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メスお兄さんに、メスイキを教えちゃう男の娘の話

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 メスお兄さん。それをクロネアの辞書を引用して説明すると、『男でありながらメスの匂いを振りまいている不届き者』である。不届き者にはお仕置きが必要であり、今すぐにでも自分のモノにしなくてはならない。

 クロネアの隣には今、そのメスが居た。黒いニットのセーターを着た、背の高いお兄さん。時おり長い茶髪を耳からかきあげながら、コーヒーを飲む。そして一番大事な顔は、どこか男っぽさを残しながらも……そこはかとなくメスらしさを漂わせていた。

「(やれやれ、困るなあ……。メスになるのはボクの専売特許なのに。……そういう悪い人は、お仕置きしてあげないと……♡)」

 真冬の静かなコーヒー店。その中でクロネアは、一人肉棒をそびえさせていた。人の目が無ければ今すぐにでも、このお兄さんを押し倒して犯し尽くしてしまいたい。そんな感情を上手に隠しながら、クロネアはメスへと近づいていき。それとなしに隣に座った。

「えっ?」
「はじめまして、お兄さん♡ 今って一人なの?」
「えっ、え。えっと、そのっ」

 メスの口から漏れて来たのは、低いながらも透き通るような声。そして慌てふためくたびにメスの吐息が溢れて来て、クロネアは思わず押し倒しそうになったものの。なんとか力づくで抑え込み、そっとお兄さんの手に手を重ね合わせる。

「暇ならさ。ボクと一緒に遊ぼうよ♡ せっかくの土曜日なんだし……一人なんてつまんないでしょ♡」
「遊ぶ……? で、でも俺、君の事よく知らないし」
「そんなの関係ないよ、知らないなら知ればいいだけでしょ♡ ……ね、お願い、お兄さん♡ ボクと一緒に……、遊ぼうよ♡」

 クロネアは目を虚ろにさせながら、ゆっくりと顔を近づけた。それはもはやキスをするぐらいの距離で、手を恋人つなぎにさせながら、クロネアは自身の持つ妖しい色気でお兄さんを包み込んでいく。……そしてクロネアは、お兄さんが生唾を飲み込むのを確認すると、ニヤリを微笑んでお兄さんを連れ出した。

「決まりだね♡ じゃあほら行こうよ、色々行きたいんだ♡ 思いっきり楽しまないと損だしね!」
「あっ、ちょ、ちょっとっ!」

 そのまま勢いに任せて、クロネアは休日を遊びまわった。カラオケに行ったりゲームセンターに行ったり、映画を見たり水族館に行ったり。思いつく限りの遊ぶ場所に行って、気が付けば既に夜。

 今クロネアは、お兄さん……もといミツヤの手を握りながら、ラブホテルのベッドの上に居た。今日の全てはここまで来るための伏線であり、正直他のものはどうでもよくて。クロネアはミツヤをぎゅっと抱きしめると、セーターをゆっくりと捲りあげて。お腹の辺りを優しく撫でた。

「つっ……♡」
「あは、かわいい♡ もしかしなくても、こういうの……初めてなのかな♡」
「や、やっぱり駄目だよっ。こういうの、やっちゃ……」
「今更遅いよ……♡ それに誰にも言わなかったら、バレないんだし♡ ……ほらあ、こことかどうかな……♡」
「ひっ!? ……ふあっ……♡」

 クロネアがへその辺りを軽く押すと、お兄さんは身体を跳ねらせて甘い声を出した。

「何もしてないのにこの感度♡ ああっ、いい……♡ いいよミツヤ♡ じゃあこれはどうかな、れろ……♡」
「ふああっ……♡ や、らめっ……♡ へ、へそ、舐めない……でえっ……♡」
「ちゅ……♡ んあ……♡ れろお……♡」
「やめっ……♡ やめ……♡ ふっ……♡ うっ、くっ……ひゃえっ……♡」

