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第六章
レオ・アルバレア
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俺の名は、レオ。レオ・アルバレア。趣味は筋トレと飯を食う事。ついでに相棒イジリ。……まあ、それはもう出来なくなりそうなんだが。
色々と詳細は省くが、今俺は、古い配管の中を走っている。大昔に換気シャフトとして使われていたもので、人が通るくらいは訳ない大きさだ。
その後ろには、相棒。子供時代からの悪友である、アイジスが居る。今コイツは、とある子供をオンブしながら。俺の後をついて、走ってきていた。
「急げ! もう少しだ!」
血まみれの相棒。精液まみれの子供。今どんな事態が、俺達に起きているのか。それはその二つの情報のみで、十分推測可能だろう。
とにかく背後からは、追手が迫ってきている。本当に、馬鹿をしたもんだ。俺も、コイツも。
「ここだ、入れ!」
俺はとある地点で、配管の壁に手をついた。そしてそのまま引っ張り、隠し扉を開く。まあ隠し扉というより、壊れてる壁を外しただけだが。
二人が中に入ったのを確認すると、俺も入ったのち再び壁を戻す。そして息を潜め、追手の足音に耳を澄ませた。
『クソッ、どこに消えた!』
『向こうに出口がある! 追え!!』
……。恐らく、十数人。それも重装備兵だ。銃と武装がぶつかる金属音が、あまりに多すぎる。
しかし、なぜだ? なぜそこまでする? 確かにとんでもないことをしでかしてはいるが、そこまでの資源を投入するべきことか? この後には、大事な作戦も控えているというのに。
とにかく俺達は、そのまましばらく待機した。そして十分ほどすると、ようやく足音が途絶え。とりあえずの安全を確認する。
「はあー……。おい、大丈夫か」
後ろを向いた。そこには、隅っこで防衛体制を整えているアイジスと。その後ろで放心状態になっている子供が居る。
ここは俺だけが知っている小部屋。元々設計ミスで出来たであろう小さな空間が、ここにあって。それを俺が改造した。俺はたまにここに来て、息抜きにサボったりしていたのだが。まさか隠れ家として使うことになるとは。
「……。とにかく、奥に水が漏れてる場所がある。そこで、洗ってやれ」
その俺の一言で、アイジスはようやく警戒を解き。子供を連れて、奥の方へと行った。……。ったく、何でこんなことになったんだか。
とりあえず俺は、扉をつっかえ棒で固定し。外から開かないようにした。それからようやく銃を置いて、地面に座ることが出来たのだが。どうにも、まだ神経が逆立っている。しばらくは銃の側から離れないほうがいいだろう。
「……レオ」
「あ?」
「タオル、無いか。拭いてあげたいんだ」
「……そっちの箱に入ってる。勝手に使いな」
「ありがとう」
以前に受け取っていた配給を、少しづつここに溜めこんでた。どれもこれも、俺の老後計画のためだが。もうこうなったら老後もクソも無い。
アイジスはタオルを一枚取ると、もう一度奥に姿を消した。そして数分ほどすると、身体を洗い終えた子供が戻ってきて。俺は次に、子供の服を新しくする必要性を認識した。
「はあー。綺麗なのあったかな」
俺は適当な箱を漁り、衣服を探した。しかしどれもこれも、古くて使えそうなものは無く。とりあえず使えそうだったのは、もはや布切れと言った方がいいようなデッカイ服だけだった。
「おい。これ着させとけ」
俺は服をアイジスに渡し、着せるように促す。そして壁に視線を移し、服を着替えるような音が終わるのを待って。もう一度振り向いた。
「ん。やっぱデカいな。まあそれしか無いから、我慢してくれ」
言うなれば、白いマントを羽織っているような。袖から手が出て切っていない。ダボダボだ。それでも一番綺麗だったのはそれだけなので、しょうがない。
それよりも問題は、これからどうするかだ。ハッキリ言って状況は、最悪に近い。というか、最悪だ。
「どうすんだ、お前ら。……このまま、逃げ続けるのか?」
俺は二人に聞いた。一応、答えを聞いておこうと思った。でもコイツらは、やっぱり馬鹿らしい。
「シロを、助けだす。……シュバルツを、殺す」
思わず俺は、ため息をついた。それも今までに出したことが無いような、大きな物を。
「馬鹿じゃねえか。んなの無理だろ。シロってのが誰だか知らんが、シュバルツを殺す? 俺達が大隊を組んでも倒せねえ奴を、お前が?」
「ああ」
「はっ。お前のことは昔から知ってるが、そこまでの馬鹿とは思わなかったな。もう少し現実的な奴かと思ってたよ」
責任を逃れるつもりはない。少なくとも、アイジスを焚きつけたのは俺だ。全てではないだろうが、責任の一端が俺にあるのは間違いなく自覚している。
