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スラム編
第13話 人間以外の種族の話
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再び、ガーフェの屋敷を訪ねることにした。ただ、僕一人では心もとない。ガーフェ一人を相手にするなら問題はないんだけど、向こうはなんというか変態の巣窟みたいな場所だ。心の拠り所が欲しくなってしまう。
師匠? 来てくれるわけがない。とりあえず、ニッジの御見舞を兼ねて、様子を見に行くことにした。もしかしたら、一緒に行ってくれるかも知れないという淡い期待をして。
「ロラン様。今日も麗しいお姿を拝見できて、幸せです。畑の様子でも見にいらっしゃたんですか? 今日も子供たちが収穫をしておりますから、明日にでも炊き出しをする予定なんですよ」
今日もマリアは優しく僕に微笑みけてくる。僕は直視できないでいた。マリアの裸を見て以降、目に焼き付いてしまって何をしても離れないのだ。師匠で見慣れているはずなのに、他の女性だから違うのかな?
僕の様子にマリアが心配そうな声を掛けてくるけど、理由なんて言えたもんじゃない。いや、言ったら余計大変なことになりそうな予感が子供でも感じてしまう。
「大丈夫です。最近はいろいろありましたから。炊き出しも順調そうで良かったです。僕もお手伝いしますから」
「それは嬉しいです。やっぱりロラン様がいるだけで子供たちが喜びますから」
そう言ってもらえると、嬉しいな。でもマリアが近づいてくると、気恥ずかしくてどうしても距離を取ってしまう。
「やっぱりロラン様の様子がおかしいですよ。まさか……」
なぜかマリアが愕然とした表情を浮かべ、「許さないです」と小さく呟いていた。なんか僕が声を掛けられない雰囲気だったので、話を変えることにした。ニッジのお見舞いが出来るか聞いてみたが、マリアは首を振るだけだった。まさか、そんなに状態が悪いのだろうか?
「体には何も問題はないのですが……その男性を見るとなんというか、様子が変わってしまうのです」
そうだよな。あんな凄惨な場面を見たら、ショックも受けてしまうよな。そうなると、しばらくはガーフェのところに連れていくのは難しいかも知れないな。となると、僕一人で行くのか……不安だな。
「ガーフェ様のところに行かれるのですか? でしたら……」
僕は今、ガーフェと対面している。相変わらず、怒っているような顔をしているが、僕になんとなく分かる気がする。ガーフェはちょっと怯えている。僕の横には凄い剣幕のマリアがいるからだ。
「ロラン様になんてものを見せたんですか!!」
マリアはガーフェに会うなり、開口一番がこれだった。これにはガーフェもたじろいでしまったのか、言葉がでない様子だ。マリアが怒っている様な姿を見るのはこれが初めてかも知れないな。
「ロラン様が……私をちょっと避けるんです。この屋敷を離れてからだから間違いありません。どうしてくれるんですか⁉」
「いや、あの……」
マリアは畳み掛けるが、ガーフェはただ嵐が去るのを待っている様子だ。隣にはしっかりと美女風の男が立っているが、二人共マリアの剣幕に恐れおののいているようだ。マリアって何者?
「シスター。僕は大丈夫ですから。そんなにガーフェ様を怒らないでください」
「いいえ。ここはしっかりと灸を据えておかねばなりません。いくらガーフェ様と言えども、私のロラン様に悪影響を及ぼすことは断じて許されないのです」
……どうしよう。今更言えない。僕がマリアと距離を置いている理由が、マリアの裸を見たことが原因だなんて。済まない!! ガーフェ。
結局、ガーフェと美女風の男が土下座をすることでマリアの溜飲は降りたようだ。そして、もう二度と僕の前で情事は繰り広げないことを約束させられていた。まぁ、それはありがたいからマリアに怒ってもらって良かったと思ってしまった。
「それじゃあ、私は子供たちが心配なので帰りますね。本当はロラン様と一緒に居たのにですが……」
マリアは涙目になって名残惜しそうに去っていった。僕はホッとして、ガーフェもホッとしているようだ。ガーフェは僕と目があると、再び土下座をしてきたので、立ち上がるように促した。なんか、色々すみません。
「シスターが怒鳴り込んでくるとは思ってもいませんでしたなぁ。いやはや、恐ろしさで肝が潰れてしまいましたよ」
ガーフェの表情はなんとなく恐怖を感じている怒った顔から、普通の怒った顔に戻っていた。
「シスターがここに行くって言った時は、こうなるとは想像もしていませんでしたよ。それにしてもガーフェ様でも恐怖を感じることなんてあるんですね。意外でした」
「何をおっしゃいますか。このスラムで敵に回してはいけない一人ですぞ。あの美しい顔の裏には……」
ちなみに師匠もその一人に数えられていて、実は僕も加わっているらしい。もっとも僕の場合は師匠のところで暮らしているだけが理由みたいだけど。
「師匠から聞いたんですけど、シスターってかなりスラムに長く住んでいるって聞きましたけど」
「その通りです。ご存知の通り、このスラムは旧都にあります。あの教会は旧都でもっとも大きなもので、そこの教会長をしておられたのがシスターなのです」
教会長がなんでシスターって呼ばれているんだ?