 ミツヤは口を両手で抑えながら、必死に声を出さないようにしていた。しかしそんな仕草もメスでしかなく、むしろクロネアを煽っているだけで。

「かわいいよミツヤ♡ とってもかわいい♡ そんな声出されちゃったら、我慢出来なくなっちゃうじゃんか……♡♡」
「はっ……♡ はっ……♡ あ、あえ……?」
「ミツヤの大事なもの、全部……♡♡ 全部全部、奪ってあげる……♡ ……一生ボク以外でイケない身体にしてあげるから、覚悟してよね……♡」

 クロネアは不敵な笑みを浮かべ、下着を下ろして肉棒を露出させた。そのままギシギシと音を立てながら、ミツヤの顔へと近づき。既にバキバキに準備万端になっていたそれを、柔らかい頬に擦り付けた。

「どうすればいいか、わかるよね♡ だってミツヤは、女の子だもんね♡」
「えっ……、えっ……。で、でもっ……。俺、俺はっ……」
「男って言いたいの? 残念、違うよ♡ ミツヤは女の子なんだよ♡ とってもかわいくてとっても甘えん坊な、メス……♡」
「……め、メス……?」
「そうだよ……♡ だから、ほら……♡ わかるよね……♡」

 クロネアは優しい手のひらで、ミツヤの頭を撫でた。するとミツヤは少しだけ表情を和らげ、ちらちらと肉棒を見て。……ゆっくりと口を近づけてから、恐る恐る肉棒に唇をつけた。

「あっ……♡ フフ、ミツヤのファーストキス、ボクのおちんちんが貰っちゃった♡♡」
「んっ、んんっ……♡ うっ、んんっ……♡」
「そう、良い子だね♡ そのままほら、舌を出してごらん♡ 飴みたいにぺろぺろ舐めて、ボクを気持ちよくさせて……♡」
「ふっ、れ、れおっ……♡ ぺろっ……♡」
「いいよっ……♡ そ、そうっ……♡ 優しく舐めてっ……♡ そうやって、そ、そうやってっ……♡♡」

 一言で言えば、絶景だった。かわいいメスお兄さんが、顔を真っ赤にしながら、必死に肉棒を舐めている。そんな絶景を見下ろしていたら、普通は我慢なんて出来るはずがない。

 しかしクロネアは、今だけは必死に我慢していた。このまま喉奥に肉棒を突っこんでレイプするのは簡単だが、それよりもクロネアは見たいものがあったのだ。

「気持ちいいっ……♡ そ、そう……♡ 裏筋も舐めてっ……♡ 下から上にッ、上手に舌を使ってねっ……♡」
「んあっ……♡ ぷあっ……♡ くちゅっ……♡ ぴちゃ……♡」
「ッ……で、出そうっ……♡ 漏れちゃうよっ……♡ ほ、ほらもっと舐めてっ……♡ ちゃんと舐めてよっ……♡ じゃ、じゃないとっ……♡ じゃないとっ……♡」
「ふぁっ、ふぁいっ……♡ んちゅっ……♡ れろっ……♡ れおあっ……♡ ぺろ……♡」
「――で、出るッ……♡ 出るよッ……♡ くっ、くあっ……♡ ひっ……♡ あああっ……♡ あっ……♡」
「わぶっ……♡」

 そうしてクロネアは、射精した。しかし当然刺激が物足りなかったため、ほんの少しだったものの。とろりと出て来た精液が、ミツヤの顔に垂れていく。

「っ……♡ で、出たあっ……♡ ミツヤ、綺麗だよっ……♡ かわいいよっ……♡ ……その顔がっ、ずっと見たかったのッ……♡♡」

 ミツヤへの顔射。この綺麗な顔を精液で汚すのが、クロネアの喜び。ミツヤは困惑した様子でクロネアを見つめてて、そして少しだけ内股になりながら、一瞬だけ……物欲しそうに肉棒を見た。

