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15.夏休み(2)
しおりを挟む夏休みの間は、毎朝監視塔の前の広場でラジオ体操をする。中町小学校も川上小学校も、百番地の子どもはみんな一緒に体操をする。小さな子どももいるし、お年寄りもいる。カナコさんとヒロくんも、地区は違うのに家が近いからこちらに来る。ラジオ体操が始まると、いつもガミガミさんが前に出て、朝礼台の上に立つ。ガミガミさんが自分で作った朝礼台だ。その狭い朝礼台の上で、毎朝シャキッと体操をしている。
それに比べて、ユーイチのはダラダラ体操だ。ユーイチは時々しか出てこない。特に、夏休みの後半になってから、ほとんど休みだ。寝ぼすけなんだ。たまに、弟に引っ張られてやってきて、まるで盆踊りをしているような体操をする。見張り台が朝日で反射して、ユーイチの顔を照らし付ける。「コラッ、寝ぼすけ!」と怒ってるみたいだ。
夏休みもあと少しだ。ある日、ラジオ体操が終わったあと、シューイチたちは宿題の夏休み帳の話をした。
『住んでいる地域の歴史をしらべよう』
なんていう課題があるのだ。
「オレ、ここに来たばかりだろ。だから何を書いていいのかわからなくて。こういう宿題が一番困るんだよなあ。父さんも母さんも知らないし、一体だれに聞けばいいんだ?」
「ぼくもこのあたりの歴史ってあんまり知らないよ」
「ウチだってずっとここに住んでるけど、この辺の歴史なんて何も聞いたことない」
「だいたい、このあたりの歴史なんて、戦争のこと以外なんにもないんじゃないか?」
シューイチだけじゃなくて、ツヨシくんもカナコさんも困ってたのだ。
そこにガミガミさんが近寄ってきた。、
「この辺りの歴史調べかね?」
そうだ。一番うってつけの人がいたじゃないか!
さっそく、ガミガミさんから話を聞くことにした。築山の松の木かげに、丸太を横にしただけのベンチが並んでいる。そこに座ってガミガミさんの話を聞いた。じゃれついてくるヒロくんを横に、ガミガミさんは長ーい長ーい百番地の歴史を話してくれた。
君らは六年生だから、三角州について習ったろ。川の河口にできる三角形の中州じゃ。ここがその三角州だということは知ってるね。あの見張り台に上ったら、三角州の地形がよく分かるんじゃが・・・。他にはそうだな、南門の向こうにあるお宮さんに上がってごらん。あそこからなら、ここらの地形がどうなってるか、よく分かると思うよ。
ちょうどこの辺りが三角州のとがった先っぽにあたるところで、ここで大川と南大川に別れている。南大川は、今は埋め立てて小さい川になっているけれど、昔は大川と同じくらいの、本当に大きな川だった。その二本の川が分かれる手前に『水越』という地区があるんだ。川上小学校のある辺りからこの辺りをあわせて、昔は水越村と言っていた。その水越あたりで大川は直角に曲がっている。山と山との間の狭い谷間を流れてくるんだ。だから、雨が降ったら両側の山から水が滝のように流れ込んで、すぐに激流になる。そんな川だから、昔は暴れ川というて、水越に住む人たちは怖がっていた。ちょっと雨が降り続くと、周りのの土手がくずれて、家や田んぼに水があふれてきてたからな。水が越えるで『水越』。大雨に備えを忘れんようにと、昔の人が考えてつけた地名なんだろうね。この百番地も、大雨になるとたびたび水が土手を越えてきていた所なんよ。
大川って、昔は本当に大変な暴れ川だったんだ。その代わり、上流から石や砂を流しては中州にためていくから、三角州はどんどん大きくなっていった。おかげで以前は河口だったこのあたりに土砂がたまって、それを埋め立てて干拓していった。三角州はどんどん海に向かって広がっていって、やがて広い田んぼに変わっていったんだ。暴れ川が暴れてくれたおかげで広い村ができた、ということになるのかなあ。
元々、この三角州の中には、昔は人があんまり住まなんだ。そりゃあ、いつ洪水で流されるか分からんものな。でも、せっかくできた広い土地だ。おまけに上流から川が運んできた栄養たっぷりの土砂がたまっている。水だって簡単に引くことができるんだ。農業にはもってこいの土地じゃないか。そういうことで、二つの川の向こう岸から、それぞれお百姓さんが舟で渡ってきては、田んぼや畑を作リ始めたんだ。
この辺りは、元々は山沿いの段々畑くらいしかない村だったが、真ん中の大きな三角州にどんどんお百姓さんの手が入って、中州の田んぼがどんどん広がっていった。朝が明けたら舟で渡って、三角州の中で働いて、夕方はそれぞれ川向こうの集落に舟で帰っていく。だから、両方の川向こうにできた集落も、それにつれて大きくなっていった。
