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第七章
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意味がわからなかった。偽物とか、本物とか。コイツは今、何を言っている? どういう意味なんだ?
「君たちが、……いや。俺たちが今まで居たレジスタンスは。簡単に言えば、シュバルツが俺たちに対して作った、”息抜きの場”なのさ」
「……は?」
「あえて圧制を敷き、それに対して反抗させる。そうすることで、俺たちは”反抗”という自由を得ている気になり、仮初の『幸福』を得ることが出来る。……そういう、システムなんだ」
「……」
「考えてもみてくれ。レジスタンスには、何人もの構成員が居る。そしてその大半を、資源採掘のために割いている。……その採掘された資源は、一体どこに行ってるんだ?」
「……そりゃお前。装備とかのために回して……」
「多すぎるんだよ。レジスタンスが採掘している資源の量は、明らかに多すぎるんだ。……十分すぎる。それなのに俺たちの装備は、大して良くなっていなかったろ?」
「……」
「資源の大半は、シュバルツたち管理者に納税されてる。……結局のところ、俺たちはあそこでも、あいつの手のひらの上だったのさ」
……そんな、まさか。それはあり得ない。そんなの、コイツの戯言に決まっている。
「でも俺たちは違う! 俺たちは、俺たちこそが、本当のレジスタンスなんだ! 俺たちはシュバルツを倒すために、常に活動している! さっきも言った通り、俺がこの場に居ることこそが、その証明になるはずだ!」
「……」
「ちょいと待て、ロインよ」
すると、レオが間に入った。……レオは、俺よりも頭が冷えているようで。実に冷静な口調で、話す。
「本当の本当のとは言っちゃあいるが、ちょっと押し付けがましいんじゃねえのか。……オメーの本当の目的は、そこじゃねえだろ」
「う……」
「仮にオメーの言ってることが正しいとして。それでもこんな敵地のど真ん中に、一人で来る理由がない。そもそもあり得ない。……どう考えたって、これは無鉄砲ってやつだ」
「……」
「ハッキリ言え。お前、何しに来た? 何をそこまで焦っている? ……本当に、クロを助けるだけが目的か?」
レオの質問を前に、ロインはしばらく硬直した。……何かを考えこんでいるような。それでいて、時に俯いたりする。こうなれば俺でもわかった。コイツは、何か隠し事をしている。
「……まあ、関係ないんだが。俺は昔から、”勘”が優れていてな。ちょっとしたギャンブルなら、簡単に勝てるんだ」
「……勘?」
「その勘の推測に過ぎないことは、あらかじめ断っておく。……だが、多分……。”当たってる”はずだ」
レオの勘。それは、ただの当てずっぽうとかで片付けられるようなもんじゃない。それはレオ自身の経験・知識から来る、ある意味未来予知に近いものだ。
こいつの勘の的中率は、俺の感覚的には九割を超える。外れるのは、トランプをしている時くらいで。特にこういう重要な場面では、絶対と言っていいほどに外したことがない。
「結論から言う。お前の目的は、本当にクロの救出なんだろう。……しかし、それだけではない。それはあくまでも、”お前自身”の目的とした場合、だ」
「……」
「恐らく本当のレジスタンスとやらが、お前の目的を利用した。そいつらの目的は、超能力者である”クロ”の奪取。そしてその次の目的は、超能力者の量産だろう」
「ッ……」
「レジスタンスとシュバルツの側には、大きな戦力差がある。そのうちの一つが、超能力者。未知の力を用いた軍隊は、いともたやすく俺たちを潰す。その力をお前らが欲するのは、まあ当然と言える」
「……レオ……」
「だがそこで障害となるのは、どうやって超能力者をこちらに引き込むかだ。それに、一人だけ引き込んでも意味がない。シュバルツの軍に対抗できるだけの頭数を揃える必要がある」
「……」