「――ミツヤッッッ♡♡♡」
「わあっ!?」
「ミツヤッ♡ ミツヤかわいいよッ♡ も、もう我慢できないッ、出したいッ♡♡♡ ミツヤに中出ししたいッッッ♡♡♡」
「ま、待ってっ落ち着いてッ! そ、そんな。俺まだ、準備がっ……♡」
「嘘つかないでよ、こんなにヒクヒクさせてるくせにッッ♡♡♡ こんなにメスの匂い振りまいといて、準備出来てないなんて嘘だよッッッ♡♡♡」
「メスっ……♡ ち、違うッ♡♡♡ 俺はっ、俺はッ……♡ く、あ、ああああっっっ♡♡♡ ああああっっっ♡♡♡」

 クロネアは力任せに、ミツヤの中に挿入した。その瞬間にクロネアは射精してしまい、外に漏れるくらいの音を響かせながら、だいしゅきホールドで全力中出しをしていく。クロネアにとっては久しぶりの着衣セックスだった。

「きっ気持ちいいッッ♡♡♡ 止まんないッッッ♡♡♡ 筋肉がきゅうきゅうに締め付けて来てっ、搾り取られてるッッ♡♡♡」
「ああぅ……♡ ふぁっ……♡ くっ、ひっ……♡」
「わかるでしょミツヤっ♡♡♡ ミツヤの中でッ、ボクのおちんちんがびゅーびゅーしてるんだよっ♡♡♡ 気持ちいい気持ちいいって、ミツヤを妊娠させようとしてるんだよっ♡♡♡」
「ひゃえっ……♡ はっ、はえっ……♡」
「やっぱりミツヤはメスなんだよっ♡ こんなに肌が綺麗でッ、こんなに柔らかくてっ♡ 男なわけないんだよっ♡♡♡」

 中出しの快感に耐えられなかったのか、ミツヤは犯されながら射精していた。床オナのようにベッドに肉棒を擦り付けながら、快感に悶えていて。顔を枕で隠している。……それはまさに、犯されて喜びを覚えてしまうメスだった。

「たまんないッッ♡♡♡ この細い腕もっ鎖骨もっ♡♡♡ 全身エロ過ぎるッッッ♡♡♡ こ、このボクがオスにされちゃうなんてっ……♡ 信じられないよォォッッ♡♡♡」
「あひっっ♡♡♡ ひっ、くっ♡♡♡ はえっ♡♡♡ あっ、ああっ♡♡♡」
「それにこの背中ッッ♡♡♡ ちょっと骨ばっててっ、大きくてっ♡♡♡ とってもすべすべっ……♡ れろっ……♡」
「ひゃうッッ♡♡♡ やめ、てっ……♡ そこっ、感じ、ちゃうからあっ……♡ だめえっ……♡」
「じゅるっ……♡ ぷあっ、ずじゅるるっっ……♡ れろァ……♡」
「ふっ……♡ ふっ……♡ ひっ……♡ はえっ……♡ ……おし、こまれてるっ……♡♡ おくに、せいえきいっ……♡ イグッ、い、イグゥッッッ……かはッ……♡」
「ごきゅっ……♡ 一緒にイこうッッ♡♡♡ 一緒に仲良くザーメン出しちゃおッッ♡♡♡ 思いっきりところてん射精してっ、さっさと男の子捨てちゃってッッッ♡♡♡」
「や、だあっ……♡ い、イキたくないッ……♡ イキたくないいっっ♡♡♡ やだやだやだ、やだああああああッッッ……♡ ふぁっ、う、ふッッッ――♡♡♡」
「イグッッ……♡ で、出てるッッ……♡ ……つうっ……♡♡ あ、ああっ……♡」

 そうしてミツヤは、初めてのメスイキをした。小さな肉棒がビクビクと暴れまわっているのに、精液は出ない。その代わりにお尻の奥から伝わって来る得体の知れない心地よさに、ミツヤは完全に屈服してしまったようで。

