいの?」
「かすみ」
「京一郎は黙って。私はこの女に聞いてるの」
「それは・・・」
美香も、かすみを見返した。
永瀬優美と対峙した時も、同じようなことを言われ、関係がないと逃げた。
かすみの、女性が憧れるような可愛さと美しさのバランスが絶妙な姿を間近に見て、体が震えそうになる。
これほど綺麗な人と、対等に渡り合えるなんて思えない。
位負けして、逃げそうになる心を、何とか奮い立たせて、言うべき言葉を探した。
「私、京一郎さんが欲しいとは思っていません」
その時も同じようなことを言った。
けれど、もう逃げない。
「私は、京一郎さんの隣に立ちたいだけ。隣に立って、新しい世界を見たいだけです」
「・・・」
かすみが目を見開いた。
「京一郎さんが欲しければ、どうぞご勝手に。誰を選ぶのかは、京一郎さんが決めることでしょう。私には、関係ありませんから」
心臓はドキドキと痛いくらいになっているが、顔には出さずに平然と構えて、ケーキを口に運んだ。
「大した自信ね」
かすみは怒っているのか、さっと顔を背けると、颯爽とホテルを出て行った。
「あの時は、本当に、もう、京一郎さんのことは、忘れるつもりでした。永瀬さんにもそう言ったんです。どうしてメールしてしまったのかと後悔して。それなのに・・・」
それがきっかけで、京一郎と会い、SNSを始めることになったのだ。
「考え直してくれませんか。僕の気持ちを聞いたら身を引くというのは。辛いのはわかっているつもりです。見たことのない世界に行くのは、勇気のいることです。ピアスもあけてくれましたね、僕のために」
ちゃんと気がついてくれていたのだ。
それだけで、もういい気がする。
「あなたが頑張っている姿が、僕の励みになっていました。美香さんの見せてくれる世界を、もっと見たいと思っているのですよ」
「嬉しいです」
この涙はきっと、嬉し涙。
「あなたは、会うたびにどんどん綺麗になっていく。春になったら、どんな服を着せようか、贈るのが楽しみです」
その言葉だけで、舞い上がってしまいそうになる。
(だけど、本当に?)
あり得ない状況が、美香を冷静にする。
信じていいのか、最後の最後で心が迷う。
何度も振られてきた経験が、そうさせるのか、踏み込むのが怖い。
美香は、ふと目の前の京一郎の肩を見て顔をあげた。
今頃気がついた自分は、本当に気が利かない。
京一郎は、この冬空に、コートを着ていなかった。
慌てて追いかけてきてくれたのだ。
「どうしよう、ごめんなさい」
「今度は何ですか?」
「京一郎さん、コートも無しで。・・・風邪ひいちゃったらどうしよう」
「美香さんがあったかいから大丈夫ですよ」
「よくカイロみたいと言われます・・・って、戻ってください!」
暖かい京一郎の胸を押して離れた。
押しやられて、京一郎が驚いている。
だが、それは一瞬で、
「ホテルに戻ってケーキを食べるんでしょ? じゃあ、一緒に」
と手を伸ばした。
「僕についてきてくれますか」
この手を取れば、イエス。
だが、その先は想像もできないような困難が待ち受ける。
突っぱねて帰れば、もうおそらくこれっきり。
生活は何も変わらず、傷つくこともなく、平穏な毎日が戻ってくる。
平穏な・・・。
そんな平穏な日々に、自分は戻りたいのだろうか。
目の前に差し出された手を振り切って、手に入れたいのだろうか。
「・・・」
早くしないと、京一郎の手が、体が冷たく凍ってしまう。
私は、何が欲しいの?
美香は、手を伸ばして京一郎の手を掴むと、走り出した。
何でもいいから、ホテルに戻って、ケーキが食べたい。
誰かの思惑なんて、どうだっていい。
私は、チョコレートケーキを食べるために東京まで来たのだ。
逃げ帰るわけにはいかなかった。
「おかえりなさいませ」
王子様が笑顔で迎えてくれた。
席に案内されて、京一郎が新しいのを、とケーキを注文してくれた。
同じものでいいと言ったら、もう片付けられてしまったらしい。
「かすみはどうしてる?」
「お部屋にお戻りになられました」
「そうか」
と頷いたが、そのまま動く気配がない。
「いかなくていいのですか?」
美香がきくと、
「どうしてですか?」
と首をかしげた。
「まさかこの歳で走らされるなんて」
水を飲み干して、息をついている。
「だって、風邪ひかせたら大変でしょ?」
「僕を子供扱いするのですか、美香さんは。・・・僕が撮ってあげますよ」
「大丈夫です。今日は自撮りはやめます。変に疑われるのは嫌ですから」
ケーキだけならもう撮ったし、本当は、泣いた後の顔を撮られたくないからだ。
「今日は奢りますよ。お騒がせしたお詫びです」
「いいんですか? お騒がせしたのは、私の方だと思うのですが」
「美香さんは何もしていないでしょう。さあ、どうぞ」
と言われても、京一郎を目の前にして、緊張して食べられない。
「あの、ちょっと向こう行っててくれませんか」
「ふっ・・・今さら言うことですか」
「なんで笑うの? もう・・・」
「照れなくていいですよ」
頬を膨らませながらも、端正なチョコレートを口に入れた。
途端にとろけるような表情に変わる。
「うんまっ、幸せ~~」
京一郎が笑った。
美味しいケーキと優しい笑顔に心がほっこり暖まった。
だが、それも一瞬で凍りつく。
「あら、本当にただの知り合いなのかしら」
京一郎が戻ってきたのを知って部屋から出てきたのか、帽子とメガネで変装したかすみが立っていた。
清楚な感じから、少し大人っぽい服装に着替えている。
口の中から甘みが消えて、苦味だけが残った。
「あなた、私から京一郎を奪うつもり? 何でもないふりして本当は狙ってるんでしょ? そういう女が一番腹が立つわ。はっきりしなさいよ!」
最初の雰囲気からは想像もつかないほど凄みのある声を美香に投げた。
「かすみ」
京一郎が止めようとするが、レンズ越しに見下ろす目は、それを無視して美香を見据えている。
確かに、その通りだ。
私は、逃げてばかりいる。
今も、一度は逃げた。
「あなたも京一郎が欲しいの?」
「かすみ」
「京一郎は黙って。私はこの女に聞いてるの」
「それは・・・」
美香も、かすみを見返した。
永瀬優美と対峙した時も、同じようなことを言われ、関係がないと逃げた。
かすみの、女性が憧れるような可愛さと美しさのバランスが絶妙な姿を間近に見て、体が震えそうになる。
これほど綺麗な人と、対等に渡り合えるなんて思えない。
位負けして、逃げそうになる心を、何とか奮い立たせて、言うべき言葉を探した。
「私、京一郎さんが欲しいとは思っていません」
その時も同じようなことを言った。
けれど、もう逃げない。
「私は、京一郎さんの隣に立ちたいだけ。隣に立って、新しい世界を見たいだけです」
「・・・」
かすみが目を見開いた。
「京一郎さんが欲しければ、どうぞご勝手に。誰を選ぶのかは、京一郎さんが決めることでしょう。私には、関係ありませんから」
心臓はドキドキと痛いくらいになっているが、顔には出さずに平然と構えて、ケーキを口に運んだ。
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