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36話
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・・・とある休日。
俺たちは街外れにある小さな洞窟を潜ることにした。
とはいっても、クエスト依頼でもなくお金に困っているのでもなく、ただ潜ってみたいという好奇心だけで現在ここにいる。
入り口は小さく、周りには雑草が生い茂り、全く人の通りそうな場所には到底見えない。
人の通りがない=洞窟は未探索。
・・・ということはまだお宝が残っている可能性が高い。
そう思いつつ、俺とトライドは洞窟へと入った。
ちなみに、エマとアリスは家の用事とかなんかで今日は参加していない。
あと、ジャーファルはギルドの冒険者登録の際に予期せぬトラブルが発生した模様。
そして、一向に終わりそうも無いので置いてきた。
・
・
・
俺は一歩、洞窟に足を踏み入れた。
中は特に変わった様子もなく、ただの洞窟って感じがする。
洞窟の中は陽(ひ)が当たっていないせいか、ジメジメしなんだか少し温かい...気がする。
・・・しかし、暗くて何も見えないな、、、。
そう思いつつ、俺は進んだ。
10分くらい歩いただろうか、目の前がなんだか徐々に明るくなっていく。
ーー 陽(ひ)が当たっていないのに何故だろうか、、、。
しかし、その光の正体はすぐに分かった。
光る鉱石だったのだ。
だが、俺は鉱石についてなにも知識がない。
とりあえず、知っていそうなトライドに聞くことにした。
「トライド。この光ってる石はなんだ?」
「ソレハデスネ・・・【オリハルコン鉱石】デス」
【オリハルコン鉱石】?
それってゲームでいうレアアイテムなのでは!?
俺は【オリハルコン鉱石】と聞き、ワクワクしていた。
「【オリハルコン鉱石】ガココニアルナンテ凄イデス。トテモ希少ナ鉱石デ、ナンデモ、コノ鉱石デ武器ヲ作ルト、ソノ武器ハ、攻撃力ヤ耐久度ガ他ノ武器ニ比バテ、段違イニ強イダトカ・・・。マタ、高値デ取引モサレテイマスネ」
やっぱり、激レアアイテムだった!
早速、持ち帰ろうっ!
そう思った俺は【オリハルコン鉱石】を手に取り、バックへとしまった。
「デモ・・・」
「・・・でも、?」
ーー なんだか嫌な予感・・・。
「コノ【オリハルコン鉱石】ヲ主食トスルA級モンスターガイルト聞イタコトガアリマス」
「・・・いやいや、いるはずがないだろう。いるはずが...。冗談はやめてくれよ、トライドさんよ」
俺の額から汗が垂れる。
そして、【オリハルコン鉱石】の回収を急いだ。
回収には30分かかった。
【オリハルコン鉱石】は非常に強度が高いため、一つ採るだけでも数分かかった。
俺は「ふぅー」と一息吐いた。
そして、考え事を始めた。
(んー、これで引き帰ってもいいが、なんだか勿体無い気がする。せっかく、ここまで来たんだからもう少し探索をしてみようかな・・・)
数分間、考え事をし、それがまとまったのでトライドに
「もう少し、探索をしよう」
と一声かけた。
もちろん、トライドは賛成をしてくれた。
そして、俺とトライドはまた歩き始めた。
・
・
・
周りを見渡しながら歩くと様々な鉱石が見つけることができた。中には虹色に輝く鉱石やいかにも触ったら危険な鉱石がゴロゴロとある。
ここの洞窟は鉱石が沢山溢れかえる、いわゆる【鉱石洞山】というものだった。
当たり前のことだが、俺は周りにある鉱石を拾いながら歩いた。
換金すれば凄い額になると思う。
・・・しかし、このマジックバッグというものは凄いな。
あんなに鉱石を沢山入れたのにまだまだ入るし、全然重くもない。
バッグの中にある空間に秘密があるのだろう。
異世界ならではだな!