「はえっ……♡ へっ……♡ イグッ……♡ イッてるっ……♡ イッてるっからあっ……♡ も、もう動かないでよォッ……♡」
「無理ッッ♡♡♡ やめらんないッッ♡♡♡ まだ射精止まってないのにっっ♡♡♡ もう次の射精したがってるのッッッ♡♡♡ ミツヤもっ、ミツヤもそうでしょッ♡♡♡」
「はえっ……♡!?」
「ほらあっ、おっぱいこんなに膨らんでるよっ♡♡♡ た、たまんないっ……♡ 柔らかいッッ♡♡♡」
「やめっ、ひっ♡♡♡ も、揉まないでッ♡♡♡ やめっ……♡ あっ……♡」
「じゅるるるうっっ♡♡♡ ちゅぱっっ♡♡♡ ちゅ~~っっっ♡♡♡」
「きゅっ……♡ やっ……♡ ……な、なんでっ……♡ なんで、こんなにっ……♡♡ きゅ、きゅんきゅんしちゃうのっ……♡ やめて、よおっ……♡」
「かわいいよっ、ぷあっ♡ ちゅっ、ちゅっ♡♡♡ くちゅっ♡♡♡ じゅるるっ♡♡♡」
「ま、またイクっ……♡ もうやめてえっ……♡ 戻れなくなるからあっ……♡ こんなの、知っちゃったらっ……♡ もう男に戻れなくなるからああっ……♡」
「はあっ、はあっ♡♡♡ ちゅっ♡♡♡ はっ♡♡♡ へっ♡♡♡ はえっ♡♡♡」
「い、イクっ……♡ らめえっ……♡ きもち、よすぎるよおっ……♡ だめえっ、だ、だめっ……♡ も、もうっ……♡」
「ちゅぱっ……♡ ほ、ほらミツヤっっ♡♡♡ 言う事あるでしょっ♡♡♡ ボクにおねだりすること、あるでしょっっ♡♡♡ そんなちっぽけなプライドなんて捨ててっ、早くおねだりしてよっ♡♡♡」
「ふっ……♡ くっ……♡ ……い、い……♡♡」
「聞こえないよっ、もっと大きくっ♡♡♡ もっと大きく言ってよおッッ♡♡♡」
「……イカせてっ、くださいっ……♡♡ め、メスイキ、させて……くだしゃいいいっっ♡♡♡♡」
「ッ……♡ よく言えたねッ♡♡♡ ほらっ、キスしよッッ♡♡♡ 仲良くキスしながらっ、二人一緒にイっちゃおうよッッ♡♡♡」
「ちゅっ♡♡♡ くちゅっっ♡♡♡ ふっ♡♡♡ じゅるっ♡♡♡ い、イグッ……♡ イグっ、イグッ♡♡♡ イグううううッッッ♡♡♡ らめええええええっっっ♡♡♡」
「ん~~~~ッッッ♡♡♡ ちゅッ、く、はッ……♡ はッ……♡ ――くああああッッッッ……♡ はっ、はっ……♡ はえっっ……♡ イグゥゥゥッッッ♡♡♡」

 抱きしめ合いながら絶頂する二人。そのあまりのオーガニズムを前に、二人はしばらく動けず。途切れ途切れに必死に息を吸いながら、強くキスをしていて。結局ようやく動けるようになったのは、それから五分もした後だった。

「はっ、はあっ……♡ はあっ……♡ ……ミツヤっ……♡♡」
「くろ、ねああっ……♡ はえっ……♡ ひっ……♡」
「……♡ かわいいよ、ミツヤ……♡ ちゅ……♡」

 ――それから二人は、明日も会う約束をした。場所はもう一度このホテルの前で、お昼の十二時に。そして三十分ほど早く待っていたクロネアの前に現れたのは、すっかり花柄のワンピースという女の子の恰好になってしまった……ミツヤだった。
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