ところがだ。さっき言ったように、大川は度々洪水を起こす。そのたびに田んぼが泥で埋まってしまう。とくに、この辺りは三角州の先っぽだから、洪水が起こると真っ先に水に飲み込まれてしまうんだ。川が暴れて土手が崩れ、それをまた作り直して、またしばらくすると大雨がきて・・・、その繰り返し。昔の人はずいぶん苦労をしたんだよ。大川も南大川も、何年何十年と時間をかけて土手を高く盛り土していった。そうやって水害を防いできたんだ。今、南門の近くに少しだけ松林が残っているだろ。それから三角州の先っぽの水道局のポンプ場には大きなクスノキも何本かある。以前はきれいな桜の並木もあった。そうやって大きな木を育てて、根をしっかり張らせて、中州の周りの土手を強くしていったんだ。
南門の向こうのお宮さん、そのころ建てたのがあのお宮さんだ。弁天様というて、美人で有名な神様だが、元々は水の神様なんだよ。ふだんは小さい神社だから、だあれも人がいないけど、一年に一度、この弁天様の前でみんなが集まってお祭りをして、水害が起こらんようにお願いするようになった。南大川の広い河原で踊りをおどってみたり、飲み食いをしたり、女神様の前だから、あんまりひどい言い合いもできんじゃろ。だから、みんな仲良く豊作を祝う、そんな楽しいお祭りだ。
そういう歴史があって、この辺りは平和で豊かな村になったんだ。
その後に、この三角州にも人が住むようになってきた。付けられた名前が古新町。古くからある三角州だけど、新しくできた町で古新町。それを二つに分けて北古新町と南古新町になった。新しい町だから昔からあるようなものは何にもないよ。でも、長い間水害とたたかいながら、この三角州を開拓してきた人たちの苦労があってできた町なんだよ。
水害から守り続けてできた町、それがこの町の歴史なんよ。
それからしばらくして、シューイチたちは弁天様の丘に上がってみた。小さな鎮守の森があって、その上にぽつんとお社が建っている。
石段がけっこう長い。カナコさんとヒロくんの家はすぐそばだ。二人は小さい頃からたびたび来ているから、この階段にはなれている。ツヨシくんもけっこう階段のぼりは速い。でも、シューイチはこの細長い石段というのがとて苦手だ。横浜にも神社はあったし、石段もあった。だけど、ここの石段は長いし、一段ごとがずいぶん高くできていて、ゆっくりじゃないと足が上がらない。おまけに、周りの木がうっそうとして、一日中、日が差さない暗がりの中の石段だ。石段の表面にびっしりコケがくっついているから、すべりやすくて危なっかしい。
やれやれ、なんでみんな速いんだよ。そんなに急いじゃ危ないだろうが!
やっとのことで登り切ったちいさなお宮の境内。遠くまで見渡せてとてもいい景色だった。境内の裏の方は、山砂を掘った跡の茶色い地肌が広がっている。ガミガミさんから聞いた話だと、この山を削って目の前の南大川を埋め立てたらしい。その埋め立てられた南大川の埋立地が、お宮のすぐ下から河口の方に向かって細長く続いている。その奥に小さくなった南小川。そして、それを渡る小さな宮前橋があって、アーミーグリーンの南門が構えている。北門まで道はまっすぐだ。
その北門そばには監視塔がでーんとそびえている。近くで見るとさびついた古めかしい塔だが、こうしてみると周り一帯を見下ろして、まるで威圧しているみたいだ。そして、その向こうに大川が流れている。ガミガミさんの言った通り、大クスノキのある三角州の先っぽで折れ曲がって、大川と南小川の二つに別れている。土手のすぐそばにある川上小学校なんか、大川が氾濫したらあっという間に水の中に飲み込まれそうな場所だ。
シューイチはふと、ヒロくんの絵を思い出した。大三角形と、その先っぽにつけた緑のマル。監視塔だと思っていたけれど、緑のマルは三角州を守ったクスノキじゃないのか。
洪水の危険を一番最初に気付くとしたら、そのクスノキと監視塔だ。だとすると、クスノキも監視塔も、大川の水害からこの町を見守ってきたんじゃないだろうか。だから、戦争が終わったってクスノキと監視塔の役目は終わらない。しっかり見張らなきゃいけないものが、今もここにあるんだ。威圧してるんじゃない。見守ってるんだ。
ずっと川下の方にある中町小学校の辺りは、周りに田んぼが広がって、さらにその向こうに工場が建ち並んで、工場のえんとつからはもくもく煙が上がっている。大川の運んできた土砂の堆積物が、この町を海の方に向けてどんどん広げていったんだろう。
その真ん中に伸びたバス通りの商店街。一番手前がヒロくんたちの家だ。
「ウチはね、小さい頃から、ヒロと一緒にこのお宮さんにあがってたんよ。二人の遊び場の一つじゃった。ほら、ここからなら百番地がよく見えてるでしょ」
カナコさんが、この景色を見ながら言った。
「バス通り沿いに、ウチらが住んでる中町の商店街が続いているでしょ。商店街ってね、となり同士の家が全部くっついていてせせっこましいの。その中に大勢の人が住んでるんよ。ここから見ると、わあウチらこんな狭いところに住んでるんかって、なんかがっかりするんよね」
