35 / 69
鍛冶の街 グレンコット
第29話 鍛冶の街 グレンコット
しおりを挟む
目移りしてしまうというのは、こういうことなんだろうか?
グレンコットの街の大通り……。
そこには鍛冶工房がずらりと軒を連ねていた。
あたりはもうもうと煙に覆われる。
「ゴホッゴホッ。凄いですわね」
ああ、ここが夢にまで見た鍛冶の街だ。
「あっ。お兄ちゃん、あそこに美味しそうな串があるよ」
む?
あの人は……。
むむ!!
あの人も……。
うわっ!
あの人までいるのか……。
凄すぎるな。
まるで鍛冶師の見本市のように有名人がたくさんいるぞ。
ああ、こんなところで自分の鍛冶工房を開けたら……。
「ちょっと!! 聞いているんですの?」
「ぶーっ!!」
ん?
なんで、二人に睨まれているんだ?
「えっと……どうかした?」
「どうかした? ではありませんわ。ずっと私達の話を無視して……そんなに私達と一緒なのが嫌なんですの?」
困ったな……。
「いえ、そんなことは。むしろ、光栄で。その……手もつなげて、嬉しいなぁって……」
「まぁっ!」
やっぱり、フェリシラ様はキレイだよなぁ……。
「ねぇ、お兄ちゃん。あれ、食べてきていい?」
「ん? ああ。いいぞ。ちゃんと、お金持ったか?」
何だ、その顔は。
「しょうがないな。余り無駄遣いするなよ。それと僕達のご飯もちゃんとリサーチしてくるんだよ」
「らじゃぁ!」
まったく……。
「アリーシャちゃんには随分と甘いのですね?」
……そうかなぁ?
どちらかというと、安値で働いてもらっているから給料の補填的な意味合いが強いんだけど。
それでも、あまりこういう事はやらないほうがいいのかな?
やっぱり、公爵令嬢ともなると、こういう事には厳しくなるんだろうか?
アリーシャにやったみたいに、フェリシラ様にしたら、怒られるのかな?
「あの……フェリシラ様にも何か、買いましょうか?」
「えっ!? いいんですの? ……いえ、止めておきます。買って頂く理由がありませんから」
一瞬だけ、すごく嬉しそうな顔をしたのは気のせいかな……。
だったら……。
「もうちょっと先に行きましょうか」
「ええ」
あれ?
なんだか、すごく緊張するぞ。
ああ、フェリシラ様と二人だけで手を繋いでいるからか……。
なんか、これって……デートみたい?
どうしよう……何を話せばいいんだ?
「……」
「……」
ヤバイ。無言が続いているぞ……。
ん?
あれって……
「フェリシラ様。ちょっと、あれを見てもいいですか?」
「ええ」
僕の目を引いたのは、一つの店だった。
露天商のように、商品が地面に置かれているだけだ。
周りからは一切見向きもされていなかったけど、僕にはすごく興味が湧いた。
だって……。
「これは魔道具ですよね?」
「いらっしゃい。そうだよ。といっても、ガラクタみたいなものだけどね」
そうなのかな?