俺はそう関心しながら歩き続けた。
俺たちは街外れにある小さな洞窟を潜ることにした。
とはいっても、クエスト依頼でもなくお金に困っているのでもなく、ただ潜ってみたいという好奇心だけで現在ここにいる。
入り口は小さく、周りには雑草が生い茂り、全く人の通りそうな場所には到底見えない。
人の通りがない=洞窟は未探索。
・・・ということはまだお宝が残っている可能性が高い。
そう思いつつ、俺とトライドは洞窟へと入った。
ちなみに、エマとアリスは家の用事とかなんかで今日は参加していない。
あと、ジャーファルはギルドの冒険者登録の際に予期せぬトラブルが発生した模様。
そして、一向に終わりそうも無いので置いてきた。
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俺は一歩、洞窟に足を踏み入れた。
中は特に変わった様子もなく、ただの洞窟って感じがする。
洞窟の中は陽(ひ)が当たっていないせいか、ジメジメしなんだか少し温かい...気がする。
・・・しかし、暗くて何も見えないな、、、。
そう思いつつ、俺は進んだ。
10分くらい歩いただろうか、目の前がなんだか徐々に明るくなっていく。
ーー 陽(ひ)が当たっていないのに何故だろうか、、、。
しかし、その光の正体はすぐに分かった。
光る鉱石だったのだ。
だが、俺は鉱石についてなにも知識がない。
とりあえず、知っていそうなトライドに聞くことにした。
「トライド。この光ってる石はなんだ?」
「ソレハデスネ・・・【オリハルコン鉱石】デス」
【オリハルコン鉱石】?
それってゲームでいうレアアイテムなのでは!?
俺は【オリハルコン鉱石】と聞き、ワクワクしていた。
「【オリハルコン鉱石】ガココニアルナンテ凄イデス。トテモ希少ナ鉱石デ、ナンデモ、コノ鉱石デ武器ヲ作ルト、ソノ武器ハ、攻撃力ヤ耐久度ガ他ノ武器ニ比バテ、段違イニ強イダトカ・・・。マタ、高値デ取引モサレテイマスネ」
やっぱり、激レアアイテムだった!
早速、持ち帰ろうっ!
そう思った俺は【オリハルコン鉱石】を手に取り、バックへとしまった。
「デモ・・・」
「・・・でも、?」
ーー なんだか嫌な予感・・・。
「コノ【オリハルコン鉱石】ヲ主食トスルA級モンスターガイルト聞イタコトガアリマス」
「・・・いやいや、いるはずがないだろう。いるはずが...。冗談はやめてくれよ、トライドさんよ」
俺の額から汗が垂れる。
そして、【オリハルコン鉱石】の回収を急いだ。
回収には30分かかった。
【オリハルコン鉱石】は非常に強度が高いため、一つ採るだけでも数分かかった。
俺は「ふぅー」と一息吐いた。
そして、考え事を始めた。
(んー、これで引き帰ってもいいが、なんだか勿体無い気がする。せっかく、ここまで来たんだからもう少し探索をしてみようかな・・・)
数分間、考え事をし、それがまとまったのでトライドに
「もう少し、探索をしよう」
と一声かけた。
もちろん、トライドは賛成をしてくれた。
そして、俺とトライドはまた歩き始めた。
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周りを見渡しながら歩くと様々な鉱石が見つけることができた。中には虹色に輝く鉱石やいかにも触ったら危険な鉱石がゴロゴロとある。
ここの洞窟は鉱石が沢山溢れかえる、いわゆる【鉱石洞山】というものだった。
当たり前のことだが、俺は周りにある鉱石を拾いながら歩いた。
換金すれば凄い額になると思う。
・・・しかし、このマジックバッグというものは凄いな。
あんなに鉱石を沢山入れたのにまだまだ入るし、全然重くもない。
バッグの中にある空間に秘密があるのだろう。
異世界ならではだな!
俺はそう関心しながら歩き続けた。
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