しかし、言わなくてはならない。誰かが、言わなくてはならない。そして今この場で、言えるのは俺だけだ。だから、俺が言う。
「現実を見ろよ。そもそも俺らは、シュバルツの監視の目からギリギリ逃れてる状態だったんだぞ? 僅かな隙を見つけて、ようやくそこに住み着いてんだ。でも今日のせいで、その僅かな隙からも追われる身になった。どういうことか、わからねえのか?」
「……」
「詰みってやつなんだよ。もう逃げ場はない。ここもいつ見つかるかわからねえ。仮に見つからなくとも、物資が足りん。殺されるか、餓死するかだ」
……。二人は黙っていた。アイジスも子供も。何かを考えこんで、いるような。だが恐らく、考えていないのだろう。というよりも、もう既に結論は出ているという感じ。
「死ぬ気か?」
「……」
「死ぬ気で特攻して、奇跡を望むのか?」
もう、アイジスは死んでる。それは、子供も同じ。生気が無い。心の奥が、完全に叩きのめされてしまっている。
このままほっとけば、身体も死ぬだろう。近いうちに。それもきっと、二人同時に。でなきゃあ、二人がずっと、手を握り合っている説明がつかない。
「死んでどうなる!? お前が死ねば、そのガキも死ぬんだぞ!? それでいいのか!! ああ!?」
「黒は死なせない」
「どうやってだよ! 弾も無い! 武器もない! これでどうやって守るってんだ!」
「身体があるだろ。お前がいつも、言ってることだ」
「ッ……! 筋肉じゃあ弾は止められないんだよ! わかってるだろ!」
思わず俺は、アイジスの胸倉をつかんでいた。そして拳を振り上げて、今にもコイツの顔を殴り倒しそうだったが。……無駄だと悟り、俺はアイジスを壁に向かって突き放す。
変わらなかった。どれだけ激昂しようが、二人の目は変わらなかった。絶望した目。失望した目。……固い、決意の目。
「……クソッ、馬鹿野郎が!! どうしてお前は、いつもそうなんだよ! 俺に何の相談もなく、いっつも全部テメエで決めちまう!」
「……」
「はっ、いいぜ。お前が好きにするってんなら、俺も好きにしてやる。俺は絶対に、お前らを死なせねえ! 例えお前らが望んだって、殺してやらねえ!!」
「……レオ」
「今のお前は、ただ死にたがってるだけだ! 逃げたがってるだけだ! だがな、それは違うぞ! ……男なら、男なら! 最後まで愛する奴の盾になって、命をまっとうしやがれ!!」
……これが、俺に言える最後の言葉だった。これ以上の言葉は、もう出ない。仮に出たとしても、言うべきじゃない。
二人は、黙っていた。ただ黙って、聞いていた。……返事はない。だから、勝手に決めた。俺は、コイツらを守り切る。もうこれ以上、悪い方向には進ませない。……。結局は、俺も馬鹿ってことだ。
色々と詳細は省くが、今俺は、古い配管の中を走っている。大昔に換気シャフトとして使われていたもので、人が通るくらいは訳ない大きさだ。
その後ろには、相棒。子供時代からの悪友である、アイジスが居る。今コイツは、とある子供をオンブしながら。俺の後をついて、走ってきていた。
「急げ! もう少しだ!」
血まみれの相棒。精液まみれの子供。今どんな事態が、俺達に起きているのか。それはその二つの情報のみで、十分推測可能だろう。
とにかく背後からは、追手が迫ってきている。本当に、馬鹿をしたもんだ。俺も、コイツも。
「ここだ、入れ!」
俺はとある地点で、配管の壁に手をついた。そしてそのまま引っ張り、隠し扉を開く。まあ隠し扉というより、壊れてる壁を外しただけだが。
二人が中に入ったのを確認すると、俺も入ったのち再び壁を戻す。そして息を潜め、追手の足音に耳を澄ませた。
『クソッ、どこに消えた!』
『向こうに出口がある! 追え!!』
……。恐らく、十数人。それも重装備兵だ。銃と武装がぶつかる金属音が、あまりに多すぎる。
しかし、なぜだ? なぜそこまでする? 確かにとんでもないことをしでかしてはいるが、そこまでの資源を投入するべきことか? この後には、大事な作戦も控えているというのに。
とにかく俺達は、そのまましばらく待機した。そして十分ほどすると、ようやく足音が途絶え。とりあえずの安全を確認する。
「はあー……。おい、大丈夫か」
後ろを向いた。そこには、隅っこで防衛体制を整えているアイジスと。その後ろで放心状態になっている子供が居る。
ここは俺だけが知っている小部屋。元々設計ミスで出来たであろう小さな空間が、ここにあって。それを俺が改造した。俺はたまにここに来て、息抜きにサボったりしていたのだが。まさか隠れ家として使うことになるとは。
「……。とにかく、奥に水が漏れてる場所がある。そこで、洗ってやれ」
その俺の一言で、アイジスはようやく警戒を解き。子供を連れて、奥の方へと行った。……。ったく、何でこんなことになったんだか。