「ここに居る実験体を回収することは不可能。となると、一番簡単なのは”自分から来てもらう”ことだ。幸いにも、都合のいい奴が居た。それが、クロであり。俺たちだ。俺たちに訴えかければ、クロを連れて来てくれるだろうと踏んだんだろ」
「……全部、お見通しってわけか」
「いや、勘さ。……そして、お前らは。いや、本当のレジスタンスは、クロを殺すだろう。シュバルツと同じように、超能力を研究し。懐柔し。自らのみが力を得て、ゴミのように吐き捨てる。……よくあることだ」
「……」
「そしてその結末は、お前らの……。人類の、敗北。お前らは、キレさせちまうんだよ。――代弁者を、な」
「……?」
「お前らはいつもそうだ。自らのみのことを考え、今の事のみを考え。未来を見据えない。だから、嫌われるんだよ。この星にな」
「……おい、レオ……?」
この辺りから、レオの話が急加速する。もう既にコイツの頭は、未来に飛んでいる。……。何を、見ているのだろうか。何を、思っているのだろうか。
「クロは渡さない。……例え、ゆがんでいようとも。正義の道は、贖罪の道は、こちらにある。全てにおける意味は、お前らには、無い」
するとレオは、銃を握った。銃口は、ロインの頭に。ド頭に。
「……ならばお前は、何のために求める? ならばお前は、何が故に生きるのか? 俺に、答えを見せてみろ。俺に、覚悟を見せてみろ」
……レオの目は、俺の知っているものではなかった。明らかに話が飛躍している。既にレオの問いは、最初のものではない。
だが、何か重要なのはわかった。なんというか、人として試されている感覚。もしもこの言葉が、俺に向けられていたのなら……。
「――いいだろう」
するとロインは、前に進んだ。そしてあえて、銃口に自らの額を触れさせる。
「確かに、アンタのことはほとんど……、いや。全部当たっている。それに、未来のことも。多分、当たっているんだろう」
「……ほお」
「だが、それでも。俺はこの道を選んだ。俺は自分の進む道が、正しいと信じている。……だから、今ここで俺がクロを奪うことも。正しいと確信している」
「ならどうする? ならお前は、その覚悟をどう証明する?」
「簡単な話だ。……撃てばいい」
「……」
「わかりやすく言おう。俺を殺せばいい。もしもアンタが、”本当に”自分の道を信じているのなら。俺を、殺せ。……その代わり、クロを守り抜くと約束しろ」
「……へえ、そうきたか」
「それだけ頭がいいなら、俺よりも確実にクロを守れる。……俺にとって重要なのは、クロの安否だけだ」
「ん……?」
「……だが問題は、そこじゃない。今この状況で重要なのは、むしろ”アンタ”の方だ」
「……」
「アンタは、本当に信じているのか? 自分のその、勘とやらを。……本当は、どこかで……”外れること”を願ってんじゃないのか?」
「……何?」
「さっき言ったアンタの推測。見事なもんだ。だが、完全じゃない。……その推測には、”未来”がない。そのまま推測通りに行けば、人類は、死ぬしかないじゃないか」
「……」
「……気のせいか。俺にはアンタが、人類が生き延びてほしいと言ってるように聞こえる。……それが当たってるんなら、アンタは自分の勘を、信じたくないはずなんだ」
「……面白い。それで?」
「”俺に賭けろ”。ギャンブルが、好きなんだろ? ……だったら、俺という大穴に、賭けてみるのもアリだと思うが」
「……」
「……考えがある。レジスタンスの裏をかく、秘策が。……それが上手くいけば、人類は……。いや。クロという未来が、俺たちには残る」
「……」
「……」
こうなると、もう俺の出番はない。……いつも思う。俺は、弱い。交渉が出来るわけでも、肉体に優れているわけでもない。馬鹿みたいに、弾を撃つだけ。
ましてや今は、クロという存在について話している。真っ先に俺が、前に出るべきなのに。……俺が一番、身体を張るべきなのに。
「アイジス」
「はっ……!」
「落ち込んでんじゃねえ。……俺に出来んのは、こういうことだけだ。最後に身体を張んのは、お前なんだからよ」
……。レオ?