どれもが装飾品としては、とても素晴らしいものだと思う。
その上、魔道具だなんて……
「これって、どうやって作っているんですか?」
「ん? お兄さんも鍛冶師なのかな?」
どうして、そんな事を……。
「なに、こんなものに興味を持つのは鍛冶師くらいなものだからね」
……確かにそうかもしれないな。
魔道具の歴史は古いが、どれもが遊び道具の領域を出ることはない。
最近までは……。
それでも、子供に贈られる事がほとんどだ。
「これはなんですか?」
「ああ。『拡大』というスキルが入っているよ。これで物を見ると……ほら、ちょっと大きくなるだろ?」
なるほど……。
ちょっと便利だな。
でも、このために買いたい……と言う程ではない。
「これは?」
僕はそれぞれを聞いたが、やはり、性能はいまいちだ。
どちらかというと、装飾品としての価値のほうが高そうだな。
「この元になるスキルはどうやって手に入れるんですか?」
「そんなことも知らないのか? ダンジョンだよ。スキル玉って言ってね。そこで簡単に手に入るよ」
へぇ……。
ダンジョンか。
僕には無縁の存在と思えていたけど、スキル玉が手に入るなら、ちょっと行ってみたいかも。
「スキル玉って、もしかしてこれ?」
「ああ、そうだよ」
宝石だと思っていたけど……これが。
すごくキレイな石なんだな。
スキルがなくても、これだけで価値がある気がする。
「どうするんだい? 何か、買っていかないか?」
……ここまで話しておいて、買わないのはなぁ……。
そうだ……。
僕は一つを指差した。
「ありがとうよ。また、おいで」
金貨一枚……決して、安い買い物ではなかった。
だけど……。
「フェリシラ様。これをどうぞ」
「えっ? いや、でも……」
僕はこれをフェリシラ様へのプレゼントにしようと思っていたんだ。
「『感知』というスキルが入っているみたいですよ。ほら、人が近づくと……」
「ちょ、ライル、近すぎますわ」
こうしないと、実演できないんだよな……
「ブレスレットが光るんですよ。面白いですよね」
「えっと……でも、私、受け取ることなんて出来ません。その……ライルには返しきれない恩があって、それも返していないのに……」
本当に律儀な人だな。
僕は本当にフェリシラ様に恩を売るなんて、そんなつもりはないんだ。
彼女の笑顔さえ見られれば……
「でも、せっかく買ったので受け取ってくださいよ。それとも、アリーシャに渡そうかな?」
「いえ! 折角のご厚意ですものね。受け取らねば、公爵家の恥。有難く、受け取らせていただきますわ」
良かった……。
彼女の腕にブレスレットを装着すると、ピカピカと輝き出した。
「キレイね……」
彼女の表情に胸の高鳴りを覚えた。
フェリシラ様のほうがずっとキレイだ。
そんな事を考えていたが……とても言えないな。
「じゃ、じゃあ、次の場所に行きましょうか」
「……」
そんなにブレスレットが欲しかったのかな?
まぁ、喜んでくれるのはすごく嬉しいけど。
「フェリシラ様。前を見ないと危ないですよ」
「……キレイねぇ」
ダメだ。
一旦、どこかで休もう……。
「アリーシャ!!」
僕は叫んだ。
別に無駄に叫んだわけではない。
「なに?」
流石だな。
「ここらで、休憩できるところはないか? 出来れば、食事も取れるといい」
「こっちにね、とっても美味しそうなお店があったよ」
この子はきっと素晴らしいガイドになれると思う。
もっとも、食べ物限定だけど。
「結構食べたのか?」
「まだまだ!!」
そうか……食い気があって、いいことだな。
「お姉ちゃん、そのブレスレット、かわいいね」
「……」
「今はそっとしておこう」
「そうなの?」
フェリシラ様と会話が出来たのは、食事が届いてからだった……。
グレンコットの街の大通り……。
そこには鍛冶工房がずらりと軒を連ねていた。
あたりはもうもうと煙に覆われる。
「ゴホッゴホッ。凄いですわね」
ああ、ここが夢にまで見た鍛冶の街だ。
「あっ。お兄ちゃん、あそこに美味しそうな串があるよ」
む?
あの人は……。
むむ!!
あの人も……。
うわっ!
あの人までいるのか……。
凄すぎるな。
まるで鍛冶師の見本市のように有名人がたくさんいるぞ。
ああ、こんなところで自分の鍛冶工房を開けたら……。
「ちょっと!! 聞いているんですの?」
「ぶーっ!!」
ん?
なんで、二人に睨まれているんだ?