とりあえず俺は、扉をつっかえ棒で固定し。外から開かないようにした。それからようやく銃を置いて、地面に座ることが出来たのだが。どうにも、まだ神経が逆立っている。しばらくは銃の側から離れないほうがいいだろう。
「……レオ」
「あ?」
「タオル、無いか。拭いてあげたいんだ」
「……そっちの箱に入ってる。勝手に使いな」
「ありがとう」
以前に受け取っていた配給を、少しづつここに溜めこんでた。どれもこれも、俺の老後計画のためだが。もうこうなったら老後もクソも無い。
アイジスはタオルを一枚取ると、もう一度奥に姿を消した。そして数分ほどすると、身体を洗い終えた子供が戻ってきて。俺は次に、子供の服を新しくする必要性を認識した。
「はあー。綺麗なのあったかな」
俺は適当な箱を漁り、衣服を探した。しかしどれもこれも、古くて使えそうなものは無く。とりあえず使えそうだったのは、もはや布切れと言った方がいいようなデッカイ服だけだった。
「おい。これ着させとけ」
俺は服をアイジスに渡し、着せるように促す。そして壁に視線を移し、服を着替えるような音が終わるのを待って。もう一度振り向いた。
「ん。やっぱデカいな。まあそれしか無いから、我慢してくれ」
言うなれば、白いマントを羽織っているような。袖から手が出て切っていない。ダボダボだ。それでも一番綺麗だったのはそれだけなので、しょうがない。
それよりも問題は、これからどうするかだ。ハッキリ言って状況は、最悪に近い。というか、最悪だ。
「どうすんだ、お前ら。……このまま、逃げ続けるのか?」
俺は二人に聞いた。一応、答えを聞いておこうと思った。でもコイツらは、やっぱり馬鹿らしい。
「シロを、助けだす。……シュバルツを、殺す」
思わず俺は、ため息をついた。それも今までに出したことが無いような、大きな物を。
「馬鹿じゃねえか。んなの無理だろ。シロってのが誰だか知らんが、シュバルツを殺す? 俺達が大隊を組んでも倒せねえ奴を、お前が?」
「ああ」
「はっ。お前のことは昔から知ってるが、そこまでの馬鹿とは思わなかったな。もう少し現実的な奴かと思ってたよ」
責任を逃れるつもりはない。少なくとも、アイジスを焚きつけたのは俺だ。全てではないだろうが、責任の一端が俺にあるのは間違いなく自覚している。
しかし、言わなくてはならない。誰かが、言わなくてはならない。そして今この場で、言えるのは俺だけだ。だから、俺が言う。
「現実を見ろよ。そもそも俺らは、シュバルツの監視の目からギリギリ逃れてる状態だったんだぞ? 僅かな隙を見つけて、ようやくそこに住み着いてんだ。でも今日のせいで、その僅かな隙からも追われる身になった。どういうことか、わからねえのか?」
「……」
「詰みってやつなんだよ。もう逃げ場はない。ここもいつ見つかるかわからねえ。仮に見つからなくとも、物資が足りん。殺されるか、餓死するかだ」
……。二人は黙っていた。アイジスも子供も。何かを考えこんで、いるような。だが恐らく、考えていないのだろう。というよりも、もう既に結論は出ているという感じ。
「死ぬ気か?」
「……」
「死ぬ気で特攻して、奇跡を望むのか?」
もう、アイジスは死んでる。それは、子供も同じ。生気が無い。心の奥が、完全に叩きのめされてしまっている。
このままほっとけば、身体も死ぬだろう。近いうちに。それもきっと、二人同時に。でなきゃあ、二人がずっと、手を握り合っている説明がつかない。
「死んでどうなる!? お前が死ねば、そのガキも死ぬんだぞ!? それでいいのか!! ああ!?」
「黒は死なせない」
「どうやってだよ! 弾も無い! 武器もない! これでどうやって守るってんだ!」
「身体があるだろ。お前がいつも、言ってることだ」
「ッ……! 筋肉じゃあ弾は止められないんだよ! わかってるだろ!」
思わず俺は、アイジスの胸倉をつかんでいた。そして拳を振り上げて、今にもコイツの顔を殴り倒しそうだったが。……無駄だと悟り、俺はアイジスを壁に向かって突き放す。
変わらなかった。どれだけ激昂しようが、二人の目は変わらなかった。絶望した目。失望した目。……固い、決意の目。
「……クソッ、馬鹿野郎が!! どうしてお前は、いつもそうなんだよ! 俺に何の相談もなく、いっつも全部テメエで決めちまう!」
「……」
「はっ、いいぜ。お前が好きにするってんなら、俺も好きにしてやる。俺は絶対に、お前らを死なせねえ! 例えお前らが望んだって、殺してやらねえ!!」
「……レオ」
「今のお前は、ただ死にたがってるだけだ! 逃げたがってるだけだ! だがな、それは違うぞ! ……男なら、男なら! 最後まで愛する奴の盾になって、命をまっとうしやがれ!!」
……これが、俺に言える最後の言葉だった。これ以上の言葉は、もう出ない。仮に出たとしても、言うべきじゃない。
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