「いいだろう、ロイン。……お前に、賭けてやる」
するとレオは、銃を下ろし。ロインに背を向けて、部屋の奥に歩んでいく。そして奥にある強固な扉の前に立ち。暗証番号を入力して、扉を開けた。
「……だが、その代わり……。代償はでけえぞ」
耳をつんざく金属音。重苦しい金庫のような扉が、ゆっくりと開いていく。……だから、中の様子が見えて。何があったのかが、わかった。
「――! こ、これ……は……」
「……俺たちの正義。こいつはそれに、振り回されることになる」
……中には、クロが居た。……椅子に、縛り付けられて。全身には大量の、チューブが付けられていて。……常に、血のような色をした何かを。送り込まれている。
「……。もう後戻りは、出来ねえぞ。お前ら」
「君たちが、……いや。俺たちが今まで居たレジスタンスは。簡単に言えば、シュバルツが俺たちに対して作った、”息抜きの場”なのさ」
「……は?」
「あえて圧制を敷き、それに対して反抗させる。そうすることで、俺たちは”反抗”という自由を得ている気になり、仮初の『幸福』を得ることが出来る。……そういう、システムなんだ」
「……」
「考えてもみてくれ。レジスタンスには、何人もの構成員が居る。そしてその大半を、資源採掘のために割いている。……その採掘された資源は、一体どこに行ってるんだ?」
「……そりゃお前。装備とかのために回して……」
「多すぎるんだよ。レジスタンスが採掘している資源の量は、明らかに多すぎるんだ。……十分すぎる。それなのに俺たちの装備は、大して良くなっていなかったろ?」
「……」
「資源の大半は、シュバルツたち管理者に納税されてる。……結局のところ、俺たちはあそこでも、あいつの手のひらの上だったのさ」
……そんな、まさか。それはあり得ない。そんなの、コイツの戯言に決まっている。
「でも俺たちは違う! 俺たちは、俺たちこそが、本当のレジスタンスなんだ! 俺たちはシュバルツを倒すために、常に活動している! さっきも言った通り、俺がこの場に居ることこそが、その証明になるはずだ!」
「……」
「ちょいと待て、ロインよ」
すると、レオが間に入った。……レオは、俺よりも頭が冷えているようで。実に冷静な口調で、話す。
「本当の本当のとは言っちゃあいるが、ちょっと押し付けがましいんじゃねえのか。……オメーの本当の目的は、そこじゃねえだろ」
「う……」
「仮にオメーの言ってることが正しいとして。それでもこんな敵地のど真ん中に、一人で来る理由がない。そもそもあり得ない。……どう考えたって、これは無鉄砲ってやつだ」
「……」
「ハッキリ言え。お前、何しに来た? 何をそこまで焦っている? ……本当に、クロを助けるだけが目的か?」
レオの質問を前に、ロインはしばらく硬直した。……何かを考えこんでいるような。それでいて、時に俯いたりする。こうなれば俺でもわかった。コイツは、何か隠し事をしている。
「……まあ、関係ないんだが。俺は昔から、”勘”が優れていてな。ちょっとしたギャンブルなら、簡単に勝てるんだ」
「……勘?」
「その勘の推測に過ぎないことは、あらかじめ断っておく。……だが、多分……。”当たってる”はずだ」
レオの勘。それは、ただの当てずっぽうとかで片付けられるようなもんじゃない。それはレオ自身の経験・知識から来る、ある意味未来予知に近いものだ。
こいつの勘の的中率は、俺の感覚的には九割を超える。外れるのは、トランプをしている時くらいで。特にこういう重要な場面では、絶対と言っていいほどに外したことがない。
「結論から言う。お前の目的は、本当にクロの救出なんだろう。……しかし、それだけではない。それはあくまでも、”お前自身”の目的とした場合、だ」
「……」
「恐らく本当のレジスタンスとやらが、お前の目的を利用した。そいつらの目的は、超能力者である”クロ”の奪取。そしてその次の目的は、超能力者の量産だろう」
「ッ……」
「レジスタンスとシュバルツの側には、大きな戦力差がある。そのうちの一つが、超能力者。未知の力を用いた軍隊は、いともたやすく俺たちを潰す。その力をお前らが欲するのは、まあ当然と言える」
「……レオ……」
「だがそこで障害となるのは、どうやって超能力者をこちらに引き込むかだ。それに、一人だけ引き込んでも意味がない。シュバルツの軍に対抗できるだけの頭数を揃える必要がある」
「……」
「ここに居る実験体を回収することは不可能。となると、一番簡単なのは”自分から来てもらう”ことだ。幸いにも、都合のいい奴が居た。それが、クロであり。俺たちだ。俺たちに訴えかければ、クロを連れて来てくれるだろうと踏んだんだろ」
「……全部、お見通しってわけか」