カナコさんはひとり言のように言った。
「でもね、百番地は全然違う。一軒ずつの家が大きくて立派で、庭も広いし木もいっぱいはえて。クスノキがあったり、松林があったり、サクラが咲いてたり、ポプラの葉っぱが秋には金色になったり・・・。どうしてウチらとこんなに違うんじゃろうか。いつもそう思ってた。べつに商店街がきらいな訳じゃない。商店街に家があるのもね、ええものなんよ。何でも近所で買えるから便利じゃしね。それに、ウチの家の窓からも、百番地の南門から北門まで、ずーっと見通せるんじゃから」
カナコさんもヒロくんも、小さい頃から百番地と監視塔をずっと見てきたんだ。
「ヒロがねえ、小さい頃この神社に上がってくるのをすごく喜んでたんよ。ほら、そこの手水鉢、そこに水道のじゃ口があるじゃろ。それをひねっては、水が鉢からあふれているのを、手をたたいて喜んで見てるんよ。
『やめんさい!』
何べん言うても、言葉だけじゃ人の注意を聞かん。無理矢理手を引っ張って止めさせようとしても、一つも動こうとせん。水をピシャピシャたたく。そのうち足と手を水につけて、ピシャピシャピシャピシャして喜んでる。それがどんどんひどくなってね。ズボンとシャツをビショビショにして・・・。言うても言うてもやめんのんよ。ここの水をつついてばっかり。どうしても、水のあるところに行きたがるんよね。変な子じゃろ?」
最近のカナコさんは、これまでヒロくんを見てきて自分がどれだけ大変だったかを、なんでもよく話すようになった。
「最近ね、分かったんよ。ヒロはウチの行くところを追いかけてきてるんよね。だから、ウチが水の近くさえよけて動けばいいだけなんよね」
「オレ一人っ子だからさ、ヒロくんといるのが楽しかったんだ。弟がいるのって面白いだろうなって、ちょっとうらやましいところもあったんだ。でも、ずっとヒロくんと一緒にいるってやっぱり大変なんだよな」
ふと、ツヨシくんが言った。
「ヒロくんてね、水を見てるわけじゃないと思うよ。水に光があたってるのを見てるんだと思う。光があたってキラキラ光ってまぶしいのが、ヒロくんはうれしいんじゃないのかなあ」
なるほど、そういえばそうだったな。
「キラキラしてるものが好きなんだ。見てると気持ちが落ち着くんだよ。ほら、ユーレイ屋敷でも、シャンデリアのキラキラしてたのを見上げて、楽しそうに声を出してたろ。この間スケッチに行ったときだって、大川の水が光ってまぶしいくらいだった。ヒロくんは、うれしそうな顔をして水面をじーっと見ていたんだ」
「そうか。ツヨシくんの言うとおりかもしれん。そう言えばきのうだってね、金魚屋さんの水槽をじっと見てるんよ。ご近所じゃから、ヒロのことをよう知ってるお店じゃし、悪さをするわけでもないから、別に気にはしなかったけどね。そうかぁ、光るんよね。水が光るからなんかあ。朝は日が差しこむから、お店の中の水槽を見てたんよ。でも昼になったらね、日が高くなるんで、今度は店の前に置いてある大タライの前に座って、じーっと水をながめてたんよね。そうなのかなあ、キラキラが好きなんかなあ」
カナコさんはうれしそうに話した。
「ずい分前じゃけど、いつまでも金魚屋さんから帰って来んことがあったんよ。それでね、うち、がまんできんようになって、早う帰ろって、むりやりひっぱって連れて帰ってしもうた。うちもひどいことをしたと思うんよ。でも、あのときはもうがまんできんかった。そのあとがもう大変じゃった。家の中で、大声で叫び声を上げて泣き叫ぶんよ。ウチの机の上にあるものを全部投げ捨てたり、カーテンを引きちぎったり・・・、よくあることなんじゃけどね。あの時は特別ひどかった」
カナコさんもこんな風に、ヒロくんのことを人前で話せるようになったんだ。
「そうよね。水がキラキラするのを見てただけなんよね。そうかあ、ヒロは光ってるのが楽しいんか。じっと見ているだけなんよね。それだけで気持ちが落ち着くんよね」
そうなのかもしれない。きっとそうだ。ヒロくんは人に気持ちを言えないけれど、自分のことをよく分かっているんだ。イライラしたときなんか、自分で気持ちを静めるために水たまりに行って、じっと水が光ってるのをながめているんだ。
『ツヨシって、時々すごいことに気がつくんだな』
新学期になって、そのことを藤田先生に話した。
「そういうところもあるんかねえ。そうか、光るものか。まぶしい明りをいやがる子もいるんだけど、ヒロくんはキラキラで落ち着くんだね。君たちにはいろいろなことを教えてもらうね。ヒロくんのやってることはいろんな『ハテナ』がつくけれど、こうやって、いろんなふうに周りの人がヒロくんのことを気にかけて、分かってあげることが大事なんだと思う。ありがとう。ヒロくんは周りの人に恵まれたんだね」
藤田先生はそう言って喜んでくれた。
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