41 / 139
第五章
陰鬱な日
しおりを挟む
次の日。俺は昨日と同じように、ノアの監視の仕事についていた。ノアは昨日と同じように、全く動きは見せず。俺を除いたほとんどのことが、昨日と全く同じだった。
「おい、どうした? なんか変だぞ」
違うことと言えば、今日は隣にレオが居ることと。俺の気分が、非常に落ち込んでいるということくらいで。俺を心配したレオが、声をかけていた。
「……別に。何でもない」
「いや何でもあるだろ。そんなオメーの姿、初めて見たぜ」
一日が過ぎてもなお、俺は立ち直ることが出来ていなかった。……黒が俺に振り向いてくれることは、決してないという事実。それを受け入れるには、もう少しの時間が必要そうで。
「はあー。……俺も、誰かを誘ってみようかな」
「ああ!? 誘うって、お前もフェイの真似すんのか!?」
ヤケだった。酒でも飲みたかったが、酒は無い。……どうせ、振り向いてくれないなら。少しでも早く、それを受け入れて。前に進みたかった。
「そりゃオメーのガタイはいいから、買う奴は居るかもしんねえけどよ。……オメー、本当おかしくなってんぞ? いつもなら、そんなの言わないだろ」
「今は言うんだよ。何ならもう、お前でもいいぞ」
「……こりゃ重症だ。ついにおかしくなっちまったか」
心なしか、他の監視員らがざわついていた。声はよく聞こえなかったが、俺のことをチラチラ見ながら話していたので。他の奴らも、驚いていたんだと思う。まあ、当然だ。今までの俺なら、それを否定する側だったわけだし。
「誰か、いい相手いるか?」
「んー、まあ紹介してやってもいいけどさ。とりあえず、話してみろよ。何があったんだ?」
「……。別に。ただ、魅力で負けたってだけだよ」
するとレオは、やけに納得したような顔で頷いた。やたら大袈裟な動きをしているのが、癪に障る。
「そうかあ。あの子は、先約が居たのか」
「……らしいな」
「……そっか」
レオは、俺の肩をポンと叩いた。そしてそれ以上、それに触れることはせず。レオなりの優しさで、陽気に会話を続けた。
「そうだな。C鉱山のマシュリーって奴はどうだ? あいつは上手いぞー。受けも攻めも、ドンと来いってカンジ?」
「……俺、入れられるのはまだなんだけど」
「何事も経験だぜー。いっとけいっとけ! ほれ、名刺だ」
俺はレオから、一枚の紙切れを受け取った。紙には、マシュリーと書かれており。受付してる時間なんかが書かれている。
「俺からの紹介だって言えば、割引してくれるかもな? まあむしろ値上げされるって考えたほうがいいぜ!」
「……お前、何やったんだ?」
「おい、どうした? なんか変だぞ」
違うことと言えば、今日は隣にレオが居ることと。俺の気分が、非常に落ち込んでいるということくらいで。俺を心配したレオが、声をかけていた。
「……別に。何でもない」
「いや何でもあるだろ。そんなオメーの姿、初めて見たぜ」
一日が過ぎてもなお、俺は立ち直ることが出来ていなかった。……黒が俺に振り向いてくれることは、決してないという事実。それを受け入れるには、もう少しの時間が必要そうで。
「はあー。……俺も、誰かを誘ってみようかな」
「ああ!? 誘うって、お前もフェイの真似すんのか!?」
ヤケだった。酒でも飲みたかったが、酒は無い。……どうせ、振り向いてくれないなら。少しでも早く、それを受け入れて。前に進みたかった。
「そりゃオメーのガタイはいいから、買う奴は居るかもしんねえけどよ。……オメー、本当おかしくなってんぞ? いつもなら、そんなの言わないだろ」
「今は言うんだよ。何ならもう、お前でもいいぞ」
「……こりゃ重症だ。ついにおかしくなっちまったか」
心なしか、他の監視員らがざわついていた。声はよく聞こえなかったが、俺のことをチラチラ見ながら話していたので。他の奴らも、驚いていたんだと思う。まあ、当然だ。今までの俺なら、それを否定する側だったわけだし。
「誰か、いい相手いるか?」
「んー、まあ紹介してやってもいいけどさ。とりあえず、話してみろよ。何があったんだ?」
「……。別に。ただ、魅力で負けたってだけだよ」
するとレオは、やけに納得したような顔で頷いた。やたら大袈裟な動きをしているのが、癪に障る。
「そうかあ。あの子は、先約が居たのか」
「……らしいな」
「……そっか」
レオは、俺の肩をポンと叩いた。そしてそれ以上、それに触れることはせず。レオなりの優しさで、陽気に会話を続けた。
「そうだな。C鉱山のマシュリーって奴はどうだ? あいつは上手いぞー。受けも攻めも、ドンと来いってカンジ?」
「……俺、入れられるのはまだなんだけど」
「何事も経験だぜー。いっとけいっとけ! ほれ、名刺だ」
俺はレオから、一枚の紙切れを受け取った。紙には、マシュリーと書かれており。受付してる時間なんかが書かれている。
「俺からの紹介だって言えば、割引してくれるかもな? まあむしろ値上げされるって考えたほうがいいぜ!」
「……お前、何やったんだ?」
0
あなたにおすすめの小説
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
男子寮のベットの軋む音
なる
BL
ある大学に男子寮が存在した。
そこでは、思春期の男達が住んでおり先輩と後輩からなる相部屋制度。
ある一室からは夜な夜なベットの軋む音が聞こえる。
女子禁制の禁断の場所。
寮生活のイジメ【社会人版】
ポコたん
BL
田舎から出てきた真面目な社会人が先輩社員に性的イジメされそのあと仕返しをする創作BL小説
【この小説は性行為・同性愛・SM・イジメ的要素が含まれます。理解のある方のみこの先にお進みください。】
全四話
毎週日曜日の正午に一話ずつ公開
身体検査
RIKUTO
BL
次世代優生保護法。この世界の日本は、最適な遺伝子を残し、日本民族の優秀さを維持するとの目的で、
選ばれた青少年たちの体を徹底的に検査する。厳正な検査だというが、異常なほどに性器と排泄器の検査をするのである。それに選ばれたとある少年の全記録。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる