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同じ道を奔走した先に得たもの
11.会議②
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「私に、、投票して、、」
食堂に釈然としない空気が流れた
誰も三鷹の言ったことに動じていないようだ
亜久里が机を叩いた
「死にたいなら勝手に死ね 私たちはお前を吊るす気なんてないし、私の中ではもうそこの警察官で確定なんだ」
真部に指を指して言った
指された真部は何も言わず、冷静に親身に話を聞いている
「関係ない、、私はどうでもいい、、」
何もかもかなぐり捨てた女の目に光はひとつもなく、ただ他人から殺されることを祈っていた
亜久里が頭をかきながら言う
「そんなにあのジジィが死んだことがショックかよ」
三鷹はその発言に嫌悪を感じて頭を丸めた
千鶴が亜久里を睨んだ
「今のは言い過ぎです」
「そうか?なら悪かった だが黙った」
これで邪魔する者はいないとばかりに口が弾んでいる
「おい自殺志願お嬢 お前の大好きなジィヤの秘密を知りたかったら私の推理をそのまま大人しく聞いとけ」
「…!」
三鷹は顔をうつ伏せたまま静かに頷いた
「じゃあ話を始めようか」
会議開始 数分前
2階 カフェテリア
各場所で捜査をし終えた三鷹と真部以外の参加者が集まって報告し合っていた
豊代は遺体の様子から足首に縄が縛られたのは死後であること、そして、市島が館の外に出た瞬間、撃ち殺されたことを話した
杉沢は黒木と遠藤が食堂で眠らされていたことを伝え、それは睡眠障害を利用した巧妙な策略によって作り出された状況だということを話した
詩音が真部の聴取で得た、輝人が8時頃に真部と口論して割とすぐに部屋を出ていったということを話した
その話で千鶴と杉沢が2人でカフェルームに向かう前に輝人が8号室に入っていったことを思い出し、真部の言う8時頃という時刻は正しいことも確認した
豊代が話をまとめに入った
「輝人くんが吊るされてきたのが8時半頃なので時間に矛盾なしですね ますます、真部さんが怪しい」
それに最上が疑問を投げた
「でも、輝人くんが真部さんの部屋を出たのが8時何分なのか分かりませんよね」
豊代がそのまま返す
「それは真部さんが輝人くんが部屋から出ていったという嘘をついている可能性があるのでなんとも言えませんね」
基本的に容疑者の言うことは信用に値しない、他者と事実であるという確認を取れれば信用することはできるが、輝人が真部の部屋から出ていったということはここにいる誰も把握していない
よって、信用することはできない
亜久里が思考する
黒木と遠藤が眠らされてたか…
普通に考えて死体を見られるのを防ぐためだろうが、それなら自分以外の全員を眠らさせるはずだよな、、
そこで亜久里が2人を異変があるのではと凝視した
「……!」
なにかに気づいた亜久里が黒木の短パンの先端を掴んだ
「え、なになになに」
戸惑う黒木を無視してその違和感を目に焼きつける
短パンの先端に白い跡がついている
「おいジジィこりゃなんだ」
豊代をジジィ呼ばわりして跡を確認させた
「おそらく粉の跡ですね ここにありそうなものを考えると違法薬物か睡眠薬ですね」
睡眠薬…
「亜久里さん その白い跡 真部さんの部屋でも見ませんでしたか」
共に調査した詩音が亜久里に話しかける
「あぁ、床にひかれたマットシートに着いてたな」
そこで遠藤が口を挟む
「僕たちを眠らせたのは刑事さんということかな」
「ああ それにこんなのも見つかった」
亜久里が懐から携帯式の録音機を取り出した
「これはあいつの部屋から見つかった録音機だ これを再生すると」
録音機の再生ボタンを親指で強く押した
録音機から流れてきたのはまさかの声だった
「だから!! 帰ってこないんだよ!あんたが殺した命は帰ってこないんだよ!!」
輝人の豪語
それは録音機で録音されたような少しノイズが入った音だった
「なんのために録音してたのかは知らんがわざわざこんなもん録音する必要があると思うか?」
全員の中でますます真部が怪しくなった
「亜久里さん」
詩音が再び、なにか物申そうとする
「それについてなんですが かなり確信に近いものを今思い出しました」
「そりゃなんだ」
「それは…」
その話を区切るように悪魔の声がアナウンスされる
『12番 三鷹 瑠愛 によって会議が宣言された
参加者は速やかに食堂へ集まり、協議し、処刑人を吊るせ』
この場の全員が動揺した