「今では教会とは名ばかりですからな。一応、フォックス教の教えをしているみたいですが、教会からの支援はいっさいありませんので。シスターという呼び方はマリア様の希望で、孤児院の院長という意味でそう呼ばせてもらっております」
そうだったのか……何も知らなかったな。教会長って立場がどれ程のものかわからないけど、きっと凄く偉い人だったんだろうな。
「それはもちろん。フォックス教は王国最大の信徒を抱える教会です。かつての王都の教会の教会長といえば、教会内でも五本の指に入るほどの地位です」
ガーフェが手を広げて説明してくれる。ただ、ガーフェの人差し指が無くなっているのが気になった。
「気になりますか? これは帝国の矢を受けて負傷したもの。このせいで剣も握れず、引退に追い込まれたのですよ。かつては帝国を相当恨みましたが、まぁ、今の暮らしはさほど悪くはありませんから、怪我をしたのも良かったと思ってきました。妻がいる暮らし……いいものですぞ」
仲睦まじい二人を見ていると、なんだか羨まし……くならないな。不思議とまったく、感情が湧いてこない。それよりも再び情事が始まるのではないかという警戒心のほうが強い。僕はすぐに逃げ出せるように、足をドアの方に一歩近づけた。
それに気付いたガーフェは笑いながら、「今はしませんよ。それこそシスターに殺されてしまいますから」
そんなにマリアが怖いの? マリアって本当に何者なんだろうか? というか何歳なんだ? 普通に考えれば、ここが王都って呼ばれていたのは百年も前の話だって聞いたことがある。そうなると百歳以上……二十歳半ばくらいにしか見えないマリアの顔を想像して、とても信じられない気持ちになった。
「私は今でも信じていないのですが、教会長というのは本当だったようなので、疑うわけにもいきませんね。実はシスターは魔族と言われる我々とは違う種族の血を引いているという話なのです」
魔族? 聞いたことがないな。人間以外の種族なんているのか? そういえば亜人っていうのが帝国には多くいるって聞いたことがあるけど。
「かつて……千年ほど前のことです。人間、亜人、魔族はこの大陸で絶えず争いをしていたそうです」
魔族は長命な者が多く、魔法に優れている。亜人は力が強く、鋼の肉体を持っているものが多い。人間は二種族に比べれば力も魔力も劣るが、弱点を突く工夫する力がある。
そうガーフェに説明された。人間はその工夫により大陸の覇者となり、亜人と魔族は大陸の不毛な土地に追いやられたらしい。そして、百年前に亜人達が起こした国家がグラット帝国となり、人間の王国を再び侵略しだしたというのだ。
「魔族は閉じ込められてから、動きがないようです。帝国の快進撃の裏には魔族がいるという噂もありましたが、私が戦場で剣を振っていた時には魔族の影は無かったように思えます」
なるほど。王国と帝国の関係がなんとなく分かってきたぞ。そうなると……ん? なんでこんな話になったんだ? マリアだ。マリアが何者かって話からだ。
「ガーフェ様。それでマリアが魔族だって話は分かりました。疑いたい気持ちもよく分かります。魔族の事はまったく分からないですけど、人間と姿形が一緒なんですか?」
「それは私にもはっきりとは分かりません。なにせ魔族の話は千年も前の話。古文書の記録にも大して詳しくは載っていないのでしょう。魔族の話は私も人伝なもので。ただ、マリア様はどうやら魔族と人間の血を引いているのではというのがもっぱらの噂ですな。姿形が似ているのは、そのせいではないかと」
ふむ……どうやら誰も分からないようだ。とりあえず、マリアは長命だってこと。美人だってこと。そして優しいってこと。それだけ分かっていれば十分そうだな。でも、魔族と亜人の話はちょっと面白かったな。機会があったら、調べてみるのもいいかも知れないな。
「そういえば、ロラン様は今日はどういった御用なんでしょう?」
……すっかり忘れていた。
師匠? 来てくれるわけがない。とりあえず、ニッジの御見舞を兼ねて、様子を見に行くことにした。もしかしたら、一緒に行ってくれるかも知れないという淡い期待をして。