「えっと……どうかした?」
「どうかした? ではありませんわ。ずっと私達の話を無視して……そんなに私達と一緒なのが嫌なんですの?」
困ったな……。
「いえ、そんなことは。むしろ、光栄で。その……手もつなげて、嬉しいなぁって……」
「まぁっ!」
やっぱり、フェリシラ様はキレイだよなぁ……。
「ねぇ、お兄ちゃん。あれ、食べてきていい?」
「ん? ああ。いいぞ。ちゃんと、お金持ったか?」
何だ、その顔は。
「しょうがないな。余り無駄遣いするなよ。それと僕達のご飯もちゃんとリサーチしてくるんだよ」
「らじゃぁ!」
まったく……。
「アリーシャちゃんには随分と甘いのですね?」
……そうかなぁ?
どちらかというと、安値で働いてもらっているから給料の補填的な意味合いが強いんだけど。
それでも、あまりこういう事はやらないほうがいいのかな?
やっぱり、公爵令嬢ともなると、こういう事には厳しくなるんだろうか?
アリーシャにやったみたいに、フェリシラ様にしたら、怒られるのかな?
「あの……フェリシラ様にも何か、買いましょうか?」
「えっ!? いいんですの? ……いえ、止めておきます。買って頂く理由がありませんから」
一瞬だけ、すごく嬉しそうな顔をしたのは気のせいかな……。
だったら……。
「もうちょっと先に行きましょうか」
「ええ」
あれ?
なんだか、すごく緊張するぞ。
ああ、フェリシラ様と二人だけで手を繋いでいるからか……。
なんか、これって……デートみたい?
どうしよう……何を話せばいいんだ?
「……」
「……」
ヤバイ。無言が続いているぞ……。
ん?
あれって……
「フェリシラ様。ちょっと、あれを見てもいいですか?」
「ええ」
僕の目を引いたのは、一つの店だった。
露天商のように、商品が地面に置かれているだけだ。
周りからは一切見向きもされていなかったけど、僕にはすごく興味が湧いた。
だって……。
「これは魔道具ですよね?」
「いらっしゃい。そうだよ。といっても、ガラクタみたいなものだけどね」
そうなのかな?
どれもが装飾品としては、とても素晴らしいものだと思う。
その上、魔道具だなんて……
「これって、どうやって作っているんですか?」
「ん? お兄さんも鍛冶師なのかな?」
どうして、そんな事を……。
「なに、こんなものに興味を持つのは鍛冶師くらいなものだからね」
……確かにそうかもしれないな。
魔道具の歴史は古いが、どれもが遊び道具の領域を出ることはない。
最近までは……。
それでも、子供に贈られる事がほとんどだ。
「これはなんですか?」
「ああ。『拡大』というスキルが入っているよ。これで物を見ると……ほら、ちょっと大きくなるだろ?」
なるほど……。
ちょっと便利だな。
でも、このために買いたい……と言う程ではない。
「これは?」
僕はそれぞれを聞いたが、やはり、性能はいまいちだ。
どちらかというと、装飾品としての価値のほうが高そうだな。
「この元になるスキルはどうやって手に入れるんですか?」
「そんなことも知らないのか? ダンジョンだよ。スキル玉って言ってね。そこで簡単に手に入るよ」
へぇ……。
ダンジョンか。
僕には無縁の存在と思えていたけど、スキル玉が手に入るなら、ちょっと行ってみたいかも。
「スキル玉って、もしかしてこれ?」
「ああ、そうだよ」
宝石だと思っていたけど……これが。
すごくキレイな石なんだな。
スキルがなくても、これだけで価値がある気がする。
「どうするんだい? 何か、買っていかないか?」
……ここまで話しておいて、買わないのはなぁ……。
そうだ……。
僕は一つを指差した。
「ありがとうよ。また、おいで」
金貨一枚……決して、安い買い物ではなかった。
だけど……。
「フェリシラ様。これをどうぞ」
「えっ? いや、でも……」
僕はこれをフェリシラ様へのプレゼントにしようと思っていたんだ。
「『感知』というスキルが入っているみたいですよ。ほら、人が近づくと……」
「ちょ、ライル、近すぎますわ」
こうしないと、実演できないんだよな……
「ブレスレットが光るんですよ。面白いですよね」
「えっと……でも、私、受け取ることなんて出来ません。その……ライルには返しきれない恩があって、それも返していないのに……」
本当に律儀な人だな。
僕は本当にフェリシラ様に恩を売るなんて、そんなつもりはないんだ。
彼女の笑顔さえ見られれば……
「でも、せっかく買ったので受け取ってくださいよ。それとも、アリーシャに渡そうかな?」
「いえ! 折角のご厚意ですものね。受け取らねば、公爵家の恥。有難く、受け取らせていただきますわ」
良かった……。
彼女の腕にブレスレットを装着すると、ピカピカと輝き出した。
「キレイね……」
彼女の表情に胸の高鳴りを覚えた。
フェリシラ様のほうがずっとキレイだ。
そんな事を考えていたが……とても言えないな。
「じゃ、じゃあ、次の場所に行きましょうか」
「……」
そんなにブレスレットが欲しかったのかな?