「いや、勘さ。……そして、お前らは。いや、本当のレジスタンスは、クロを殺すだろう。シュバルツと同じように、超能力を研究し。懐柔し。自らのみが力を得て、ゴミのように吐き捨てる。……よくあることだ」
「……」
「そしてその結末は、お前らの……。人類の、敗北。お前らは、キレさせちまうんだよ。――代弁者を、な」
「……?」
「お前らはいつもそうだ。自らのみのことを考え、今の事のみを考え。未来を見据えない。だから、嫌われるんだよ。この星にな」
「……おい、レオ……?」
この辺りから、レオの話が急加速する。もう既にコイツの頭は、未来に飛んでいる。……。何を、見ているのだろうか。何を、思っているのだろうか。
「クロは渡さない。……例え、ゆがんでいようとも。正義の道は、贖罪の道は、こちらにある。全てにおける意味は、お前らには、無い」
するとレオは、銃を握った。銃口は、ロインの頭に。ド頭に。
「……ならばお前は、何のために求める? ならばお前は、何が故に生きるのか? 俺に、答えを見せてみろ。俺に、覚悟を見せてみろ」
……レオの目は、俺の知っているものではなかった。明らかに話が飛躍している。既にレオの問いは、最初のものではない。
だが、何か重要なのはわかった。なんというか、人として試されている感覚。もしもこの言葉が、俺に向けられていたのなら……。
「――いいだろう」
するとロインは、前に進んだ。そしてあえて、銃口に自らの額を触れさせる。
「確かに、アンタのことはほとんど……、いや。全部当たっている。それに、未来のことも。多分、当たっているんだろう」
「……ほお」
「だが、それでも。俺はこの道を選んだ。俺は自分の進む道が、正しいと信じている。……だから、今ここで俺がクロを奪うことも。正しいと確信している」
「ならどうする? ならお前は、その覚悟をどう証明する?」
「簡単な話だ。……撃てばいい」
「……」
「わかりやすく言おう。俺を殺せばいい。もしもアンタが、”本当に”自分の道を信じているのなら。俺を、殺せ。……その代わり、クロを守り抜くと約束しろ」
「……へえ、そうきたか」
「それだけ頭がいいなら、俺よりも確実にクロを守れる。……俺にとって重要なのは、クロの安否だけだ」
「ん……?」
「……だが問題は、そこじゃない。今この状況で重要なのは、むしろ”アンタ”の方だ」
「……」
「アンタは、本当に信じているのか? 自分のその、勘とやらを。……本当は、どこかで……”外れること”を願ってんじゃないのか?」
「……何?」
「さっき言ったアンタの推測。見事なもんだ。だが、完全じゃない。……その推測には、”未来”がない。そのまま推測通りに行けば、人類は、死ぬしかないじゃないか」
「……」
「……気のせいか。俺にはアンタが、人類が生き延びてほしいと言ってるように聞こえる。……それが当たってるんなら、アンタは自分の勘を、信じたくないはずなんだ」
「……面白い。それで?」
「”俺に賭けろ”。ギャンブルが、好きなんだろ? ……だったら、俺という大穴に、賭けてみるのもアリだと思うが」
「……」
「……考えがある。レジスタンスの裏をかく、秘策が。……それが上手くいけば、人類は……。いや。クロという未来が、俺たちには残る」
「……」
「……」
こうなると、もう俺の出番はない。……いつも思う。俺は、弱い。交渉が出来るわけでも、肉体に優れているわけでもない。馬鹿みたいに、弾を撃つだけ。
ましてや今は、クロという存在について話している。真っ先に俺が、前に出るべきなのに。……俺が一番、身体を張るべきなのに。
「アイジス」
「はっ……!」
「落ち込んでんじゃねえ。……俺に出来んのは、こういうことだけだ。最後に身体を張んのは、お前なんだからよ」
……。レオ?
「いいだろう、ロイン。……お前に、賭けてやる」
するとレオは、銃を下ろし。ロインに背を向けて、部屋の奥に歩んでいく。そして奥にある強固な扉の前に立ち。暗証番号を入力して、扉を開けた。
「……だが、その代わり……。代償はでけえぞ」
耳をつんざく金属音。重苦しい金庫のような扉が、ゆっくりと開いていく。……だから、中の様子が見えて。何があったのかが、わかった。
「――! こ、これ……は……」
「……俺たちの正義。こいつはそれに、振り回されることになる」
……中には、クロが居た。……椅子に、縛り付けられて。全身には大量の、チューブが付けられていて。……常に、血のような色をした何かを。送り込まれている。
「……。もう後戻りは、出来ねえぞ。お前ら」
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