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僕の様子にマリアが心配そうな声を掛けてくるけど、理由なんて言えたもんじゃない。いや、言ったら余計大変なことになりそうな予感が子供でも感じてしまう。
「大丈夫です。最近はいろいろありましたから。炊き出しも順調そうで良かったです。僕もお手伝いしますから」
「それは嬉しいです。やっぱりロラン様がいるだけで子供たちが喜びますから」
そう言ってもらえると、嬉しいな。でもマリアが近づいてくると、気恥ずかしくてどうしても距離を取ってしまう。
「やっぱりロラン様の様子がおかしいですよ。まさか……」
なぜかマリアが愕然とした表情を浮かべ、「許さないです」と小さく呟いていた。なんか僕が声を掛けられない雰囲気だったので、話を変えることにした。ニッジのお見舞いが出来るか聞いてみたが、マリアは首を振るだけだった。まさか、そんなに状態が悪いのだろうか?
「体には何も問題はないのですが……その男性を見るとなんというか、様子が変わってしまうのです」
そうだよな。あんな凄惨な場面を見たら、ショックも受けてしまうよな。そうなると、しばらくはガーフェのところに連れていくのは難しいかも知れないな。となると、僕一人で行くのか……不安だな。
「ガーフェ様のところに行かれるのですか? でしたら……」
僕は今、ガーフェと対面している。相変わらず、怒っているような顔をしているが、僕になんとなく分かる気がする。ガーフェはちょっと怯えている。僕の横には凄い剣幕のマリアがいるからだ。
「ロラン様になんてものを見せたんですか!!」
マリアはガーフェに会うなり、開口一番がこれだった。これにはガーフェもたじろいでしまったのか、言葉がでない様子だ。マリアが怒っている様な姿を見るのはこれが初めてかも知れないな。
「ロラン様が……私をちょっと避けるんです。この屋敷を離れてからだから間違いありません。どうしてくれるんですか⁉」
「いや、あの……」
マリアは畳み掛けるが、ガーフェはただ嵐が去るのを待っている様子だ。隣にはしっかりと美女風の男が立っているが、二人共マリアの剣幕に恐れおののいているようだ。マリアって何者?
「シスター。僕は大丈夫ですから。そんなにガーフェ様を怒らないでください」
「いいえ。ここはしっかりと灸を据えておかねばなりません。いくらガーフェ様と言えども、私のロラン様に悪影響を及ぼすことは断じて許されないのです」
……どうしよう。今更言えない。僕がマリアと距離を置いている理由が、マリアの裸を見たことが原因だなんて。済まない!! ガーフェ。
結局、ガーフェと美女風の男が土下座をすることでマリアの溜飲は降りたようだ。そして、もう二度と僕の前で情事は繰り広げないことを約束させられていた。まぁ、それはありがたいからマリアに怒ってもらって良かったと思ってしまった。
「それじゃあ、私は子供たちが心配なので帰りますね。本当はロラン様と一緒に居たのにですが……」
マリアは涙目になって名残惜しそうに去っていった。僕はホッとして、ガーフェもホッとしているようだ。ガーフェは僕と目があると、再び土下座をしてきたので、立ち上がるように促した。なんか、色々すみません。
「シスターが怒鳴り込んでくるとは思ってもいませんでしたなぁ。いやはや、恐ろしさで肝が潰れてしまいましたよ」
ガーフェの表情はなんとなく恐怖を感じている怒った顔から、普通の怒った顔に戻っていた。
「シスターがここに行くって言った時は、こうなるとは想像もしていませんでしたよ。それにしてもガーフェ様でも恐怖を感じることなんてあるんですね。意外でした」
「何をおっしゃいますか。このスラムで敵に回してはいけない一人ですぞ。あの美しい顔の裏には……」
ちなみに師匠もその一人に数えられていて、実は僕も加わっているらしい。もっとも僕の場合は師匠のところで暮らしているだけが理由みたいだけど。
「師匠から聞いたんですけど、シスターってかなりスラムに長く住んでいるって聞きましたけど」
「その通りです。ご存知の通り、このスラムは旧都にあります。あの教会は旧都でもっとも大きなもので、そこの教会長をしておられたのがシスターなのです」
教会長がなんでシスターって呼ばれているんだ?