まぁ、喜んでくれるのはすごく嬉しいけど。
「フェリシラ様。前を見ないと危ないですよ」
「……キレイねぇ」
ダメだ。
一旦、どこかで休もう……。
「アリーシャ!!」
僕は叫んだ。
別に無駄に叫んだわけではない。
「なに?」
流石だな。
「ここらで、休憩できるところはないか? 出来れば、食事も取れるといい」
「こっちにね、とっても美味しそうなお店があったよ」
この子はきっと素晴らしいガイドになれると思う。
もっとも、食べ物限定だけど。
「結構食べたのか?」
「まだまだ!!」
そうか……食い気があって、いいことだな。
「お姉ちゃん、そのブレスレット、かわいいね」
「……」
「今はそっとしておこう」
「そうなの?」
フェリシラ様と会話が出来たのは、食事が届いてからだった……。
0
あなたにおすすめの小説
最遅で最強のレベルアップ~経験値1000分の1の大器晩成型探索者は勤続10年目10度目のレベルアップで覚醒しました!~
ある中管理職
ファンタジー
勤続10年目10度目のレベルアップ。
人よりも貰える経験値が極端に少なく、年に1回程度しかレベルアップしない32歳の主人公宮下要は10年掛かりようやくレベル10に到達した。
すると、ハズレスキル【大器晩成】が覚醒。
なんと1回のレベルアップのステータス上昇が通常の1000倍に。
チートスキル【ステータス上昇1000】を得た宮下はこれをきっかけに、今まで出会う事すら想像してこなかったモンスターを討伐。
探索者としての知名度や地位を一気に上げ、勤めていた店は討伐したレアモンスターの肉と素材の販売で大繁盛。
万年Fランクの【永遠の新米おじさん】と言われた宮下の成り上がり劇が今幕を開ける。
【完結】異世界で魔道具チートでのんびり商売生活
シマセイ
ファンタジー
大学生・誠也は工事現場の穴に落ちて異世界へ。 物体に魔力を付与できるチートスキルを見つけ、 能力を隠しつつ魔道具を作って商業ギルドで商売開始。 のんびりスローライフを目指す毎日が幕を開ける!
【状態異常耐性】を手に入れたがパーティーを追い出されたEランク冒険者、危険度SSアルラウネ(美少女)と出会う。そして幸せになる。
シトラス=ライス
ファンタジー
万年Eランクで弓使いの冒険者【クルス】には目標があった。
十数年かけてため込んだ魔力を使って課題魔法を獲得し、冒険者ランクを上げたかったのだ。
そんな大事な魔力を、心優しいクルスは仲間の危機を救うべく"状態異常耐性"として使ってしまう。
おかげで辛くも勝利を収めたが、リーダーの魔法剣士はあろうことか、命の恩人である彼を、嫉妬が原因でパーティーから追放してしまう。
夢も、魔力も、そしてパーティーで唯一慕ってくれていた“魔法使いの後輩の少女”とも引き離され、何もかもをも失ったクルス。
彼は失意を酩酊でごまかし、死を覚悟して禁断の樹海へ足を踏み入れる。そしてそこで彼を待ち受けていたのは、
「獲物、来ましたね……?」
下半身はグロテスクな植物だが、上半身は女神のように美しい危険度SSの魔物:【アルラウネ】
アルラウネとの出会いと、手にした"状態異常耐性"の力が、Eランク冒険者クルスを新しい人生へ導いて行く。
*前作DSS(*パーティーを追い出されたDランク冒険者、声を失ったSSランク魔法使い(美少女)を拾う。そして癒される)と設定を共有する作品です。単体でも十分楽しめますが、前作をご覧いただくとより一層お楽しみいただけます。
また三章より、前作キャラクターが多数登場いたします!