三鷹の予想できない行動で操作報告と推理が中断されたのだ
だが、その中で確信を持って不敵に笑った者がいた
現在 会議中
亜久里は録音機以外のことを全て話した
「以上より最も怪しいのは真部であると言えるだろ? 反論はあるか?」
亜久里が真部に視線を送ると真部はピクリともせずただ冷静に口を開いた
「その白い粉とやらが睡眠薬という証拠は?それに俺が殺したと言うなら矛盾が起きている」
「それは?」
「輝人が俺の部屋に来たのが8時頃なのは確認済みなんだろ それから25分後に輝人は死んでいる 例え俺が輝人を早い段階で殺していたとして、睡眠薬を回収して黒木と遠藤を探し出して投与するのは時間的に厳しいのではないか?」
全く冷静な反論だった
それに俯いていた三鷹が静かに言葉を発した
「武器庫を調べた時、明らかに使われて量が減った睡眠薬のビンがあったわ、、」
そう発言してから無言になる
亜久里が「だとよ」と返すと真部は
「それが分かったとて時間的矛盾を解決することはできない」
と強気に返した
切り時だ
残念だがその矛盾は今から解消される
亜久里が詩音に目配せした
「私、お父さんの部屋の隣から声を聞いたんです」
詩音が真っ向から事実を突きつける
「輝人の怒鳴り声を8時20分くらいに」
真部がやはりという顔で余裕に口を開ける
「ほらな そうなると5分で俺は2人をねむらせて部屋に戻り、吊るす必要がある 不可能だ」
亜久里は強く反発した
「いやそれは違うな! これを見ろ」
懐から取り出した録音機が真部の目に焼き付けられる
「待て!なんだそれは!」
「お前の部屋から出てきた録音機だ どんなもんが録音されてるかな」
「そんなもの知らん!」という豪語も聞かずして再生ボタンを押した
「だから!!帰ってこないんだよ!あんたが殺した命は帰ってこないんだよ!!」
輝人の怒りで言葉遣いもめちゃくちゃになった声が食堂に響く
「詩音 父さんの部屋で聞いたのはこの言葉か?」
亜久里の質問に詩音は頷いた
「これでお前は輝人がこの時間には生きているという錯覚を起こしたかったんだろ」
要は時間逸らし
8時頃に来た輝人の怒鳴りを一部録音し、殺害、
睡眠薬で2人を眠らせてから自室に戻り、録音を再生、隣の部屋にいる詩音にあたかもこの時間には生きていると錯覚させ、8時20分から25分の間に全ての偽装工作を行ったという不可能なことを想像させ、時間的に無理だという判断を周囲にもさせたかったのだろう
「おつかれさん捜査一課さん 詰めが甘かったな」
25分あれば2人を眠らせて部屋に帰ることは可能だろう
「ま、まだおかしな点がある!!」
真部がいよいよ焦ったように反論する
「睡眠薬入りのビンは武器庫に戻っていたんだろ 25分の間に武器庫にまで行ったらカフェルームにいた奴らに確認されてもおかしくないんじゃないか」
それはあまりにも惨めな反抗だった
亜久里がため息をついて頭を伏せたお嬢様に視線を向けた
「ビンは武器庫のどこにあったんだ」
ぶつぶつと返答する
「着色ビンが並べられた中にひとつだけポツンと透明ビンが置かれていたわ、それが睡眠薬のビンよ」
亜久里がそれを聞いて真部に視線を移した
「なら、それはこの館にあったもんじゃねぇな」
再び懐から睡眠薬入りのビンを出した
「これは私が前の会議終了後に武器庫の透明ビンが並べられたところから回収した睡眠薬入りビンだ」
真部の顔があおざめる
「ちょっと寝たくてな 武器庫から取ったんだが、これ以外に睡眠薬なんてなかったと思うんだ じゃあ、お嬢様らが見つけた睡眠薬って誰のものなんだろうな」
不敵に分かっている疑問を真部に強気にぶつけた
真部が自主的に持ってきた睡眠薬で2人を眠らせて、武器庫にそれを戻すことでこの館にあったものだと錯覚させたかったということだ
真部は黙った
これ以上の反発は意味無いものだと悟ったから
「じゃあ全員投票タイムだ 無様な刑事さんを拝もうぜ」
次々に手を挙げて白宮を呼び、耳元で呟く
三鷹と真部以外の全員の投票をし終えて定位置に戻った
「今回、吊るされるのは…」
分かりきったことだ
あの男に決まっていると全員が思った
だが、それはひっくり返る
「12番 三鷹瑠愛 だ」
三鷹と真部以外の参加者の目が見開いた
亜久里が驚きで机を叩いた
「お前ら!なにやってんだ!なんでお嬢様に入れてんだ!!」
最上が共感の声を上げようとした瞬間、白宮が怒りの声をあげた
「黙れ!!ヒツジ共!!今からは処刑時間だ!」
懐から取り出した拳銃の銃口が頭を伏せた三鷹に向けられる
バァン!!
銃弾が肉体を貫き、鮮血が床に飛び散った
食堂に釈然としない空気が流れた
誰も三鷹の言ったことに動じていないようだ
亜久里が机を叩いた
「死にたいなら勝手に死ね 私たちはお前を吊るす気なんてないし、私の中ではもうそこの警察官で確定なんだ」
真部に指を指して言った
指された真部は何も言わず、冷静に親身に話を聞いている
「関係ない、、私はどうでもいい、、」
何もかもかなぐり捨てた女の目に光はひとつもなく、ただ他人から殺されることを祈っていた
亜久里が頭をかきながら言う
「そんなにあのジジィが死んだことがショックかよ」
三鷹はその発言に嫌悪を感じて頭を丸めた
千鶴が亜久里を睨んだ
「今のは言い過ぎです」
「そうか?なら悪かった だが黙った」
これで邪魔する者はいないとばかりに口が弾んでいる
「おい自殺志願お嬢 お前の大好きなジィヤの秘密を知りたかったら私の推理をそのまま大人しく聞いとけ」
「…!」
三鷹は顔をうつ伏せたまま静かに頷いた
「じゃあ話を始めようか」
会議開始 数分前
2階 カフェテリア
各場所で捜査をし終えた三鷹と真部以外の参加者が集まって報告し合っていた
豊代は遺体の様子から足首に縄が縛られたのは死後であること、そして、市島が館の外に出た瞬間、撃ち殺されたことを話した
杉沢は黒木と遠藤が食堂で眠らされていたことを伝え、それは睡眠障害を利用した巧妙な策略によって作り出された状況だということを話した
詩音が真部の聴取で得た、輝人が8時頃に真部と口論して割とすぐに部屋を出ていったということを話した
その話で千鶴と杉沢が2人でカフェルームに向かう前に輝人が8号室に入っていったことを思い出し、真部の言う8時頃という時刻は正しいことも確認した
豊代が話をまとめに入った
「輝人くんが吊るされてきたのが8時半頃なので時間に矛盾なしですね ますます、真部さんが怪しい」
それに最上が疑問を投げた
「でも、輝人くんが真部さんの部屋を出たのが8時何分なのか分かりませんよね」
豊代がそのまま返す
「それは真部さんが輝人くんが部屋から出ていったという嘘をついている可能性があるのでなんとも言えませんね」
基本的に容疑者の言うことは信用に値しない、他者と事実であるという確認を取れれば信用することはできるが、輝人が真部の部屋から出ていったということはここにいる誰も把握していない
よって、信用することはできない
亜久里が思考する
黒木と遠藤が眠らされてたか…
普通に考えて死体を見られるのを防ぐためだろうが、それなら自分以外の全員を眠らさせるはずだよな、、
そこで亜久里が2人を異変があるのではと凝視した
「……!」
なにかに気づいた亜久里が黒木の短パンの先端を掴んだ
「え、なになになに」
戸惑う黒木を無視してその違和感を目に焼きつける
短パンの先端に白い跡がついている
「おいジジィこりゃなんだ」
豊代をジジィ呼ばわりして跡を確認させた
「おそらく粉の跡ですね ここにありそうなものを考えると違法薬物か睡眠薬ですね」
睡眠薬…
「亜久里さん その白い跡 真部さんの部屋でも見ませんでしたか」
共に調査した詩音が亜久里に話しかける
「あぁ、床にひかれたマットシートに着いてたな」
そこで遠藤が口を挟む
「僕たちを眠らせたのは刑事さんということかな」
「ああ それにこんなのも見つかった」
亜久里が懐から携帯式の録音機を取り出した
「これはあいつの部屋から見つかった録音機だ これを再生すると」
録音機の再生ボタンを親指で強く押した
録音機から流れてきたのはまさかの声だった
「だから!! 帰ってこないんだよ!あんたが殺した命は帰ってこないんだよ!!」
輝人の豪語
それは録音機で録音されたような少しノイズが入った音だった
「なんのために録音してたのかは知らんがわざわざこんなもん録音する必要があると思うか?」
全員の中でますます真部が怪しくなった
「亜久里さん」
詩音が再び、なにか物申そうとする
「それについてなんですが かなり確信に近いものを今思い出しました」
「そりゃなんだ」
「それは…」
その話を区切るように悪魔の声がアナウンスされる
『12番 三鷹 瑠愛 によって会議が宣言された
参加者は速やかに食堂へ集まり、協議し、処刑人を吊るせ』
この場の全員が動揺した
三鷹の予想できない行動で操作報告と推理が中断されたのだ
だが、その中で確信を持って不敵に笑った者がいた
現在 会議中
亜久里は録音機以外のことを全て話した
「以上より最も怪しいのは真部であると言えるだろ? 反論はあるか?」
亜久里が真部に視線を送ると真部はピクリともせずただ冷静に口を開いた
「その白い粉とやらが睡眠薬という証拠は?それに俺が殺したと言うなら矛盾が起きている」
「それは?」
「輝人が俺の部屋に来たのが8時頃なのは確認済みなんだろ それから25分後に輝人は死んでいる 例え俺が輝人を早い段階で殺していたとして、睡眠薬を回収して黒木と遠藤を探し出して投与するのは時間的に厳しいのではないか?」
全く冷静な反論だった
それに俯いていた三鷹が静かに言葉を発した
「武器庫を調べた時、明らかに使われて量が減った睡眠薬のビンがあったわ、、」
そう発言してから無言になる
亜久里が「だとよ」と返すと真部は
「それが分かったとて時間的矛盾を解決することはできない」
と強気に返した
切り時だ
残念だがその矛盾は今から解消される
亜久里が詩音に目配せした
「私、お父さんの部屋の隣から声を聞いたんです」
詩音が真っ向から事実を突きつける
「輝人の怒鳴り声を8時20分くらいに」
真部がやはりという顔で余裕に口を開ける
「ほらな そうなると5分で俺は2人をねむらせて部屋に戻り、吊るす必要がある 不可能だ」
亜久里は強く反発した
「いやそれは違うな! これを見ろ」
懐から取り出した録音機が真部の目に焼き付けられる
「待て!なんだそれは!」
「お前の部屋から出てきた録音機だ どんなもんが録音されてるかな」
「そんなもの知らん!」という豪語も聞かずして再生ボタンを押した
「だから!!帰ってこないんだよ!あんたが殺した命は帰ってこないんだよ!!」
輝人の怒りで言葉遣いもめちゃくちゃになった声が食堂に響く
「詩音 父さんの部屋で聞いたのはこの言葉か?」
亜久里の質問に詩音は頷いた
「これでお前は輝人がこの時間には生きているという錯覚を起こしたかったんだろ」
要は時間逸らし
8時頃に来た輝人の怒鳴りを一部録音し、殺害、
睡眠薬で2人を眠らせてから自室に戻り、録音を再生、隣の部屋にいる詩音にあたかもこの時間には生きていると錯覚させ、8時20分から25分の間に全ての偽装工作を行ったという不可能なことを想像させ、時間的に無理だという判断を周囲にもさせたかったのだろう
「おつかれさん捜査一課さん 詰めが甘かったな」
25分あれば2人を眠らせて部屋に帰ることは可能だろう
「ま、まだおかしな点がある!!」
真部がいよいよ焦ったように反論する
「睡眠薬入りのビンは武器庫に戻っていたんだろ 25分の間に武器庫にまで行ったらカフェルームにいた奴らに確認されてもおかしくないんじゃないか」
それはあまりにも惨めな反抗だった
亜久里がため息をついて頭を伏せたお嬢様に視線を向けた
「ビンは武器庫のどこにあったんだ」
ぶつぶつと返答する
「着色ビンが並べられた中にひとつだけポツンと透明ビンが置かれていたわ、それが睡眠薬のビンよ」
亜久里がそれを聞いて真部に視線を移した
「なら、それはこの館にあったもんじゃねぇな」
再び懐から睡眠薬入りのビンを出した
「これは私が前の会議終了後に武器庫の透明ビンが並べられたところから回収した睡眠薬入りビンだ」
真部の顔があおざめる
「ちょっと寝たくてな 武器庫から取ったんだが、これ以外に睡眠薬なんてなかったと思うんだ じゃあ、お嬢様らが見つけた睡眠薬って誰のものなんだろうな」
不敵に分かっている疑問を真部に強気にぶつけた
真部が自主的に持ってきた睡眠薬で2人を眠らせて、武器庫にそれを戻すことでこの館にあったものだと錯覚させたかったということだ
真部は黙った
これ以上の反発は意味無いものだと悟ったから
「じゃあ全員投票タイムだ 無様な刑事さんを拝もうぜ」
次々に手を挙げて白宮を呼び、耳元で呟く
三鷹と真部以外の全員の投票をし終えて定位置に戻った
「今回、吊るされるのは…」
分かりきったことだ
あの男に決まっていると全員が思った
だが、それはひっくり返る
「12番 三鷹瑠愛 だ」
三鷹と真部以外の参加者の目が見開いた
亜久里が驚きで机を叩いた
「お前ら!なにやってんだ!なんでお嬢様に入れてんだ!!」
最上が共感の声を上げようとした瞬間、白宮が怒りの声をあげた
「黙れ!!ヒツジ共!!今からは処刑時間だ!」
懐から取り出した拳銃の銃口が頭を伏せた三鷹に向けられる
バァン!!
銃弾が肉体を貫き、鮮血が床に飛び散った
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