「今では教会とは名ばかりですからな。一応、フォックス教の教えをしているみたいですが、教会からの支援はいっさいありませんので。シスターという呼び方はマリア様の希望で、孤児院の院長という意味でそう呼ばせてもらっております」
そうだったのか……何も知らなかったな。教会長って立場がどれ程のものかわからないけど、きっと凄く偉い人だったんだろうな。
「それはもちろん。フォックス教は王国最大の信徒を抱える教会です。かつての王都の教会の教会長といえば、教会内でも五本の指に入るほどの地位です」
ガーフェが手を広げて説明してくれる。ただ、ガーフェの人差し指が無くなっているのが気になった。
「気になりますか? これは帝国の矢を受けて負傷したもの。このせいで剣も握れず、引退に追い込まれたのですよ。かつては帝国を相当恨みましたが、まぁ、今の暮らしはさほど悪くはありませんから、怪我をしたのも良かったと思ってきました。妻がいる暮らし……いいものですぞ」
仲睦まじい二人を見ていると、なんだか羨まし……くならないな。不思議とまったく、感情が湧いてこない。それよりも再び情事が始まるのではないかという警戒心のほうが強い。僕はすぐに逃げ出せるように、足をドアの方に一歩近づけた。
それに気付いたガーフェは笑いながら、「今はしませんよ。それこそシスターに殺されてしまいますから」
そんなにマリアが怖いの? マリアって本当に何者なんだろうか? というか何歳なんだ? 普通に考えれば、ここが王都って呼ばれていたのは百年も前の話だって聞いたことがある。そうなると百歳以上……二十歳半ばくらいにしか見えないマリアの顔を想像して、とても信じられない気持ちになった。
「私は今でも信じていないのですが、教会長というのは本当だったようなので、疑うわけにもいきませんね。実はシスターは魔族と言われる我々とは違う種族の血を引いているという話なのです」
魔族? 聞いたことがないな。人間以外の種族なんているのか? そういえば亜人っていうのが帝国には多くいるって聞いたことがあるけど。
「かつて……千年ほど前のことです。人間、亜人、魔族はこの大陸で絶えず争いをしていたそうです」
魔族は長命な者が多く、魔法に優れている。亜人は力が強く、鋼の肉体を持っているものが多い。人間は二種族に比べれば力も魔力も劣るが、弱点を突く工夫する力がある。
そうガーフェに説明された。人間はその工夫により大陸の覇者となり、亜人と魔族は大陸の不毛な土地に追いやられたらしい。そして、百年前に亜人達が起こした国家がグラット帝国となり、人間の王国を再び侵略しだしたというのだ。
「魔族は閉じ込められてから、動きがないようです。帝国の快進撃の裏には魔族がいるという噂もありましたが、私が戦場で剣を振っていた時には魔族の影は無かったように思えます」
なるほど。王国と帝国の関係がなんとなく分かってきたぞ。そうなると……ん? なんでこんな話になったんだ? マリアだ。マリアが何者かって話からだ。
「ガーフェ様。それでマリアが魔族だって話は分かりました。疑いたい気持ちもよく分かります。魔族の事はまったく分からないですけど、人間と姿形が一緒なんですか?」
「それは私にもはっきりとは分かりません。なにせ魔族の話は千年も前の話。古文書の記録にも大して詳しくは載っていないのでしょう。魔族の話は私も人伝なもので。ただ、マリア様はどうやら魔族と人間の血を引いているのではというのがもっぱらの噂ですな。姿形が似ているのは、そのせいではないかと」
ふむ……どうやら誰も分からないようだ。とりあえず、マリアは長命だってこと。美人だってこと。そして優しいってこと。それだけ分かっていれば十分そうだな。でも、魔族と亜人の話はちょっと面白かったな。機会があったら、調べてみるのもいいかも知れないな。
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