【完結】スキルを作って習得!僕の趣味になりました
すみ 小桜(sumitan)
ファンタジー
《ファンタジー小説大賞エントリー作品》 どんなスキル持ちかによって、人生が決まる。生まれ持ったスキルは、12歳過ぎから鑑定で見えるようになる。ロマドは、4度目の15歳の歳の鑑定で、『スキル錬金』という優秀なスキルだと鑑定され……たと思ったが、錬金とつくが熟練度が上がらない!結局、使えないスキルとして一般スキル扱いとなってしまった。
どうやったら熟練度が上がるんだと思っていたところで、熟練度の上げ方を発見!
スキルの扱いを錬金にしてもらおうとするも却下された為、仕方なくあきらめた。だが、ふと「作成条件」という文字が目の前に見えて、その条件を達してみると、新しいスキルをゲットした!
天然ロマドと、タメで先輩のユイジュの突っ込みと、チェトの可愛さ(ロマドの主観)で織りなす、スキルと笑いのアドベンチャー。
能力『ゴミ箱』と言われ追放された僕はゴミ捨て町から自由に暮らすことにしました
御峰。
ファンタジー
十歳の時、貰えるギフトで能力『ゴミ箱』を授かったので、名門ハイリンス家から追放された僕は、ゴミの集まる町、ヴァレンに捨てられる。
でも本当に良かった!毎日勉強ばっかだった家より、このヴァレン町で僕は自由に生きるんだ!
これは、ゴミ扱いされる能力を授かった僕が、ゴミ捨て町から幸せを掴む為、成り上がる物語だ――――。
隠して忘れていたギフト『ステータスカスタム』で能力を魔改造 〜自由自在にカスタマイズしたら有り得ないほど最強になった俺〜
桜井正宗
ファンタジー
能力(スキル)を隠して、その事を忘れていた帝国出身の錬金術師スローンは、無能扱いで大手ギルド『クレセントムーン』を追放された。追放後、隠していた能力を思い出しスキルを習得すると『ステータスカスタム』が発現する。これは、自身や相手のステータスを魔改造【カスタム】できる最強の能力だった。
スローンは、偶然出会った『大聖女フィラ』と共にステータスをいじりまくって最強のステータスを手に入れる。その後、超高難易度のクエストを難なくクリア、無双しまくっていく。その噂が広がると元ギルドから戻って来いと頭を下げられるが、もう遅い。
真の仲間と共にスローンは、各地で暴れ回る。究極のスローライフを手に入れる為に。
病弱少年が怪我した小鳥を偶然テイムして、冒険者ギルドの採取系クエストをやらせていたら、知らないうちにLV99になってました。
もう書かないって言ったよね?
ファンタジー
ベッドで寝たきりだった少年が、ある日、家の外で怪我している青い小鳥『ピーちゃん』を助けたことから二人の大冒険の日々が始まった。
役立たずと言われダンジョンで殺されかけたが、実は最強で万能スキルでした !
本条蒼依
ファンタジー
地球とは違う異世界シンアースでの物語。
主人公マルクは神聖の儀で何にも反応しないスキルを貰い、絶望の淵へと叩き込まれる。
その役に立たないスキルで冒険者になるが、役立たずと言われダンジョンで殺されかけるが、そのスキルは唯一無二の万能スキルだった。
そのスキルで成り上がり、ダンジョンで裏切った人間は落ちぶれざまあ展開。
主人公マルクは、そのスキルで色んなことを解決し幸せになる。
ハーレム要素はしばらくありません。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる